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2016年2月13日 (土)

豊栄駅(白新線)

本日の駅紹介は白新線・豊栄駅。

豊栄駅の駅名票

新潟県新潟市北区に所在する有人駅で、同区の中心駅です。
開業は昭和27年(1952年)12月23日で、新発田駅から伸びる白新線の暫定終着駅としてでした。
開業当時の駅名は「葛塚」。
私が幼少のみぎりは、時刻表に市の玄関駅を表す二重丸で「葛塚」の表記を見るたびに、異様な関心を向けたものです。
市の代表駅なのに白の二重丸、つまり「みどりの窓口」が設置されていないし特急白鳥は通過、急行も大半は通過というギャップにです。
町に過ぎない上越線の六日町や小出に特急「とき」は停まるのに、市の代表駅に停まらないのはどういうことやねんと、幼い頭の中では疑問が渦を巻いていましたなぁ。
閑話休題、当駅の開業当時の所在は北蒲原郡豊栄町で、「葛塚」の駅名は開業当時の所在自治体であった北蒲原郡葛塚に由来します。
同町は昭和30年に周辺諸村と合併して豊栄町になり、昭和45年に市制施行して豊栄市が誕生します。
市の玄関駅なのに駅名が旧町名ではアピール度に欠けるとあってか、昭和51年に駅名を現在の「豊栄」に改称、そして平成の大合併で豊栄市は平成19年に東隣の新潟市に合併編入されて同市北区となり、豊栄駅は北区の中心駅となって今日に至ります。

JR東日本によると2014年度の豊栄駅一日平均乗車人員は3,732人で、同社新潟支社県内有人67駅中第8位。
3位の上越線・六日町駅と6位の信越本線・犀潟駅はほくほく線の通過旅客を含めた水増し数字なので、豊栄駅は新潟、長岡、白山、亀田、新津に次ぐ実質第6位の大駅なのであります。
昭和55年(1980年)当時は上下併せて31本の定期列車(急行4本、快速・普通27本)の停車だったのが、2015年では実に112本の停車(特急14本、快速5本、普通93本)。
新潟-豊栄間はデータイム毎時3本の新潟都市圏頻発運転区間でもあり、当駅で折り返す普通列車は36本を数えます。


豊栄駅南口の様子
豊栄駅南口駅舎の様子、2009年7月撮影。
当駅舎は橋上型で、2009年3月から供用開始。
奇をてらわない堅実な印象の建物です。
駅前はロータリーになっていて、タクシーが常駐。
早通経由で新潟中心部まで行く路線バスと、月岡温泉に直行するバスが発着します。

駅南口の商店街の様子
豊栄駅南口の商店街の様子、2009年7月撮影。
シャッター通り化しつつあるのは日本各地で見られる共通の由々しき問題です。
かつては駅近くにジャスコがあったのですが、いつの間にやら閉店。
これもあちこちで聞かれる話ですな、去られた後に残ったのは客を奪われた商店街という。

豊栄駅北口の様子
豊栄駅北口の様子、2009年7月撮影。
こちら側は駅舎の橋上化によって新たに整備されました。

駅北口ロータリーの様子
豊栄駅北口ロータリーの様子、2009年7月撮影。
こちら側はまだまだ伸び代がありそうに見えます。

豊栄駅橋上駅舎自由通路内の様子
豊栄駅橋上駅舎自由通路内の様子、2010年6月撮影。
画像左手のヤマザキショップは、以前はNewdaysでした。
この時点では夜8時までの営業で、ちょっとばかし早過ぎますな。
日曜夜9時過ぎの自由通路内は人気が無くひっそり。
県内上位の利用状況とはいえ、通勤通学客メインの駅なのでやむを得ないところなのですが。

