カテゴリー「 野球」の記事

2011年3月28日 (月)

文理残念八強入りならず!

平成23年センバツ大会第六日目第二試合、我が県から出場し県勢二度目の
センバツベスト8を狙う日本文理高校は、福岡県・九州国際大付と対戦し2-4
で敗れました!
残念!

初回に1点先制され、その後も明らかに押されていましたが四回に同点に追い
つき、さぁ勝負はこれから!と喜び意気込んだのもつかの間、その裏に集中
打で3点を取られてここで勝負あったという感じ。
四回途中からエースの田村君と交代して甲子園初マウンドの波多野君は力感
溢れるフォームで威力のあるストレートをびゅんびゅん投げ込み、適度に荒れ球
なのも幸いして九州国際大付打線に踏み込んだ打撃をさせずに追加点を許しま
せんでしたが、文理打線は七回八回と好機を作るものの決定打を欠き、九回に
1点返すのが精一杯。
初戦の香川西戦で8点を奪い、一冬越して懸念材料だった打線も一皮剥けた
か!?と思われましたが、野球はそんなにうまくはいかないという事ですな。
期待の三番湯本、四番村上がノーヒットだったのも痛かった・・・特に湯本君は
なまじ打撃に自信があるからなのか、大振りが目立ちます(今日2三振、文理
は本日12個の三振)。
向こうの監督さんは投打共自分達の野球が出来た旨おっしゃっていましたし、
こちらは継投を余儀なくされた時点で今のチームの野球では無くなっていまし
たから、今日は完敗ですね。投打とも向こうの方が一枚上手。
こちらはミスもなく、単に打たれて打てずに負けたのですから仕方ありません。

しかし夏に向けての収穫もあって、二番手の波多野君の好投で夏は田村君との
二枚看板で継投を勝ちパターンにしてもよいのでは?
また打線も五番南場君のようにコンパクトに振ってきっちり結果を残したりもして
いましたから、上位下位関係なくそうした打撃の徹底を図るのが吉でしょう。
二年前の夏も大振りではなくコンパクトなハードヒッティングで全国を驚かす打棒
を発揮できたのですから。

四ヶ月後には夏の甲子園行きキップもどこかのチームが手中に収めているわけ
ですが、果たしてそれは文理かはたまた昨夏甲子園ベスト8の新潟明訓か、
今や公立校の雄佐渡が甲子園での経験を糧にどこまで成長するか、新潟高校
野球中興の祖中越の復活はあるのか。今年の夏も今から楽しみです。

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2011年3月26日 (土)

佐渡の山河に凱歌は届かず・・・

平成23年センバツ大会第四日目第一試合、我が県から21世紀枠で出場の
佐渡高校は、和歌山県・智弁和歌山と対戦して1-8で敗れ、センバツ史上
初の県勢二校白星はかないませんでした・・・残念!

五回までは1-2と、劣勢ながら何とか試合を作れていたのでこれから一、二
回はチャンスがあるかも・・・と思い始めたのもつかの間、智弁の攻撃六回
二死ランナー無しから四球絡みで4点取られてあぁ・・・、ミスにつけこまれて
大量失点という少し前までの県勢の悪いパターンそのままで、デジャブ満点
の展開でした・・・。
エラーは記録上は一個だけでしたけれど、見ているとファウルフライを取れな
いとかその他色々細かいミスが多々あって、攻撃は結局4安打で長打は四回
のタイムリー二塁打一本きり。
八、九回はスコアリングポジションにランナーを送ったものの決定打が出ず。
得点差以上に地力の差は如何ともし難いものでした、向こうの選手はオーラ
が凄いし。

試合勘もイマイチの印象があって、離島の公立校というハンデが出てしまって
いましたなぁ・・・地理的条件から、県内外の有名校や強豪校と練習試合は
おいそれとは出来ませんからね。
しかし佐渡の高校野球の歴史上、佐渡高校が甲子園で自分達よりずっと良い
環境で鍛えられた歴戦の学校と対戦して敗北はしたものの壊乱壊滅的なそれ
には至らなかったというのは画期的な事だと言えましょう。
幸いセンバツは夏に向けての前哨戦でもあり、この試合で選手諸君がその
身をもって得た教訓は得がたいものであって、夏を勝ち抜くのに当たって力に
なるのは間違いありません。
四ヶ月後、甲子園で戦い一回り成長した佐渡高ナインが夏の県大会準決勝、
決勝で甲子園行きのキップを賭けて懸命に戦う姿をぜひとも見たいもので
す。
文理、明訓という名だたる私学の争いに割って入る公立校の下克上を大い
に期待しております!

