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2019年1月20日 (日)

新潟県民放子供向け番組放送の推移第七回(昭和44年前半)

新潟県民放子供向け番組放送の推移第七回は、昭和44年前半の新潟放送(BSN)と新潟総合テレビ(NST)の番組プログラムの紹介です。

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これまで永らく民放一局体制が続いていた新潟にも、昭和44年1月から放送開始のNSTの参入によって待望の民放二局体制に移行しました。
これでこれまで見られなかった特撮やアニメも一気に見られるようになる子供たちの黄金時代の幕開けになる・・・のかな!?

では民放二局時代が高らかに産声を上げた昭和44年1月最終週の、新潟日報縮刷版のテレビ欄の調査に基づくラインナップをご紹介。

日曜日(1/26)
BSN
10:00-30「ジョー90」 16:30-17:00「おらぁグズラだど」(フジ全国ネットから二ヵ月半遅れ) 19:00-30「怪奇大作戦」(TBS同時ネット) 19:30-20:00「怪物くん」(TBS同時ネット) 

午前中の「ジョー90」は木曜夕方5時枠からの移動です。
コメディアニメの「おらぁグズラだと」は12/22放送開始です。
この作品は谷啓氏歌唱の主題歌だけ覚えています。
夕方6時枠で放送していた「リボンの騎士」は前年12/26で放送終了。
私の初恋のヒト、サファイヤタンともこれでお別れで大ショックですわこれは・・・。
後番組は「キャプテンファドム」。
私はこの作品をタイトルさえ聞いたことがありませんでした、よく勉強しておきます親方・・・。
ぐぐったら゛口の部分だけが人間の生身の唇のアメリカ産のアニメ゛らしいです。
「スポンジボブ」冒頭の「みんなー!準備はいいかー!」のノリをずっと続けるようなものなのでしようか。
そんなのを流すのなら新潟ではまだ未放映の「マイティジャック」を流してくれよぅと、またまた電凸しそうなのでございます。

NST
17:00-30「冒険少年シャダー」(日本テレビ、一年四ヶ月遅れ) 19:00-30「ひみつのアッコちゃん」(NET、約一週間遅れ)

「冒険少年シャダー」は、わたくし恥ずかしながらアメリカ産の実写モノだと思っていました、怒鳴らないでください親方・・・。
念の為書き留めて置いて、帰宅後調べたら日本産の帯番組、しかもアニメだそうです。
全く己の不明を恥じるばかりですわ・・・。
でもまぁ、こうして恥を掻くことでまたひとつ利口になったわと、IQ60の頭の弱いオッサンはしみじみ感ずるところなのであります。
「シャダー」は本来10分枠ですが、新潟では30分枠で二回分を流していたようです。
「ひみつのアッコちゃん」は1/12放送開始。
私の印象では「暗い話が多い・・・」でしたが、実際シリアスなドラマ展開の多い作品だったようです。
しかしあの主題歌は良い、実に良い!
日本コロムビアから出ている「アニメソング史Ⅰ」で初めてフルコーラス版を聞いて、もう虜になりましたわw
いい大人たちが、よくもまぁあんな歌詞を書けたものだと感心します。
歌声も良いのですよ、「エッヘヘッ!」のあたりは聞いているいい歳のオッサンも思わずヤニ下がってしまうという、実に気持ち悪い光景が現出するのであります。

月曜日(1/27)
BSN、NST共に特撮アニメ等無し。

BSN夜の「コメットさん」は12月で終了、後番組は「どんといこうぜ!」。
中村玉緒主演の普通のドラマのようです。
待望の民放二局体制になったというのに、月曜はまさかの暗黒日です・・・。

火曜日(1/28)
BSN
19:00-30「サスケ」(TBS同時ネット)

夕方五時半枠で放送していた「魔法使いサリー」は前年11/12で放送終了。
NETの全国ネットは「サリー」から「アッコ」にバトンタッチなのですけれど、新潟ではそれは叶わずに「サリー」は一足先に終了。
そもそも全国ネットから五ヶ月遅れてのスタートだったので、越後での本放送では未放映の回が沢山あったことになります。
後番組は「チャコちゃん」。
一世を風靡した「ケンちゃん」シリーズの前身の作品で、昭和41年スタートのTBSの番組なので新潟では再放送と思われます。
つか昭和41年の縮刷版を調べた時に見落としていた私が悪いのです、キレないでください親方・・・。
私は「ケンちゃんシリーズ」は見ていましたが、「チャコちゃん」シリーズは全く記憶にありません。

NST
18:00-30「宇宙エース」(フジ)

