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2017年3月19日 (日)

犀潟駅(信越本線)

本日の駅紹介は、信越本線・犀潟駅。

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新潟県上越市に所在する有人駅で、開業は明治30年(1897年)5月13日。
開業当時の所在は中頚城郡犀潟村です。
犀潟村は明治34年(1901年)に東隣の潟町村と合併してその西部地域になり、潟町村は昭和32年(1957年)に町制を施行して大潟町になります。
大潟町は平成17年(2005年)に上越市に編入されて、現在に至ります。

かつては駅付近の工場やセメントターミナルの貨物輸送の拠点として、昭和61年まで貨物取扱が行われ、物流面で相応の地位を占めていたここ犀潟駅ですが、旅客駅としては大潟町の玄関駅ではなく(玄関駅は潟町駅)、優等列車が停車する事もなく、ほくほく線が開業してその分岐駅になるまではいたって地味な存在でした。
ほくほく線が開業すると、一日平均乗車人員が新潟県内トップクラスになって統計マニアの目を大きく惹きつけることになりましたが、これは統計上のマジック。
上越線・六日町駅と当駅は、ほくほく線の通過旅客をカウントしているので数字が駅の利用実態と大きく乖離しているのは皆様よくご存知の通りです。
JR東日本によると、2015年度の当駅一日平均乗車人員は704人で、同社新潟県内有人67駅中48位。
ほくほく線に特急「はくたか」が運行されていた最後の年である2014年度は4,497人なので、減少率は約85%という凄まじいものです。
現在の数字はそれだけ減っていても、近隣の特急停車駅の柿崎駅よりもまだ多いのですけれど、当駅の数字はほくほく線直通列車の通過旅客を含んだものですから、純粋な乗車人員はもっと少ないでしょうね。
一日500人を割っているのではと個人的には思うところです。

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犀潟駅駅舎の様子、2013年10月撮影。
建築財産票を見つけられなかったのですが、北越鉄道の停車場として開業当時からの建物だそうです。
出入り口の上屋の形状はそれを物語っておりますな。
新潟県内では当駅のような古い駅舎が上越地方に集中していて、えちごトキめき鉄道の二本木、谷浜、有間川、梶屋敷、親不知、市振の各駅がそうです。
ウィキペディアの犀潟駅の項の出展にある上越市議会での答弁書を見ると、当駅も南北を結ぶ自由通路を備え、さらにエレベーターの設置や南側広場の整備が計画されていたようで、私はこの件は初耳で驚いたところです。
答弁書でははっきり述べられてはいませんでしたが、「改築」「自由通路」「エレベーター」となれば想定される新しい駅舎は橋上駅舎だったのでしょう。
しかし当駅の利用実績で、橋上駅舎を大金掛けて建設するというのは、上越市としてはやはり考えてしまうところでしょうなぁ。
バリアフリー関係費以外は全て上越市の負担になるのでしょうし。
新潟県内の駅で近年に橋上駅舎化されたのは、越後線の関屋駅と内野駅、白新線の豊栄駅、信越本線の亀田駅と矢代田駅ですけれど、この中で最も利用が少ない矢代田駅でも一日平均乗車人員は四桁で、且つ駅東側の宅地開発と連動しているのです。
当駅の場合も、南口でそのような開発計画が具体化しない限り橋上駅舎化は難しいのではないかと思うところです。
しかし駅舎老朽化は待ったなしの話でもあり、近い将来の改築は必至。
現在と同じく北口だけの駅舎を作ってしまえば、向こう数十年は橋上化はナシということになるので、それを期待していた地元の反発もあるでしょう。
上越市としては、前述のえちごトキめき鉄道内の老朽駅舎の手当も考えなければならないでしょうから、それも含めて頭の痛いところです。

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犀潟駅前広場の様子、2011年6月撮影。
駐車スペースは広いのですが、大半は月極になっていました。
私の立ち位置からさらに直江津方に行くと、2011年10月に供用を開始した立派な作りの公衆トイレがあります。
それと引き換えに犀潟駅のトイレは廃止されたのでご注意を。
駅トイレ廃止も駅舎老朽化の影響なんですかねぇ。
近い将来駅舎が改築された場合はトイレ無しなんでしょうねぇ。

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犀潟駅駅舎内の様子、2012年6月撮影。
吹き抜けで三人掛けベンチを四脚設置。

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1番ホームの土底浜駅方から見た犀潟駅構内、2011年6月撮影。
この位置だと跨線橋の出入り口が向いておらず駅舎も見えないので、撮影ポイントとしては不適でしょう。

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同じく土底浜駅方を見る、2011年6月撮影。
画像左側がかつての貨物線で、このクラスの駅のそれとしては規模が大きいのが特徴。
国鉄末期まで貨物取扱が行われていたのも伊達ではないのです。