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2011年3月23日 (水)

一勝は、固いと思う今のしあわせ

東北関東大震災の被害の大きさに鑑み、開催の是非が議論されたセンバツです
が、本日予定通り開幕。
大会初日第一試合で我が県から出場の日本文理高校は、2006年夏に対戦
して敗れた因縁の相手・香川県香川西高校に8-1で勝利しました!
震災の被害の余りの酷さと福島第一原発の深刻な状況と、我が街でも少なか
らず起きている「買占め」等の人心の荒廃・・・心が折れてしまいそうな報道に
接する日々にあって、震災発生以来初めて笑顔になれた今日でした!

いや~、文理は強いねぇ・・・! 今のチームは投手と守りにかけては充分に
全国レベルであるものの、打線はあまり振るわずそれが不安のタネだったの
ですが、今日の文理打線の鋭いスイングは二年前夏の強打を彷彿とさせる
ものでした。
少し前まではセンバツに新潟県勢が出るのも稀、稀に出た時は実に残念
な結果で、せめて一点は取ってくれ、頼むからノーヒットノーランとかされない
でくれと祈っていたものですが、ここ最近は一勝は出来るんじゃない?と余裕
で見られるようになりましたからねぇ~、つくづく時代は変わった・・・。
次の対戦相手は28日、福岡県・九州国際大付。がっぷり四つの好ゲームを
大いに期待するところであります。

さて今年のセンバツは新潟県高校野球史上初の快挙として県勢2校が出場。
文理と共に県民の期待を背に戦うは佐渡高校、21世紀枠での出場です。
佐渡島の高校としては春夏通じて初の甲子園出場なのであります。
こちらは26日の第一試合で初陣を飾る・・・のですが、佐渡の方に怒られ
るのは重々承知の上で正直相手が悪過ぎます・・・だってよりによって智弁
和歌山なんだもん。
壷の高校野球板の今大会最弱校スレでは、実に遺憾ながら最弱本命に
挙げられている佐渡と歴戦の猛者智弁和歌山・・・、文理でも勝てるかどうか
わからない相手に、昨秋県大会決勝で文理と戦い1-6で敗れた学校です
から・・・籤運が悪いとしか言いようがないですなコレは。
・・・しかし思わぬ金星が珍しくないのが高校野球です。
一昨年の文理だって、新潟の誰もがベスト8まで行ければ上々、決勝に進出
してあんな伝説的な試合をするなんて夢にも思っていませんでしたからね。
同じ高校生同士、勝負はゲタを履くまでわかりません。
ぜひとも智弁和歌山に一泡吹かせる試合をと心から願う次第です、もし勝っ
たら一昨年夏に次ぐ快挙、センバツで県勢二校が白星なんですから!

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2010年8月19日 (木)

野球の夏も終わりです

夏の甲子園第92回大会第13日目準々決勝第二試合、我が県代表・新潟明訓は
兵庫代表・報徳学園と対戦し1-2で敗れました。
新潟県勢二年連続ベスト4の夢ここに潰える・・・。
残暑はまだまだ衰えを見せませんが、新潟の野球の夏はこれでお終いです。

相手の先発はまだ一年生、初回は球が高めに浮き四球二つと明訓につけ入る
チャンスは充分にあるかとも思いましたが、回を追う事に落ち着いてきて捉え切れ
ませんでしたなぁ・・・。
もうちょっとコントロールの良い、ストライクゾーンでどんどん勝負してくるタイプなら
多少球威があっても捉えられたのでしょうけれど、適度な荒れ球となると中々難しい
のでしょう。
それにしてもあの一年生はこの先楽しみ、報徳も後二年は投手の心配をせずに
済みそうな逸材ですね。