「宇宙エース」は新潟ではBSNで昭和41年5月まで放送されていて、視聴者視点では再放送の番組になります。
夕方6時の枠はフジのモノであるならば、もっと流すべき番組があるでしょうにねぇ。
新潟では依然として未放送の「マイティジャック」とかね・・・。
火曜の子供向け番組としては他に夜七時枠で「ディズラーランド」を放送開始。
「ディズニーランド」は日本テレビで昭和30年代から放送している老舗番組で、白石雅彦氏著「ウルトラセブンの帰還」によると全国ネットでは「セブン」後半の裏番組のひとつでした。
日曜夜七時枠の視聴率争いでは「ウルトラセブン」「アップダウンクイズ」(NET)に大差を付けられて、フジの「爆笑ダイヤモンドショー」と三番手争いをしていた番組です。

水曜日(1/29)
BSN
19:00-30「佐武と市捕物控」(NET、三ヶ月遅れ)

「佐武と市」は1/1から放送開始。
私はこの番組は全く記憶にありません。
モノクロで再放送の機会が無かった作品なので、それも致し方なし。

NST
18:00-30「あかねちゃん」(フジ、約九ヶ月遅れ)

この枠がフジの枠であるならば、同時ネットですでに放送終了したこの作品よりも他に流すべき作品があるんでないの?と愚痴をこぼしたくなるのです。
まぁ放映権料が安いとか、色々事情があるのでしょうな。

木曜日(1/30)
BSN
18:00-30「ウルトラマン」(TBS同時ネット再放送)

「ウルトラマン」のこの日の放送は「来たのは誰だ」。
ウルトラマンとの再びのお別れの日も近づいて参りました。

NST
18:00-30「ゲゲゲの鬼太郎」(フジ、全国ネットからの遅れは不明)

BSNで前年の5月から8月の僅か三ヶ月間の放送で打ち切られた「鬼太郎」がNSTで復活を果たしています。
そして裏番組はかつての怪物番組「ウルトラマン」。
銀色の宇宙人ヒーロー対妖怪ヒーローの対決は果たしてどちらに軍配が上がったのでしょう?

金曜日(1/31)
BSN
特撮アニメ等の放送無し。

NST
18:00-30「ジャイアントロボ」(NET、1年三ヶ月遅れ) 19:30-20:00「河童の三平 妖怪大作戦」(NET、同時ネット)

当時の幼児たちには待望久しかったであろう「ジャイアントロボ」が、ついに新潟でも見られるようになりました。
時差は1年と三ヶ月・・・!
民放一局体制の長かった新潟では仕方のない話です、特にNETの番組の場合は。
こうして見られるだけで儲けものと言えるでしょう。
しかし私は「ジャイアントロボ」を見たことがないのです、モノを投げないでください親方・・・。
主題歌を含めて全く覚えがないのですよ、これまた再放送の機会が無いのです。
BSNならばこの手の番組は後年、夏休み子供劇場で流したりするのでしょうけれど、NSTではそういうプログラムが無かったのです。
「河童の三平」は放送時間帯から見て全国ネットでの放送と思われます。
この番組は3月で終了するので、新潟は前半1クールは未放映に終わっています。
この作品も再放送は無く、越後では一期一会の番組だったのです。

土曜日(1/25)
BSN
18:00-30「巨人の星」

NST
特撮アニメ等の放送無し。

昭和44年を迎えて、「ウルトラQ」以降の特撮モノで新潟で未放送のメジャー作品は「悪魔くん」「忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ」「バンパイヤ」「マイティジャック」「戦え!マイティジャック」の五作品になりました。
コレを多いと見るべきか少ないと見るべきか。
民放二局体制になったら、これら作品も速やかに放送するのだろうと考えていた私の予測は完全に外れた形です。
ちなみにNSTでは開局と同時に「土曜映画劇場」が一時間半枠で放送を開始しています(土曜21:00-22:30)
BSNではこれまで毎週映画を流す番組は無かったので、新潟県の民放ではこの「土曜映画劇場」が最初のケースになります。
さてこの番組、西部劇や戦記モノが主なコンテンツなのですが、時々ホラーやSFもやっていました。
1月から4月までを見ると、「地球SOS・植物人間の侵略」(1月)なんてのをやっています。
これって「トリフィドの日」の事でしょうか?

さて引き続いて昭和44年4月最終週はこんな様子。

日曜日(4/27)
BSN
10:00-30「奥様は魔女」 19:00-30「妖術武芸帳」(TBS同時ネット) 

かつて深夜に近い夜の枠で放送していた「奥様は魔女」が、「ジョー90」の後番組として4/13から放送開始。
この時間帯なら子供たちも気兼ねなく見られるというもので、まずは喜ばしい限り。
前年12月から夕方に放送していた「おらぁグズラだど」は3月で早くも終了。
夜七時半枠の「怪物くん」は3/23で放送終了して、後番組は「青春にとびだせ!」
「ウルトラQ」と「オバゲのQ太郎」以来続いてきたTBS日曜夜七時台の特撮アニメ枠は、「怪物くん」の放送終了で終わりを告げました。
「妖術武芸帳」は「怪奇大作戦」の後番組としてスタート。
しかしこの時代にこの新作というのは、企画センスからしてどうなんだろう・・・?
時代遅れの感が否めないと素人は思うところですが、当時はこれでイケると判断したからこその放送だったのでしょうな。

