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2019年12月の記事

2019年12月 7日 (土)

新潟県民放子供向け番組放送の推移・昭和編の総括第三回(国産SF怪獣映画・アニメ映画編)

新潟県民放子供向け番組放送の推移・昭和編の総括第三回は、第一回「特撮編」と第二回「アニメ編」に引き続いて、国産SFや怪獣映画及びアニメ映画関連の放送史です。
新潟県の民放におけるこれら映画の放送は、調査を始めた昭和41年4月以降では昭和46年5月ゴールデンウィーク中にBSNで放送された時代劇ファンタジー「大魔神」が最初の事例のようです(ちなみにその直前の4月末には昭和34年に大映が製作した「四谷怪談」が放送されています)。
この年のゴールデンウィーク中にはこの後「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」も放送されていて、第二次怪獣ブームが湧き起こっていた最中の休日の午前中にこれら著名な作品をテレビで視聴できるとは、当時の子供たちにとって素晴らしいブレゼントであったことでしょう。
しかし「四谷怪談」「大魔神」「ガメラ対バルゴン」いずれも大映作品というのは、当時経営難の極みに達しつつあった大映が自社作品の放映権を格安で売ったという事情があったのかどうか。
他県の同時期の大映作品の放送状況を調べれば答えは見えてくると思うのですが。
閑話休題、この三作品放送の反響が大きかったからなのか、BSNはこの年の夏休み企画として、7月下旬から8月末の平日午前中に内外の特撮映画放送の大盤振る舞いを敢行しています。
国産作品では「宇宙大戦争」「大怪獣ガメラ」「ガメラ対ギャオス」「美女と液体人間」「電送人間」「大魔神(二回目)」「世界大戦争」「大巨獣ガッパ」「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」「妖怪百物語」「地球防衛軍」「大怪獣バラン」「ゴジラ」「ゴジラの逆襲」。
海外作品では「客船SOS大怪獣ダコヘドラの襲撃」「火星人地球大襲来」「激闘エーゲ海の大怪物」「大アマゾンの半魚人」「妖怪合成人間の恐怖」「ハエ男の恐怖」。
その種のマニア垂涎のラインナップであります、いや実に壮観。
またこれら作品は「ゴジラ」以外は新潟県の民放において以後放送の無いものばかり。
当時の子供たちにとってはまさに一期一会同然だったのです。

しかしこの後、国産の特撮映画のテレビ放送は途絶えてしまいます。
アニメ映画の放送も無く、子供たちにとっては不遇の時代がしばらく続きます。
NSTの「土曜映画劇場」や「日曜ロードショー」、BSNの「月曜ロードショー」は国産の子供向け映画なんぞ当時は鼻にも引っ掛けていませんから、国産怪獣映画の放送なんて全くありません。
もちろん当時はレンタルビデオなんて便利なモノはありませんし、新潟のような田舎では映画館でリバイバル上映の機会もありません。
そうした状況は昭和53年まで続きます。

かような閉塞状況を打ち破るきっかけになったのが、昭和53年8月29日朝06:18から08:55の枠でNSTが放送した映画「宇宙戦艦ヤマト」です。
当時のヤマトブームの波に乗ったNSTは夏休み企画として平日朝八時半の30分枠でテレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」を再放送していて、その最後を飾って堂々の放送と相成ったのが劇場版「宇宙戦艦ヤマト」でした。
私はこの放映は見た記憶が無く、今回の調査まではまさかこんな朝の時間帯に「ヤマト」劇場版が放送されていたとは全く知りませんでした。
朝八時半のテレビシリーズ再放送は見ていた記憶があるのですけれど、なんでこの時は見逃したのか、早起きできなかったからなのかうーむ我ながら実に遺憾な事でしたわ。
この年はNSTで9月に「グレートマジンガー対ゲッターロボG」、10月に「決戦!大海獣」、11月には「UFOロボグレンダイザー対グレートマジンガー」を立て続けに放送。
「大海獣」と「グレンダイザー対グレートマジンガー」はこの時見た記憶があります。
グレートマジンガーが大好きな私はグレンダイザーにひけを取らないグレートの強さや相変わらずの毒舌べらんめぇの鉄也のアニキに釘付けになっていましたっけ。
一方BSNでは9月に「仮面ライダーV3対デストロン怪人」を放送。
新潟において昭和の劇場版仮面ライダー作品がテレビ放送されたのはこの時のみのようです。

