カテゴリー「経済・政治・国際」の記事

2010年1月25日 (月)

偉大なる総理同志の手の平で踊らされる国民と米国?

備忘録的に・・・

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設の是非が争点となった24日の名護
市長選は、98年以降4回目の選挙にして初めて「県外移設」派が勝利した
→http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100125ddm003010179000c.html

これで辺野古への米海兵ヘリ部隊の移転は事実上不可能になりました。
沖縄県内への移転であれ、県外移設であれ、鳩山総理が明言している「五月決着」
に間に合わせるのも無理でしょう、普天間から辺野古へ移すだけであれだけの時間
とエネルギーが必要だったのに、あと四ヶ月でどうにか出来るわけがありません。
社民党が推す硫黄島移転は現地視察の結果、島の過酷な環境とそれに対応する
費用などの点で不可能と結論、グアム移転は先方の知事が移転は「物理的に不可
能」と明言しています。
そもそも国外移転は軍事プレゼンスや朝鮮、台湾有事においての早期対応能力
維持の為、米海兵隊も国防総省も絶対に容認しないでしょう。
普天間の現状固定も例のマニフェストに縛られ且つ「民意の尊重」の建前からまま
ならず、いよいよ八方塞がりの様相を呈して参りました。
米国からは、普天間問題未解決なら鳩山総理との首脳会談には応じないと言われ
ておりますしねぇ、二国間の安保問題のみならず、外交・経済問題
への日米共同対処にも悪影響を及ぼしそうです・・・。

八方塞がりの現状を打開する抜本的方策として考えられるのはズバリ、

「日米安保解消」

これなら基地問題は永遠に解消です。
米国の顔色を伺う必要も無くなります。
総理と党の悲願である「東アジア共同体」構想も前進するでしょう。
民主党の「沖縄ビジョン」も円滑に進められる事でしょう。
米国は撤回しろと強烈なプレッシャーをかけてくるでしょうが、「民意」を盾にすれ
ば民主主義大国たる米国も引き下がらざるを得ないでしょう。
米国が最も尊ぶ「自由選挙」の結果なのですから。
・・・国家存立の根幹である国家安全保障政策が地方都市の市長選挙の結果に
左右されるという、世界的に見ても恐らく前代未聞の事態を我々は当事者たる
国民として目の当たりにするやもしれません。

国民は日々の生活防衛で汲々として、安保にまで想いを廻らす余裕も無くなり
つつありますから、鳩山総理が五月に「結論先送りという結論を出しました」
などとノーテンキにのたまっても、
「ああ、そぅ・・・」
程度の反応じゃないですかねぇ。
子供手当の支給が始まれば、現在政権与党にやや批判的なマスコミも途端に
素晴らしいと誉めちぎる論調に変化するでしょう(その光景が目に浮かびますなぁ)。
普天間問題にノーテンキなままの鳩山総理に米国は呆れ怒り、マスコミは子供
手当万歳と浮かれはしゃいで有権者もそれに乗せられ、結局は

「毎月現金くれるだけ自民よりマシ」

小沢幹事長が真っ黒だろうが何だろうが関係無く、現金という極めて単純明快な
恩恵を直接与えてくれる民主党が勝ち、衆参共単独過半数を獲得した上で
日米安保解消に向け具体的に動き出す算段ではないでしょうか。
ネットの巷で無為無策無能と散々の言われようの鳩山総理ですが、経済財政雇用
問題に対し断固とした指導力を発揮する事もなく強いメッセージも発信しないの
は、国民生活を疲弊させ正常な思考力や判断力を奪い、瀕死状態に陥ったところ
でバラ色のバラ撒き政策の艶やかな皮の下の具が日米安保解消という毒饅頭を
食わせるという最終目標を見据えての事なのかもしれませんよ。
米国も日本国民も、偉大なる領導者鳩山同志の手の平で踊らされているだけ
なのですよ!

