カテゴリー「R011 ほくほく線の駅」の記事

2016年7月 3日 (日)

まつだい駅(北越急行ほくほく線)

本日の駅紹介は、北越急行ほくほく線・まつだい駅

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新潟県十日町市に所在する有人駅で、開業は平成9年(1997年)3月22日。
開業当時の所在は東頸城郡松代町で、人口四千人余りの同町にとって昭和47年に「国鉄北越北線」十日町-犀潟間が着工されて以来、四半世紀を経て待望の鉄道駅誕生となったのです。
松代町は平成17年4月に周辺諸町村と共に十日町市と合併し、大合併によって市域を大きく拡大した上越市と境を接する地域になって今日に至ります。

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まつだい駅駅舎の様子、2012年5月撮影。
駅舎と申しましても、この建物は「道の駅まつだいふるさと会館」との合築で、大半のスペースは道の駅になっています。
その為にほくほく線の列車の出入りがない時間帯でも人気があって、他のほくほく線各駅とは雰囲気が違います。
駅前には松之山温泉-十日町間の東頸バス運行の路線バスが発着していて、2016年3月改正時点で一日四往復。
東頸バスは上越地方を守備範囲とする頸城自動車グループですが、中越地方の十日町市域である松代地域は本来越後交通グループの南越後観光バスの管轄であるはず。
うーむ、その辺の事情が部外者にとっては興味深々なのであります。
閑話休題、まつだい駅-十日町駅間はバスで30分強かかりますが、ほくほく線だと約10分です。
単線とはいえ高規格高架のほくほく線の威力はやはり凄いのですよ。
真冬は所要時間にもっと差が付くでしょうしね。

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出入り口からまつだい駅入り口にかけては、おみやげ屋や観光案内所があります。
2010年5月撮影。
時計を見れば九時半、二階に食堂があったので、軽食がてらコーヒータイムにしようと行ったら営業は11時からという非常の宣告でした・・・。

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ここがまつだい駅の入り口、画面奥が前掲の賑やかな通路です。
2010年5月撮影。

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改札口付近の様子、2010年5月撮影。
画像左側のシャッターの下りている場所が窓口で、ウィキペディアによると繁忙期に営業することがあるそうです。
JRのきっぷは道の駅内で買えるそうで、それゆえまつだい駅を便宜的に「有人駅」としておきました。

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構内から見たまつだい駅南口出入り口の様子、2012年5月撮影。
前掲の画像は北口のもので、南口は道の駅とは反対側になります。
南口には松代地域の農耕文化を紹介するアーティスティックな「農舞台」と、まつだい郷土資料館があって当地域について多角的に学ぶことが出来ます。

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まつだい駅1番ホームから十日町駅方面を見る、2012年5月撮影。
列車交換を行わない場合、列車はこの1番線から発着します。

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1番線の十日町駅方から見たまつだい駅構内の様子、2012年5月撮影。
ホームは両方共に有効長は二両で、特急「はくたか」の停車は一切考慮されていなかったのです。
宮脇俊三さんの著書の中に、「国鉄北越北線が開業していたら?」という楽しい妄想ネタがありましたけれど、あの妄想ダイヤでは当駅は急行列車の停車駅になっていましたっけ。
もし北越北線が国鉄時代に幹線レベルの規格の電化路線として開業していたら、私の妄想するところでは上野-金沢間の電車特急「はくたか」二往復は北越北線経由として所要時間を短縮、上野-直江津間の電車急行「よねやま」は六日町で分割併合して、北越北線経由直江津直行便と長岡経由柏崎行(長岡-柏崎間快速)って感じでしょうかね。
そして「よねやま」のグリーン車一両込みの165系電車七両編成が、まつだい駅に停車という具合。
当駅構内の有効長ならば七連対応のホームも作れるでしょう。
そんな事を妄想してニヤニヤしながら列車を待つのですよ。

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2番ホームの端からほくほく大島駅方を見る、2010年5月撮影。
前方のトンネルが難工事で有名な、延長9km強の鍋立山トンネル。

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1番ホーム端から十日町駅方を見る、2010年5月撮影。

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ホーム間を連絡する地下道内部の様子、2012年5月撮影。
実用本位の無味乾燥とした地下道で、空気は実に冷え冷え。

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まつだい駅1番線を出発する夕刻のHK100形電車一般型の越後湯沢行、2012年5月撮影。

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特急「はくたか」を退避後、まつだい駅2番線を出発するHK100形電車「ゆめぞら号」の直江津行、2012年5月撮影。

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まつだい駅1番線を通過する特急「はくたか」越後湯沢行、2012年5月撮影。

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まつだい駅1番線を通過する特急「はくたか」金沢行、2012年5月撮影。
廃止された「はくたか」に代わる速達列車の超快速「スノーラビット」は2016年3月ダイヤ改正時点で下り1本上り2本の運行ですが、上り1本は当駅に停車しており、ほくほく線主要駅としての面目を保った格好です。

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まつだい駅(道の駅まつだいふるさと会館)付近の様子、2010年5月撮影。
画像左側がまつだい駅と道の駅です。
この道は国道253号線ですが、ほくほく線開業以前の道路地図を見ると、この道路は県道ですらなく、ここから少し離れた松代町中心部を通る道が国道になっていました。
鉄道開通は道路事情にも影響を及ぼしたのです。

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道の駅前から十日町方面を見る、2010年5月撮影。
画像右側奥にセプンイレブン、その手前にレストランが見えます。
まつだい駅及び道の駅周辺は交通の結節点であると同時に観光、商業施設が集中するエリアになっていて、極めて密度の高いところです。
これからの地方の町づくり、活性化はこのように行うべきでしょうなぁ。

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まつだい駅付近の国道253号線の歩道端に立つ積雪標示板、2010年5月撮影。
最高積雪は昭和22年に記録した380cmだそうです。
この標示板のてっぺんまで雪が積もったのですよ。

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鍋立山トンネル直下の国道から俯瞰気味で見たまつだい駅周辺、2010年5月撮影。
画像左下にはまだ残雪があります。
普通に積もったというよりは、除雪の雪捨て場なのかもしれませんが。

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同じく俯瞰で見たまつだい駅の様子、2010年5月撮影。
構内は相応の広さですけれど、ホームがごく短いのと分岐器がホーム手前にあるからか、ここから見た駅はホーム上から見るよりもずっとコンパクト。