昭和54年にはNSTで5月に「ゴジラ対メカゴジラ」、7月に「怪獣総進撃」を放送。
そして年末12月30日には「日曜ロードショー」で劇場版「ルパン三世」をテレビ初放送。
ちなみにこの「日曜ロードショー」は日本テレビ系「水曜ロードショー」の時差ネット番組で、昭和56年に日本テレビ系のTNNが開局するまではこの状態が続いていました。
この劇場版、所謂「ルパンVSマモー」は数あるルパン三世作品中、私が三番目に好きな作品でありまして(私的に一番好きなのはテレビ第一シリーズ「魔術師と呼ばれた男」、二番目は「脱獄のチャンスは一度」)、今なお円盤でよく見直す作品で記憶の上書きが激しく、この放送を見ていたかどうか定かではありません・・・
当時我が家は子供の夜九時以降のテレビ視聴原則禁止がルールだったので、見ていないというか見せてもらえなかったかもしれません。

昭和55年にはNSTで正月に「ゴジラ対ガイガン」、BSNで2月に劇場版「ウルトラマン(実相寺昭雄監督作品)」、NSTで7月に「惑星ロボダンガードA対昆虫軍団」を放送。
「ダンガードA」は当時NSTで月曜夕方18時半から放送されていた世界名作劇場「トム・ソーヤーの冒険」の放送スケジュール調整の為の穴埋めであったようです。
ちなみに映画ではありませんが「宇宙戦艦ヤマト2総集編」をNSTで正月に放送しています。

昭和56年はNSTで1月4日に「日曜ロードショー」で「ルパン三世 カリオストロの城」をテレビ初放送。
この映画はアニメとして実に良く出来ていると思いますが、個人的にはあんな優しいルパンはちょっと・・・なので、「ルパンVSマモー」より評価は落ちますな。
やはりルパンとその一味は「悪人ではないが人でなしのアウトロー」でないと。
4月にはNSTで「決戦!大海獣」の二回目の放送を行っています。
8月にはTNN「水曜ロードショー」で二週連続の劇場版「宇宙戦艦ヤマト」の二度目の放送と「ヤマトよ永遠に」のテレビ初放送という、ヤマトマニアの私にとってはもう辛抱タマラン企画であります。
この間の土曜夜には「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」も放送しています(新潟では二度目の放送)。
この頃には前述の「夜九時ルール」も無くなっていたので、夏休み中ということもあり存分に見たものです。
確かこの時は「カセットテープに録音」をやったような覚えが・・・。
この当時、我が家にはまだビデオデッキはありませんでした。
そして年末12月30日にはTNN「水曜ロードショー」で、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をおそらくテレビ初放送。
新潟の民放において「さらば宇宙戦艦ヤマト」の放送はこれ一度きりです。
この作品はやはり内容がねー、「己の小乗のいのちを宇宙の大乗のいのちに変えるのだからこれは死ではない」ってのが、シンポ的な色んな人たちの反発を買うのでしょうかねぇ。
私なんぞは何度見てもクライマックスで涙腺崩壊しちゃいますけどね。
真田さんの「行け古代!行け行かんかぁー!」あたりからもうね、涙がトマランとですよ。