・・・なんちゃってねw
見たところあのセンセイにそんなビジョンがあるようにはとても思えず(幹事長は
色々と考えていそうですけどね、参院選で過半数取ったら思い切った政策を
取れると明言されてますから)、思いつきで漏らした自身の言葉の縄で目下のところ
ギチギチに自縛されているところでしょう、そういう癖があるのかな?
参院選にしても、確かに子供手当支給で有頂天になり民主党支持に回る人も多い
ものの、子供手当創設に伴い損をする層は実際に支給開始される事でリアルな
損得勘定としてかなりの不満を覚えるのではと思います。
その辺の有権者心理を自民党やみんなの党がうまく刺激してやれば、逆転勝利
の目もあるいは出て来るかと。
小沢幹事長もこのまま黒に近いグレーで選挙の指揮をとってもらった方が、野党
には都合がよさそうです。

普天間問題では「民意を尊重」の鳩山政権ですが、その真逆をいきそうなのが、
「永住外国人地方参政権」の問題。
全国の地方議会が続々と反対の意見書を採択しておりますが、政府はまったく
問題としないようです。
これに関しては「国策に地方は口を挟むな!」と言わんばかり。
ホント、ツラの皮が厚い奴らですな!

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2010年1月17日 (日)

新潟県民はこぞって検察との全面戦争に参加しなくちゃいけないみたい

これは検察をトップとする官僚機構と国民の代表である民主党政権
との全面的な戦争です!

昨日のニュースで流れたこの衝撃的なお言葉。
発言の主は我が新潟県選出の参議院議員・森ゆうこセンセイであります。
いやこれは勇ましいw
何をかくそう私はこの方の初当選時に一票を投じた選良の一人です。
当時、私は自由党支持で小沢一郎という人の反米保守的スタンスに
共感を覚えておりまして、またゆうこセンセイご自身も選挙活動で
女性にしては勇ましい事を言うなぁ、なかなか気概があると一票を
投じたものでした。

・・・あれから9年。
私はかつての小沢支持から完全なる反小沢・反民主になり、
ゆうこセンセイはあのような小沢先生を国家権力から徹底守護し
奉る小沢親衛隊戦闘隊長としてご活躍なのであります。

・・・しかし凄いですよね、あの言い方だと、彼女を国会に送り込んだ
新潟県民はこぞって小沢親衛隊となり検察との聖戦に参加しなくちゃ
ならないみたいですよ。
彼女の頭の中では当選イコール白紙委任状を受け取ったという事
なのでしょうね。
まぁ、彼女に限った話では無く民主党議員は大方そんな考えのご様子
ですけど。

民主党からすれば、検察を含め今の日本の国家機構は全て悪辣な
自民悪政の残した負の遺産であり、それと戦って勝利する事は日本と
いう国を健全に立て直す為に必要な事なのでしょう。
自分たち民主党こそは完全なる正義なり。
だから「全面戦争」とか「聖戦」とか剣呑な言葉がポンポン飛び出す。
色んなところで書かれており、今更私が述べる事もありませんけど、
あのだらしなく太った守銭奴の尊師サマを高く高く押し戴く教団教徒と
同じ匂いを感じますです。

・・・でも小沢先生に関する闇で一番の問題は、
最近ごにょごにょと表に出てきた先の総選挙においての民主党の

「民団からの選挙支援」

こっちの方が政治資金規正法違反云々より余程重要な問題じゃないかと
思うんです。
選挙戦の総指揮を執っていたのは小沢先生ですよ。
これもあちこちで書かれておりますけれど、外国人からの選挙応援なんて
完全に公職選挙法違反じゃないのかと。
またもし資金提供など受けていたのならこれは大問題です。
その見返りで在日へ地方参政権を付与するなんて事なら外患誘致罪を
適用すべき事案でしょうに。
何でこちらでも引っ張れないのかと。

でもこういった朝鮮絡みの問題は決して触れようとしないのが日本の
司法当局。
民主も自民も公明も社民も、この件に関しては同じ穴の狢か?
小沢先生の資金源もこの際徹底的に調べていけば色々と面白い事に
なるかと期待しているところですが、まぁ無理でしょうな・・・。

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2009年8月30日 (日)

