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2017年6月17日 (土)

亀田駅(信越本線)

本日の駅紹介は信越本線・亀田駅。

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亀田駅の駅名標

新潟県新潟市江南区に所在する有人駅で、江南区の玄関駅です。
開業は明治30年(1897年)11月20日で、当時の所在は中蒲原郡亀田町。
この町は新潟市に隣接する、面積はさほど大きくない街でしたけれど財政状況は新潟市よりも良好だったそうで、それ故か新潟市に併呑されることなく、新潟県下の「町」としては最強クラスの人口を擁して永らく存在感を発揮していました。
しかしそんな町も平成の大合併の大号令の逆風には耐えられずに、平成17年3月に新潟市と合併してその江南区となり、今日に至るのです。

さて亀田駅は旧来の亀田町中心街から約1km弱北方に位置しています。
これは明治の鉄道黎明期によくある鉄道忌避の産物で、火の粉を撒き散らす汽車は火事をもたらすとされて当時の町外れに設置されたとの事。
昔は今と違って消防の整備もまだまだ、一旦火事が起きると酷いことになります。
新潟の沿岸地域は特に冬の季節風が強いので、そんな時に火事が起きれば大変なことになります。
当時の人たちの懸念はごもっともでよく判るのですけれど、戦前戦後の町の発展の観点から見れば、駅と中心街がこれだけ離れているのはマイナス材料でしょう。
しかし今日の視点で見ると、道路も狭く路地が入り組んでいて、発展性に欠ける旧来の中心街よりは、現在位置の方が発展性はずっと上なのです。
駅の東側には高校が2校あり、西側は新々バイパスに通じる一本道で亀田界隈の新たな商業集積地帯になっています。
昔はマイナスでも今はプラス、駅の立地はその時々の各種要因によって正否が揺れ動くことを実感させられる、それがこの駅なのであります。

JR東日本によると、2015年度の亀田駅1日平均乗車人員は5,402人。
同社県内有人67駅中、堂々の第4位で越後線の白山駅と第3位の座を争っています。
旧町時代から経済や人の流動で新潟市と一体化していた為に、駅の利用は周辺人口以上に大きいのです。

亀田駅橋上駅舎西口
亀田駅橋上駅舎西口の様子、2016年8月撮影。
こちら側が昔からの出入り口で、橋上駅舎に改築完成したのは平成17年(2005年)10月1日。
かつては大正期に立てられた古めかしい駅舎で、その時代を知っている者としてはこの豪勢さはまさに隔世の感。
しかしあの駅舎が建て替えられてこうなる事を予期していたのならば、撮影しておくべきだったと激しく後悔しているのであります。
私がデジカメを弄り始めたのは2002年の秋からで、その頃は当駅の旧駅舎はまだ健在だったのですよ。
この界隈は日常の延長で来れるところなので、遠方の直江津や糸魚川のように、スケジュールを立ててさぁ撮るぞ見るぞと構える必要もないのです。
しかしその辺が落とし穴、まさに灯台下暗しなのであります。
気軽に行けるところだと、そのうちそのうちと後回しになって、気が付いてみた時は既に手遅れ。
なにしろ、取材目的で当駅を訪れたのは2008年秋。
新潟県内の数ある駅の中で、一番最後に来たのがこの駅だったのです。

橋上駅舎の自由通路から見た西口駅前
橋上駅舎の自由通路から俯瞰で見た西口駅前、2016年8月撮影。
駅前広場もかつての旧駅舎時代はずっと小さかったのです。
今ではきっちり明確に整備されたロータリーです。
このロータリーには新潟交通運行の路線バスが乗り入れていて、鉄道補完では万代シティ-新津線、万代シティ-水原線があり、新潟駅の他に前者は荻川、さつき野、新津各駅(越後石山駅へは最寄バス停から少々距離アリ)、後者は水原駅への移動に活用できます。
特に後者は毎時1本と比較的運行本数が多いので、新津駅で過疎ダイヤの羽越本線に乗り換えて行くよりはずっと便利な存在なのです。

亀田駅西口の駅前通り
駅西口の駅前通り、2016年8月撮影。
画像の左右は県道で、左手を1km弱進むと旧町の中心街に行き着きます。
画像中央の道は、前述した新々バイパスへ向かう道です。

旧亀田町の中心商店街
旧町の中心商店街の様子、2008年10月撮影。
この頃、通りで集客力のある店舗はスーパー1軒のみ。
現在は更に廃れていて、廃業した個人商店も見かけるようになりました。
この時、今では絶版のハセガワ1/72スケールF-102デルタダガーを発見して小躍りしつつ購入したおもちゃ屋さんも、数年前に廃業してしまいました。

亀田駅東口
亀田駅橋上駅舎東口の様子、2016年8月撮影。
こちら側はこれから発展の余地があるフロンティアと言えます。

自由通路から見た東口駅前通り
自由通路から見た東口駅前通り、2016年8月撮影。
画像左側には漫画「ドカベン」の明訓高校のモデルの私立新潟明訓高校があります。
新潟明訓は新潟県内の私立高校でトップの学校で、且つ野球を始めスポーツの強豪高でもあります。

