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2006年2月18日 (土)

戦隊ヒロイン女形の系譜その1(「仮面結社デストロン」からの移転記事です)

この記事は、私が長年放置しているサイト「仮面結社デストロン」に2005年頃掲載した記事を移転したものです。
niftyのホームページスペースは2020年7月現在、httpsに対応する予定が今のところはないそうで、またサイト自体も中途半端な存在になってしまっています。
>従ってサイトの記事で18禁でないものはこの「ばけのかわ」に、18禁のものは別ブログにとりあえず移転というか避難させたく存じます。
しかし読み返してみると、15年前の私は既にれきとした大人なのに考察が足りないですな、猛省。
このブログへの記事の移転は2020年7月26日ですが、記事の日付はサイトの該当ページを改稿した最後の日付(2006年2月18日)にしてあります。

戦隊ヒロイン女形の系譜その1

1.歌舞伎の女形と無理矢理こじつけて考えます

不肖高樹が憧れ続け、また激しく萌える存在が「男性の演じる戦隊シリーズの仮面ヒロイン・・・仮面ヒロイン女形」。
竹田道弘さん演じるピンクファイブ(超電子バイオマン)を見て以来、明確に意識した悪癖?です。

男としては細身の身体を一杯に使って「女らしさ」を懸命に演じる一方、変身前のヒロインと比べると明らかに高い背とゴツい肩幅。場面によって見え隠れ
する、どうしてもそこだけが正体を隠しきれない部分というギャップ、明らかにセリフ(当然女言葉)を言っているとおぼしき喉の動き・・・画面から聞こえてくる
のは涼やかな若い女性の声ですが、現場では・・・というギャップ。
これらのギャップ、決して女そのものにはなり切れない不完全さを楽しむ事が彼女?たちを鑑賞する上での不肖高樹の重要なポイントです。

「彼女たち」の演技はまさに「様式美」。
男性の目線で見た「女性らしさ」・・・「観念としての女」「象徴としての女」の追求です。
それは歌舞伎の女形同様、「女性の代用」としての存在。
歌舞伎の女形は、江戸時代、幕府当局によって女性を使う事を禁止されたがゆえの苦肉の策(当時としては・現在は勿論違いますが)。
一方、仮面ヒロインの女形は、スーツとマスクを着用して、男性アクターに伍する立ち回りやスタントが出来るアクトレスが僅少(70年代後半には、モモレンジャーやユリアンを演じた清田真妃さんぐらいでしょう)ゆえの、これまた苦肉の策。

歌舞伎の女形は、その出現初期には現在の洗練された姿とは程遠い「百鬼夜行(笑)」のようなものだったと聞いたことがありますが、仮面ヒロイン女形もそれと同様。
ビジンダー、男性が演じる場合のモモレンジャー、アクションシーンでの花忍キャプター3・・・とても女性には見えない、ん~・・・と絶句してしまうようなもので。
演じる側は「大の男の大人が女のふりをする」事への抵抗や葛藤、演出側は女の「記号」としての化粧と装束・スーツとマスクの存在がいればOK・・・
それゆえ、「百鬼夜行」であろうと、「どう見ても女に見えない」のでも構わなかった・・・そういうある意味大らかな?時代だったのでしょうね。

2.ハートクイン登場

歌舞伎の女形が時代を経るに従い、洗練を重ねて近現代の六代目歌右衛門や坂東玉三郎といった、「芸としての女形」を極めた名優たちが出現しました。
一方、仮面ヒロイン女形の世界には正に突然変異的に、以前とは隔絶した力量の持ち主が現れます。
それは「ジャッカー電撃隊」(1977年)の紅一点・ハートクインを演じるJACの横山稔さん。
「ジャッカー電撃隊」のヒロイン・ハートクイン


前番組「秘密戦隊ゴレンジャー」のアクション担当が番組後半に大野剣友会からJACに変わってからモモレンジャーを演じていた横山さん。
その頃すでに女形としての演技は見るべきものがあり、不肖高樹が幼少の頃見た記憶でも、「中身はおねいさん・・・???」と感じさせるものがありました。
横山氏以前のモモレンジャーは、女性(前述の清田さんなど)と大野剣友会の男性が演じるのとではスタイル、物腰とも全く異なり(後者は、仮面ライダーの女怪人がそのままモモレンジャーの格好しているように見えて仕方がなかった)、その頃から「中の人」に興味を持っていた不肖高樹は「中の人おっさんじゃん・・・」と非常な幻滅感を持ったのを憶えております。

モモレンジャーでは、それまでアクション担当の大野剣友会のイメージが強かったせいもあり、また演じた期間が最後の2クール弱と短かったことから、仕草、物腰は優れていても、キャラクターとしての個性を演技として引き出すまでには至らなかった横山さんですが、シリーズ通じて演じたハートクインでは、足を揃えての立ち姿、手の振りを使っての仕草、物腰、アクション、アドリブも交えての?演技などなど、これ以降の仮面ヒロイン女形の方向性・・・前述した「様式美」を確立してしまう名演を見せます。
>それまでの、女性キャラの衣装を着ているだけの「記号としての女」から、「象徴としての女」への急激な進化を成し遂げた偉大なる先達です。

