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2018年2月の記事

2018年2月11日 (日)

新戦隊もやはり女形はいませんでした

本日より戦隊シリーズ第42弾「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」が放送開始しました。
去年から戦隊の放送時間帯が繰り下がって、「ドラゴンボール超」の後に引き続き見られるようになったのですが、前作「宇宙戦隊キュウレンジャー」は全くの未見。
そもそも戦隊シリーズ自体、2010年代の作品でよく見ていたのは「海賊戦隊ゴーカイジャー」と「烈車戦隊トッキュウジャー」のみ。
「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の第一話を見て、赤の人の声と発声の悪さに「なんだかなー
」と強く感じてしまって、それ以来今日に至るまで、すっかりご無沙汰の戦隊シリーズだったのであります。

さて、今回の「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」は、立場の異なる二つの戦隊の合従連衡を描くものになりそうで、お宝争奪戦でもあることから「轟轟戦隊ボウケンジャー」の敵、ネガティブシンジケートが悪役で無くなったのがルパンレンジャーという印象ですな。
またこれまでのシリーズで度々見られた「当初は立場の異なる追加戦士」枠を最初から別戦隊にして独立した存在として描いているようにも見えます。
企画意図はこれまでのマンネリ感を打破(ついでに2戦隊並立でオモチャの売り上げUP)と一石二鳥を狙ったモノで、今後の成り行きが注目されるところです。

・・・まぁしかし、こういう話だけであれば、こうしてブログに書くまでも無い事なのです。
私のようなおかしな人間の、戦隊に対する最大の関心事はそう、「女形」なのであります。
今は絶賛放置中のサイトで「戦隊ヒロイン女形の系譜」なぞというページを、十数年前にもそもそと書き殴ったコテコテのマニアとしては、それが偽らざる事なのです。
そして今作もやはり・・・情報として知ってはいたことですが、ヒロイン二人の変身後の担当は三作続けて五味涼子さんと下園愛弓さんのコンビです。
勿論、ヒロインの変身後を女子が担当するからといって、その事自体にケチを付ける気は毛頭ありません。
本日視聴していても、ルパンイエローを演じる下園さんはパイロット版にして早くも役を把握しているような演技で、パトレンジャーの登場に驚愕絶句している場面など上手いなぁと感心しましたわ。
ああいう「女子」と一目でわかってなおかつ自然な感じは、女形では難しいかもしれません。
しかしそれでもなお、「女形」には独特の色気がありアクションもキレるのです。
往年の名女形の蜂須賀祐一さんは今作では敵の女幹部を演じていて、本日もボスに挨拶する場面で出てきましたけど、あれですよね、あの色香ですよ。
「女」が匂い立つような艶っぽさです。
現代ニッポン、いや世界的に見ても歌舞伎や中国の京劇以外で「男が女を演じる」ことをあのように官能的に見せるのは、こういう子供向けのドラマでしか見られない情景で、大げさに言わせてもらえば「継承していくべき伝統芸能」に値すると個人的に日々強く思っておるところです。
しかし現実はやはり、「女形」というものは衰退死滅していく定めのようで・・・。
とにかく後継者がいませんからね。
我が県小出出身の竹田道弘さん、蜂須賀さん、中川素州さんの系譜に続く人材がいない。
以前にも書いたかもしれませんが、藤田慧さんはまさにその系譜を次ぐに値します。
戦隊ヒロインを演じてくれないかなぁ今年こそはと毎年祈願しているのですけれど、仮面ライダー班がしっかりと囲って放さない様子。
モコモコした甲冑系のライダーや怪人の女形なら多少体型がゴツくても務まりますけれど、藤田さんのようなスラリと細い体型で女形が出来る人材は稀ですよ。
この先、そういう逸材は中々出てこないですよ多分。
スーツアクトレスにしても、五味さんや下園さんだって体力的にこの先何年続けてレギュラーを張れるのかという問題があります。
また現状でも、万が一ケガでお二人が抜けた場合、代役は確保できるのだろうかと心配になります。
いつまでも野川瑞穂さんや神尾直子さんに頼るわけにはいかないのですし。
(神尾さんは今作では敵のボス役のようなので、ますます代役は難しいでしょう)
最悪の場合、変身後のヒロインを演じられる人がいないので、ヒロインは変身しないことにします!という、本末転倒且つ男女機会均等法に反する展開さえ絵空事とは申せません。
そういう先々の事も考えると、女子の後継育成に加えて、女子よりも頑丈でダイナミックなアクションも可能な女形も、しっかり芝居の出来る人を最低一人は確保しておいた方が良いのでは?などと考えてしまうのですよ。
経験値の無い人をいきなりレギュラーで使うのも中々ハードルが高いので、この先追加戦士の女子枠があるのなら、女形に適性のありそうな若い人を思い切って登用してみるとか。
女怪人を戦隊でも頻繁に出して、そこで芝居の経験を積ませるのもアリ。
そのような施策を取ってくださいますならば、毎回欠かさず視聴することをここにお誓い申し上げます。

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2018年2月 6日 (火)

イギリス海兵隊大幅削減という話

備忘録的に・・・
昨日、公共放送BSで流しているイギリスBBCニュースの中で、
「イギリス海兵隊の大幅削減と揚陸艦二隻の退役」をイギリス政府が計画していて、議会から反対の声が上がっているとの事。
国防費の更なる削減策の一環のようですが、海兵隊の大幅削減と揚陸艦の退役という話は戦闘機部隊の削減などとは次元の違う、イギリスの国防政策上非常にマズい話なのではないかと思うところ。