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まつだい駅前を通る国道253号線から一本向こうの道沿いが、旧松代町の中心部です。2012年5月撮影。
この道がかつては国道だったのです。
交通量が多く人気のある道の駅界隈と異なり、こちらは人口四千人余りの町の中心部としては閑寂として行き交う車も少ないのです。

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2016年5月22日 (日)

ほくほく大島駅(北越急行ほくほく線)

本日の駅紹介は、北越急行ほくほく線・ほくほく大島駅。
新潟県上越市に所在する無人駅で、開業はほくほく線開通と同時の平成9年(1997年)3月22日。
開業当時の所在は東頸城郡大島村で、同村にとっては待望久しい鉄道駅の誕生でした。
ほくほく線・十日町-犀潟間が国鉄北越北線として昭和48年に着工して、約四半世紀を経ての駅開業だったのです。
大島村はその後、平成の大合併で平成17年に周辺諸町村と共に新潟県第三の都市である上越市に合併編入されて今日に至ります。

ほくほく大島駅は東に難工事で有名な全長約9.1kmの鍋立山トンネル、西に全長約1.6kmの深沢トンネルに挟まれた保倉川の谷合いの僅かな明かり区間に位置していて、トンネルの多いほくほく線の中にあっても、両方向共にこれほどトンネルとの間合いが小さい駅は他にありません。

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ほくほく大島駅駅舎全景、2010年5月撮影。
なお撮影は全て2010年5月です。
私は新潟県内の他の駅には最低2回は降りているのですけれど、当駅に関してはこの訪問が今のところ最初で最後です。
訪問から6年も経つので、今年もう一度行って最新の状況を見てから書こうかとも思ったのですが、駅も周囲も6年前とほぼ変化が無いようですので、やや古い話になりますが述べておこうと思います。
画像右側が、難工事で有名な鍋立山トンネル側です。
三階建ての最上階が古民家風のデザインになっていて、鄙びた当地域の雰囲気をよく表しています。
駅前広場は広大ですが、日曜の午前中のこの日は軽トラが一台止まっているだけ。
上越市統計年鑑によると、平成19年度(2007年度)のほくほく大島駅一日平均乗車人員は約78人です。
上越市内のほくほく線諸駅と比較すると、秘境駅として扱われることもある大池いこいの森駅の約4.3倍、くびき駅の約9割、うらがわら駅、虫川大杉駅の約6割です。
旧村の人口規模としてはほぼ同等のうらがわら駅(浦川原村)と比較しても劣位にあるのは、中心街に立地しているうらがわら駅と、後述するように旧村中心部と距離がある当駅の違いでしょうか。

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ほくほく大島駅駅舎内部の様子。
ゆったりとした空間で居住性も良し。
内部には自動券売機とコインロッカー。
居心地が良いのはこのスペースが三階部分にあって、外とは完全に隔離されているという心理的な要因も大きいかと。
地平スペースにある待合室って、無意味そうな人の出入りとか生活雑音とか無意識の内に身構えるところがあるんですよね。

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まつだい駅方から見た、ほくほく大島駅ホームの様子。
画面奥が鍋立山トンネルです。
当初の予定通りに当駅が列車交換駅として完成していたら、どのような姿の半トンネル駅になっていたことやら。
トンネルを見ながら、列車の待ち時間にそんな妄想に耽ってみたりするのです。

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有効長2両のほくほく大島駅ホーム端から虫川大杉駅方を望む。
駅を出てすぐ直下の県道と保倉川をオーバークロスして、深沢トンネルへ突入します。
ほくほく大島駅は当初列車交換駅として計画され、鍋立山トンネル出入り口はその為の複線規格で施工されていますが、深山トンネル側はご覧の通り単線規格で、こちら側に交換設備を張り出すことは最初から想定していなかったのでしょう。

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ほくほく大島駅のホーム出入り口付近の様子。
鍋立山トンネルに高速で出入りする特急「はくたか」は実に迫力があって、画像右下の柵の存在とその注意書きを実感できたものでした。
「はくたか」が消えて一年あまりを過ぎ、その注意書きが有効なのも一日上下併せて三本の超快速「スノーラビット」だけとなりました。

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まつだい駅方から見た、ほくほく大島駅ホームの様子。
こちら側から見ると幾分かは開放感があります。

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鍋立山トンネル出入り口の様子。
複線規格で設計されたトンネルがよく理解できます。

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ほくほく大島駅に到着するHK100形電車「ゆめぞら」の直江津行。

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ほくほく大島駅ホームから、これから歩く県道の旧大島村中心部方面を望む。
一見すると谷あいの深い山中に分け入る気配。

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ほくほく大島駅ホームから見た、県道の旧大島村役場方面を望む。
画像左下は当駅駅前広場です。
地図を見ると、この先約2.5kmに「大島」集落があります。
昔はそちらの方が村の中心だったのでしょうか。
国道253号線の整備で村の軸心が現在の場所に移ったとか?

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県道から見たほくほく大島駅付近の様子。
駅至近の見所といったら「深沢の大けやき」ぐらいです。

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ほくほく大島駅至近の深沢諏訪神社。
この神社の境内に「深沢の大けやき」があります。

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これが「深沢の大けやき」。
樹高40m、幹囲5m、推定樹齢約800年だそうです。

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ほくほく大島駅から国道253号線沿いの旧大島村中心部に向って県道を歩きながら、駅方面を振り返って一枚。
デジカメのデータによると、駅を出発して約5分後の景色です。
5月も半ばだというのに、日陰にはまだわずかに雪が残っていましたっけ。

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ほくほく大島駅から約10分歩いて、国道253号線に到達。
この界隈が旧大島村の中心街になります。
付近にはヤマザキショップとスーパーが各一軒という按配。
山間の名うての豪雪地帯ゆえ、三階建ての家が目立ちます。
私も子供の頃、魚沼に住んでいたことがあるので実感としてわかるのですが、マジで一階からは出入り困難でしたからねぇ。
だから屋根の雪下ろしの手伝いといっても、二階から雪の上に出て脚立立ててちょこっと登るだけ。
雪の降らない地域の方は勿論、同じ新潟県でも小雪の新潟市住まいでは想像を絶するレベルの雪、雪また雪だったのです。
なお、駅からここまではスクールバス兼用のコミュニティバスが設定されていますけれど、土休日は残念ながら全便運休です。
2016年4月現在で、ほくほく線のうらがわら駅から虫川大杉駅経由で旧大島村への東頸バス運行の路線が一日四往復設定されていますが、こちらも土休日は全便運休。
まつだい方面へのバス路線は設定されていないので、ほくほく大島駅訪問はほぼ鉄道のみでという事になります。