明訓はよく投げよく守り、名門報徳を2点で抑えたのは立派でした。
しかしスコア上は1-2と惜敗に見えるものの、内容はやはり相手が一枚上手の
印象です。
精神的には気後れせずやれていましたから、純粋に実力の差でしょう。
常に余裕があり先の先まで見越している報徳(何しろエースは温存ですから)と、
目一杯の野球をしている明訓の差です。
また本当の意味で勝ち慣れていないっていう事でもあるんでしょうね。
ともあれ明訓の選手並びに関係者の皆様お疲れ様でした!

明訓が優勝候補筆頭の興南とどこまでやれるか見たかったのですが、それも叶わ
ぬ事となりました。
こうなれば明日は報徳にぜひ勝っていただきたい!
報徳が勝ち抜ければ、そんな強いチームとあそこまでやれた明訓の株も大いに
上がるというものです。
・・・しかし興南は強い!
一撃必殺の長打があまり期待出来ない報徳は得意の足技で徹底的にかき回す。
後は投手陣が最小失点で切り抜ける、これ以外に勝機はなかなか・・・。
果たして勝負の行方や如何に!?

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2010年8月16日 (月)

自信という名の波動砲効果

夏の甲子園第92回大会第10日目第三試合、我が県代表・新潟明訓高校
は福岡県代表・西日本短大附と対戦し、1-0で勝利して県勢通算三度目
のベスト8を成し遂げました!
これで昨年に続き二年連続のベスト8進出!
試合はまさに薄氷を踏む思いの辛勝でしたけれど(9回の大ピンチでは正直
もうダメだと観念してました)、こういう「守りきる野球」も出来るんだなぁ~と、
新潟県勢のレベルアップを実感できた実り多き勝利でもありました。
かつての新潟野球はああいう展開に耐え切れず、守りのミスにつけこまれて
終盤にドーンと突き放されるというのが負けパターンの一つでしたから。

それにしても・・・、大敗しても「甲子園にさわやか旋風!」と地元マスコミが
書き立てニュースでアナが連呼して傷の舐め愛だった昔が夢のようですな。
例えはアレかもしれませんが、現在の新潟県民の高校野球を見る目は、

「ヤマト帰還後に再建された地球防衛艦隊」

こんな感じですかね。
昨年の日本文理の準優勝が「宇宙戦艦ヤマト」と言えましょうか。
それ以前は波動エンジン導入以前の地球防衛艦隊のあの惨状と同一です。
善戦健闘しても一勝十敗という世界。
相手との地力差に加えて対戦以前に精神的に負けていました。

「奴らにはこの艦では勝てない・・・」

とにかく勝つ為の心の拠所がまるでありませんでしたから。

そんな絶望的な状況にあって、初めて希望の灯が燈ったのが2006年センバツ
での日本文理ベスト8進出(それまではセンバツ出場すら稀な有様)と2007年
夏の新潟明訓の2勝。
この辺りから反撃の烽火が上がり始めて昨年の快挙です。
昨年の日本文理の戦いぶりは、新潟県勢に「成せば成る!」という自信、自信
という名の「波動砲」=心の拠所と負け犬根性の払拭をもたらしたのです。
今年はその「波動砲」が最初から装備されているので、かつてのような俯き加減
で見るからに自信のなさそうな県勢の姿は最早ありません。
精神的には対等に勝負出来るようになっています。
またその精神的余裕が選手個々の、またチームとしての技術的、戦術的レベル
アップに繋がっているようです。
「精神野球」と言うと時代遅れのスポ根と思われるでしょうけれど、プロなら
ともかく(精神力!根性!で補強にカネを回さないセリーグ某チームはまさ
にそう)アマチュアレベルでは精神力は勝利に向かってのなお重要なファク
ターなのだと認識させられますね。

