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2017年2月19日 (日)

金塚駅(羽越本線)

本日の駅紹介は羽越本線・金塚駅。

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新潟県新発田市に所在する無人駅で、開業は大正3年(1914年)6月1日。
開業当時の所在は北蒲原郡金塚村で、同村内唯一の玄関駅でした。
金塚村は昭和30年に隣接する加治村と合併して新自治体の加治川村になります。
どちらかに編入されるのではなく、新たな村名を冠して再出発するあたりは、金塚村と加治村の力関係が拮抗していたことを窺わせます。
実際、村役場は両者のバランスを取るがごとく、金塚駅と加治駅の中間地点に置かれていたのです。
実際に行ってみても、加治川村は玄関駅が旧加治村の加治駅とはいっても、中核となる地域は無いようで、同じような規模の集落が村内に分散している印象を強く持つのです。
そんな加治川村も平成の大合併の号令下、平成17年5月に下越地方有数の都市である新発田市に編入されて、同市の東部地域となり現在に至ります。

かつての加治川村が、旧金塚村と旧加治村の両雄並び立っているような姿であったのを証明するかのように、旧金塚村の玄関駅である金塚駅と旧加治村の玄関駅である加治駅は駅の利用状況もほぼ同じです。
両駅が通年で委託駅であった平成15年度の一日平均乗車人員を見ると、加治駅は318人で同年度のJR東日本新潟県内有人86駅中62位、金塚駅は284人で86駅中67位です。
利用状況も完全無人化された時期もほぼ同じで、双子の兄弟のような両駅なのですけれど、駅の佇まいは全く異なるのがなかなか面白いところです。
双子なのに顔も体型も全く似ていないツインズのようであります。

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金塚駅駅舎の様子、2011年4月撮影。
建築財産票によると竣工は昭和40年3月で、築半世紀の建物です。
この時期の駅舎の特徴として、やたら窓が大きく採光性が高いのがポイント。
しかし現在、常時活用されている空間は駅舎の半分弱といったところ。
かつての有人駅の御他聞に漏れず、遊休化が著しい駅舎なのです。
この時点では未舗装部分が大半の駅前広場は、ご覧のように車十台は停められる広さです。

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金塚駅前の様子、2014年4月撮影。
こちら側は旧金塚村以来の古い集落という趣。

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金塚駅駅舎内の様子、2011年4月撮影。
内部は昭和40年代の空気を濃厚に残しています。
画像上から二番目の左側に、旧窓口が板で塞がれもせず残っているのがポイント。
室内は流石かつての有人駅という広さですが、置かれたベンチはご覧の通りの少なさ。

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駅舎を出て構内に入りつつ振り返って一枚、2011年4月撮影。
西隣の加治駅同様に、駅舎とホームが離れた形態です。
羽越本線の新潟県内区間では、この形態の駅は他に月岡駅平木田駅、坂町駅、岩船町駅が該当します。

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金塚駅跨線橋内の様子、2011年4月撮影。
近隣の平木田駅同様、優等列車停車駅並みの広い通路を持つ堂々たる跨線橋です。
画像左側のホーム番号表示板が国鉄時代そのままで懐かしい。
しかし残念なことに、窓を開ける事が出来なかったので俯瞰マニアの私は残念無念。

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島式ホームの中条駅方から見た金塚駅構内の様子、2013年6月撮影。
画像右側が村上方面乗り場、真ん中が中線、左側が新潟方面乗り場です。

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島式ホームの先から中条駅方を見通す、2013年6月撮影。
この先、画像左手(日本海側)はしばらく田圃が続きます。
ちなみにここから海岸までは約6km。

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島式ホームの跨線橋及び上屋あたりの様子、2013年6月撮影。
このホームにはベンチがありませんので要注意。
ホームで駅撮りする場合、座るところが無くて待つのに少々難儀。
駅舎や隣のホームに、座るために行き来するのも面倒臭い微妙な距離感なのですよ。

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跨線橋直下の島式ホーム端から加治駅方面を見る、2013年6月撮影。
古い時代に作られた駅の常として、金塚駅のホーム配置も千鳥式です。

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島式ホームの左横の旧貨物引込線らしき線路、2011年4月撮影。

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島式ホームと駅舎の位置関係はこんな感じ、2011年4月撮影。