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2010年12月15日 (水)

くびき駅(北越急行ほくほく線)

本日の駅紹介は、北越急行ほくほく線・くびき駅。

新潟県上越市に所在する無人駅で、開業はほくほく線開業と同日の1997年(平成9年)3月22日。
開業当時は中頚城郡頸城村の所在で、かつて旧頸城村を通っていたナローゲージの頸城鉄道が昭和43~46年に廃止されて以降、村内鉄道駅は信越本線・黒井駅しか無かった(しかも村の中心地区から直線距離で5km以上離れている)人口一万人弱の頸城村に
とって、ようやく「村の玄関駅」と言えそうな当駅の誕生でした。
但し、当駅も村の中心地区から直線距離約3kmなのですが・・・。
頸城鉄道線は村の中心地区に「百間町」駅があったのですけれど。
頸城村は平成17年元日をもって、周辺町村と共に上越市と合併して今日に至ります。

さてくびき駅は頸城平野の東端に位置する高架駅で、一面の田園の中に悠然と屹立するその姿は魁偉と言うべきか異形と言うべきか。
ホーム二本の高架駅という都会的且つ洗練されたイメージと、駅周辺のあまりに日本の田舎然な風景があまりにミスマッチで、そのギャップになかなか心惹かれるものがあります。
上り列車で犀潟駅を発ち、北陸道を越えて田圃の広大な海の中を
分け進むとやがて徐々に大きくなってくる当駅の姿はぜひとも一見を!の異様にして魅惑的な光景なのであります。
なお、「上越市統計年鑑」によると、平成19年度の当駅一日当たり乗車人員は約86人です。
上越市内のほくほく線駅は当駅の他に大池いこいの森うらがわら虫川大杉ほくほく大島の各駅がありますが、当駅の乗車人員は大池いこいの森の約4.7倍、ほくほく大島の約1.1倍、うらがわらの約0.64倍、虫川大杉の約0.62倍。
旧村の中心地区からやや遠い事が当駅のイマイチ振るわない理由でしょうか?

くびき駅は前述のように、対向式ホーム2本の列車交換可能駅。
当駅はほくほく線の前身である国鉄北越北線計画時から列車交換駅に指定されており、駅構内の有効長は大きいものの、ホームはほくほく線普通列車定番の二連対応です。

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1番ホームの大池いこいの森駅方から見たくびき駅構内、2006年11月撮影。

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犀潟方面はご覧のように広々とした田園地帯です、2006年11月撮影。

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隣の大池いこいの森駅方は丘陵地帯に所在しています、2006年11月撮影。

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ホーム間を連絡する実用本位の地下道、2012年6月撮影。

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ホームから見たくびき駅裏手の様子、2006年11月撮影。

くびき駅では通常、普通列車は1番ホームに発着し、特急「はくたか」退避時のみ2番ホームを使用します。
私が当駅を訪れた2006年11月時点では、下り1本、上り4本が2番ホームに停車しておりました。

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2006年11月当時の2番ホーム発車時刻表。

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くびき駅に停車中のHK100形電車「ゆめぞら号」の直江津行、2012年6月撮影。

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くびき駅に到着するHK100形電車一般型の直江津行、2012年6月撮影。

ほくほく線内駅で通過列車を安全に撮影出来る駅は十日町、まつだい、虫川大杉、そして当駅になりますが、最もダイナミックな画を撮れそうなのはこのくびき駅でしょうか?
田圃の海に一直線に伸びる高架上を疾走する「はくたか」の姿は実に新幹線的であり迫力を感じさせます。

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くびき駅を通過する在りし日の特急「はくたか」の勇姿、2012年6月撮影。

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くびき駅駅舎は地上にあって、待合室は広く未来的なイメージで纏められています。
前述のように周辺のロケーションが実に「古き良き田舎」なので、それとのギャップがまた何とも言えない味わいなのであります。
ここまで意匠を徹底貫徹されるとかえって小気味良くて個人的には二重丸を付けたい(笑)。
なお待合室内には自動券売機と飲料自販機が二台設置されておりました。
白いソファ状のベンチと木製の丸テーブルが印象的。
トイレは駅舎とは別棟になります。
またAM0:30~5:00は施錠されておりますので、駅寝は出来ません。
ちなみに当駅初電は06:12発快速越後湯沢行、終電は23:32発直江津行なので、待合室開放時間は長めだと思うべきなのでしょう。

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駅前広場から見たくびき駅駅舎外観、2006年11月撮影。

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くびき駅駅舎裏手の様子、2006年11月撮影。

くびき駅駅舎は楕円形の建物で、特に裏手の画像を見たらこれが鉄道駅舎とはにわかに信じ難い、まるでまるで新手の美術館のような前衛的デザインです。
「目」のようなモノは「ともだち民主党」を連想させますな。
「ともだちランド」の別館じゃないのか?と怪しむ向きもあろうかと存じます(バカw)。

駅前にはバス停があり、2006年11月訪問時には鉄道関連では高田駅や柿崎駅との間に土休日運休の頸城バスのバス路線が設定されておりました。
頸城自動車は土日全便運休路線が多く、地方路線バスの需要の少なさ、特に学校や病院が休みでは公共交通機関利用の地域間交通流動が如何に少ないかを如実に表しておりましたな。

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駅前広場横の駐車場は広く、駐車スペースに事欠くことは無さそう、2006年11月撮影。
訪問したのは土曜昼でしたが、駐車場で休憩するトラックや営業車が多いのが目に付きます。
この辺は他に駐車休憩出来る場所が無さそうですし、まぁ仕方が無いと言えばそうなのですが・・・。
余談ですが画像左上に注目! 
鳥や飛行機ではないようです、合成でもないですよ・・・

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駅前すぐに県道が通っておりますけれど、見通したところでは
コンビニもスーパーも無く、農業集落の好典型のような様子です。
2006年11月撮影。

