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2017年9月24日 (日)

荻川駅(信越本線)

本日の駅紹介は信越本線・荻川駅。

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新潟県新潟市秋葉区に所在する有人駅で、開業は大正15年(1926年)11月20日。
開業当時の所在は中蒲原郡荻川村の所在で、同村の玄関駅でした。
荻川村は昭和14年に隣接する新津町に合併編入され、その新津市は戦後の昭和26年に市制を施行して新津市に、そして平成の大合併の号令下で平成17年に新潟市に合併編入されて同市秋葉区となり今日に至ります。

荻川駅の前身は大正6年(1917年)9月4日に開設された荻川信号場で、荻川村と周辺諸村は大正10年に信号場の駅昇格を当局に陳情したものの、良い回答を得るのは出来ませんでした。
そこで駅設置に向けて期成同盟会が設立され、駅用地を寄付することでようやく駅昇格になったとのことです。
信越線の新津-亀田間は8.7kmあり、その中間地点であるこの地域に信号場を置くことは至極妥当な話なのでありますが、その時点で駅が設置されなかったというのは当地域の鉄道需要がまず見込めないという当局の意思の表れであったのでしょう。
現在の目で見ると奇異に感じる点が多々見受けられる明治大正期の駅設置にまつわる話ですけれど、当時の町の、村の様子はどのような状況であったのか、それを考えて単なる鉄道話に留まらず地域史や郷土史に触れて考えてみるのがこの手の趣味の面白さなのであります。

JR東日本によると2016年度の荻川駅一日平均乗車人員は1,907人。
同社新潟県内有人67駅中22位で、白新線・東新潟駅よりもやや多く、越後線・関屋駅よりもやや少ないレベルです。
当駅付近に高校は所在していないので、学生の集中は無く新潟都市圏の典型的中間駅という立ち位置と言えましょう。

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バリアフリー対策で駅舎向かって右側にエレベーターを追加装備した荻川駅橋上駅舎東口の様子、2016年8月撮影。
ウィキペディアによると供用開始は2015年2月との事です。
当駅の場合は駅舎右側が空いているので、エレベーター設置に頭を悩ますこともなかったでしょう。
またエレベーターを追加すると、後付のやっつけ感から駅舎の美観的にはあまり宜しくなかったりするものなのですが、当駅の場合は駅舎右側の空間の未整備から来る雑感が解消されて、駅舎の見た目は以前よりもむしろ良くなっているように個人的に感じるところです。

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エレベーターが追加装備される前の荻川駅橋上駅舎東口、2006年11月撮影。
この橋上駅舎が供用を開始したのは国鉄最末期の1986年12月で、新潟県内の純然たる在来線橋上駅舎としては北陸本線(現・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)・
青海駅に次ぐ二例目でした。
デザインは昨今の橋上駅舎とは異なるボクシーなもの。
正直、あまりイケてるデザインとは申せません・・・。

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荻川駅東口駅前広場の様子、2016年8月撮影。
駅舎橋上化の副産物でこの駅前広場も拡幅できたのでしょう。
狭隘な取り付け道路に比して広大です。
しかしロータリーとして秩序立った整備がされているわけではないので、どこかルーズに映る広場です。
なお当駅前には路線バス、コミニュテイバス共に乗り入れておらず、新潟新津間の路線バスが通る県道に出るには少々歩くことになります。

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荻川駅東口駅前通りの様子、2016年8月撮影。
画像奥が荻川駅です。
周辺は旧荻川村由来の街並。
この通りをもう少し進むと、荻川地区の中心街に出ます。

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荻川駅橋上駅舎西口の様子、2016年8月撮影。
西口にも東口同様にエレベーターが追加設置されています。
こちら側は比較的新興の住宅街になっています。

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荻川駅西口から少し歩けば、スーパーウオエイなどが出店しています、2010年3月撮影。

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荻川駅橋上駅舎自由通路の様子、2016年8月撮影。
通路中央右側が窓口と自動改札です。
国鉄時代に改築された橋上駅舎ゆえに、昨今のデザイン性を相応に重視したものとは違って実用一点張りです。

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荻川駅橋上駅舎の中枢部、窓口と自動券売機、2016年8月撮影。
画像奥が東口エレベーター出入り口です。

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自由通路側から見た自動改札の様子、2016年8月撮影。

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自由通路上の待合室内部の様子、2010年3月撮影。
車内も構内も禁煙なのに煙草の自販機が設置されている摩訶不思議。

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橋上駅舎の構内側通路の様子、2016年8月撮影。
画像奥の1番線は新津方面乗り場、私の立っている側(2番線)が新潟方面乗り場になります。
今の感覚だと随分古びて見えてしまうこの駅舎、内装のリニューアルはそろそろ実施した方が宜しいのではないかと思いますなぁ。

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橋上駅舎の自由通路方から見た荻川駅構内の亀田駅方、2016年8月撮影。
当駅駅舎の窓は一体型で開かない仕様なので、俯瞰は撮影は窓越しになります。
画像右上のシミみたいなものは、窓の汚れです。

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橋上駅舎の構内側から見た荻川駅構内のさつき野駅方、2017年5月撮影。

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1番線(新津方面乗り場)のさつき野駅方から見た荻川駅構内、2017年5月撮影。
当駅構内は複線上の対面式直線型ホーム二面の平凡な構造です。

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1番線端からさつき野駅方を見る、2017年5月撮影。
画像左側の横取線に注目。

