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2005年12月の記事

2005年12月 4日 (日)

寝台特急出雲と急行きたぐにの明日はどっちだ!

東京と山陰を結ぶ寝台特急「出雲」について、JRが廃止を含めた運行の見直しを検討していることが、十一月二十八日の鳥取県議会企画土木常任
委員会で明らかになりました
→http://www.nnn.co.jp/news/051130/20051130009.html

現在寝台列車に使用している車両は、上野-札幌間の「カシオベア」以外、1975年前後に製造のモノです。
「カシオペア」は全車A寝台二人用個室の”列車に乗ること自体が観光であり目的”であり特殊な存在、従来からの「観光あり用務ありビジネスあり」というブルートレインは全て30年モノのクルマで走っており、
「車両の切れ目が縁の切れ目(廃止)」
の危機に立たされております。
また列車を牽引する機関車の問題もあり(JR旅客会社所有の機関車はいずれも老朽化しており、遠からずこちらも限界に・・・)今後数年のうちに続々廃止
という自体も容易に想像できます。

「出雲」については、担当のJR東日本(この辺り、民営化時の取り決めを現在まで引き摺っているゆえの事なんでしょうが、山陰行きの列車を東日本担当
なんて、傍から見るとすげーヘンな話・・・)が夜行列車の運行・テコ入れに前述の「カシオペア」以外、従来消極的な姿勢である事から、こういう報道が
出る時点で廃止は既定の方針なんでしょうな。

「出雲」の存続を計るのならば、沿線自治体(京都・鳥取・島根)が全額負担で新車を購入し、将来的にはJR貨物のディーゼル機関車レンタル代も全額負担、加えて利用喚起の観光PRを関東で通年実施ぐらいの事をしなければJR側は首を縦に振らないでしょうが、報道にもあるように、餘部鉄橋の架け替えや在来線高速化で何かと物入りの各自治体にそこまで負担する余力があるかどうか・・・。
島根県は主要都市の松江・出雲市対東京には比較的新しい寝台電車特急の「サンライズ出雲」がありますから、負担が多額にのぼるようなら廃止やむなし
でしょうし。
一方鳥取・但馬地方は対東京の交通アクセスに今後も寝台特急が有用か、それよりは航空路の利便性向上にカネを使うべきではないのか、論議を尽くさ
ねばならないでしょう。

このような事態、明日は我が身となりかねないのが我が県。
対関西への唯一の直通鉄道アクセス手段である夜行急行「きたぐに」も近い将来「車両の切れ目が縁の切れ目」になりかねない悪寒・・・。
「きたぐに」に使用している583系電車はブルートレイン客車よりさらに古い昭和40年代前半製。
大規模なリニューアルを実施済みですが、恐らくあと数年のうちに限界に達するものと思われます。
「きたぐに」の乗車率はそこそこ良好のようですが、車両を新造して投入するほどのものではないでしょうし(まして運行担当はあのJR西日本)、関西-
北陸特急用の681/683系電車を当てようにも、新潟県内での昼間担当列車がないとあっては現在同様
「昼は基地でグーグーグー」
になりますので(古い583系はそれでもいいのでしょうが)不経済極まりない。
現在JR東日本が単独で運行担当している新潟-金沢間の特急「北越」の一部を西日本の担当とし、それに681/683系を「きたぐに」の間合いで
運用するのであれば、今なお使われている未リニューアルの485系電車を淘汰できそうなのでベストなやり方と思いますが・・・。
「北越」自体、北陸新幹線が上越から先に延伸すれば廃止なんて話もありますから、その辺も考えなれればならないでしょう。
北陸3~4県協同出資で新車購入というのも、これから新幹線延伸によって生じる「並行在来線問題」(赤字必至の第三セクター鉄道運営が待っている
・・・)でいっぱいいっぱいな状態ではねぇ・・・。

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