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2017年5月27日 (土)

間島駅(羽越本線)

本日の駅紹介は羽越本線・間島駅。

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新潟県村上市に所在する無人駅で、開業は大正13年(1924年)7月31日。
開業当時の所在は岩船郡上海府村でした。
上海府村は昭和29年3月末をもって、周辺諸町村と合併して市制を施行、新自治体の村上市の一部となって今日に至ります。

当時の鉄道の駅は特に地方線区であれば、概ね自治体一つに付き1駅というのが常態。
戦後まで駅が設けられなかった例も珍しくなかったのですが、ここ上海府村の場合は越後早川駅と間島駅の二駅が鉄道開通当初から設置されていました。
これは越後早川駅の記事で述べたように、岩船郡一体に強い影響力を持っていた大地主の市井家の影響力によるものとの事です。
当局の元々の計画では、上海府村に置かれる駅は越後早川駅-間島駅間の中間地点に当たる現在の上海府小学校付近。
しかしそれでは越後早川駅至近で炭を生産して出荷していた市井家にとっては、停車場までの距離が遠くて不便だと言うのです。
その後政治的な根回しが行われて、当初計画は修正されて従来の駅構想は破棄。
越後早川駅を設置し、そのままでは村上駅との間に12kmもの距離があるために、おそらくは信号場としての役割も期待されて、越後早川駅から約5km、村上駅から約7kmのここ間島の地に停車場が作られることになったのです。

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間島駅駅舎の様子、上は2006年11月、下は2013年6月撮影。
建築財産票によると、完成は昭和63年3月18日。
隣の越後早川駅同様、日本海を意識したような青い屋根が特徴の小品です。
駅前広場は広いものの舗装はされておらず、どこか茫洋とした印象です。
越後早川駅同様に駅舎出入り口に飲料の自販機がありますが、当駅周辺には他に自販機の類が無いので貴重な水分補給所になっています。

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1番ホームから見た間島駅駅前広場の様子、2010年6月撮影。
画像左奥にチラリと見えるのは日本海。

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羽越本線と並走する国道345号線の間島駅付近の様子、2013年6月撮影。
鉄道補完として、この国道には新潟交通観光バス運行の路線バス村上-寒川線が走っています。
当駅の他、越後早川、桑川今川越後寒川各駅への移動に使えますが、運行本数は一日2往復でしかも土休日運休・・・、駅巡り者にとっては実に残念です。

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国道345号線上の「間島」バス停、後方の建物はバスの待合室です、2010年6月撮影。
当時の路線バスは村上-馬下(越後早川駅から約4km、桑川駅から約2km地点で平成の大合併前の村上市と山北町の境)間と村上-桑川漁港間に設定されていました。
現在の土休日全便運休とは違って、通年運行が1往復、土休日運行が1往復と駅巡りに使える可能性があったダイヤ設定だったのです。

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国道345号線を村上方面に2km程歩いて、羽越線を跨ぐ陸橋上から海辺の下り線を見る、2004年9月撮影。
潮風吹きすさぶ海岸の手前にまで田圃があるのです。
日本の農家は逞しい。

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間島駅駅舎内部の様子、2010年6月撮影。
かつての窓口らしき辺りはシャッターで閉鎖されています。
内部には自動券売機が一台設置。

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ホーム側から見た駅舎出入り口の様子、2013年6月撮影。
ホームと駅舎に高低差があるのが間島駅構内の特徴のひとつです。

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跨線橋手前から見た間島駅駅舎とホームの位置関係、2010年6月撮影。
トイレは駅舎構内側の向かって右端にあり、当時は男女兼用でした。

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1番線(酒田方面乗り場)の越後早川駅方から見た間島駅構内の様子、2013年6月撮影。
線路が右にカーブしている上に、手前の物々しい架線柱がある為に眺めは個人的にはイマイチ。

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1番ホーム端から越後早川駅方を見る、2013年6月撮影。
古い時代の駅の常として、間島駅構内のホーム配置も千鳥型です。
ここから先は単線区間になっています。

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1番線横の旧貨物線跡、2013年6月撮影。

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1番ホームの村上駅方から見た間島駅構内、2013年6月撮影。

