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2005年11月 4日 (金)

大宇宙浪漫の星・冥王星とセドナ

11月、こちらでは空気も程良く済み、星空を眺めるのに一番いい時期になりました。
11月下旬から翌3月までは、天候不順で澄んだ星空を見る機会もそうはありませんから。
私も今の時期、星空を見上げてほげーっとしている事が多いです。
星座の事はさっぱりなので、特定の星々に焦点を合わせるのではなく、ただただ茫漠たる大宇宙に想いを馳せているだけなんですが。
星空に想いを馳せるそんな時期に、太陽系最果ての惑星(公式に認められた)冥王星に2つの衛星が新たに発見されたとのニュース! 
この発見が事実なら、冥王星は一種の二重惑星を形成しているとも言われる既知の衛星カロンを含め3個の衛星を従えている事になります。
冥王星自体がカイパー・ベルト天体に属する(ゆえに正式な分類としての「惑星」ではない?)ので、その周辺宙域には数多くの微小天体が存在する
とすれば、その中には冥王星の公転軌道に入ったものもあるでしょうし、
ハッブル宇宙望遠鏡でもキャッチできないような極小衛星は相当ありそうな気がします。

しかし何故冥王星なんぞのニュースに心惹かれるのか・・・これは特定の世代人にしかわかりますまい(笑)。
冥王星といえば、地球を放射能の墓場に変えた遊星爆弾の発射基地であり、沖田十三提督率いる最後の地球防衛艦隊が、ガミラス艦隊に敗北を喫した宙域である、「宇宙戦艦ヤマト」ワールドを代表する実在の星・・・地球の為に命賭けて戦う漢達の宇宙浪漫を体現する存在だからなのです。
冥王星なんて言葉を耳にすると、「無限に広がる大宇宙」「真っ赤なスカーフ」が脊髄反射で脳内に流れるほどの重篤な症状ですからな~(笑)。
実際には海!も寒天質の原住生物!もいない氷と岩石だけの素っ気無い星なんだろうけど、それでもやっぱり、あの星は宇宙浪漫の星です。
人類未踏の地に対する夢とロマンの象徴であります。
さて冥王星の話となると、触れずにはおけないのが「太陽系第10惑星」の話。
2004年に発見が発表された「セドナ」です。
太陽からの距離は近日点76天文単位、発見された2003年当時の距離が実に90天文単位!で、その直径は約1700km(冥王星の7割強・月の5割弱)。
(1天文単位は太陽-地球間の距離)
冥王星のそれは平均40天文単位、来年打ち上げ予定のNASA無人探査機が9年がかりで到達する距離である事を考えると、セドナがどれだけ遠い、
太陽系の最辺境に位置するか想像できます。
冥王星もそうですが、高性能の核融合エンジンでも実用化されない限り、人類の訪問など夢物語の遠い星、セドナ。
冥王星が属するとされるカイバー・ベルト天体が太陽から30~50天文単位という事なので、この範疇からも大幅に外れた、太陽系と外宇宙の境界面
ヘリオポーズ(50~160天文単位の範囲内、惑星探査機ボイジャー1号が、今年、90天文単位の位置でここに到達したという話も)の玄関口とも言えそう
な星です。
ガミラスがこれを知ったら、補給基地として占領しそうな位置ではありますな(笑)。

さてこのセドナ、「惑星」としては認めないのが学界の認識なんだそうですが、そうなると冥王星もそうじゃないか?(旧態依然とした学界の体質をぶっ壊す?)なんて意見もそこそこあるようで、近い将来、「惑星」の再定義についての議論の象徴になりそうな星でもあります。

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