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1番ホーム駅舎前の上屋とその先の跨線橋出入り口の様子。
犀潟駅のホーム上屋は対面、島式両方とも跨線橋直前だけで、この辺は優等列車の停車しないローカル駅定番の配置なのです。

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1番ホームの黒井駅方から見た犀潟駅構内、2011年6月撮影。
1番ホームは長岡方面乗り場です。

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1番ホームの黒井駅方から見た犀潟駅。
古い時代に作られた駅の常として、当駅構内のホーム配置は千鳥型でそれも顕著なものです。
現在のホーム有効長を示す黄色の太線は遥か向こうで、画像手前の辺りはホームとして完全に遊休化しています。

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ホーム端から黒井駅方を見る。

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犀潟駅跨線橋内の様子、2011年6月撮影。
優等列車の停車しない駅のそれとしては幅広の通路です。

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跨線橋上から黒井駅方を見る。
2012年6月撮影。

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同じく土底浜駅・くびき駅方を見る。
2012年6月撮影。
画像左側の広い旧貨物用空間に改めて注目。

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犀潟駅島式ホームの跨線橋出入り口と上屋直下の様子、2012年6月撮影。
ベンチがほくほく線用の2番ホームに背を向けて設置されているのが、JRと北越急行の力関係を暗示しているような気がしますな。
画像左側の3番線は直江津方面乗り場です。

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2番・3番の島式ホーム端から黒井駅方を見る、2012年6月撮影。

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同じくくびき駅方を見る、2012年6月撮影。
2番線はほくほく線普通・快速列車発着用で、特急「はくたか」のみ1番、3番線を通過していました。

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2番ホームのくびき駅方から見た犀潟駅構内の様子、2012年6月撮影。
この時点ではワンマン運転用のミラーが設置されているのが、2番ホームがほくほく線用ホームたる証でした。
しかしE129系電車の投入で、信越本線直江津-長岡間でも2016年3月から一部列車のワンマン運転が始まったので、現在は当駅の1、3番ホームにもミラーが設置されているのでしょう。

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2番ホーム端からくびき駅方を見る、2012年6月撮影。

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犀潟駅2番線から出発した115系電車直江津行、2012年6月撮影。

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犀潟駅1番線から出発する115系電車長岡行、2013年10月撮影。

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犀潟駅2番線に到着するHK100形単行の電車越後湯沢行、2011年6月撮影。
この時は東日本大震災の余波で節電が強く叫ばれていた時期で、この列車も所定2両のところを節電対策で単行運行に変えていました。

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犀潟駅2番線に停車中のHK100形越後湯沢駅、2012年6月撮影。
上の画像の一年後の同じ列車の画ですが、既に所定の2両編成に戻っています。

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犀潟駅2番線から出発するHK100形「ゆめぞら」直江津行、2013年10月撮影。

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犀潟駅1番線を通過する越後湯沢行特急「はくたか」、2013年10月撮影。

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犀潟駅1番線を通過する485系電車R編成の新潟行特急「北越」、2013年10月撮影。
485系R編成は「北越」廃止後も新潟-糸魚川間の快速列車で運用されていましたが、2017年3月ダイヤ改正で列車廃止となりついに引退しました。
またこの快速列車は犀潟駅に停車していました。
かつての485系運用の快速「くびき野」の停車が叶わなかった当駅ですが、糸魚川快速の停車実現によって国鉄型特急電車の速達運用における停車駅の一つに加えられることになったのです。

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犀潟駅前広場にある犀潟駅前バス停から出発する、くびきバス運行の路線バス直江津行、2012年6月撮影。
この撮影時には当駅前に乗り入れるのが直江津-柿崎線で、他に駅付近の県道経由の直江津-鵜の浜温泉線がありました。
2016年秋のバス路線の再編が実施されて、新たに設定された上越妙高駅-鵜の浜線は県道にある「犀潟駅入口」バス停発着で、犀潟駅前には直接乗り入れしていないので利用の際はご注意ください。
なおこの路線は鉄道補完では上越妙高高田直江津、犀潟、土底浜、潟町各駅間の移動に便利です。
平日は上下30本、土休日は上下24本の運行になっています。

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犀潟駅前の国道8号線の様子、2012年6月撮影。
通行量はとにかく多く、日中はひっそりしている犀潟駅とは大違い。
2006年に当駅を訪問した時は、国道を挟んだ向かい側にあるヤマザキショップが、駅至近唯一の買い物処でした。
2012年段階では別の看板になっていて、現在はどうなっているのか確認してません。
国道を柏崎方に歩くと、信越線とほくほく線の分岐点近くにセブンイレブンがありますが、駅からは少々距離があります。
こちらは現在も盛業中のようです。

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直江津方の踏切から見た犀潟駅構内の様子、2013年10月撮影。

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