イギリス海兵隊は現在一個旅団規模の戦闘部隊を有していて、その錬度の高さ、作戦遂行能力の高さはつとに知られているところです。
アメリカ海兵隊のような正規の水陸両用部隊というよりは、半ば特殊部隊に近い性格でイギリスの紛争緊急対応において欠くべからざる戦力です。
報道では単に「大幅削減」と言っていたので、現在七千人規模の海兵隊をどれほど削るつもりなのかはまだ明らかではないのですけれど、海兵隊の海上機動を担保するドック型揚陸艦「アルビオン」(2003年6月就役)と「フィアレス」(2004年12月就役)を退役させるとなれば、この二隻で運べる最大1,420名の戦闘部隊は削減することになるのでしょう。
後方支援を含めれば3,000人以上の削減、つまり海兵隊の人的規模を現在の半分にまで減らすつもりなのかもしれません。
「アルビオン」と「ブルワーク」を葬ってしまうと、イギリス海軍に残る揚陸艦は現在建造中の新型空母「プリンス・オブ・ウェールズ」のみになります。
(補助艦隊に在籍するベイ級揚陸艦は戦闘艦艇とは呼べないので除外)
「プリンス・オブ・ウェールズ」は2017年末に就役した新型空母「クイーン・エリザベス」の同型艦で、現在就役中のヘリコプター強襲艦「オーシャン」(1998年9月就役、2018年退役予定)の後継となるフネ。
F-35B戦闘飛行隊と海兵隊を乗艦させる所謂「ハイブリット・キャリアー」になる予定です。
ここで視点をイギリス海軍側に移して見ると、「プリンス・オブ・ウェールズ」の乗組員定数は679名(航空要員と海兵隊は除く)です。
ここで考えておかねばならないのは、この乗組員をどうやって捻出するか?
「クイーン・エリサベス」の場合は2014年に退役した軽空母「イラストリアス」(乗組員定数685名)分の人的プールから汲み上げて充当したのかもしれません。
しかし「プリンス・オブ・ウェールズ」の場合、この艦の就役に伴って退役する「オーシャン」の乗組員定数は285名に過ぎないのです。
つまり400名近い乗組員の不足です。
駆逐艦やフリゲートはもうギリギリまで削り込んでしまっていて、これ以上の削減は無理となれば人的プールの財源を他に探さねばなりません。
するとどうでしょう、「アルビオン」と「フィアレス」の両艦乗組員総数は650名で、この二隻を削れば「プリンス・オブ・ウェールズ」の乗組員を充当してさらにお釣りが来るのです。

勿論これは単なる架空の数合わせで、艦艇乗組員の人的プールには2011年に退役した軽空母「アークロイヤル」の分もまだ残っているのかもしれません。
「クイーン・エリザベス」級空母は本来「イラストリアス」と「アーク・ロイヤル」の後継として就役するはずだった艦ですから、七年前に退役した「アーク・ロイヤル」の乗組員枠は何らかの形で残している可能性はあります。
しかしイギリス海軍としては今後、カネのかかる新空母二隻の運用に加えて、軍事面においてイギリスが大国である数少ない証になっている戦略原潜の更新も実施しなれければなりません。
現在就役中の「ヴァンガード」級の後継としては2028年に一番艦就役のスケジュールで「ドレッドノート」級計画が進捗していて、今後もし労働党が政権を奪取しても隻数の削減はあり得るにせよ計画自体は粛々と進めていくものと思われます(やはり雇用面での影響力は大きいのです、BBCニュースを見ていると実感しますわ)。
今後十数年間にこのような大金を投じるプロジェクトが控えていて、国防費は削減傾向が止まらず。
その中で予算減らしの特効薬で人減らしとなれば、海軍としては所詮二義的な存在に過ぎない海兵隊用の揚陸艦の切捨てに目が行くのはやむを得ないところかと。
フォークランド紛争の直前にも、国防費削減策の一環で当時在籍していた強襲揚陸艦「フィアレス」と「イントレピッド」を退役させる予定だったという過去もあります。

イギリス議会は賢明にも海兵隊の大幅削減と二隻の揚陸艦退役に反対しているので、政府の思惑通りに事が運ぶかは不透明。
削減はやむを得ないところなのでしょうけれど、結論は「アルビオン」と「ブルワーク」のどちらかを現役で残してその乗艦相当分の海兵隊削減に落ち着くのではと思うところです。
でもイギリスはこうだと決めたら即実行しますからね・・・。
「アーク・ロイヤル」なんて話が出てからアッという間に退役させられちゃいましたし。
日本の役所仕事では考えられない電光石火の早業でしたわ。
そして日本にとって気になるのは、退役するドック揚陸艦の売却先です。
艦齢はまだまだ若いので、購入に名乗りを上げる国が出てくるのは確実でしょう。
インドやブラジルあたりならよいのですけれど、中国だった場合はかなり危険な話になります。
もし退役が決まっている「オーシャン」も一緒に購入されると、近い将来の中国海軍の両用戦能力は大幅に向上し、南シナ海は勿論我が国の尖閣はもとより先島諸島も相当な圧力を受けることになるやもしれません。
イギリスのメイ首相は先日中国を訪問して、大型商談が成立してチャイナマネーの引込みに大喜びしているようです。
EU離脱後に向けて中国との関係を更に強化する方針だそうで、それが軍事面にも影響しないかと非常に気になるところなのです。
世の中所詮はカネですからな。
私はイギリスという国は好きですが、有色人種に対するイギリス人のやり口は全く信用していません。

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