豊栄駅改札口周りの様子
改札口周りの様子、2010年6月撮影。
天井から下がっている「特急列車のご利用には特急券が必要です」の看板に注目。
新潟-豊栄-新発田間は特急「いなほ」に特急券を買わずに乗る人が多いそうで、実際乗っていると、「どう見ても特急券を買っているようには見えない」風体雰囲気の人が多数乗降するのを見かけます。
列車本数が少なく有人改札ならばチェックも出来て抑止効果が大きいのですけれど、これだけ列車本数が多くなり且つ自動改札ではチェックのやりようが無いですものね。
朝の「いなほ」新潟行ではホームで特急券のチェックをしているという話を聞いたことがあり、実際新発田駅では「特急券拝見」に遭遇したこともありますが、アレが恒常的な事なのかはわかりません。

豊栄駅の改札を抜けた駅構内
改札を抜け豊栄駅構内で一枚、2010年6月撮影。
画像左手前が待合室、中央がエレベーターです。

橋上駅舎上から構内新潟方を見る
橋上駅舎上から豊栄駅構内新潟方を見る、2012年5月撮影。

一番ホーム早通方から見た豊栄駅構内
1番のホームの早通駅方から見た豊栄駅構内、2009年7月撮影。

一番ホーム先端部から早通方を望む
1番ホーム端から早通方を望む、2009年7月撮影。

豊栄駅早通方の線路配置
豊栄駅構内早通方の線路配置はこんな感じです、2009年7月撮影。
白新線新潟-豊栄間はデータイム毎時三本の普通列車と定期七往復の特急、さらに貨物列車も通るので列車密度は高いのですけれど、新崎-豊栄間は単線でこれ以上の増発は厳しいかと思われます。
理想は同区間の複線化ですけれど、JR主導では実現はまず無理。県や市が音頭を取るより他に道無しですが、こちらもまず無理でしょう。
やる気が多少でもあるのなら羽越線高速化計画で検討されるはずですが、そんな話は全然聞きませんからね。

一番ホーム黒山方から見た豊栄駅構内
1番ホームの黒山駅方から見た豊栄駅構内、2009年7月撮影。

一番ホーム先端部から黒山方を望む
1番ホーム端から黒山駅方を望む、2009年7月撮影。
ホーム有効長は旅客列車9両です。

二番ホーム黒山方から見た駅構内
2番ホームの黒山駅方から見た豊栄駅構内、2009年7月撮影。
ホームの上屋は普通列車の編成長に見合った長さです。

三番ホーム中央部の様子
豊栄駅3番ホーム中央部の様子、2015年10月撮影。
3番線は主に普通列車の豊栄駅折り返しや貨物列車の退避に使用されます。

豊栄駅三番線に進入するEF81形電機牽引の貨物列車
旅客列車退避の為、豊栄駅3番線に進入するEF81形電気機関車牽引の貨物列車、2013年9月撮影。

二番ホーム早通方から見た豊栄駅構内
2番ホームの早通駅方から見た豊栄駅構内、2009年7月撮影。
当駅は列車交換の無い場合は上下共に1番線発着なので、2番線の使用頻度は以外に少ないのが特徴です。
2015年3月改正ダイヤで2番線に停車する列車は下記の通りです(全て新発田方面です)
07:04発普通村上行 07:54発普通村上行
08:27発普通新発田行 08:40発特急秋田行
08:57発快速米沢行 12:45発特急秋田行
17:50発普通新発田行 18:28発普通村上行
18:43発普通新発田行 19:07発特急酒田行
19:42発普通新発田行 20:16発快速村上行
21:07発普通新発田行 21:45発普通村上行
23:15発普通新発田行 23:58発普通新発田行

日曜夜の豊栄駅構内
人影のない日曜夜の豊栄駅構内、2010年6月撮影。
まだ21時台ですけれど、田舎の人の動きはこんなところです。

三番ホームの早通方を見る
豊栄駅3番ホームの早通駅方を見る、2009年7月撮影。
3番ホームの有効長は短く、旅客列車4両対応です。
しかし3番は前述したように、主に新潟-豊栄間の短編成区間列車が発着するのでこの程度の長さでも問題無しなのです。
日中の電車は二連ですしね。

豊栄駅一番線に停車中の115系電車
豊栄駅1番線に停車中の新潟行115系電車、2014年6月撮影。
少し前までは日常過ぎるほど日常だったこの光景も、新鋭E129系電車の投入で過去帳入り寸前です。