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間島駅跨線橋内部の様子、2013年6月撮影。
国鉄時代のローカル駅跨線橋の定番型です。
上部にある窓は固定式で、私の身長(170cm)では両手を一杯に伸ばしても撮影は困難。
残念ながら構内の俯瞰は断念です。
窓が固定なのは潮風が入ってくるのを防ぐ為か?と一瞬思いましたが、隣の越後早川駅の跨線橋は窓の位置がもっと低くて開閉式なのですよ。
と言う事は、海に近い事がこの構造の理由では無いわけで・・・。
何を基準にこういう構造にしているのか謎ですな。

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跨線橋出入り口から見た、間島駅島式ホーム(2-3番線)越後早川駅方の様子、2013年6月撮影。
ホーム上には待合室があるきりで、上屋はありません。
当駅の場合、旅客流動は圧倒的に村上指向でしょうから、乗客が列車を待つのはこのホームということになります。
しかし上屋は無く待合室も少し離れているので、雨の日などは跨線橋内に立ちんぼで待っているんでしょうかね。

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島式ホーム2番線の越後早川駅方から見た間島駅構内、2013年6月撮影。
千鳥配置の1番ホーム、その後背の駅舎と跨線橋、右側の旧貨物線跡が一同に写りこむこの辺りが、当駅構内で最も見栄えがする場所だと個人的に思います。
越後早川駅と異なって当駅の中線は健在でしたけれど、2017年3月改正ダイヤにおいて当駅での列車交換や普通列車の特急退避は無いので、少なくとも定期旅客列車については中線に入る事は無いようです。

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島式ホーム端から越後早川駅方を見る、2013年6月撮影。
間島駅構内の線路配置がよくわかります。

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間島駅島式ホーム上の待合室とその内部の様子、2013年6月撮影。
建築財産票によると完成は大正2年11月・・・って駅開業の11年前ですぜ!?
訪問するたびに控えているので間違ってはいないと思うのですが。
それはさておき、待合室は内外共に手を入れられているので、古めかしさはあまり感じさせません。
この時点でベンチはJR東日本定番型に更新済み。
けして忘れ去られた存在ではないのだなぁと安心しました。

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島式ホームの村上駅方から見た間島駅構内、2013年6月撮影。
列車が入線する機会があまり無いからなのか、2番線の枕木の色の薄さが目立ちます。

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島式ホーム端から村上駅方を望む、2013年6月撮影。
間島駅から村上駅までは複線で、線路は並列ではなく別線の形。
景色の良い日本海側を走るのは下り線です。

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間島駅1番線を出発するキハ40系気動車酒田行、2013年6月撮影。
羽越本線・村上-酒田間の主力車両として今なお君臨しているこの気動車も、来年度から後継の電気式気動車投入開始でいよいよ姿を消していくことになります。

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間島駅2番線に停車中のキハ40系気動車村上行、2004年9月撮影。

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間島駅3番線に停車中のキハ40系気動車村上行と、1番線を颯爽と駆け抜ける485系電車R編成の特急「いなほ」秋田行、2010年6月撮影。
海辺の小駅が華やぐ一瞬の光景です。

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間島駅1番線を通過し遠ざかる、485系電車R編成の特急「いなほ」酒田行、2013年6月撮影。

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間島駅3番線を通過する485系電車T編成の特急「いなほ」新潟行、2013年6月撮影。

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間島駅3番線に停車中の485系電車T編成の団体列車、2006年11月撮影。
1番ホームで酒田行普通列車を待っていたら、これが入ってきてこちらはビックリ。
跨線橋を駆け抜けて撮りまくったものです。
5分程停車していましたっけ。
2番線に停車していたら、もっと貴重な画だったのになぁ。

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間島駅1番線を通過するEF81形電気機関車牽引の下り貨物列車、2010年6月撮影。
かつての日本海縦貫線のヌシであったEF81もその命は今や風前の灯。
羽越本線の村上以北と言えば、かつてはこの機関車が牽引する旧型客車列車が主力だったのも遠い思い出の彼方。

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煙と共に間島駅1番線を通過中の、C57形蒸気機関車牽引の「SL出羽街道号」、2004年9月撮影。
当駅でのギャラリーは少なく、まったりとした雰囲気の中を通過していきました。
2番線に単機のEF81が停車しているのに注目。

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