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2007年6月11日 (月)

北越急行ほくほく線・美佐島駅

本日の駅紹介は北越急行ほくほく線・美佐島駅。
1997年3月のほくほく線営業開始と同時に開業したトンネル駅で、しんざ駅魚沼丘陵駅間の赤倉トンネル(約10.4km)間にあり、新潟県十日町市に所在する無人駅です。

美佐島駅のホームはほくほく線定番の電車2両対応の短さ。
ホームへの立ち入りは列車停車時以外出来ないようになっておりまして、遠隔操作のドアで仕切られています。

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ゆえにホームの撮影はほぼ一発勝負・・・露出を計る余裕もありませんので、撮った画はこの通りトホホなモノに(泣)。

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ホームからドアを通ると地上の駅舎への階段、その脇にはこれまたほくほく線無人駅定番サイズの待合室があります。券売機はありません。

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階段を上がり切れば、そこは小ぎれいな駅舎。
畳敷きにお茶のセルフサービスと、無人駅としては破格の設備を誇るという噂の地上待合室にはシャッターが下ろされ、

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「一部の人の悪質ないたずらにより、待合室内の畳、床が焦がされてしまいました。その他、備品の破損が多いため、しばらくの間待合室の使用を見合わせます」

との張り紙が。
管理しているのは十日町市建設課のようです。
後述する連中のマナーの悪さ一つとっても、有料にでもしない限り地上待合室の使用再開は無理でしょうね。

外から見た美佐島駅駅舎は公民館のような佇まいで、なかなかシブいデザイン
です。
駅前を通る県道を左に少し行くと、立○佼○会の大きな建物があります。
この日は大きな行事があった模様で、バスが数台止まっており、信者が数人、デジカメを構えるこちらを訝しげに見ておりました。
監視されているような少々危険な雰囲気を感じて、わたくし情けなくもそそくさと退散のヘタレっぷり。
それ以外の建築物は東北電力?の鉄塔と施設のみで人家は絶え、流石は秘境駅の一つに数えられる・・・と言いたいところですが、駅設置があの宗教団体の働きかけであり、地元の方々の公共交通の利便性確保という鉄道本来の趣旨ではないせいか、非常に人工的な匂いがして私の好みではないですね・・・。
秘境駅はもっと生活臭がないとグッときませぬ・・・。

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あまりゾッとしない周辺の探索は早々に切り上げて、帰りの電車を待ちます。
電車が到着、ドアが開きぶっつけ本番でホームの画を撮り、ワンマン電車の乗車用ドアへ。
ドアの車内側には脂ギッチュなおやぢどもと厚化粧のばばぁどもが固まってます。
まさかなと思う私でしたが、ドアが開くとそのまさか。
乗車専用ドアだというのに、おやぢとばばぁの団体が例外なく奇妙な薄ら笑いを浮かべながら、乗車しようとする私を押しのけてドヤドヤと・・・。
降車用のドアからもドヤドヤ。
行事参加の立○佼○会の信者なのでしょうが、何、あのマナーの悪さは・・・。
もう絶句してしまいましたよ。
あれで宗教を信仰してるんだもんね、開いた口がふさがらねーとはこの事。
あんな連中が地上の待合室を使えば、色々な事が起きるのも当然でしょうね。
まぁ、この信者にしてあの宗教ありってとこでしょうか、お里が知れるぜまったく・・・日本の宗教団体は皆あんなモンだと思うけどさ。
己を律するとか、信仰に向き合う上でのそういう基本的な部分が欠落しているんだよね。
そうじゃなきゃ皆が皆あんなにデブで脂ギッチュなわけがないし。
我が家の近所にも宗教ずーっとやってる人いるけど、摂生という言葉を知らん人だもんね。
ブクブク太って糖尿病で足が悪くて、それでも甘いモノがやめられなくて、病気の快癒は偉大なる教祖サマへの献身でどーたらこーたら・・・。
なんぢゃそりゃあ(呆)。

・・・新興宗教団体の話になると経験上頭に血が上ってしまってどうも遺憾。
このまま続けると暴論連発しそうなのでしばし冷却、今宵はここまでにしとう存じます。

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2007年5月28日 (月)

北越急行ほくほく線・魚沼丘陵駅

本日の駅紹介は北越急行ほくほく線・魚沼丘陵駅。

2016年6月19日、記事をリニューアルしました。

新潟県南魚沼市に所在する無人駅で、開業は平成9年(1997年)3月22日。
開業当時の所在は南魚沼郡六日町で、人口三万人弱と新潟県内では最大規模の町のひとつだった同町は、平成16年11月に北隣の大和町と合併して市制を施行と、新自治体の南魚沼市となって今日に至ります。

魚沼丘陵駅は魚沼盆地と十日町盆地を分ける魚沼丘陵の手前、魚沼盆地の最外郭という立地で駅名もそれにちなんだものです。
ほくほく線建設時の仮称は「西六日町」でしたが、これではあまりにも月並み。
駅の住所は「野田」ですが、これにしてもいたって月並み。
現駅名が最も座りの良いネーミングでしょうな。
しかしせっかく「丘陵」という、観光客にもアピール度が高そうな駅名なのに当駅周辺には見所は特になし。
ほくほく線内諸駅のホームには、「ほくほく線浪漫紀行」と題した駅周辺の観光案内板があるのですけれど、当駅の場合載っているのは六日町駅周辺のモノばかりなのですよ。

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魚沼丘陵駅と駅前広場、2013年6月撮影。
駅前広場は相応の広さで、土曜日の午前中もこのように車が多数駐車中。
画像中央の高架の駅構造物の真下の建物が公衆トイレです。

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魚沼丘陵駅の出入り口、2013年6月撮影。
当駅には地平の待合室は無く、ここからホームに上がっていくだけのシンプルな構造です。
ほくほく線が国鉄北越北線として建設を計画した時点での諸駅中、最も簡易な構造なのが当駅です。
美佐島駅はトンネル駅、まつだい、虫川大杉くびきの各駅は列車交換設備付き、ほくほく大島駅も列車交換設備付きの設計なのです。

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ホーム横の待合室、2013年6月撮影。
ほくほく線定番の空間です。