豊栄駅で列車交換する115系電車とE127系電車
豊栄駅で列車交換する115系電車とE127系電車、2013年9月撮影。
後者は白新線では完全に過去帳入りです。

豊栄駅に停車中のキハ110系快速「べにばな」
豊栄駅2番線に停車中のキハ110系快速「べにばな」米沢行、2014年6月撮影。
昔は気動車列車が多かった白新線も、現在定期気動車列車の乗り入れはこの「べにばな」と朝の新崎発新潟行8626Dのみ。

豊栄駅で折り返し待機中のE129系電車
豊栄駅3番線で折り返し待機中のE129系電車、2015年10月撮影。

豊栄駅で行き違う485系電車時代の特急「いなほ」
豊栄駅で行き違う485系電車時代の特急「いなほ」、2013年5月撮影。
上越新幹線開業以前、当駅に停車する急行列車は下りの「羽越・べにばな」、上りの「べにばな」2往復のみだった時代を鮮明に記憶している世代にとっては、特急が全便停車する現状は豊栄駅が出世したというよりも特急のグレードが下がったのを見せつけられる寂しい話であるというのは言い過ぎでしょうか。

豊栄駅に停車中の485系R編成時代の特急「いなほ」
豊栄駅1番線に停車中の485系電車R編成時代の特急「いなほ」新潟行、2013年9月撮影。

豊栄駅で行き違う485系T編成の特急「いなほ」
豊栄駅で行き違う485系電車T編成の新潟行とR編成秋田行の特急「いなほ」、2012年5月撮影。

豊栄駅で行き違う485系R編成とE653系の特急「いなほ」
去り行く485系電車R編成新潟行とこれから羽越路のヌシとなる
E653系電車秋田行の特急「いなほ」、2014年6月撮影。
485系が定期「いなほ」から撤退する直前の時期の、新旧交代を象徴するような一枚です。

豊栄駅を出発する快速「きらきらうえつ」
豊栄駅1番線から出発する快速「きらきらうえつ」新潟行、2013年5月撮影。
乗ればリーズナブルで実に良いこの電車も、見た目はケバケバしく見えてなんだかなーというのが個人的な印象ですな。
タネ車が485系とはとても思えませんです...

ビュー福島潟の建物
豊栄駅最寄の観光スポット・福島潟の展示展望施設「ビュー福島潟」
2009年7月撮影。
遠目から見ると、科学特捜隊日本支部のようであります。
この日は月岡で市島邸を見学した後、初夏の夕陽を浴びながらここまで歩き。
開館時間内に余裕で着く計算だったのに、道を思い切り間違えて遠回りしてしまい、汗だくでたどり着いたのは17:00過ぎ。
閉館直後の到着でガックリきてしまいましたよ。
あれから行こう行こうと思いながら早6年半。
今年は春に行って勉強してこよう。

初夏の夕刻の福島潟
初夏の夕刻の福島潟、2009年7月撮影。
ここ福島潟は日本のオニバス自生北限で有名です。
実に清涼感のある風景で、自分のミスで閉館に間に合わずのぼせ上がった頭を、風に吹かれながら冷やしたのです。
福島潟見学についてはこちらを

橋上化以前の豊栄駅駅舎
橋上化以前の豊栄駅駅舎、2003年11月撮影。
当時は建築財産票を調べる習慣がついていなかったので正確な完成日が不明なのは実に遺憾なところ。
どうやら駅開業以来の建物だったようです。

橋上化以前の豊栄駅構内その一
橋上化以前の豊栄駅構内その二
橋上化以前の豊栄駅構内その三
橋上化以前の豊栄駅構内の様子、2003年11月撮影。
島式ホーム上の待合室は屋根の上に上屋があるという無意味さで、上屋が作られたのは待合室完成後というのが一目瞭然。
この待合室辺りの佇まいは何となく国鉄様式美離れしていて、なかなかに魅惑的だったのであります。

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