昭和57年は4月にBSNで劇場版「じゃりん子チエ」、TNNで5月に「水曜ロードショー」枠で「あしたのジョー完結編」、7月にNSTで「宇宙からのメッセージ」、9月にTNN「水曜ロードショー」枠で「ルパン三世カリオストロの城」の二回目の放送。
「あしたのジョー完結編」はホセ・メンドーサや葉子さんやノリちゃんの声優さんがテレビシリーズ「あしたのジョー2」と異なっていますが、テレビシリーズ版は特に葉子さん役の声優さんがハッキリ言って「ドヘタ」でせっかくの場面も「・・・」だったのであります。
それに比べると檀ふみさんや藤田淑子さんはレベルが遥かに違っていて感情移入できましたなぁ。
10月はNSTで「さよなら銀河鉄道999」を放送していますが、前作「銀河鉄道999」は新潟の民放では未放映のようです。
またNSTではこの月に劇場版「アルプスの少女ハイジ」も放送しています。
そして年末12月30日にはTNN水曜ロードショー枠で劇場版「エースをねらえ!」を放送。
私は当時「エースをねらえ!」という作品を見てもいないくせに「所詮女の子向け」とかなりバカにしておったので、この時は視聴の選択肢に入りませんでした。
しかし近年のディーライフにおけるテレビシリーズを偶然見て評価が180度変わってしまいました。
ここまで評価が激変した作品は他にありませんわ。
あの暑苦しい根性万歳な作風は素晴らしいですわ(ホメ言葉です)。
今放送したら、絶対に見るけどなぁ。

昭和58年は正月にTNNで「宇宙戦艦ヤマト2総集編」の二度目の放送。
これは「水曜ロードショー」枠ではなく新潟ローカル枠での放送です。
正月明けにはNSTで「機動戦士ガンダム 哀・戦士編」を放送。
新潟の民放における劇場版ガンダム作品の放送は今回のみのようです。
あれだけブームになったというのに、なんとも冷たい仕打ちですが日本テレビやよみうりテレビ製作の「ルパン」「ヤマト」は「水曜ロードショー」で扱ってくれるのに対して、そもそもが名古屋テレビ製作の「ガンダム」はテレビ放送枠が無いんですよねぇ。
テレビ朝日の「日曜洋画劇場」じゃ絶対にやってくれないでしょうし。
淀川さんがガンダムの解説をするなんて想像すらできまへん。
3月にはTNN「水曜ロードショー」枠で「ヤマトよ永遠に」の二度目の放送。
5月にはNSTで「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」の三度目の放送。
7月にはTNN「水曜ロードショー」枠で「ウルトラマン(実相寺昭雄監督作品)」の新潟では二度目の放送と、NSTで「Drスランプ ほよよ!宇宙大冒険」「宇宙怪獣ガメラ」を放送。
8月にはBSN「月曜ロードショー」枠で「火の鳥2772」を放送。
「月曜ロードショー」で国産アニメ作品を流すのは、調査した限りではこれが最初の事例のようです。
9月にはTNN「水曜ロードショー枠」で劇場版「ルパン三世」の約4年ぶり二度目の放送。
10月にはBSNで「ゴジラ電撃大作戦」(「怪獣総進撃」の再編集版)を放送。
そして年末12月30日にはTNN「水曜ロードショー」枠で「宇宙戦艦ヤマトⅢ総集編」を放送しています。
この「ヤマトⅢ総集編」は見たことないなぁ。

昭和59年には正月にTNNで劇場版「月光仮面」を放送。
所謂「愛の助っ人」版です。
3月にはTNN「水曜ロードショー」枠で「ルパン三世カリオストロの城」の三度目の放送。
「カリ城」はこの当時から高視聴率コンテンツだったのです。
4月にはTNN「水曜ロードショー」枠で「宇宙戦艦ヤマト完結編」のテレビ初放送です。
「完結編」はストーリーについてはご都合主義で無理やりでなんだかなぁなんですけど、デスラー総統の「全艦・・・ヤマトを囲む敵艦隊に向かって、突撃!」、この一言で個人的には全て許せちゃいます。
またこの作品は音楽が実に良い。
サントラCD聞きまくりですがな。
「ウルクの歴史」「大ディンギル帝国軍」「ハイパー放射ミサイル」「ルガール総統の戦い」「移動要塞」「冥王星海戦」「神殿部の戦い」など、特にディンギル側の音楽は聞き応えのある曲ばかりです。
またこの月にはNSTで「うる星やつら オンリーユー」を放送しています。
5月にはTNN「水曜ロードショー」枠で劇場版「あしたのジョー」を放送。
7月にはTNN「水曜ロードショー」枠で「ウルトラマン 怪獣大決戦」を放送。
8月にはBSN「月曜ロードショー」枠で「幻魔大戦」を放送、またNSTでは「さよなら銀河鉄道999」二度目の放送。
9月にはTNN「水曜ロードショー」枠で「あしたのジョー完結編」の二度目の放送。
10月にはTNN「水曜ロードショー」枠で劇場版「ルパン三世」の三度目の放送。
この「ルパンvsマモー」は新潟では平成5年まで放送が途切れます。
12月にはNSTで2日連続の「宇宙戦艦ヤマトⅡ総集編」三度目の放送と「宇宙戦艦ヤマトⅢ総集編」二度目の放送です。