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六日町駅方から見た魚沼丘陵駅ホームの様子、2013年6月撮影。
二両対応の有効長と一両分の上屋という、ほくほく線標準形態です。
行く手に待ち受けるは全長10km強の赤倉トンネル。
魚沼丘陵を一気に貫くこのトンネルを抜ければ、十日町市街地はすぐそこです。

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同じく六日町駅方を見る、2013年6月撮影。
ほくほく線の築堤線はここからゆるやかに左旋回しながら、魚沼盆地の田圃の海の上を進みます。

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魚沼丘陵駅を出発するHK100形電車一般型の六日町行、2013年6月撮影。

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魚沼丘陵駅を出発したHK100形電車「ゆめぞら号」の直江津行、2013年6月撮影。

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六日町駅に向けて急速に遠ざかる特急「はくたか」越後湯沢行、2013年6月撮影。
ほくほく線内において、十日町、まつだい、虫川大杉、くびき以外の諸駅はホーム上の撮影が不可能な為、ホーム外からズームで狙うかはたまたこのように列車通過後ホームに出て撮るかのいずれかでした。

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ホーム上から見た魚沼丘陵駅前周辺の様子、2013年6月撮影。
駐輪場の上屋が無いのは少々いただけませんなぁ。

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駅前の路上から見た魚沼丘陵駅とその周辺、2013年6月撮影。
ほくほく線開業以前の道路地図を見ると、この道にはバス路線が設定されていました。
六日町市街地に直進せず、半円を描くような迂回路を取っています。

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同じく周辺の田圃の海と後背の八海山、2013年6月撮影。

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稲刈り時期の様子、2006年9月撮影。
この時のここからの眺めは素晴らしいの一言。
まさに日本の秋収穫の秋であります。

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2007年2月21日 (水)

北越急行ほくほく線・しんざ駅

本日の駅紹介は北越急行ほくほく線・しんざ駅。

2016年6月19日、記事をリニューアルしました。

新潟県十日町市に所在する無人駅で、開業は平成9年(1997年)3月22日。
開業当時から十日町市の所在で、十日町駅から1.5kmという至近距離にあります。
この駅間距離はほくほく線内で最短になります。

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しんざ駅駅舎の様子、2013年6月撮影。
茶系の配色で民家風の建物です。

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しんざ駅前広場の様子、2006年9月撮影。
小さな駅舎に比べて広大なスペース。
駅舎はポツンとしてどことなく所在なさ気。

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ホーム側から見たしんざ駅駅舎内部の様子、2013年6月撮影。
自動券売機は画像奥向かって左に、トイレは向かって右にあります。
ホームへの通路に畳敷きのベンチがあり、内部がよく清掃されているのと相まって居心地は上々。
しんざ駅は地元の方々が駅の管理運営委員会を組織しており、待合室内に掲げられた駅
開業時の記念写真の皆様のお顔が誇らしげ。
前述のトイレもとても綺麗で、また「善意の傘」も十数本置かれており、地元の方々の意識の高さがひしひしと伝わってきて、小さいながら非常に印象の良い駅です。

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ホームへの出入り口付近の様子、2013年6月撮影。
頭上のモニターが列車の運行状況を表示していますけれど、特急「はくたか」が去った今では列車密度が低下していて、あまり見ごたえはないかも。

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十日町駅方から見たしんざ駅ホームの様子、2013年6月撮影。
有効長二両で上屋は一両分というほくほく線標準形です。
画像奥にぽっかり口を開けているのは、全長10km強の赤倉トンネル。
トンネル内にはトンネル秘境駅として有名な美佐島駅が置かれ、闇から解放されるとそこは隣町の南魚沼市域に所在する魚沼丘陵駅になります。

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ホーム端から十日町駅方を見る、2013年6月撮影。
十日町に向かってゆるやかに左旋回しつつ高度を下げていく高架。

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赤倉トンネルの闇の中に消えて行くHK100形電車「ゆめぞら号」の越後湯沢行、2013年6月撮影。

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しんざ駅前の様子、2006年9月撮影。
駅近くにはA-COOPが一軒あるきりですが、十日町中心街までは1km強の近さでもあり、地元の方々が特段不便という事もないのでしょう。

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2007年2月18日 (日)

北越急行ほくほく線・大池いこいの森駅

本日の駅紹介は北越急行ほくほく線・大池いこいの森駅。

2016年6月19日、記事をリニューアルしました。

新潟県上越市に所在する無人駅で、開業は平成9年(1997年)3月22日。
開業当時の所在は中頸城郡頸城村で、同村は平成17年(2005年)元日付けで新潟県第三の都市・上越市に編入されて今日に至ります。

ここ大池いこいの森駅は、新潟県の景観100選に挙げられている「大池いこいの森」(大池・小池の二つの池をメインとした公園&キャンプ場)への玄関となる観光駅で、公園入り口のビジターセンターまで徒歩15分になっております。
ほくほく線の駅の中では美佐島駅と共に、通学や通院、用務といった日常生活や社会活動の為の利用を考慮していない立地であります。
それは実際の利用実態にも数字として表れていて、上越市統計年鑑によると平成19年度(2007年)の大池いこいの森駅年間乗車人員は6,583人。
単純計算すると一日平均約18人です。
近隣の諸駅はいずれも一日平均100人前後なので、当駅の利用の少なさは否が応でも目立ちます。

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大池いこいの森駅駅舎の様子、2006年9月撮影。
周辺の諸駅同様に、積雪対策で屋根の大きく切り立ったデザイン。
壁の茶系の配色はバンガローを想起させていて、大池いこいの森のキャンプ場のイメージとリンクしているようですな。
なおトイレは駅舎とは別棟にあり、この時点ではトイレの裏手がレンタサイクルの車庫になっていました。
このレンタサイクルは当駅と大池いこいの森ビジターセンター間までの利用に限定されていて、貸し出し時間は午前9時から午後5時までの間で、2時間以内に返却しなければなりません。
7~9月は毎日貸し出し、4~6月・10~11月は月曜及び祝日の翌日以外の日に貸し出しを行っていました。
台数は見たところ8台というところでしょうか、自転車の質はまずまずだと思います(少なくともボロの廃物再利用ではありません)。

