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2019年3月 3日 (日)

新潟県民放子供向け番組放送の推移第14回(昭和47年後半)

新潟県民放子供向け番組放送の推移第14回は、昭和47年後半の新潟放送(BSN)と新潟総合テレビ(NST)の番組プログラムの紹介です。

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特撮作品は「ウルトラシリーズ」「仮面ライダー」「スペクトルマン」に加えて「快傑ライオン丸」「アイアンキング」「レインボーマン」などが加わって百花繚乱。
一方永らく冬の時代だったSFアニメでも、ついに雪解けの号砲が!
それが「科学忍者隊ガッチャマン」、そんな頃の話です。

新潟日報縮刷版テレビ欄の調査に基づく、昭和47年7月最終週のラインナップは下記の如し。

まず帯番組ではBSNで夕方五時台前半枠に「巨人の星」の再放送(月曜~金曜)、NSTでは「レッドマン」(「おはよう子供ショー内、月曜~土曜)と「アタックNo1」(月曜~金曜16:45-17:15)です。
「アタックNo1」は「鉄腕アトム」の後番組として6/26から放送を開始しましたが、フジ同時ネットから実に約2年と七ヶ月遅れでのスタートであります。
前回でも言いましたけれど、NSTは一応フジがキー局なのにそのフジの看板アニメで一世を風靡した「アタックNo1」がこれだけ遅れて、サーセンテヘッwみたいな風でシレッと夕方に帯放送って言うのは、「視聴者をナメるのもいい加減にしろっ!」と怒鳴りたくなるのですよいやマジな話。
「田舎はこげんぐらいでちょうどよか」ってナメられている感じがして、調べていてひとり憤っていましたわ。

日曜(7/30)
BSN
09:00-30「奥様は魔女」(再放送) 10:00-30「仮面ライダー」(NET 約二ヶ月遅れ)
19:00-30「決めろ!フィニッシュ」 (TBS同時ネット)19:30-20:00「ミュンヘンへの道」(TBS同時ネット)

夜七時台前半枠の「シルバー仮面ジャイアント」は5/21に放送終了して、後番組は5/28から「決めろ!フィニッシュ」です。
女子体操が題材のスポ根モノだそうで、だとしたらおねいさんのレオタード姿が拝めたのでしょうか。

NST
特撮アニメ等の放送無し
日曜のNSTは相変わらず不毛地帯です。

月曜(7/31)
BSN
17:30-18:00「帰ってきたウルトラマン」(初回再放送) 18:00-30「サザエさん」(フジ、8日遅れ) 23:35-「プレイガール」(東京12チャンネル)

「帰ってきたウルトラマン」は「キャプテンウルトラ」の後番組として、本放送終了から僅か三ヶ月の7/24から再放送を開始しました。
以後、この枠では「ウルトラマンA」「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」と第二期ウルトラシリーズの再放送が続いていきます。

NST
17:15-45「国松さまのお通りだい!」(フジ、半年遅れ) 18:00-30「ゲゲゲの鬼太郎」(フジ、約二ヶ月半遅れ) 19:00-30「魔法使いチャッピー」(NET同時ネット)

夕方五時台に放送していた「さすらいの太陽」は6/26に放送終了して、後番組として7/3から「国松さまのお通りだい!」が土曜から引っ越してきました。

火曜(7/25)
BSN
17:30-18:00「サンダーバード」(再放送)

「サンダーバード」は「キックの鬼」の後番組として6/13から再放送を開始しました。

NST
17:15-45「へんしん忍者あらし」(毎日、18日遅れ) 18:00-30「ムーミン」(フジ、一年九ヶ月遅れ)

水曜(7/26)
BSN
17:30-18:00「怪物くん」(再放送)

以前は火曜に流していた「怪物くん」の再放送は5/17からこの枠で放送を再開しています。

NST
17:15-45「ルパン三世」(よみうり、約五ヶ月半遅れ) 18:00-30「いなかっぺ大将」(フジ、一週遅れ)

木曜(7/27)
BSN
17:30-18:00「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘」(NET 約半年遅れ) 18:00-30「男一匹ガキ大将」(日本テレビ、約2年九ヶ月遅れ)