NST
17:00-30「冒険少年シャダー」(日本テレビ、一年四ヶ月遅れ)

夜七時枠で放送していた「ひみつのアッコちゃん」は4月から月曜にお引越しです。

月曜日(4/28)
BSN
18:00-30「忍風カムイ外伝」(フジ、8日遅れ)

「忍風カムイ外伝」は4/14から放送開始です。
私はこの「カムイ」、幼心に強烈な印象を持っています。
抜け忍となり、追っ手のかつての仲間と戦いながらあてもなく放浪する忍者カムイの物語。
劇画調の画も含めて全編に漂う雰囲気が非常にアダルトで、最早子供向けアニメの枠を超えてしまっている印象。
私がアニメで見た初めての「大人の世界」、それがカムイだったのです。
主題歌も寂寥としていて実に味わいがあり、挿入歌の゛森を追われた 白いオオカミ゛というフレーズが幼児のハートをがっちり捕らえたのですよ。
私が一匹オオカミ的な生き方に憧れるのも、この作品が素地になっているのかもしれません。

NST
19:00-30「ひみつのアッコちゃん」(NET、同時ネット?)

「アッコ」は日曜夜から月曜に引越しです。
放送時間帯はNET全国ネットと同じなので、新潟では4月から同時ネットだった可能性が強いです。

火曜日(4/29)
BSN
19:00-30「ウメ星デンカ」(TBS同時ネット)

「サスケ」の後番組として4/1から放送開始したのが「ウメ星デンカ」です。
藤子アニメの中では少々マイナーな感のある本作ですが、夜のゴールデンタイムでの堂々の放送です。
私はこの作品、主題歌を含めて全く覚えていませんスイマセン親方・・・。

NST
18:00-30「あかねちゃん」(フジ、約九ヶ月遅れ) 

放映権料が格安だったのではと邪推したくもなる「宇宙エース」の後番組として、「あかねちゃん」が4月最終週放送分からこの枠にお引越しです。

水曜日(4/30)
BSN
19:00-30「佐武と市捕物控」(NET、三ヶ月遅れ)

子供たちにとっても気になる存在だったと思われる深夜枠の「スパイ大作戦」は4/2で放送終了しています(後番組は「アンタッチャブル」)。

NST
18:00-30「紅三四郎」(フジ、約一ヶ月遅れ)

「ゲゲゲの鬼太郎」の後番組としてこの日から放送を開始したのが「紅三四郎」。
内容は全く覚えていませんが、主題歌はバッチシ記憶にあるのがこの作品。
私はこの歌の替え歌を作るのが好きなのです。

木曜日(4/25)
BSN
17:30-18:00「オバケのQ太郎」(再放送) 

夕方五時半枠で放送していた「妖怪人間ベム」は4/11で放送を終了して、後番組は「オバケのQ太郎」の再放送です。
「ウルトラQ」「キャプテンウルトラ」「ウルトラマン」の順で夕方6時からTBS全国ネットで再放送していたタケダアワーの特撮作品は、新潟では「ウルトラセブン」を流すことなく3月で終了しています。
後番組は「意地悪ばぁさん」が火曜夕方6時枠から引越して来ています。
これを書いていて「意地悪ばぁさん」についてぐぐって見たら、青島幸男氏は最初の1年で降板していた事を知って少々オドロキ。
てっきり青島氏主演でやり通したとばかり思っていました・・・。
不勉強でスイマセン親方・・・。

NST
18:00-30「ゲゲゲの鬼太郎」(フジ、同時ネットからの遅れは不明)

金曜日(4/26)
BSN
特撮アニメ等の放送無し。

NST
18:00-30「ジャイアントロボ」(NET、1年三ヶ月遅れ)

夜七時半枠の「河童の三平 妖怪大作戦」は3月で放送終了しました。
「怪奇大作戦」「河童の三平」、そして「ウルトラマン」の再放送が相次いで終了し、新潟でこの時期見られる特撮モノは「ジャイアントロボ」のみとなりました。

土曜日(4/27)
BSN
18:00-30「巨人の星」

NST
特撮アニメ等の放送無し。

さて時代は怪獣モノから妖怪モノそしてスポ根モノへ移り変わっていくわけですが、この先新潟の子供たちは暫くの間特撮暗黒期を迎えることになります。
また4月からはBSNで「土曜映画劇場」(土曜23:45-)がスタート。
前述のNSTの番組と同名で放送曜日も同じとあっては、慣れない視聴者は混乱してしまいそうです。

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