ベスト4を賭けての次の対戦相手は明日の第一試合終了後に決まるとの事。
顔ぶれを見るとどこもスキが無く強そうですな・・・。
正直ベスト4は厳しいか・・・いやアマチュア同士の対戦なのですから勝負して
みるまではわかりません!
昨年の日本文理だってそうだったのですから。
今日の試合では軟投派でコントロールの良い相手投手を責めあぐねていました
けれど、真っ直ぐを主体に投球を組み立てる本格派投手相手なら、文理に倣っ
たという強打の練習も生きてくるはずです。
明訓らしく打撃戦に持ち込んで競り勝って欲しいなぁ、選手諸君頑張って!

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2010年8月13日 (金)

今夏も勝ったよ初戦突破!

夏の甲子園第92回大会第7日目第一試合、我が県代表・新潟明訓高校は
京都代表・京都外大西と対戦し、5-3で初戦勝利を飾りました!
我が県勢、夏の甲子園は二年連続初戦突破!
平成に入ってからでは平成5、6年に次ぐ快挙です。
何といっても昨年夏の快挙もまだ記憶に新しい強打日本文理を決勝で下して
の甲子園で、県民のボルテージも最初からかなり高いのです。
昨年夏から明らかに高校野球を見る目も変わっていますしね。
センバツは県勢の出場が叶わずかなりガッカリだったので、夏はその分頑張って!
なのです。

さて試合ですが・・・、
結果として勝てたものの、かなりの敵失に助けられての勝ちでヒヤヒヤもんで
したなぁ・・・。
京都外大西は一回から三回まで先頭打者がいずれもクリーンヒットで出塁、
しかし一、二回はいずれもバント失敗が響いて無得点、三回は一死三塁から
スクイズを仕掛けて失敗。
投手もエースを温存(それでも抑えられると思ったのでしょうか?)していましたし、
もしバントが一度でも成功していたら、もし向こうのエースが最初から投げていたら
・・・、タラレバで振り返る事が出来て実に幸運だったと言うべきかと。

県大会で強打日本文理を凌ぐ猛打の明訓打線は初回から積極的に振りにいって
いて(しかも無茶振りではないし)、大舞台に舞い上がる事もなく地に足を付けた
打撃が出来ていてまずは上々。
一回と三回はいずれも得点の引き金になった盗塁も決め、足技も侮れないところ
を披露しました。
三回途中から登板した向こうのエースからも7安打2得点、計13安打を放って
数字上は慶賀の至りですが、13安打して得点はたったの5ですからねぇ・・・。
この辺の効率の悪さはもう少し是正してほしいところ。

一方投手の方は、ちょっと心配になる出来でした、心臓にあまり宜しくない。
これがヒヤヒヤの元・・・。
二人の継投で11安打打たれていますから。
余計な四球を出さなかったので致命傷にならずに済んだというところでしょうか
(与四死球1)。
二人とも纏まった投球はしていますが、真っ直ぐが特段速いわけでもなく、変化球
がキレまくりというわけでもなし。
去年の日本文理の伊藤君のようなタフネスさも無さそう。
守備も五回に先方が猛攻を仕掛けてきた際にエラー二つ、いずれも失点に直接
結びつくもの。
県大会では横綱相撲だったので、競り合いになった際の耐久力が心配です。

さて我らが新潟明訓は大会第10日目に福岡県代表・西日本短大付高とベスト8
を賭けて対戦します。
打つ方はそこそこやれるかなと思いますが、投手陣は心配です・・・。
今日の試合同様、先制して加点しつつ逃げ切るパターンでないと勝ちきれない
気がしますねぇ。
常に試合の主導権を握りつつ打ち勝つ、そういう展開を期待する次第!

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2009年8月25日 (火)

真夏の夢舞台・意志の勝利

昨日の第91回夏の甲子園決勝、春夏通じて新潟県高校野球史上初の決勝の
晴れ舞台に立った我が県代表・日本文理高校は9-10で愛知県代表・中京大
中京高校に敗れました。
9回表二死ランナー無しから始まったドラマは、皆様すでにご承知の通り。
あの絶望的な状況下でも自分達の野球を断固として貫き通した文理の選手諸君、
あの姿勢があったればこその決勝進出にしてあのドラマ。
まさに

「意志あるところに道は開ける」

なのです。

準優勝は意志の勝利、県民の誇りです。
本当にお疲れ様でした、そして夢をありがとう!