化石土建政治屋ばーさす民主の皮をかむった社会党左派

さて本日は衆議院総選挙です。
皆様投票はお済でしょうか? 私は先ほど行って参りました。
ぶっちゃけて書くと、選挙区は共産党、比例は自民党に一票を投じました。
私のところの選挙区は、何しろ自民民主両方ともアレな候補なので、共産党しか
入れるところがないんですよね、白票は嫌だし・・・。

自民候補は声のでっかい、昔懐かしい「土建政治屋」さんで、中小企業の超ワン
マン社長という印象。
何かというと中央とのパイプを強調される方です。
中央とのパイプで公共事業を引っ張ってくるという、すっかり手垢のついた手法です。
前回選挙ではゴリゴリの守旧派のはずだったのに「機を見るに敏」。
郵政民営化賛成派多数が覆らないとみるや、一蓮托生のはずの派閥のオヤビンを
あっさり見放して、例によってでっかい声で
「私は郵政民営化賛成です!!!」
とぶち上げた御仁。
そんな見え見えのパフォーマンスなど有権者は見透かしていますから、あえなく落選。
比例で復活当選しましたが、まぁ、なんつーか・・・。

片や民主の候補は、筋金入りの「主体思想研究者」を師と仰ぐ方。
主体思想の研究者といえばどのような思想の持ち主なのか、見当はつかれると
存じます。
そういう師匠にしてこの弟子ありというか・・・。
わかりやすく言えば、
「民主党の皮をかむった社会党左派」。
前回選挙では、
「拉致問題は選挙の争点じゃないので関係ありません!」
と、準全国紙のインタビューで堂々とのたまった方です。
この方、横田めぐみさんの拉致現場の視察に行かれた事があるのでしょうか?
まぁそのぐらいは地元選出議員として当然だと思いますけど・・・。
ちなみに外国人参政権付与も賛成だそうです。
そんな方でも当選挙区では連続当選。
前回の民主に逆風吹き荒れた選挙でも当選ですから、今回は圧勝でしょう。
自民候補がアレなので仕方無く入れる方も多いのでしょうけれど。
あの方のバックを知ればあんなに支持を得られるとは思えないのですけれど、
まぁ拉致よりパチョンコ、北制裁の為のパチョンコ規制反対!オレたちから娯楽を
奪うな!というのが少なくとも私の周囲の有権者の方々の趣味志向ですからね、
親北でも全然問題無いんでしょう。
話を脱線させると、我が県の民放は寝ても覚めてもパチョンコCMだらけです。
これでも「規制している」のだそうで、全くもって驚く他無し。
四局ある民放はパチョンコマネー無しでは最早成り立たないのではと危惧する次第。
まともな地元企業は不況で疲弊してしまってますからねぇ。

閑話休題
んなワケで、自民の声のでっかいおぢさんはなんだかな~ですし、民主のおなご
先生は背景の思想が気持悪すぎて最初から問題外。
結局消去法で共産党しか入れるところがないんですよね・・・。
勿論共産党の支持者では無いですし候補への思い入れも一切ないんですけど。
全く困ったモンだ・・・。

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2007年5月29日 (火)

ベネズエラで今我々が見出しつつある事

ベネズエラ軍は27日、反政府的とされる民放テレビ局RCTVの放送設備を
接収した。
同局が明らかにしたそうです
→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070528-00000533-reu-int

このテレビ局、ベネズエラで最も視聴率が高いんだそうですが(娯楽番組が多い
んですかね、それともチャベス大統領の昨年末の再選が実は不正な御用選挙で、
国民も内心彼のやり方に辟易しているから?)、当局は軍を派遣して国内の中継
局を掌握したそうです。

また、

ベネズエラのララ通信・情報相は28日、チャベス大統領の暗殺を教唆したとして
反体制的なニュース専門テレビ局グロボビジョンを、また、大統領を国際テロ組織
アルカイダと関連付けたとして、 米CNNをそれぞれ検察当局に告訴したそうです
→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070529-00000028-jij-int

私は以前チャベス大統領についてのエントリーをあげていて、その時点では
従来の左翼・共産主義者と異なって、草の根からの兵士上がりで実体験をベース
にした反米という事で見るべきものもあるとちょびっとシンパシーを感じていたので
すが(私は反中呆朝ですが嫌米志向でもあります)、やはり所詮左翼は左翼、
反対分子は決して許さない器量の小ささだったのですね、正直失望しました
・・・。