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横取線の終端部の様子、2016年8月撮影。
かつては貨物側線だったのでしょうか。
多くの列車が行き来する電化幹線の駅のすぐ横に、このような遺構めいたものがひっそり存在しているのを見るのもこの手の趣味の醍醐味なのであります。

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1番ホーム上屋下の様子、2017年5月撮影。
上屋下にはベンチが設置されていますが、数はご覧の通りの少なさ。

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1番ホームの上屋の長さはこんな感じ、2017年6月撮影。

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後述の2番ホーム(画像左側)待合室が設置されていない頃の構内中央部の様子、2005年7月撮影。

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1番線の亀田駅方から見た荻川駅構内、2017年6月撮影。
1番のこちら側には上屋無し、隣の2番には上屋有り。
この辺は乗車人員の大小によるものなのでしょうかね。
当駅から乗車するのは新潟方面が多いでしょうからね。
ホーム上で待つ客が多いのならば上屋の長さもそれに対応。

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1番ホームの亀田駅方が短くされる以前の荻川駅構内、2005年7月撮影。
長大編成の汽車時代の名残のホーム長でした。

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現在は解体されてしまった1番ホームの亀田駅方突出部の様子、2005年7月撮影。
国鉄時代の白線も完全に消えてしまっていました。

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2番線(新潟方面乗り場)の亀田駅方から見た荻川駅構内、2017年6月撮影。
トイレは2番ホームの橋上駅舎直下に設置されています。

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エレベーターが設置される以前のオリジナル形態の橋上駅舎時代の荻川駅2番線亀田駅方の様子、2005年7月撮影。
当時も今も、ホーム上の国鉄時代の白線が健在です。

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2番線亀田駅方の現在の様子、2017年5月撮影。
二本のホームのこちら側は対称形になっています。

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前述した1番線のホームが短くされる前の亀田駅方の様子、2005年7月撮影。
切断解体された1番ホームがいかに長かったかがよくわかります。

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雰囲気的に何かいわくがありそうな線路横の空間、2005年7月撮影。

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荻川駅2番ホーム上屋下の様子、2017年6月撮影。
2番ホームは待合室が設置されているのに加えて、ベンチの数も多くなっています。

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1番ホーム上から見た2番ホームの待合室、2015年12月撮影。
建築財産票によると平成27年3月の完成。
上屋下の空間という制約ゆえなのか、近年多くの駅に設置されているJR東日本定番型の構内待合室とは異なる独特の建物です。

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2番ホーム待合室内部の様子、2017年6月撮影。
飲料の自販機が設置されています。
当駅の場合、自由通路上の待合室は利用状況に対して手狭感は否めず、風雨を凌ぎながら列車を待つ空間が不足していました。
よってこの待合室の設置は乗客にとって大いなる福音と言えましょう。

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2番ホームのさつき野駅方上屋の様子、2017年5月撮影。
2番の上屋の長さは1番の倍というところでしょうか。
待合室の空間も合わせれば、風雨を凌げる空間の差はもっと開きます。

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2番線のさつき野駅方から見た荻川駅構内、2017年5月撮影。
2番のこの辺りも今では完全に遊休化していますが、1番と異なり現在に至るまで手付かずのままです。

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さつき野駅方の踏切から見た荻川駅構内、2010年3月撮影。
2番線にはE127系電車新潟行が停車中。

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荻川駅2番線を通過する484系電車R編成の特急「北越」新潟行、2014年8月撮影。
この時期、橋上駅舎はエレベーターの設置工事もたけなわ。

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荻川駅1番線を通過する485系T編成の快速「くびき野」新井行、2005年7月撮影。
まだ全席自由席の4両編成の頃で、先頭車は北海道向けとして製造された二ツ目の1500番代です。

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荻川駅1番線に到着するE129系電車長岡行、2017年6月撮影。
新潟では普通列車の最長になる6両編成です。

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荻川駅2番線に進入するE129系電車新潟行、2017年5月撮影。
新潟-新津間の頻発運転区間の日中はこの2連が標準型です。

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荻川駅2番線を通過する115系電車の通称「新井快速」新潟行、2017年6月撮影。
快速「くびき野」の後任として、115系電車最後と思われる長距離速達運用に就いています。

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荻川駅1番線に停車中の115系電車長岡行、2016年8月撮影。
現在(2017年9月)もまだその姿を見る機会がありますけれど、塗装もすっかり退色してしまってE129系電車との差が歴然です・・・。

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荻川駅1番線に停車中のキハ110系気動車五泉行、2005年8月撮影。

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荻川駅2番線に進入するキハE120形気動車新潟行、2017年6月撮影。
左の1番線にはE127系電車が停車中。

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信越線の新潟近郊区間では過去帳入りしたE127系電車新津行が荻川駅1番線に到着、2010年3月撮影。

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この10年後に115系電車やキハ40系気動車よりも先に姿を消すとは思いもしなかった頃、荻川駅2番線に進入するE127系電車新潟行、2005年7月撮影。

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後継車GV-E400系気動車投入決定で、引退までのカウントダウンが始まった落日のキハ40系気動車馬下行が夏の夕方の荻川駅に到着、2014年8月撮影。
新潟-新津間にキハ40系が乗り入れる機会は僅少なので、撮影はなかなかに面倒な話なのです。

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C57形蒸気機関車牽引の「SLばんえつ物語」が荻川駅を通過中、2014年8月撮影。

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キハ52を先頭にした「磐西只見ぐるり一周号」が秋晴れの朝の荻川駅を通過、2006年11月撮影。

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