中京の選手はいずれの選手もパワフルで、迫力がありました。
流石、優勝に相応しいチームです、優勝おめでとう!
特にエースで四番の堂林君、彼のバッティングは凄かった!
もうどこへ投げても長打を打たれそう・・・。
これまで甲子園決勝は雲の上の話で、見ていてもプロの試合を見ているような感覚
でしたけれど、この決勝で「決勝まで勝ちあがってくるチームはやっぱり凄いや!」と
初めて現実感を伴って見る事が出来ました。

決勝の感動も醒めやらぬ今ですが、高校球児たちの来春へ向けての新たなる戦い
は早くも始まろうとしています。
日本文理は甲子園で大活躍の二年高橋隼之介君と一年ながらレギュラーの湯本君
を中心とした新チームで臨むでしょう。
甲子園ではっきりと結果を残した「焦らずタマを見極め、低く速い打球をセンター中心
に打ち返す」、これを極めていけばきっとまた良い結果を得られます。
そして新潟明訓や中越など強豪校は打倒文理へ一層の奮起を期待します。
今世紀に入って春夏甲子園での県勢勝ち星は8つ。
(夏・・・文理4勝、明訓2勝。春・・・文理2勝。)
来春のセンバツでは2勝して今世紀県勢甲子園二桁勝利、初のベスト4進出、そして
春史上初県勢決勝進出へ!
今から大いに楽しみに、そして期待する次第です。

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2009年8月23日 (日)

新潟の一番長い夏

第91回夏の甲子園準決勝第一試合、我が県代表日本文理高校は岐阜県代表・
県岐阜商を2-1で破り春夏通じて新潟県勢初・決勝進出を決めました!

初戦の対寒川戦は前回レビューした通り、三回戦の日本航空石川(石川)を12-5
で破り、準々決勝では立正淞南(島根)を11-3で破り春夏通じて新潟県勢初の
ベスト4進出で、この時点で最早新潟県高校野球史上「伝説」のチームでした。
しかし正直今日は厳しいな・・・と思っておったところです。
相手は名だたる強豪に打ち勝ってきたチームですし、日本文理もそこそこ点は
取れるでしょうけれどそれ以上に打たれるかなと・・・。
文理のエース伊藤君は高めの棒球を打ち込まれるケースがあり、強打のチームに
そこを漬け込まれるとかなりやられて、私の戦前の予想は

県岐阜商8-4日本文理

しかしここまでこれたのがもう凄い事なので(日本がサッカーW杯でベスト4に進出
したと想像していただければ、こちらのテンションもその後の達観した展望もお分か
りになるかと存じます)、後は文理の野球を悔い無く精一杯やって欲しい!
望む事はそれだけでした。

しかし試合が始まってみれば・・・
日本文理は一回裏の攻撃で珍しく三者凡退、やはりなぁ・・・、しかし伊藤君も低めに
変化球を集めて慎重に投げ進めます。
今まで時折見られた投げミスが全くありません。
打ち合いの予想は見事に覆され、2回以降毎回のようにスコアリングポジションに
ランナーを置きながら凌ぎきる県岐阜商のエース山田君との間で息づまる投手戦
の様相に。
日本文理にとって県大会を含め初めての展開でしたが、ポイントと思えたのはあっ
さりと三者凡退する事が一回以外無かった事と、低い打球のクリーンヒットが多か
った事。
凌ぎきっているとはいえ、毎回攻めのバッティングをされて塁上を賑わされては、守り
のリズムがイマイチで攻撃への気持ちの入り具合も違ってくるのです。
日本文理にあれだけ打たれると、いつ大量失点に繋がるかという無言のプレッ
シャーも相手にかけられますしね。
県岐阜商の監督さんは試合後「(文理に)運があった」とおっしゃっていましたが、
その運を日本文理が掴めたのは、なかなか得点出来なくとも奇策を用いずにバット
をコンパクトに振り抜き普段通りの速く鋭く低い打球に徹する文理野球を実践し
切ったからでしょう。
「嬉しい誤算」(文理の監督さんは五点は覚悟していましたから)で好投の伊藤
君は、見ているこちらの心臓に悪い高めの釣り球(少し低くなったらあっという間
にスタンドまで持っていかれそう)を有効に使い、8回は2つの四球によるピンチ
を無失点で(今日の文理内野陣の守備は素晴らしかった!)、9回は二死一塁
から打たれて得点を許しましたが堂々の1失点完投勝利!