すでに再選直後にはかの独裁者アドルフ・ヒトラーばりの「授権法」なる法律を
議会の全会一致(野党のボイコットで議会はオール与党だって・・・もはや完全に
大政翼賛体制ですね)で可決させ、自分の一存で議会を通さずに法律を制定
できるなんて無茶苦茶な事をやっていますしね・・・。

民主主義の形はその国の歴史や文化、国民性に応じた多様多様なもので
あって、どこぞの超大国が我に習えと押し付けるべきものではないと私は思い
ますが、民主主義が民主主義たる由縁である価値感の多様性の尊重、言論
結社の自由は断固守られなれればなりません。
そうした事を踏まえ立脚していく事で初めて基本的人権という概念が社会に
深く根をおろし育っていくものだと考えておりますが、ベネズエラで現在起こって
いる事はまごう事なく逆行現象です。

反対派のクーデターで権力を、いや生命すら失いかねなかったという苛烈な
体験からくるチャベス氏の強権志向も心情としては理解できなくもないです
が、現在の彼は単なる「政治志向」から踏み外れて「権力という魔物に魅入ら
れた」状態です。
・・・ニーチェ曰く「怪物とたたかう者は、みずからも怪物とならぬように心せよ」
富と権力を独占する怪物・富裕層と保守層と戦う為、浮かばれない一般大衆の
為に立ち上がったはずなのに、気がつけば己自身が富と権力の魔物と成り果て
てしまったのが今のチャベス大統領の姿なのでしょうか。
そして、あの国で現在我々が見出しつつあるのはポピュリズムと民主主義の
退化、そしてその鬼っ子としての全体主義体制の誕生、一時の排外的ナショナ
リズムの狂態の中で進んだ民主主義の「合法的な」死、今から七十数年前に
ドイツで起こった出来事のデジャブであるのかもしれません。

現在は主要産業の国有化(外国資本の追放)と土地改革による貧困層への
土地分配など、反米ナショナリズムという即効性の麻薬の注入と支持層への
飴配りに余念がないようですが、体制の根本が非寛容的色彩の濃いもので
ある以上、一時の狂熱が冷め、飴も尽きた後に来るのは洋の東西を問わず
全体主義体制お決まりの反対勢力に対する血まみれの弾圧・・・
「灼熱の鉄で毒草どもを刈り取る」と、体制内の穏健派に対する「反党宗派
分子」「CIAのスパイ」「人民の敵」のレッテル貼りでしょうか・・・。

また我々が注意すべきはこの体制が将軍サマとの取引に熱心である事。
ウィキペディアによればかの国の副大統領は昨年の北朝鮮による日本海への
ミサイル発射を支持、石油の輸出にも積極的な意思を表明しているとの事。
チャベス氏本人が発言しないのは流石にあの犯罪国家と関わる事の外交的
リスクを考えて諸外国(とりわけベネズエラの友好国)の反応を探る為なので
しょうが。
石油の代価となるのは北人民を派遣しての石油産業における奴隷的労働提供
なのかはたまた米国の軍事的圧力に対抗する為の弾道ミサイルなのか、
いずれにせよその動向に要注意です。

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2007年2月17日 (土)

将軍サマの次なる一手は?

北朝鮮が既に製造した可能性のある核兵器に関して「(非核化の)初期段階で
扱うのが理想的だが、現実的に言って最も困難な問題だ」と指摘。初期段階
では、核兵器をこれ以上製造する能力を封じ込めることに重点を置くべきだ
との見解を表明したそうです
→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000093-jij-int。

皆様報道でご存知の通り、北が核施設を封鎖したらとりあえず重油5万トンを
提供、核施設を無力化したら重油95万トンを提供。
なおとりあえずの重油5万トンはいつのまにやら韓国が提供する事になって
しまったようで(将軍サマが好きで好きでもう辛抱たまらんノム大統領閣下に
とっては願ったりかなったりでしょうね。関係各国のお墨付きで、正々堂々と
貢物を差し上げられるというものw)、米国は「人道援助に関心がある
(すぐに援助する気はない)」、
ロシアは「(未来永劫返ってこないと思われる)対北債権の放棄(どうせ踏み
倒されるモノなんだしね・・・)」、中国はインフラ整備等の経済支援、我が国
は勿論「拉致問題解決なくして援助なし」というのが、今回の六カ国協議合意
のあらまし。