「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘」はアメリカ製のアニメで、「電子超人Uバード」の後番組として5/18から放送しています。
つか私はこのアニメ、今回調査するまで存在さえ知りませんでしたよく勉強しておきます親方・・・。
「男一匹ガキ大将」は「スーパーマン」の後番組として6/22スタートです。
洋モノヒーローアニメの後番がこの作品って、枠の流れ的には妥当なのかどうか一考を要するところです。
しかも2年と九ヶ月前の作品ですよ・・・ヒーロー物繋がりなら未だNSTがダンマリを決め込んでいる「ミラーマン」を流せばいいのにと、部外の野次馬は後出しジャンケン的に強く思うのですよ。

NST
14:00-55「怪談」(NET 6日遅れ) 17:15-45「スペクトルマン」(フジ、九ヶ月遅れ) 18:00-30「樫の木モック」(フジ、9日遅れ)

「怪談」は夏の納涼モノで9/28まで放送しています。

金曜(7/28)
BSN
17:30-18:00「クマゴロー」(NET 七年遅れ) 18:00-30「コートにかける青春」(フジ、一週遅れ) 19:00-30「ウルトラマンA」(TBS同時ネット)

「クマゴロー」は「アパッチ野球軍」の後番組として6/30から放送開始。
日本国内での初放送が七年前のアメリカ製のアニメを、よりによって夏休み期間に流すというこの神経の太さがもうね・・・。
でもアメリカでは「ヨギ・ベア」というタイトルの人気作品で、ウィキペディアによると日本でも中々に好評だったようです。
7月から9月までの「ウルトラマンA」の新潟日報テレビ欄での番組紹介の機会は「銀河に散った五つの星」「黒い蟹の呪い」「怪談牛神男」「河童屋敷の謎」「ピラミッドは超獣の巣だ!」の五回です。

NST
17:15-45「快傑ライオン丸」(フジ、約一ヶ月遅れ) 18:00-30「赤胴鈴之助」(フジ、二日遅れ)

時代劇変身ヒーローの傑作「快傑ライオン丸」は5/5スタート。
フジ同時ネットでは「スペクトルマン」の後番組としてスタートした番組ですが、新潟では「スペクトルマン」終了を待たずしての放送開始です。
また「スペクトルマン」は同時ネットとの時差が九ヶ月もありましたけれど、「快傑ライオン丸」は一ヶ月遅れにまで短縮でまずは目出度い話です。

土曜(7/29)
BSN
17:30-18:00「ゴリラのゴンちやんとカバのガバチョ」(TBS、6年遅れ) 19:00-30「海のトリトン」(TBS同時ネット)

「ゴリラのゴンちやんとカバのガバチョ」は放送時間を30分繰り下げですが、そもそもBSNの土曜の午後枠ってしょっちゅう特番が入って休止が多くて穴埋め的な立ち位置なんですよねー。
夕方6時枠の「天才バカボン」は7/1に放送終了しています。

NST
18:00-30「正義を愛する者 月光仮面」(日本テレビ、三ヶ月遅れ) 19:00-30「新オバケのQ太郎」(日本テレビ、一ヶ月遅れ) 20:00-30「人造人間キカイダー」(NET同時ネット) 「デビルマン」(NET同時ネット)

夕方五時台の「国松さまのお通りだい!」は前述のように月曜夕方に移動しています。
特筆すべきは当時の怪物番組「八時だヨ!全員集合」(TBS-BSN)打倒の刺客としてNETが差し向けた「人造人間キカイダー」と「デビルマン」が新潟では同時ネットで見れたという点です。
でも新潟での「八時だヨ!全員集合」の人気は凄かったようなのです。
「新潟放送40年のあゆみ」によると、昭和47年6月調査時点でのBSN番組視聴率第1位はダントツで「八時だヨ!全員集合」。
視聴率はなんと約71%です。
新潟県で土曜の夜八時にテレビをつけている世帯の七割があの番組を見ているということなのです。
これでは「キカイダー」も「デビルマン」も勝ち目は無かったでしょうね。
ちなみに我が家では亡き母親がドリフを嫌っていて、「八時だヨ!全員集合」はあまり見せてもらえませんでした。
母曰く「食べ物を粗末に扱うのが許せない」でした。
大人になってみると、それもよくわかりますな。
だから私は未だにドリフは好きではないのです、俳優としてのいかりやさんは好きですけど。

引き続いて昭和47年10月最終週のラインナップは下記の如しです。

まず帯番組はBSNで夕方五時台前半枠に「巨人の星」の再放送(月曜~金曜)、NSTでは「レッドマン」に代わって10/5から「行け!ゴッドマン」(「おはよう子供ショー内、月曜~土曜)と「アタックNo1」(月曜~金曜16:45-17:15)です。