県岐阜商は昨日強打帝京を破りましたが、強打のチームを抑えきった後だけに、
エース山田君はかなり疲れていたでしょうね
伊藤君同様中一日開いていたら、流石の文理打線もなかなか打てないのではと
思わせます。
あれだけ打たれても根負けしませんでしたから(10安打打たれても2点で抑える)、
根性は相当なものでしょう。
しかし日程ばかりは個人チームの努力ではどうにもならない事で、その点で言えば
文理には確かに「運がある」と言えるのでしょうか。

ともあれ明日は決戦!明日はお祭り!!
皆仕事は手につかず、県内家電店のテレビは100%決勝戦の中継、スーパーや
デパートはラジオの中継を店内に流しっぱなし。
サッカーのアルビ新潟が優勝してもここまでは・・・と思われるスゴい事になっている
でしょう。
現段階では対戦相手が花巻東か中京かわかりませんが、もうここまで来たんですもん。
臆せず冷静に普段通りの文理野球を貫徹してください!

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2009年8月15日 (土)

初勝利!しかし・・・

夏の甲子園第91回大会第6日目、我が県代表・日本文理高校(夏五回目の
出場)は、第三試合で香川県代表・藤井学園寒川高校と対戦し、4-3で勝利
を飾りました!
センバツでは2006年に2勝を挙げ県民を大いに沸かせた文理ですが、
夏はこれまで四戦全敗・・・。
三年前の出場ではやはり香川代表の香川西高と対戦し、「野球偏差値」の差
をまざまざと見せつけられた苦い記憶が未だに残っておりました・・・。

この夏の文理は、県下に敵無しの猛爆打線が売りで、県大会では常に二桁得点
で圧勝爆勝。
ただ打つだけではなく、足を絡めた攻撃パターンをも兼ね備えて死角無しなのが、
三年前との違いです。
・・・しかし、昔に比べればその差は縮まっているとはいえ、依然として全国レベル
とは開きのある新潟県の高校野球。
県下で無敵を誇る打線も、甲子園では並みのレベルとかなり割り引いて考えて
おいた方が、精神衛生上正しい物の捉え方でしょう。
相手の投手はコントロールが良く変化球にキレがあるという話ですし、臭いタマ
をぶんぶん振り回して凡打の山・・・という展開を予想しておったところです。
(なんちゅーネガティブな思考・・・、でもね、これまでの文理野球を見るに、
策を講じないで真正面からド真面目に突っ込んでいってドツボに嵌るのは
客観的に見て充分予想されるトコロなのね・・・、三年前のセンバツ2勝は好投手
横山君がいればこその結果だったし・・・)

さて試合開始。
一回の裏、寒川は一死一塁で盗塁を仕掛けてきます、これはうまく殺しました
が、直後に四球、すると再び盗塁を仕掛け成功。
得点は許しませんでしたが、果敢に走ってくる寒川の積極性と、三年前に香川西
が失敗続きでもなお執拗にバントを試みて、試合中盤に得点に繋げた展開が
オーバーラップし、嫌~な予感・・・。
三回表、文理は先頭打者が死球で出塁。ここで手堅く送ろうと試みますがバント
失敗、次打者はゲッツー。物凄く嫌な予感・・・。
三回裏、寒川は先頭打者が安打で出塁すると手堅くバント成功。
流石に野球王国、隙がありません。
直後二塁への牽制がそれて走者三塁へ、すかさずレフト前タイムリーで先制。
ミスで進塁を許してタイムリーだもんね、絵に描いたような悪い流れorz。