「ジャッカー電撃隊」終了から一年強を経てスタートした「バトルフィーバーJ」(1979年)のミスアメリカは、ハイレグレオタードにパンスト脚というそのあまりに過激かつ女性的スーツデザインゆえに、演じたのは初期の小牧リサさんとそれ以降の小野寺えい子さん、
スタントシーンに喜多川務さんという陣容。
横山さんの出番はなく、あれだけの力量を見せながら、結局わすが一作品で女形を降りてしまう事になりましたが、ミスアメリカのスタントシーンで力を発揮してほしかったなぁ~とつくづく勿体無いと思う次第。
小牧さんから小野寺さんにバトンタッチした時、ストッキングも白タイツに変えてしまえば、スタントで男性が演じてもそれほど違和感はない(股間の処理は当然として)ので、小野寺氏アップ/軽いアクション、横山さん(もしくは後述の竹田さん)ハードアクション&スタントでよろしいかと。
引き画での演技も、ハートクイーン時のレベルの高さを見れば全く問題なし!
高樹的には一粒(ミスアメリカ)で二度おいしくて(仮面とレオタードを着けた若い女性と質の高い女形)理想的な状態です(恥笑)。

3.竹田道弘さんの女形デビュー~デンジピンク・ゴーグルピンク・ピンクファイブ~

「バトルフィーバーJ」の後番組「電子戦隊デンジマン」(1980年)では、不肖高樹のおふぇちな心をわし掴みにした(笑)竹田道弘さんが紅一点のデンジピンクでTVシリーズの女形デビューを果たします。
(番組開始時なんと19歳・・・それ以前に後楽園ゆうえんちの野外ショーでは、ミスアメリカを演じていたそうです・・・その時の写真ひじょ~に見たいっ!)
竹田さんは元祖女形の横山氏が確立した諸要素にプラスして、体型の細さが超絶的です。
横山さんも細身でしたが、竹田さんには及ばないですね~・・・とにかく華奢です。
変身前より華奢だったりします。
「デンジマン」エンディングラストの爆発シーンでは脚捌きが男そのものだったり、番組初期には演技的に硬さが見てとれた竹田さんですが、後期ともなると女形っぷりにも磨きがかかり、体型の細さによるビジュアルイメージとの相乗効果なのか、なにやら倒錯美の雰囲気・・・。

「デンジマン」から一年置いての「大戦隊ゴーグルV」(1982年)では竹田道弘さんがデンジピンクに引き続きゴーグルピンクの前半を担当。
デンジピンクがスカート付きなのに対し、こちらは下半身の装飾が一切ないデザイン。
したがって、場面によっては・・・(汗)なのですが、変身前よりもさらにオンナオンナした演技、ハードなアクション・・・。
変身前の大川めぐみさんの声がアニメちっくなので、スカートなしの華奢な体型丸見えのビジュアルと相まって、倒錯美の濃度がさらに上がってまいります・・・。

「ゴーグルV」前期以来、一年半を経て女形を演じた竹田さん最後の、そして最高のキャラクターとなったのが、前述したように不肖高樹のハートをわし掴みにしたピンクファイブ。

「超電子バイオマン」のヒロイン・ピンクファイブ

「超電子バイオマン」(1984年)の二人ヒロインの内の一人です。
二人ヒロインのもう一人・イエローフォーを演じていた辻井啓嗣さんも、初めての女形としてはもうご立派な演技でしたが(それまで怪人役が主だっただけに、気持ちの切り替え等、色々葛藤もあったのではないかと・・・「東映スーパー戦隊2」(双葉社)にインタビューが載っております)、なにしろ竹田さんが比較対象ですからね・・・。
竹田さん演じるピンクファイブは、体型・演技・アクションの三拍子が揃った、文句のつけようのない完璧な女形ヒロインです。
コスチュームの股間周りのデザインがハイレグ風になっているので、細い脚が長く見え、マスクデザインの関係からか? 首が長く見え、その分ただでさえ小さい肩幅が一層華奢に見えるという、目の錯覚も縦横に利用した秀逸なビジュアルイメージ。 演技も常に内股気味、独特の手の振り方(アクション中もその動きを貫いてます)等々、どう考えても、女性にしか見えませんでしたし、性別に対して何の疑問も持ちませんでした。
ピンクファイブの中の人はスタイルの良い女性」だと。
番組終了後、徳間書店が出したバイオマン本を早速購入して、ピンクファイブの麗しいお姿でハァハァしていた(中の人を女性だと思い込んでいたので)のをここに告白せねばなるまい(笑)。

その数年後、ある本で歴代レッドを演じた新堀和男さん(マスクオフ姿の)といたずらっぽく戯れている竹田さん(多分、フラッシュマンかマスクマンの撮影現場のスナップ)を見て、
 「この兄ちゃんがピンクファイブの中の人!?・・・えええええっ!?」・・・(笑)。
しかし、この写真を見てしまった事で、不肖高樹の精神の深層に常に存在していた「仮面を使っての異性装・異性の表現」が、確信として、精神の上層に浮上してきたのです。
この偶然の出会い・・・人間、何が幸い(・・・なのか?)するかわかりません(笑)。
次回「戦隊ヒロイン女形の系譜その2」に続きます。

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