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2016年1月10日 (日)

平林駅(羽越本線)

本日の駅紹介は羽越本線・平林駅。

平林駅の駅名票

新潟県村上市に所在する無人駅で、開業は昭和27年(1952年)5月15日。
当駅の前身は仮乗降場で、ウィキペディアには昭和25年に開設とありますが、私が当たった資料や他サイト様では昭和19年開設とあります。
羽越線では戦時中に輸送力増強の為に神山駅中浦駅がまず信号場として開設されていますけれど、当駅の仮乗降場としての開設が昭和19年であるのならば、やはり信号場としてまず開設が計画されて、仮乗降場としての機能も追加されることになった為に開設
当初から「仮乗降場」としてアナウンスされたと考える事が出来て、当駅の出自としてはこちらが自然な流れかなぁと考えるところなのですが、確定的な資料が無い以上推測の域を出ません。

ともあれ当時日本各地であった信号場や仮乗降場の駅昇格請願の流れに乗って、平林信号場は昭和27年に駅昇格を果たし現在に至ります。
なお駅昇格時の所在は岩船郡平林村で、同村は昭和30年に隣接諸村と合併して神林村となりますが、同村の玄関駅は村役場が隣接する東隣の岩船町駅でした。
神林村は平成の大合併で平成20年(2008年)4月1日に周辺市町村と合併して新たな村上市の一部となり今日に至ります。

2013年9月時点の平林駅駅舎の様子
2003年11月時点の平林駅駅舎の様子
平林駅舎の様子、上は2013年9月、下は2003年11月撮影。
建築財産票によると竣工は平成10年(1998年)1月27日。
許容積雪量は130cmですが、近年この地域でそこまで積もるのは極めて稀でしょうね。
駅舎は待合室とトイレのみの建物で、待合室は窓が広く大きくて見映え良し防犯上も良しの良デザイン。
下の画像は当駅初訪問時の一枚で、この時点で既に自動券売機が一台設置されていました。
当駅が無人化されたのは昭和47年9月との事ですが、これは羽越本線・白新線全線電化と引き換えの合理化施策のようです。
この時期は線内の多くの駅が無人化や貨物・荷物の取り扱い廃止の憂き目を見ています。

平林駅西口駅前の様子
平林駅西口駅前の様子、2013年9月撮影。
こちら側は半農半住の地域で、旧平林村の中心集落もこちら側だったのでしょう。
自転車の駐輪スペースはご覧の通りで、簡易なモノでいいから村の予算で上屋を付けてやればいいのにと部外者は思うところです。

西口側ホームの坂町方から見た平林駅構内
西口側ホーム(村上方面乗り場)の坂町方から見た平林駅構内、2013年9月撮影。
ホーム上の雑草の有無で、列車停車の境界が判別できます。

西口側ホーム中央部の様子
西口側ホーム中央部の様子、2011年4月撮影。
駅舎と跨線橋、東側ホームの待合室の位置関係がわかります。

西口側ホーム村上方から岩船町駅方を見通す
西口側ホーム村上方から岩船町駅方を見通す、2011年4月撮影。
黄色い線が無いことから、この辺りは列車の停止位置から外れて完全に遊休化しているのがわかります。
昔は長編成の客車列車がホーム有効長一杯に停車していたのでしょうに、今では最大七両、E129系に統一後は最大六両になるのは確実です。

平林駅跨線橋内の様子
平林駅跨線橋内の様子、2011年4月撮影。
国鉄時代のローカル駅定番のスタイル。
上の窓は固定されていますが、下の窓は開閉可能なのが俯瞰好きな私にとっては大いなる福音。
まぁ窓を開ける酔狂な御仁は他にいませんから、窓とその下は汚くておっそろしい事に。

平林駅跨線橋から見た岩船町方面
その開く窓から岩船町駅方を望む、2011年4月撮影。
平林駅から村上駅までは単線区間になりますが、当駅の有効長は往年の長編成貨物列車も十分収まりそうな長大なものになっております。