亀田駅橋上駅舎内部その1
橋上駅舎自由通路内の様子、2016年8月撮影。

亀田駅橋上駅舎内部その2
改札口付近の様子、2016年8月撮影。
自動改札機4台が、駅の利用状況を物語っていますな。
両隣の荻川駅(一日平均乗車人員1,800人台)のそれは3台、越後石山駅(一日平均乗車人員2000人強)は実質2台です。
画像右側に見えるのはNew Days。
待合室は改札内にあります。

構内通路から見た構内の新津方
構内通路から見た構内の新津方、2016年8月撮影。


亀田駅の島式ホームその1
島式ホームの1番線(新潟方面乗り場)の新潟方から見た亀田駅構内、2016年8月撮影。
当駅は駅舎改築以前、2面3線で中線を持っていました。
昭和55年10月、昭和60年3月の改正ダイヤでは毎日1回、普通列車が特急列車に道を譲っていましたし、新潟-亀田間の区間列車も運行されていたのです。
しかし駅舎改築、橋上駅舎化に伴う構内改修で幅広の島式ホーム1本という実に味気ない姿に変わってしまいました。
率直に言って、私見では見所の無さという点で当駅が新潟県内数ある駅の中では一番と申せます。

亀田駅の島式ホームその2
島式ホームの上屋直前から新潟方を見る、2016年8月撮影。

亀田駅の島式ホームその3
島式ホーム上屋下の様子、2012年3月撮影。
ホーム上には待合室はありません。
当駅が所在する信越本線の新潟-新津間は日中毎時3本の頻発運転区間なので、ホームに待合室が無くても差し支えない利便性の高さなのです。

亀田駅の島式ホームその4
島式ホームの新津方から見た構内、2016年8月撮影。

亀田駅の島式ホームその5
島式ホーム端から新津方を見る、2016年8月撮影。
少々見難いですが、画像中央にはかつての中線と思しき線路が1本。

駅南方の陸橋上から見た構内
駅南方の陸橋上から俯瞰で見た構内の様子、2008年10月撮影。
前述の中線と思われる線路をはっきり確認出来ます。


新潟方の踏切から見た亀田駅構内
新潟方の踏切から見た構内、2008年10月撮影。
こちら側には中線跡は残っていません。

新津方の踏切から見た構内
新津方の踏切から見た構内、2008年10月撮影。
こちら側から見るとかつての中線の様子を仔細に観察出来ます。

亀田駅に停車中のE129系電車
1番線に停車中のE129系電車新潟行、2016年8月撮影。

亀田駅に到着したE127系電車
1番線に到着した朝の内野行E127系電車、2012年3月撮影。
平日なら大混雑する時間帯ですが、日曜のこの朝はホームの人影もまばら。
亀田駅を出発して加速するE127系電車
2番線を出発して加速するE127系電車新津行、2008年10月撮影。
信越本線の新潟近郊区間では、2015年3月ダイヤ改正をもって過去帳入りした電車です。

亀田駅から出発する115系電車
2番線から出発する115系電車長岡行、2012年3月撮影。
永らく越後路の主役として君臨してきたこの電車も現在では少数派に。
しかし日中でも見かける機会はまだよくあります。
でも車体は薄汚れて退色しているし、やはりそろそろ潮時なのですな。

亀田駅を出発したキハ110系+キハE120
1番線を出発したキハ110系+キハE120の5両編成磐越西線直通新潟行、2012年3月撮影。

亀田駅に停車中のキハ40系気動車
真夏の夕刻の1番線に停車中のキハ40系気動車の新潟行、2014年8月撮影。
この列車は磐越西線直通列車ではなく、新津発新潟行の区間列車です。
新津-新潟間の区間気動車列車は、平日上下合わせて6本が設定されています。

亀田駅を通過する485系電車快速「くびき野」
2番線を通過する、485系電車国鉄特急色の快速「くびき野」新井行、2014年8月撮影。
「くびき野」最後の夏のひとコマです。
特急に準ずる都市間輸送を主な使命とする「くびき野」の当駅停車は適わず。
駅東口にある養護学校から「くびき野」を亀田駅に停車させてほしいという要望があったという話を聞いたことがありますけれど、「くびき野」に先が見えてきた時期の話でもあり、実現には至りませんでした。
なお「くびき野」の後身である通称「新井快速」は当駅に停車します。

亀田駅を通過する485系電車特急「北越」その1
まだ残雪の残る構内を駆け抜ける485系電車国鉄特急色の特急「北越」金沢行、2012年3月撮影。

亀田駅を通過する485系電車特急「北越」その2
真夏の夕刻、終点新潟駅に向けラストスパートをかける485系電車R編成の特急「北越」、2014年8月撮影。

亀田駅に停車中の583系電車急行「きたぐに」
亀田駅を出発した「きたぐに」
間も無く定期運行を終了という時期、名残の雪と共に亀田駅を去り行く583系電車の急行(快速)きたぐに新潟行、2012年3月撮影。
大阪発の下り列車の新津-新潟間が快速列車として朝ラッシュ対応の一翼を担っていたことは、皆様よくご存知の通り。

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