日曜(10/29)
BSN
10:00-30「仮面ライダー」(NET 約二ヶ月遅れ) 19:00-30「アイアンキング」(TBS同時ネット)

午前九時台の「奥様は魔女」は9/24で終了、「アイアンキング」は「決めろ!フィニッシュ」の後番組として10/8スタート。
変身するキャラクターが主役ではなくしかも三枚目という、極めて斬新な発想であります。
この番組は新潟では再放送の機会がなく一期一会なのですが、最終回だけぼんやりと記憶があるなぁ。
霧島五郎が敵の洗脳から脱してアイアンキングに変身したらなんかメチャクチャ強かったという、うすぼんやりと霞がかかったような記憶なのですわ。
また、夜七時台後半枠の「ミュンヘンへの道」は、ミュンヘン五輪が終わったこともあり9/24に終了しています。

NST
18:00-30「サンダーマスク」(日本テレビ、12日遅れ)

これまで特撮アニメの不毛地帯であったNSTの日曜に、久々の子供向け番組が降臨。
それが「サンダーマスク」で10/15放送開始です。
この作品は昭和55年の夏休み企画としてBSNが午前中に放送していて、その時にチラチラ見ていました。
まぁ既に色んな番組を見て目が肥えていたこともあり、感想は「・・・」でしたなぁ。
防衛チームの制服?が銀色ピカピカで、昭和30年代みたいなルックスなのが異様に印象深かったとですよ。

月曜(10/30)
BSN
17:30-18:00「帰ってきたウルトラマン」(初回再放送) 18:00-30「サザエさん」(フジ、8日遅れ) 

月曜深夜のお楽しみ「プレイガール」は9/25に放送終了しています。

NST
17:15-45「国松さまのお通りだい!」(フジ、半年遅れ) 19:00-30「魔法使いチャッピー」(NET同時ネット)

夕方6時台前半枠の「ゲゲゲの鬼太郎」は8/24から木曜夕方五時台に移動しています。

火曜(10/31)
BSN
17:30-18:00「サンダーバード」(再放送)

NST
17:15-45「へんしん忍者あらし」(毎日、18日遅れ) 18:00-30「アンデルセン物語」(フジ、約一年九ヶ月遅れ)

夕方6時枠の「ムーミン」は10/10に放送終了して、後番組は10/17から「アンデルセン物語」です。
私は未見の番組ですが、ルパン三世の山田康夫さんと二代目峰不二子の増山江威子さんのコンビが語り部の作品ですな。
まだルパンの新シリーズが始まるずっと以前の話です。
・・・しかしこの番組もね、フジで一年と九ヶ月も前に始まってるんですよね。
以前から述べておるように、当時のNSTの子供向け番組の流し方はやはり首を捻らざるを得ませんなぁ。
一応NSTの親元の局の番組ですよコレ・・・。

水曜(10/25)
BSN
17:30-18:00「怪物くん」(再放送)

NST
17:15-45「緊急指令10-4・10-10」(NET、約二ヶ月遅れ) 18:00-30「科学忍者隊ガッチャマン」(フジ、17日遅れ)

「緊急指令10-4・10-10」は「ルパン三世」の後番組として9/13から放送開始です。
当時の特撮モノとしては珍しく、変身ヒーローが登場しない異色作であります。
私は本編は見たことが無いのですが、小学館の学習雑誌の連載を後日たまたま読んだことがあります。
人食いカビの話でしたが、あの話ってウィリアム・H・ホジスンの短編に似てたなぁ。
古いフネの船内が人食いカビだらけっていう話。
「科学忍者隊ガッチャマン」は「いなかっぺ大将」の後番組として10/18放送スタートです。
この作品は後の再放送を夢中になって見てました。
どうして買ってもらえたのかわからないのですが、ダイキャスト製で小ぶりのゴッドフェニックスも持っていましたっけ。
世間では日本最初の本格的SFアニメは「宇宙戦艦ヤマト」とされていますけれど、個人的にはこの「ガッチャマン」が最初ではなかろーかと常々思っておるところです。
科学忍法火の鳥発動の時のコクピットの対G態勢とか、色々とマニアックな芸が細かいのもポイントですな。

木曜(10/26)
BSN
17:30-18:00「男一匹ガキ大将」(日本テレビ、約2年九ヶ月遅れ) 18:00-30「レインボーマン」(NET、20日遅れ)