私がこまごまと書くまでもなく、合意内容は玉虫色で「作業部会」なるものが
本当に立ち上げられるのか、当該「核施設」はプルトニウム関係のものだけ
なのか、それともウラン濃縮関係も含むのかはっきりしませんが、最大の
懸念だったのが「北が実際に製造した核兵器(兵器化以前の「核爆発装置」
に過ぎないのかもしれませんが)」の扱いとその処理。
それに対して冒頭の報道内容・・・「核兵器をこれ以上製造する能力を封じ込
めることに重点を置くべき」・・・北指導層に「既に保有している核兵器」の
問題と「これ以上製造する能力」の問題を米政府が最初から分けて考えて
いるという認識を与えそうな気がするんですけど・・・
考え過ぎかなぁ?

そうであるならば、合意した援助云々の問題はあくまで後者に関してのものと
強弁し、前者の問題については「今そこにある脅威」を大いに喧伝し、後者の
取引とは比較にならない譲歩を関係各国から勝ち取る事も可能でしょう。
これ以上のプルトニウム型原爆製造の放棄と引き換えに北が望んでやまない
「核保有国として米国に認めさせる」のも可能かもしれません。
既存の核爆弾の保有について米国のお墨付きを貰えればしめたもの、その後
はノドンミサイルの弾頭化に全力を注ぐ事が出来ます。
既存の核爆弾に使用しているプルトニウムを再利用して核弾頭を作っても、
それは「手持ちの核爆弾の改良」に過ぎず、米国との合意内容には何ら抵触
しないと強弁する例のアナウンサーのおぢさんおばさんの声が今にも聞こえ
てきそうです。

また、北の保有するプルトニウム型原爆が兵器の名に値しない「核爆発装置」
で、早急な実用化(特にミサイル弾頭化)が困難な状況だとしても、周辺各国は
その真相を確かめる術もないので、北の言う「核爆弾」を使える兵器として認識
して交渉に当たる他ありません。
この場合は「核爆発装置」という兵器としては役立たずな「張子の虎」の廃棄と
引き換えに、大きな果実を得る事になります。

双方共「プルトニウム型原爆」に限定するのが交渉のミソで、ウラン濃縮型原爆
についてはひたすら知らぬ存ぜぬを決め込むのが肝要。
その辺を有耶無耶にしてとにかく「プルトニウム型原爆の新規製造能力不能化
若しくは全面廃棄」のインパクトのみに世間の耳目を集中させ、その間に全力
でウラン濃縮型原爆の完成にごきつけるのが北的にはベストなやり方かと。
韓国をうまくだまくらかして電力供給の貢物をせしめられれば、ソレをまるっと
ウラン濃縮に使えてなお良し。

米本土を射程に収めるテポドン2号の弾頭化なんて大それた事を考えず
(ウラン濃縮型原爆はプルトニウム型と比較して弾頭の小型化は構造上
不可能、反面核実験の必要なし)、既存のノドンミサイルのペイロードと
射程のバーターで、威力に比して大柄なウラン濃縮型核弾頭搭載の改良
型ノドンミサイル(韓国全土と九州や中国・四国の一部を射程に収める程度
の)を配備できれば日韓両国を人質にして米国の軍事行動をけん制する事
も可能です。
日本政府の腰が定まっていないと感じれば、当然カネカネキンコの恐喝に
も使えます。

さて、私が妄想するこの2つの筋書き・「北の核兵器保有を認める」「プルトニ
ウム型原爆開発計画の放棄」・・・どちらを辿るにせよ、怖いのは我が国を
置いてけぼりにした「米朝国交正常化」・・・。
前者のシナリオを辿った場合、米国は北を一人前の「核保有国」として遇する
事になるわけで、安全保障上そういう国と国交を閉ざしたままという訳には
いかないでしょう。
後者の場合は北の見せた「誠意」への最大のご褒美としての米朝国交正常
化(北の現体制の承認)になります。