五回表、文理は二死から内野安打プラス相手の悪送球で二死二塁のチャンス。
ここは相手のミスにつけこみたいところですが次打者は凡退。
三回の失点以降、文理のエース・伊藤君の調子が上がってきただけにここで
ぜひとも追いついておきたいところでしたが・・・。

じりじりした展開の中、六回表に文理は無死から畳み掛けるような連続安打で
同点に!
完全に相手投手を捉えた当たりが続き、無死一塁で打順は文理の誇るクリーン
ナップ!
いやがおうにも期待が高まります!・・・が、チーム最強の打棒を誇る三番
武石君はショートゴロゲッツーorz、結局追加得点ならず。
六回裏、寒川は一死から文句の付けようのない見事な当たりの二塁打二本
を含む三連続安打で2点追加で、寒川3-文理1。
追いついたら突き放される、これまで嫌というほど読まされてきた敗北の詩集
がいつもの懺悔の言葉を紡ぎ出し始めたようです、是非に及ばず・・・。

直後の七回表、文理は無死から右中間への本塁打で一点を返します。
しかしこれはラッキーパンチと言うべきものでしょう。
後続打者は打球に勢いはあるものの討ち取られ、二死走者無し。
・・・とここで寒川は投手交代!
勢いのある打球が飛び始めてはいますがすでに二死、ここで変える必要は・・・?
結局、寒川のこの投手交代が両者の明暗を分ける事になります・・・。

八回表、文理は先頭打者が安打で出塁。次打者は三回にバント失敗、六回に
文理初得点の切っ先となった右中間への二塁打。相手投手は交代したばかり
なので初対戦。
バントか強攻か判断に迷うところではありますが、結果はまたもやのバント失敗。
私は正直、この失敗でもう一巻のお終いと腹をくくったものですが、野球は筋書
きの無いドラマだって言うのは本当だね~!
続く二番はヒットエンドランから右中間を破るタイムリー二塁打!
文理、まさかの同点に追いつきます!
続く文理最強打者の武石君は前打席での痛いゲッツーを取り返すセンター前
タイムリー!
文理、まさかまさかの逆転で一点勝ち越し!
六回、相手打線に捕まった文理の伊藤君は七、八回にもヒットを許しますが、
後続を断ち無失点で凌ぎきり、9回裏は圧巻の三者連続三振!
かくして日本文理、4-3で夏の甲子園記念の一勝目を飾りました。

・・・しかし正直なところ、まだ勝利の実感が湧かないんですなぁ・・・。
ミスは相手より明らかに多かったし、たまたま例年以上のパワフルな打撃が
出来たので力技で勝ちをもぎ取ったような。
根本的な部分で、これまでの県勢の弱点を克服出来ていない気がするんです
よね・・・。
長打無しでもしっかり送ってしっかり走ってしぶとく得点して勝ったのなら大喜び
するところなんですけどね・・・、甲子園で勝ってもあまり感慨が湧かないって
初めてだなぁ。

・・・とまぁ、私の個人的な野球観云々は横に置いて、日本文理高校夏の初
勝利、改めましておめでとうございます!
次は大会第10日目(8月19日)、ベスト8をかけて石川県代表・日本航空石川
と対戦です。
日航石は本日第二試合で延長12回を勝ち抜いた、粘りのあるしぶといチーム。
石川県勢はセンバツをかけての秋甲信越大会で県勢最大の壁として立ちはだ
かっており、次の試合で勝ち抜く事はベスト8進出と来春センバツへの展望と
いう二重の大きな意味があります。
今度はバントもきっちり決めて、心配性で敗北思想に染まりきったおぢさんも
溜飲を下げる勝ち方を大いに期待する次第です!