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大池いこいの森駅待合室内部の様子、2013年10月撮影。
待合室の壁面はエメラルドグリーンで清涼感を持たせています。
飲料自販機が一台設置されていますが、当駅付近は文字通り何もないので非常に助かるのです。
夏場は視覚的・心理的にも涼やかに感じられて快適に過ごせそうなのですが・・・。
天井も高く、開放感たっぷり。
しかし梁には蜘蛛の巣が張り虫の死骸が引っ掛かっている有様。
ローカル線の改築駅舎では度々こうした天井の高さを見ますが、デザインやパッと見の美観だけしか考えず、何十年も使う上での清掃や保守の事をなおざりにしているように思います。
なお当駅には自動券売機は設置されておりません。
それだけ利用の少ない表れなのでしょう。

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待合室から階段を上がった、高架ホーム横の待合室、2006年9月撮影。
ほくほく定番の空間です。

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うらがわら駅方から見た大池いこいの森駅ホームの様子、2006年9月撮影。
二両分の有効長と一両分の上屋付きという、ほくほく線標準形です。

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ホーム端からうらがわら駅方を見る、2013年10月撮影。

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くびき駅方から見た大池いこいの森駅ホーム、2013年10月撮影。
高所恐怖症な私は、この貧弱そうな高架で大丈夫か!?とつい思ってしまいます。
勿論大丈夫に決まっているのですけれど、壁やガードが無い高架や鉄橋にはどうしても恐怖心を覚えてしまうのですよ。

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ホーム端からくびき駅方を見る、2006年9月撮影。
もう少し進めば頸城平野の広大な田圃の海に行き着きます。

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ホーム上から見た大池いこいの森駅付近の様子、2013年10月撮影。
駅周辺は見事なまでに人家無し、一面田圃の海、壮観です・・・!。
人気はありませんが決して打ち捨てられた土地ではなく、農耕地域として生き生きとしているこうしたロケーションの駅は新潟県内では珍しく、貴重です。

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大池いこいの森駅を出発したHK100形電車「ゆめぞら」号の越後湯沢行、2013年10月撮影。
当駅はほくほく線内で唯一、通過する普通列車がある駅です。

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大池いこいの森駅前の様子、2006年9月撮影。
駅前広場は路線バスが余裕で折り返せる広さで、車十数台分の駐車場もあります。
ここまで車で来て、のんびり歩きながら、またレンタサイクルで大池いこいの森まで行くのも悪くないかも。
この時はいこいの森でイベントがあり、駅前からシャトルバスが出ていました。
それなりに人を乗せたシャトルバスが行ってしまうと、ただ鳥の囀りと虫の鳴く音だけが支配するありのままの自然な空間に。

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駅前広場を出てほくほく線の高架をくぐって一枚、2006年9月撮影。
駅周辺を歩いて見ましたが、車に出会う事もなく、現地の農家の方々が農作業に勤しまれているのを散見するのみ。道すがらで歩行者の影を見る事すらありません。
まだいささか夏の名残りを感じる秋晴れの中、ぽわ~んとひとり佇む私の長い影・・・長閑です、時計の止まった光景です。
ただ、こうした良い意味での「生活感の無さ」が駅待合室のあの状態に関係していると思いますねぇ。
ほくほく線の各駅は大なり小なり、地域の方々が駅を守ろうと頑張っておられる姿勢を感じますが、当駅の場合、駅を守っていこうにもそのバックボーンが存在しないといっても過言ではなく、それならば当地の観光協会あたりが貴重な観光資産の玄関口としての当駅を守っていくのが本筋でしょう。
しかし、広域合併によってその辺の意識が希薄になっているのかなぁなんて心配を少々・・・。
頸城村時代なら地元の観光資産絡みという事で、もう少し大池いこいの森駅にも気を配っていたのかもしれませんが、広域合併後の上越市となると、旧町村の観光資源から派生する問題などは他人事のように捉えていてはいませんか?なんて生意気な事を言っちゃったりして(汗)。

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2007年2月13日 (火)

北越急行ほくほく線・虫川大杉駅

本日の駅紹介は北越急行ほくほく線・虫川大杉駅。

2016年6月19日、記事を完全リニューアルしました。

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新潟県上越市に所在する無人駅で、開業は北越急行ほくほく線開通と同日の平成9年(1997年)3月22日。
開業当時の所在は東頸城郡浦川原村で、同村は平成の大合併によって平成17年に新潟県第三の都市・上越市に編入されて現在に至ります。

列車交換駅で長いホームを持つ立派な構内の虫川大杉駅ですが、浦川原村の中心地区は隣のうらがわら駅です。
当駅は周辺人口も少なく、公共交通の結節点という位置付けです。
当駅から南に3km行くと浦川原村の隣町である安塚町の中心地区があり、虫川大杉駅は安塚町の玄関駅としての機能も多分に併せ持っています。
浦川原村と安塚町が上越市に編入される以前の2006年時点では、うらがわら駅前-安塚間の路線バスがほくほく線列車に接続する形で一日12往復運行されていました。
広域合併後の現在でもその機能は健在ですが、路線バスは平日9往復。
休日は全便運休になっていて、地方の公共交通需要の衰退がここにも現れているのです。

上越市統計年鑑によると、平成19年度の虫川大杉駅年間乗車人員は50,640人で単純計算すると一日平均約139人。
浦川原村中心地区に所在するうらがわら駅よりも僅かに多いレベルで、駅周辺の様子を見るに相当に多く感じられる数字なのです。
この健闘の要因として考えられるのは、当駅が前述したように安塚地区の玄関駅としての機能を持っているのと共に、当駅から安塚地区中心地区に向かって約2km地点に所在する県立安塚高校の存在だと思われます。
しかしこの安塚高校、県立高田高校の分校が安塚地区に開校したのと引き換えに2015年に募集を停止したそうです。
在校生が卒業したら学校は廃校になるわけで、高田高校の分校が代わりに出来たとはいえ、これが虫川大杉駅の乗車人員にどう影響するかですね。

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虫川大杉駅駅舎の様子、2012年6月撮影。
日本有数の豪雪地帯に所在する駅としての何よりの証が、三角の切り立った屋根。
下の画像の出入り口正面に自動券売機が一台設置されています。

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対面式ホームへの出入り口付近の様子、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅待合室の様子、2012年6月撮影。
隣のうらがわら駅の待合室と同じ造りで、浦川原村の駅としての統一感と予算の効率化を図っての産物なのでしょう。
天井は高く開放的な室内ですけれど、虫はかなり入ってきそうではありますな。
なおトイレは画像の反対側(私の立ち位置)側にあります。