米朝国交正常化となれば、近年の我が国の所謂「対米追従一辺倒路線」に
将軍サマとあの体制が好きで好きでもう辛抱たまらんシンポ・ミンシュ・
ヘイワ・ジンケン人士及びマスゴミのお歴々が悪ノリして
「バスに乗り遅れるな」論
・・・「拉致問題棚上げで日朝国交正常化=凄まじい額の<償い金>と
<無償経済援助>支払い強制」を展開するのは必定。
米国が北を敵視したままなら政府も「拉致問題解決なくして国交正常化
なし」の我を通し切れましょうが、肝心の親分が頭ごなしに仇敵と握手抱擁
しちゃったら・・・。
そこまでやられても我を通し続けるのであれば我が国も「戦後政治」
「ヘイワボケ」の長い時代をようやく通り抜けたのだなと私も拍手喝采して
断固として政府を支持致しますが、現実は・・・。

日本政府がヘタれるかどうかの最初の関門は今年夏の参院選。
ここで与党が敗北するようであれば、自民党参院ドンの方々がおっしゃって
いるように安倍首相の進退問題になってくるでしょう。
これまでも閣僚の失言、ご自身の失言もあり支持率低下に苦しむ日々。
国政選挙で敗れたとなれば恐らくは・・・。
野党・マスゴミ、また自民党内の売国利権一途流な方々も息を吹き返して、
小泉・安倍と二代続いた路線に国民が否定の一票を投じた!と騒ぎ立てる
でしょうね。
安倍首相の退陣はあくまで選挙の敗北の責任を取ってであって、二代続いた
政策路線を全て否定するものではないとのコンセンサスが党内にあれば
よいのですが、「全否定・政策一新」と認識されますと、外交政策の柱で
あった現在の対北認識も改悪される事になりはしないかと・・・。

まかり間違って後継総理・総裁には、売国利権一途流のあの方やその方の
操り人形・パペットプライムミニスターとして飲尿プレイや親子丼が大好きと
巷で評判のあのセンセイが担がれやしないかと(おまけとして漏れなく
一緒にヘタれた盟友のあのセンセイも付いてきますぅ♪)
マジで心配っす・・・。
北へ行ったり雑誌に寄稿したりと色々蠢動しておられるのはその辺の成算
あっての事でつか?

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2006年6月 9日 (金)

イラクとソマリア

イラクのマリキ首相は8日、イラク聖戦アルカイダ組織を率いるザルカウィ
容疑者が、米・イラク軍がバグダッド北方で合同で実施した攻撃により、
死亡したことを発表しました。

ザルカウィ氏のやり方に反発していた連中が、米国に居場所を密告、
その情報に基づき、彼が潜んでいる建物を爆撃して~という事の顛末
ですが、出来れば殺さずに逮捕し、彼とその組織のファナティックさを
世界中に知らしめてから罰を与えたかったでしょうが・・・。
米軍の攻撃で死亡したとなれば、間違いなく彼は「恥知らずな異教徒の
卑劣な罠にかけられた殉教者・英雄」になるでしょうしね・・・。
イラクの一般市民も彼の無差別テロで多くの犠牲者を出していますから、
逮捕して衆人環視の元で裁判ショーでもやれば、イラク国民の憎悪は一時的
にせよ彼に向けられ、米軍に対する敵対心のガス抜きにもなったでしょうが、
死んでしまったら、時を経るに従い「不信心者どもと戦った」という側面のみが
拡大・純化されて「殉教者・英雄」として正当化され、彼に続く者が次々に
現れる事になります。

