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2016年5月 8日 (日)

越後田中駅(飯山線)

本日の駅紹介は、飯山線・越後田中駅。

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新潟県中魚沼郡津南町に所在する無人駅で、開業は飯山鉄道の停車場として昭和2年(1927年)8月1日。
開業当時の所在は中魚沼郡上郷村で、同村の玄関駅でした。
上郷村は昭和30年に周辺諸村と合併して新自治体の津南町となり、今日に至ります。

津南町史によると、越後田中駅は当初貨物取扱を行わず交換設備も設けない「停留所」として設置が計画されましたが、土地の有力者が全面協力(明記はされていませんが駅用地の自発的な寄付があったのでしょう)によって、飯山鉄道の他駅と同様の貨物取扱及び交換設備を備えた「停車場」に格上げ開業されたとの事です。
鹿渡、外丸両村が絞り取られた「寄附金」も、この自発的協力が功を奏して小額で済んだそうで、やはり生身の人間のやる事ですから「心証」は大事ですよという事なのでしょう。
地元の自発的な協力で一人前の駅扱いになった越後田中駅ですけれど、やはり周辺人口の元々の少なさには抗えず、昭和45年末に越後水沢魚沼中条の両駅と共に無人化されて今日に至ります。
十日町市史によると昭和40年の当駅一日平均乗車人数は98人で、同時期に無人化された越後水沢駅の188人、魚沼中条駅の290人に比べても格段に少なかったのです。
貨物に関しても、昭和40年時点で既に記載されていないので、相当以前に取扱は廃止されていたと思われます。
利用状況はその後10年で大激減して、昭和50年時点で一日平均17人。
平成4年時点で20人です。
現在はおそらく一桁であろうと思います。
JR北海道であれば、隣の足滝駅と共にリストラの対象になっているレベルと言えるでしょう。

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越後田中駅駅舎の様子、2011年5月撮影。
建築財産票によると、平成10年9月の完成です。
飯山線新潟県内区間無人諸駅と同様の建物で、トイレはありません。
駅前左手の申し訳程度の駐輪場が、当駅の利用実態を無言のうちに来訪者に語りかけてきます。

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越後田中駅待合室内部の様子、2011年5月撮影。
室内にはベンチが三脚あるだけ。
ゴミ箱も「善意の傘」もありません。

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津南駅方から見た越後田中駅ホームの様子、2011年5月撮影。
津南町史では交換設備を備えた駅として開業と述べられていましたけれど、ウィキペディアにある当駅の旧駅舎を見ると、その位置は現駅舎と同じ位置なのです。
ということは、旧駅舎が作られた時点で少なくとも島式ホームによる交換方式ではなかったと考えられるのです。
では相対式であったのか?・・・私の目で見た限り、何とも判断がつきませんなぁ。

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ホーム端から津南方を見る、2011年5月撮影。
ホームの有効長は飯山線の他駅同様の4両です。

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足滝駅方から見た越後田中駅構内、2011年5月撮影。

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ホーム端から足滝駅方を望む、2011年5月撮影。
画像左側に伸びているホーム跡とも見えなくも無い構造物がまた謎なのです。

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越後田中駅を出発するキハ110系気動車単行の十日町行、2011年5月撮影。

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越後田中駅前の小道から振り返って一枚、2011年5月撮影。
豪雪地帯特有の、背の高い昔風の民家が見られる昔懐かしい風景です。

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踏切を渡って高台の県道から見た越後田中駅とその周辺、2011年5月撮影。

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俯瞰で見た越後田中駅の全容、2011年5月撮影。
あんなこじんまりとした建物でも、駅の規模が小さいので相対的に大きく感じられます。

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県道を路線バスが通る国道117号線に向って進みます。
東日本大震災発生の翌日未明に起きた長野北部地震で、震度6弱に襲われた津南町ですが、より震源に近いこの辺りの揺れはさらに大きかったのではと思われます。
発災後約二ヶ月の時点でもまだ復旧に未着手のところもあって、画像左側の歩道もその一つでした。

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県道を進み国道手前の信濃川に架かる橋から振り向いて一枚、2011年5月撮影。

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橋から見た信濃川の様子、2011年5月撮影。

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越後田中駅から寄り道をしつつ約15分で、国道117号線に出ます、2011年5月撮影。
周辺には観光物産館があります。
十日町方面から津南までは通行量の多い国道117号線も、この辺まで来るとご覧のような長閑さ。

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越後田中駅最寄の「小下里」バス停に近づく、南越後観光バス運行の路線バス森宮野原発津南行、2011年5月撮影。
利用状況ゆえか、中型バスです。
津南-森宮野原間にはこの路線と急行バス森宮野原-越後湯沢線が運行されていて、駅巡りに適当な日中の運行は合わせて5往復です。

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