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ホームから見た金塚駅駅舎の様子、2011年4月撮影。
上屋の作りもしっかりしていて流石は国鉄全盛期の産物と言えましょうか。
築半世紀を経過した当駅駅舎は近い将来改築の話が出るのでしょうが、そうなったら駅舎(待合室)はこの上屋の面積程度で収まってしまうかも。
いやひょっとしてら待合室は造らずに、自動券売機を一台置いたきりの、跨線橋に繋がる上屋だけになってしまうかも。
そして島式ホームにベンチを設置すればそれで事足りてしまうかもしれませんな。
今の駅舎の建っている土地は更地にしてしまうでしょうから、駅前広場は際立って広大化するでしょう。

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新潟方面乗り場の加治駅方から見た金塚駅構内の様子、2011年4月撮影。
優等列車停車駅に引けを取らない、堂々たる構内が当駅の魅力であります。

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新潟方面乗り場の中条駅方から見た金塚駅構内、2013年6月撮影。
構内は広いものの上屋がごく小さい辺りは、当駅が営業上はローカル駅に過ぎない証と言えましょう。
国鉄時代に設定されていた快速列車も、加治駅には停車し当駅は通過していましたっけ。

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新潟方面乗り場の端から中条駅方を見る、2013年6月撮影。
中線と上下本線の分岐がよくわかります。
近年はダイヤの整理で金塚駅のせっかくの中線も活用はあまりされておらず、2016年3月改正ダイヤでは定期列車は夜の945M村上行が快速「らくらくトレイン」村上行に道を譲るのみになっています。

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新潟方面乗り場の上屋と跨線橋出入り口周りの様子、2011年4月撮影。
島式ホームとは違ってこちらにはベンチが置かれており、自動券売機も設置されています。
実はこちら側にも駅出入り口があって、外へ出ればそこは行き交う車の切れ目の無い国道八号線。
観察した限りでは、本来の駅舎よりもこちら側からホームに入る利用者が多い印象です。
周辺人口的には、駅の南北は拮抗しているようにも見えるのですけれど。
駅が無人化された現在では、跨線橋は駅の南北を連絡する自由通路としての機能が高いようにも見受けられます。
踏切は少々距離があり、歩行者には負担を強いているのでなおの事なのです。

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国道八号線に面した金塚駅南口の様子、2011年4月撮影。
上屋付きの駐輪場が道路に沿って並んでおり、この辺もこの南口の人気の理由かも。

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国道八号線金塚駅付近の様子、2011年4月撮影。
駅南口から信号を渡るとセブンイレブンがあります。
この店は20年前の道路地図にも載っていて、おそらく優良店なのでしょう。
この辺りでは唯一のコンビニですし、交通量の多い国道に面していてしかも駅前という立地の良さです。
なお、この国道にはバス路線は設定されておらず、金塚駅の公共交通アクセスは羽越線のみになっています。

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新発田方の踏切から見た金塚駅構内の様子、2011年4月撮影。

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金塚駅に到着した115系電車新潟行、2013年6月撮影。

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今では羽越本線からはその姿を消した、E127系電車村上行が金塚駅に停車中、2014年4月撮影。
羽越線では運行本数の少ない電車だったので、撮影のスケジュールを組むのが中々面倒でしたっけ。

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金塚駅に到着したキハ40系気動車新津行、2013年6月撮影。
昔なじみのこの気動車とも、新潟地区ではあと数年でお別れ。

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金塚駅を出発するキハ110系気動車米沢行、2013年6月撮影。
撮影可能な時間帯にこの気動車が金塚駅を通るのは、快速「べにばな」と昼過ぎの回送列車を除けば朝の酒田行と夕方のこの列車のみです。

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金塚駅構内に進入する485系電車R編成の特急「いなほ」新潟行、2013年6月撮影。

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夕刻の金塚駅で運転停車中の485系電車国鉄特急色の特急「いなほ」酒田行、2013年6月撮影。
この先村上方面は単線区間の為、快速「きらきらうえつ」の通過待ちです。
「いなほ」がE653系電車に更新されてからは、「いなほ」のスピードアップで金塚-加治間の複線区間でのすれ違いになった為、当駅での運転停車は解消されています。

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「きらきらうえつ」との行き違いを終えて、中条駅に向かって出発した特急「いなほ」、2013年6月撮影。

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春の穏やかな陽を浴びながら金塚駅を通過するE653系電車の特急「いなほ」新潟行、2014年4月撮影。

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金塚駅を通過するEF510形電気機関車牽引の貨物列車、2014年4月撮影。

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