夕方五時台後半枠の「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘」は8/31で終了して、後番組は9/7から「ドボチョン一家の幽霊旅行」です。
「ドボチョン」と銘打っていますが、昭和46年にNSTで放送していた「幽霊城のドボチョン一家」とは関係ない作品だそうです。
「ドボチョン一家の幽霊旅行」はすぐに「男一匹ガキ大将」とスワッピングで時間移動して10/19に早くも終了、その後番組としてこの日にスタートしたのが「レインボーマン」です。
この作品、私は僅かながら記憶に残っていて、ヤマトタケシの唱える呪文が暑苦しいのと「ヨガの眠り」の二点をぼんやり覚えています。
あの「死ね死ね団」については全く記憶にないのですが、凄いよねあの組織って・・・。
今更私が言う事でもないですが、どこぞの半島国みたいですよ、首領の名前はKだし。
あの団歌も凄すぎて爆笑してしまいますわ、一昨年にアレが入ったCDを買って、「ライコウマーチ」とセットでよく聴いてます。
音楽的にはビミョーに伴奏と歌唱のテンポがズレているのが聴き所です。

NST
17:15-45「ゲゲゲの鬼太郎」(フジ、約二ヶ月半遅れ) 18:00-30「樫の木モック」(フジ、9日遅れ) 21:00-55「スパイ大作戦」

夕方五時台の「スペクトルマン」は8/17で終了し、後番組は月曜から移動してきた「ゲゲゲの鬼太郎」です。
夜九時枠の「スパイ大作戦」は10/5放送開始で、新潟では通算四回目の放送になります。

金曜(10/27)
BSN
17:30-18:00「クマゴロー」(NET 七年遅れ) 19:00-30「ウルトラマンA」(TBS同時ネット)

夕方6時台の「コートにかける青春」は9/1に放送終了しています。
「ウルトラマンA」はついに南ゆうこりんとのお別れです。
劇伴の「さよなら南夕子」は何度聞いても泣けますわいやホントに。
「ウルトラマンA」の10月から12月の新潟日報テレビ欄の番組紹介は「復活!ウルトラの父」の一回きり。
この話は南ゆうこりんがウルトラの父の愛人のような雰囲気で再登場していて、ゆうこりん萌え一筋のアテクシとしては猛烈にシット心が沸き起こるザマス。
またこの話、新潟日報に橋本プロデューサーのコメント「(サンタクロース登場に関して)ファンタジックに子供の夢を育てるのが狙い」に対して「ネタ切れなので昔からの夢に頼らざるを得ない」という痛烈なツッコミがされてました。
橋本さんも「怪奇大作戦」や「帰ってきたウルトラマン」の頃はドラマ性重視で脚本のダメ出しも多く、とてもトンがった印象だったのにやはり視聴率が人気が貧すれば鈍すなのでしょうか。

NST
17:15-45「快傑ライオン丸」(フジ、約一ヶ月遅れ) 18:00-30「赤胴鈴之助」(フジ、二日遅れ)

土曜(10/28)
BSN
17:30-18:00「おんぶおばけ」(よみうり、一週遅れ) 19:00-30「ど根性ガエル」(TBS同時ネット)

「おんぶおばけ」は「ゴリラのゴンちやんとカバのガバチョ」の後番組として10/14スタート。
「ど根性ガエル」はこの後新潟では何度も再放送される人気作品で、「海のトリトン」の後番組として10/7スタートです。
ただ私は「「ど根性ガエル」は好きではないのでほぼ見ていません。
見るのを意識的に避けるようにしていました。
下町のああいうウエットな感じがとてもイヤなのです。

NST
18:00-30「正義を愛する者 月光仮面」(日本テレビ、三ヶ月遅れ) 19:00-30「新オバケのQ太郎」(日本テレビ、一ヶ月遅れ) 20:00-30「人造人間キカイダー」(NET同時ネット) 「デビルマン」(NET同時ネット)

ちなみに昭和47年7月から12月までBSNとNSTで放送されたSF・ホラー系映画を見ると、8/12(土曜)「SF惑星大戦争」(NST)、10/28(土曜)「決死圏SOS宇宙船」(BSN)。
一般向け映画でメジャーなところでは「ナバロンの要塞」(10/7、10/14、NST)、「砲艦サンパウロ」(10/2、10/9、BSN)を流しています。

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