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2008年8月23日 (土)

お里が知れた日本やきゅう

北京五輪野球三位決定戦は8-4で米国の勝利、日本はメダルに手が届きません
でした。

・・・準決勝の日韓戦での惨敗で、今回はメダル無しだなぁ・・・と直感めいたものを
抱いていた私でしたが、案の定というか何というか・・・。

敗因は病み上がりや調子の落ちている選手を「顔」や「格」で選んでしまう、スモール
ベースボールを掲げながら穴のある大砲を選ぶといったチグハグさ、チーム作りの
一貫性の無さでしょうか。

投手陣はそんな中でもよく踏ん張ったと思いますが、打線は壮行試合から決勝に至
るまでずーっと同じ内容ですからね・・・、ちょっと良い投手が出てくると、ラッキーパン
チの本塁打以外為す術がない。攻め口に工夫が見られず淡々と打席に入って淡々
と凡退、前述のスモールベースボールが全く出来ていない・・・。
打線が毎試合そんな調子なので投手陣は一点もやれないと攻め口に余裕が無く
なり、ボールゾーンをうまく使って遊ぶ事が出来ずにストライクゾーンのみでど真面
目に勝負しなければならなくなるので少し甘く入ると痛打を浴びてしまう
(特に試合後半)・・・
悪循環の見本ですね(涙)。

とにかく日本の打者は(大砲タイプは特に)適応力が足りません、シロウトから見て
も・・・。それではスモールベースボールなど出来るわけがありません。

メジャーへ行った野手もイチロー選手以外は期待される成績を残しておりませんし、
打者の適応力不足は個々の選手云々ではなく日本プロ野球の根本的欠陥なのか
もしれません。
たった6チームのリーグ戦を延々半年もやり、対戦相手は概ね研究済みで毎度変わ
り映えのしない面子、それも少数の白人・黒人外国人選手以外は身体能力に大きな
差のない黄色人種。
他流試合といえば交流戦とアジアシリーズ、日米野球、交流戦はたった一ヶ月間
のみ、アジアシリーズは日本一チームのみの出場、日米野球は選ばれても辞退者
多数、前回は特に酷かった・・・。
これでは適応力も養えませんよねぇ・・・。

とりあえず日本プロ球界がこれから為すべきはまず交流戦の拡大、そしてアジアシリ
ーズ(アジアのクラブチーム決定戦)とは別に、アジア各国の選抜チームによるアジ
アカップ(仮)の定期開催(可能なら毎年やるべき)。
とにかく他流試合を増やして未知の相手にもアジャスト出来る地力を養う事だと思い
ます。
またそれに関連して、日本代表に選ばれる事のステータスを上げる事、モチベーショ
ンを上げる為(名誉だけではなかなかプロは動きません)に年棒査定にも大きく
プラスになる全球団共通の制度導入も必要でしょう。

来年三月には第二回WBCが開催されます。
日本プロ野球は災い転じて福と成し、今回の惨敗で得た教訓を生かしてより適応力
の高いチーム構成で臨んでもらいたいところです。
選手選考も、選手の顔や格だけではなく他流試合での成績や個々の性格も加味
して慎重にやっていただきたい。
問題は監督コーチですが・・・。

「二度とこんな無様な姿は晒しません!」
「北京の借りをアメリカで返すんや!」
「やられっぱなしで終わるような私ではありません!」

・・・とか言って、やっぱり「あの人」が就任するんでしょうねぇ。
各方面に顔が広く、広告代理店や放送局の営業的にも美味しい人材だそうですし。
お友達で無為無策の打撃コーチと守備コーチも一緒になって、

「ネバーネバーギブアップ! ハードプレイハードや!」

・・・あの人らじゃあ、精神論ばかりで独創的な選手選考も臨機応変な指揮戦術も
無理でしょう。
齢既に六十を過ぎ、既に球界で名声を得ている監督コーチが何十年も慣れ親しん
だ(国内ではそれで結果を出している)手法を今更止めるなんて無理です。
結果は今から見えてます、あれじゃあ国の威信と兵役免除の為に眦を決してかか
ってくる韓国や、メジャーリーガー大量参加で本気モードの米国には勝てません。

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