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2016年9月11日 (日)

古間駅(信越本線)

本日の駅紹介は、信越本線・古間駅。

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古間駅の駅名標

長野県上水内郡信濃町に所在する無人駅で、JR東日本在籍時は信越本線、現在はしなの鉄道・北しなの線に所属しています。
駅としての開業は昭和3年(1928年)12月23日ですが、その前身である古間信号場は大正2年(1913年)10月1日に開設されています。
駅開業当時の所在は上水内郡古間村で、信濃町史によると古間信号場の駅昇格に当たっては、地元から必要な土地の提供と寄附金があったとの事。
黒姫駅の記事でも触れましたが、当地域に鉄道を敷設するに当たって当局の当初案は北国街道の柏原宿でした。
そこなら古間の中心集落から1km強といったところで、古間村の利便性も高まったはずだったのです。
しかし鉄道によって宿場が廃れるとの反対意見が強く、結局停車場は現在地に。
こういう事情で鉄道を利用した発展からやや取り残された村としては、どうあっても信号場を駅に格上げさせたかったのでしょう。
そんな古間村は昭和31年に周辺諸村と合併して新自治体・信濃町の一地域となって、今日に至ります。

信濃町史によると、合併前年の昭和30年度の古間駅年間乗車人員は157,283人。
単純計算すると一日平均約431人。
貨物の発送も一日平均約3tもあって、今日の姿からは想像できない繁盛ぶりでした。
JR東日本によると、古間駅がJR所属時代の2013年度一日平均乗車人員は118人で、同社長野県内有人67駅中58位です。

古間駅駅舎
古間駅駅舎の様子、2011年6月撮影。
なお画像は全て同日のものであります。
建築財産票によると、平成13年(2001年)12月の完成。
新潟県内の近年の改築駅舎とは、デザインコンセプトが異なっていそうなのが中々興味深い。
出入り口の両側に立つ照明の形状は特に珍しいのです。
どことなく宗教がかっている気がすると感じるのは私だけでしょうか?

古間駅駅舎内部
駅舎内部の様子。
私がこれまで実物を見た中では、有人駅として最狭の待合空間であります。
大人が四人も掛けれはもう満杯の木製ベンチがあるきり。
一日平均100人以上の乗車があるのに、この狭さはかなり異様であります。
この時の窓口営業時間は07:30~15:00。
自動券売機は設置されておらず、乗車証明発行機が置かれていました(画像右手の朱塗りのモノ)。
なお、当駅はしなの鉄道への移管に伴って、現在は無人化されています。
無人化後は自動券売機が設置されたとの事。

古間駅のホームその1
豊野方から見た構内。
かつては二面三線と立派な規模であった当駅も、現在は棒線化されています。
当然のことながら、廃ホームに立ち入ることは出来ません。

古間駅のホームその2
ホーム端から豊野方を見る。
この先には旧線時代の遺構トンネルがあります。

古間駅のホームその3
構内中心部の様子。
ホームの上屋は駅舎から黒姫寄りに短いものが立っているきり。
ホーム上のベンチは上屋下に三人掛けが一脚あるきりなので、前述の待合室の異様な狭さも考えると、特にこのような天気の悪い日は列車を待つのに忍耐を必要としそうです。
なお、当時は駅舎ホーム側にトイレがありました。

ホーム上の名所案内板
ホーム上の名所案内板。
野尻湖はここからじゃちと遠いっす・・・。

古間駅のホームその4
妙高高原方から見た構内。
線路は構内でカーブしており、この位置では構内を見渡すことは出来ません。

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ホーム端から妙高高原方を見る。
右側の旧島式ホームはすっかり草生して、廃ホームとしては中々良い感じ。

踏切から見た構内
豊野方の踏切から見た構内。

古間駅を出発する115系電車
古間駅を出発する115系電車長野行。
この電車も昨年限りで過去帳入り。
E129系電車投入までの穴埋めとして、この長野色115系電車が一昨年前から直江津以東でも見られるようになりましたっけ。

古間駅に到着した189系電車「妙高」その1
雨中の古間駅に到着した189系電車「妙高」長野行。

古間駅前広場
駅前の様子。
駅前広場は広く、駅舎の規模に比べて相当に広大であります。
またかなりよく整備もされていました。

古間駅前通り
駅前通りの様子。
この規模の駅前通りとしては、失礼ながら場違いな広さです。
あるいはこの道路も、古間信号場を駅に昇格させるに当たっての地元負担の環境整備の一環なのかもしれまんな。
日曜の雨の午後、人影は無くクルマも思い出したように通るきり。
至近にコンビニやスーパーはありませんでした。
駅昇格は地元の悲願であったとはいえ、旧古間村の中心は北国街道(現・国道18号線)沿いでここに商店街が形成されていないのも止むを得ないでしょう。

古間駅前の路線バス
全く予期していなかったのですが、偶然にも駅前に発着する路線バスに遭遇。
乗客はゼロ。
当時は黒姫駅との間に平日一日四本、休日は二本の運行でした。
現在も黒姫駅前から古間、牟礼に国道18号線経由で平日のみ運行の路線バスが走っていますが、駅前には乗り入れていないようです。

駅裏から見た駅舎
駅裏の路上から見た駅舎の様子。

古間駅に到着した189系電車「妙高」その2
古間駅に到着した189系電車「妙高」直江津行。

旧戸草トンネルその1
旧戸草トンネルその2
駅を出発してあちこちフラフラしながら約20分で旧戸草トンネルに到着。
昭和41年の信越本線電化によって廃棄され、その後町道のトンネルとして使われています。
完成は明治20年11月。

旧戸草トンネルその3
旧戸草トンネル内部の様子。
全長約145mの小さな隧道ですが、、距離以上に長く感じるのは往時そのままの内部ゆえですかね。
かつてはこのトンネルを気動車特急「白鳥」が疾走していたのですよ。

旧戸草トンネルその4
旧戸草トンネルの牟礼側の様子。

旧戸草トンネルその5
旧戸草トンネルを抜けた町道の様子。

薬師岳
古間地域のシンボルと言えるのがこの山、薬師岳。
比較的気軽に登れる山だそうで標高819m。

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