・・・しかし、アメさんたちはイラク戦争の後始末、どう決着をつけるつもりなん
ですかね。
やらずもがなの戦争で、フセイン大統領の情け容赦のない鉄拳で封じ込めら
れていたパンドラの箱(シーア派・スンニ派・クルドの半端じゃない対立)を
開けちゃって・・・。
そもそも欧米的な「国民国家」じゃないのに民主主義を無理強いするもん
だから、皆が皆「オレオレ!!」って言い出して収拾が付かないよ・・・。
米国にとって一番ベストだったのは、フセインとその取り巻きのみを排除した
上でバース党による「緩やかな」イラク統治の継続を認めて国内の混乱を
最小限に抑え、米国の死活的利益としての油田の確保を確実なものとし
つつ、十~二十年を費やす覚悟で諸宗派・諸地域間対立をソフトランディングに
導き、それを持って米国流価値観の正しさを、頑迷な周辺諸国に知らしめると
いうシナリオだったのでは?と私は考えるところですが・・・。
石油を確保しなきゃならないから、ベトナム戦争の時のように「政治的に旗色が
悪くなったら傀儡政権を見捨てて逃亡~後は野となれ山となれ」は出来ない
ですから、このままずぶずふか・・・「民主主義を下賜する」が建前ですので、
例え米国の犬であっても、独裁政権はXですしねぇ、落としどころが見つから
ないんだよなぁ。

「イスラム原理主義」に関してはもう一つニュースが。
マコーマック米国務省報道官は7日、ソマリアの首都モガディシオ
を制圧したイスラム原理主義勢力「イスラム法廷」から米政府が書簡を受け
取ったことを 明らかにしました。

国が四分五裂して凄惨な殺し合いと無秩序の中、イスラム原理主義勢力が
首都を制圧・・・って、かのタリバンと同じ成り行きですな。
元々かの国の大半の国民はイスラム教徒との事で、戦乱と無秩序の中に
あっては、信仰に唯一の救いを求める人々に耳触りのよい宗教勢力に有利で
ありましょうし、とりあえずの秩序の回復には、オマル氏がビンラディン氏に
「キXタマ握られる」以前のタリバンが成功していたように、過剰とも思える厳格な
宗教律の強制は有効でしょう。
「原理主義」といっても、宗教の原典にのみ忠実に従うという考えはキリスト教徒
の中にも存在しますしね。
(昔読んだ「核戦争を待望する人たち」って本には、終末の日に自分たちが
「空中携挙」されたいが為に全面核戦争が勃発するのを心待ちにしている米国
のキリスト教原理主義の一派の存在が描かれていました。
日本人から見ればクレイジーとしか思えない連中ですが、米国政界にもそれなり
の影響力があり、かのレーガン大統領も片足突っ込んでたとか色々・・・。
彼らはレーガン政権の対ソ強硬政策が、ソ連をキレさせて全面核戦争にもって
いけるとして熱烈に支持したそうです。
全面核戦争で、我々のような不浄な外国人や不信心人者どもが滅んだあと、
「至福の千年王国」を彼らの手で作り上げるんだとか)

閑話休題
原理主義=過激派とストレートに捉えるのは適当ではないですから、「イスラム
原理主義勢力」を名乗るからといって、闇雲に敵視する必要はありません。
第ニのタリバン(外国に対するテロの温床)の轍を踏ませないように、まずは
民生の安定を最優先とし、現地の人々があらかたそれで納得しているので
あれば、宗政一致の体制について民主主義がどーたらこーたらなどと文句は
言わない(我々と彼らとでは国家国民に対する意識も価値判断の基準も大きく
異なるのですから)のが肝要かと存じます。

余談ですが、ソマリアという国、「英国植民地」と「イタリア信託統治領」が統合
して成立したのだそうで・・・「イタリアの信託統治領」!?
第二次大戦までのイタリア植民地であった「ソマリランド」を戦後も国連の信託
統治という形で保持していたそうで、同じ枢軸国でも、徹底的に吊るし上げられ
て身ぐるみ剥がされた我が国やドイツとは扱いがエラい違いだなぁ~と、この事
を知った時はぶっちゃけ驚きました。
イタリアは戦況が不利と見るや「この戦争はドゥーチェのオXニーだから」ととっと
と止めて、連合国の「共同交戦国」に華麗に転身、昨日の友は今日の敵とばかり
に我が国に宣戦布告して賠償もめざとくゲットした国ですからねぇ~。
非常に賢明ではあると思いますが、日本人の心性ではちょっと理解し難い面多々
なのも事実です。

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