昭和60年は正月にNT21で「サイボーグ009 超銀河伝説」を放送。
半年置いて7月にはTNN「水曜ロードショー」枠で「ルパン三世 カリオストロの城」の四度目の放送と「ヤマトよ永遠に」の二度目の放送。
「カリオストロの城」は新潟の民放ではこの後平成3年まで放送が途切れます・
また新潟の民放における劇場版ヤマトシリーズの放送は今回が最後になります。
「ルパン」が今日に至るまで繰り返し放送されているのに、「ヤマト」には何とも冷たい扱いですな。
またこの月にはNSTで「マジンガーZ対デビルマン」をいささか唐突気味に放送。
新潟の民放における劇場版マジンガーシリーズの放送も今回が最後になります。
世紀の傑作「マジンガーZ対暗黒大将軍」と「グレートマジンガー対ゲッターロボ」は未放映に終わりました。

昭和61年は2月にBSNで「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を放送。
4月にはNT21で「宇宙からのメッセージ」の二度目の放送と、BSNで「ゴジラ(昭和59年版)」を放送。
7月にはTNN「金曜ロードショー」枠で「風の谷のナウシカ」テレビ初放送。
私は宮崎アニメは正直嫌いなのですけれど、「ナウシカ」と「トトロ」と「魔女の宅急便」だけは見ます。
8月にはNST「ゴールデン洋画劇場」枠で劇場版「コブラ」を放送。
私はテレビシリーズ版コブラの野沢那智ヴォイスが大好きだったので、松崎しげるヴォイスのコブラは当初違和感バリバリ。
でも聞き慣れるとこれはこれで良いと思います。
どことなく野卑な感じは、アウトローのコブラというキャラには合っている声質でしょう。
11月にはTNN「金曜ロードショー」枠で「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」を放送。
新潟の民放ではこの作品の放送はこれ一回きりです。
いつでしたかBSでこの作品の放送があって久しぶりに見てみましたが、「vsマモー」「カリ城」に比べれば話が荒唐無稽ではあるものの、スラップステックなテイストはこれもまた「ルパン」の持つ側面でありますからこれはこれでOKと個人的には再認識させられました。

昭和62年は国産作品の放送機会がぐっと減って、3月にBSN「月曜ロードショー」枠で放送された「日本沈没」のみでした。
私は「日本沈没」劇場版をこの時初めて見たのですが、怖かった・・・実に怖かった・・・
東京で超大地震が起きて下町一帯が津波に呑まれる場面などはもう絶望感が凄かった・・・
あんな事は映画だけの話だよねそうだよねと自分に言い聞かせたものですが、まさかそれから約24年後にあんな大惨事を見ようとは。

昭和63年もやはり国産作品放送の機会は僅少で、4月にTNN「金曜ロードショー」枠で「天空の城ラピュタ」の初放送、7月に同じく「金曜ロードショー」枠で「風の谷のナウシカ」の二度目の放送のみでした。
私は「ラピュタ」のような作風が嫌いなので、この放送を見て以来再見は全くありません。

国産の特撮やアニメ映画の昭和編はここまで、外国のSFやホラー作品については放送機会が極めて多いので、回を改めてさらりとご紹介してみようと考えております。

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