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ホーム横の待合室、2012年6月撮影。
こちらはほくほく線の定番スタイル。
この時点では運行案内板は設置されていませんでした。

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1番ホームのうらがわら駅方から見た虫川大杉駅構内の様子、2012年6月撮影。
当駅の最大の特徴がこの長大な本線ホーム。
9両対応は国鉄以来の幹線系駅であれば珍しくない有効長ですけれど、当駅の場合は比較対象がほくほく線定番の二連対応ホームなので、錯覚効果全開でとてつもなく長大に映るのですよ。
虫川大杉駅から南に12kmほどの距離にある、キューピットバレイスキー場へのアクセス用に、シュプール号停車を見込んで9両の有効長をとったのです。
しかし当駅が開業した頃、既にシュプール号は斜陽の一途というタイミングの悪さ。
特急「はくたか」が定期停車することも無く、現在では完全に遊休化していますなぁ。

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1番ホーム端からうらがわら駅方を見る、2012年6月撮影。
虫川大杉駅からうらがわら駅は2kmと近く、国道を歩いても40分あれば行けます。

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1番ホーム上から見た2番ホームの全景、2012年6月撮影。
これがほくほく線の駅としての本来の姿なのですが、一番ホームと比べるとかなり貧相に見えてしまいますね。

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1番ホーム出入り口付近から、虫川大杉駅構内のうらがわら駅方を見る、2012年6月撮影。
1番ホームは長大ですが、上屋は三両分ほどです。

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1番ホーム端から、ほくほく大島駅方を見る、2012年6月撮影。
虫川大杉駅は、ほくほく線の前身である国鉄北越北線の建設計画時点で列車交換駅とされていて、特急「はくたか」同士の交換も可能な余裕ある広い構内です。

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現在はその役目を終えている160kmの表示、2012年6月撮影。
私はとうとう「はくたか」のほくほく線内には乗らず終いでした。
当駅やまつだい、くびき両駅で見たあのスピード感を車内で体験出来なかったのは極めて残念。

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両ホーム間を結ぶ地下道、2012年6月撮影。
ほくほく線の地下道ってみんなこんな感じですけれど、もうちょっと商売っ気を出してもいいような。
地元や周辺の観光やイベントのポスターを貼るとか。
ゴチャゴチャ貼りまくるのは少々ウザいのですが、こうも無味乾燥としてひえびえとしていると、人気が少々欲しいなぁと。
でも貼ってもあまり効果は無いんだろうなぁ。
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短い2番ホームのうらがわら駅方から見た虫川大杉駅構内、2012年6月撮影。

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同じくホーム端からうらがわら駅方を見る、2012年6月撮影。
当駅のホーム配置がいかに非対称か一目瞭然です。

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2番ホーム上から見た、国道253号線側の駅周辺の様子、2012年6月撮影。
手前の整備途上の道は、現在国道になっています。

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2012年6月時点の虫川大杉駅発車時刻表。
2011年3月改正ダイヤ時点では六日町・越後湯沢-当駅間の区間列車が一日一往復運行されていましたが、この時点では全区間運行に改めているようです。
列車交換が無い場合の列車発着は一番ホームです。
当駅の列車交換機能は2016年3月改正時点でも健在で、一日八回の列車交換が見られます。

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虫川大杉駅で顔を揃えたHK100形電車の一般仕様車と「ゆめぞら」号、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅2番線を出発したHK100形「ゆめぞら」号の直江津行、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅1番線を出発したHK100形電車の越後湯沢行、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅を高速通過する特急「はくたか」の雄姿、2012年6月撮影。
「はくたか」に代わるほくほく線の看板列車、超快速「スノーラビット」は2016年3月改正時点で上り一本が停車しています。

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虫川大杉駅前の様子、2012年6月撮影。
当駅は前述したように公共交通の結節点としての役割が色濃く、周辺は民家も少なく長閑・・・というよりはがらーんとしていています。
周囲のロケーションに比べて駅が立派な造りだと、そういう感覚に陥るのですよ。

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虫川大杉駅周辺の見所と言えばまずこちら、駅名の由来にもなった「虫川の大スギ」です。
2012年6月撮影。
駅からフラフラ歩いて約8分、画像中央右の白山神社の境内にそれはあります。
画像左側にチラリと映っているのは、ほくほく線の高架です。

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画像右側が「虫川の大スギ」、2012年6月撮影。

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白山神社の社殿、2012年6月撮影。

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「虫川の大スギ」は樹齢千年以上、樹高約30m。
白山神社の御神木です。
しかしこれだけの樹齢だと流石に天然の状態というわけにもいかないようで、ご覧のように太い幹には補強が?

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白山神社から数分の墓地前が、「虫川城跡」の入り口です。
2012年6月撮影。
戦国時代の山城跡で、このような山深い地であっても川が合流し道の通じるところには、このように城が築かれて周囲を牽制していたのです。

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ここから城跡に登っていきます、2012年6月撮影。

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こう見るとかなり高度を稼ぎそうな勾配なのですが・・・、2012年6月撮影。

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しかし標高は94m、登り始めて約五分で本丸跡に到着、2012年6月撮影。

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本丸跡から俯瞰で景色を存分に・・・とはいかないのが残念、2012年6月撮影。


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山間の緑の田圃を突っ切るほくほく線の高架、2012年6月撮影。
画像中央右が虫川大杉駅です。
高架から築堤になるあたりから構内になります。

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駅がいかに立派に見えても、後背の山の圧倒的なボリュームに比べればこんな感じ、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅から国道253号線に出る県道の様子、2012年6月撮影。
この道を奥に向かって直進すると、旧安塚町中心部に出ます。

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虫川大杉駅近くの国道253号線旧道の様子、2006年9月撮影。
撮影時点ではこの道が国道でしたが、現在は駅前至近に道が作られて国道になっています。
「虫川商店街」と掲げられていますけれど、商店はT字路正面の菓子店が目立つ程度でしたっけ。
かつては「商店街」と言えるほどの店があったのか、それともほくほく線開業に乗じた地区のイメージアップの為に命名したのかは定かではありませんが・・・。
現在もコンビニ等は無いようですな。

当駅を初訪問した2006年9月、国道から虫川大杉駅へ向う県道に入ると、歩道前方に黄色い物体を発見・・・。
接近するにつれ、それは犬ほどの大きさの動物が歩道に座っているように見えてきます。・・・まさか野犬さんとのご対面かっ!?
山深い地ゆえ、野犬さんがいらっしゃっても不思議ではなし。
今まで野犬さんとは幸いにしてコンニチワした経験のなかった私でしたが、今度こそは年貢の納め時かっ!
これは腹を括ってかからねばなるまいと脳内物質を猛烈に分泌開始して合戦準備、アドレナリンがびっちゅびちゅで喉が渇くぅ!、唇がかさつくぅ!!
「この腕を砕けぃ! この目をえぐれぃ! されど貴様には死あるのみぃっ!!」
・・・なんて拳王様の芝居染みた決意を胸にぐいぐい進むと・・・幽霊の正体見たりなんとやらで、私のウエスト63の柔腰も思わずへなへなぁ~・・・。

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・・・こんなモン、歩道に置いとくなよなぁ、お客様歓迎の気が利いたオブジェのつもりでつか?
他にもこのようなあにまる置物が何種類も歩道に点在していました。
ロケーションが野犬やサル・クマがいらっしゃっても不思議じゃないトコロだけに、マジで本物と見間違えてビビリましたがな・・・、なんちゃって都会人のガラスの心臓にはすこぶるよろしくないんですけど・・・w。

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2006年12月21日 (木)

北越急行ほくほく線・うらがわら駅

本日の駅紹介は、ほくほく線・うらがわら駅。

2016年6月19日、記事を完全リニューアルしました。

新潟県上越市に所在する無人駅で、開業はほくほく線開通と同日の平成9年(1997年)3月22日。
開業当時の所在は東頸城郡浦川原村で、同村の中心地区に位置しています。
浦川原村は平成17年(2005年)に上越市に合併編入されて今日に至ります。

旧浦川原村内の鉄道駅は当駅と虫川大杉駅ですが、後者が旧安塚町の玄関口としての機能を持つ公共交通の結節点なのに対して、当駅はれっきとした村の玄関駅です。
しかし当駅は、ほくほく線の前身である国鉄北越北線建設計画では設置されていなかったのが意外なところ。
人口密度が比較的高い当地区に列車交換駅を設けるとなると、高架にしろ築堤にしろ大規模なものになることから敬遠されたのかもしれません。
また計画段階では後述する頸城鉄道が健在だったので、ローカルな需要はそちらに任せるという意図も多分にあったのかも。
また虫川大杉駅からは2kmと比較的近く、国鉄的な感覚ではその辺もマイナスに働いたのかもと、その背景については色々と妄想を廻らしたくなるところであります。
第三セクターに転換後に設置が決定された「停留所」ゆえに、駅の規模は虫川大杉駅が圧倒的に大きく、その陰に隠れてすこぶる地味な印象なのは少々気の毒に思える、そんな駅です。

上越市統計年鑑によると、平成19年度(2007年)のうらがわら駅年間乗車人員は48,821人。
単純計算すると一日平均約134人になります。
虫川大杉駅よりも僅かに少ないレベルで、合併前の人口4,000人強の村の玄関駅の数字としては少々寂しいかも。
当駅周辺には高校が無いので学生の集中が無いのです。

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うらがわら駅駅舎の様子、2012年5月撮影。
虫川大杉駅の駅舎をやや小ぶりにしたような建物です。
駅出入り口前の大きく傾斜した形状の上屋は豪雪地帯ならでは。

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うらがわら駅待合室内部の様子、2012年6月撮影。
虫川大杉駅のそれと同じ間取りの、天井が高く旧家の中にいるような穏やかな空間です。

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待合室から階段を登って高架上のホームへ、2012年6月撮影。
その横にある小さな待合室はほくほく線定番の造りです。
待合室前に自動券売機が設置されています。

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大池いこいの森駅方から見たうらがわら駅高架ホームの様子、2012年6月撮影。
ほくほく線定番の二連用です。

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ホーム端から大池いこいの森駅方を見る、2006年9月撮影。

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夕陽の中、うらがわら駅を出発したHK100形電車一般型の直江津行、2012年6月撮影。

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夕闇迫る中、うらがわら駅に到着したHK100形電車「ゆめぞら号」の越後湯沢行、2012年6月撮影。

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ほくほく線と共に、当地域の大動脈である国道253号線、2012年6月撮影。
うらがわら駅を最初に訪問した2006年9月当時、駅周辺はスーパーが駅から1km弱のところにある旧村役場近くの裏道(商店が数軒固まっている事やその佇まいからして旧村のメインストリートと思われます)に一軒。
コンビニはなく居酒屋と酒屋が一軒ずつという具合。
他にめぼしい商店というと駅前のミニ市場と前述の裏道手前にある浦川原バスターミナル向かいに有るくすり屋ぐらいで、人口四千人強という規模からして国道沿いにはそれなりに店があるのだろうとの予想は覆された格好。

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うらがわら駅から虫川大杉駅方面に数分歩いて、浦川原バスターミナルに到着、2012年6月撮影。
昭和46年5月に全線廃止されたナローゲージの頸城鉄道・浦川原駅舎を転用した建物です。
新潟県内で廃止された駅舎をバス用に転用している例は、ここと旧栃尾鉄道の栃尾駅ぐらいですかね。
両者共に軽便鉄道の駅舎で、全国的に見ても貴重な建物かと思います。
この浦川原バスターミナルからは、鉄道補完では頸城バス(頸城自動車直営)の直江津線、くびき野バスの高田線、東頸バスの安塚線(虫川大杉経由)が発着しています。
直江津線は頸城自動車自らが運行しているので、同社グループ内では幹線としての位置付けと思われ実際に本数も当地域の路線バスとしては群を抜いて多く、平日12往復、土休日7往復です。
直江津までの所要時間は44分で運賃は2016年3月現在で770円。
ほくほく線と比べると所要時間は二倍強で運賃は倍近いのですが、経由地が全く異なるので棲み分けはうまく出来ているのでしょう。

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駅裏手から見たうらがわら駅、2012年6月撮影。
賑やかな表側とは全く異なる顔がそこには。

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