平林駅跨線橋から見た坂町方面
同じく坂町駅方を望む、2011年4月撮影。

東口側ホームの岩船町方から見た平林駅構内
東口側ホーム(新潟方面乗り場)の岩船町方から見た平林駅構内、2011年4月撮影。
こちら方では東口側ホームが張り出した形になっています。

東口側ホームの坂町方から先を見通す
同じく坂町駅方から先を見通す、2011年4月撮影。

平林駅東口側ホーム待合室内部の様子
平林駅東口側ホーム待合室内部の様子、2013年9月撮影。
建築財産票によると竣工は昭和33年2月の竣工。
この年に平林駅は岩船町方に300m移設されているそうで、この待合室は駅移設時に建てたものなのでしょう。
撮影時点では自動券売機は未設置で、代わりに乗車証明書発行機が置いてありました。
この小型の郵便ポストみたいな機械も、近年見なくなりましたなぁ。

平林駅東口の様子
平林駅東口の様子、2011年4月撮影。
国道7号線に面した、2000年秋に整備されたというこの東口、広い駐車スペースと上屋付きの駐輪場と、部外者から見ればこちら側がメインのエントランスだと信じて疑わないことでしょう。
この時点では駅至近に、やる気満々でいい感じの八百屋さんとローソンがありました。
八百屋さんで果物を買いローソンでお弁当を買って、田園の長閑な風景の中を走り抜ける列車を眺めながら食すのもまた一興。

「平林城跡」の案内板
東口の観光案内と言うべき「平林城跡」の案内板、2011年4月撮影。

羽越本線と並走する国道7号線
羽越本線と並走する国道7号線、2011年4月撮影。
ここ平林はバス過疎地域で、小岩井-村上間に土休日運休の便が一日一往復のみです。→ダイヤはこちらに
村上駅前から平林駅へは所要40分で運賃560円ナリ。
なおこの路線は海岸沿いの岩船本町経由で、国道7号経由で村上や坂町に直行する路線はありません。
もしあったならば、「路線バスの旅」でたとえ府屋で蛭子さんのパチンガス炸裂があっても万代橋まで辿り着けたかもしれないのにw。
20年ほど前の地図を見てもバス路線の設定はなかったようで、羽越線の普通列車が基本的に毎時一本確保されているとあっては、所要時間の点で競合は困難なのでしょうね。
ちなみに「小岩井」は米坂線旧花立駅から荒川を渡った辺りで、当駅から南西に約4km。

坂町方の踏切から見た平林駅構内
坂町駅方の踏切から見た平林駅構内、2011年4月撮影。
岩船町に向かってすっきりと直線が続きます。

「平林城跡」の様子その一
「平林城跡」の様子その二
「平林城跡」の様子その三
駅東口の案内板通り、約20分で「平林城跡」に到着。
2011年4月撮影。
中世の城について予備知識が無いと、見学しても何が何やらという感じで、私はその辺は完全に素人なので正直余り惹かれるモノもなく....。
山城へ行けば印象もまた違うのは、これまでの経験上わかっておるつもりですけれど、行くにはちょっとした登山の覚悟が必要で断念。

平林駅に停車中の115系電車
平林駅に停車中の村上行115系電車の普通列車、2013年9月撮影。

平林駅に停車中のキハ40系気動車
朝の新津行キハ40系気動車普通列車が停車中、2004年8月撮影。

平林駅を出発するキハ110系気動車
平林駅を出発する朝のキハ110系気動車酒田行普通列車、2004年8月撮影。
この時も現在も、陽のあるうちに坂町-桑川間でキハ110系を撮影出来るのは実質この列車だけになります。
夕方~夜のキハ110系新津行は、最も日の長い時期でも桑川駅が日没ギリギリというところです。

平林駅に停車中のE127系電車
昨年(2015年)3月ダイヤ改正で羽越線から姿を消したE127系電車新潟行普通列車、2006年10月撮影。

平林駅を通過する485系R編成の特急「いなほ」
平林駅を通過する485系電車R編成の新潟行特急「いなほ」、2011年4月撮影。

平林駅を通過する485系T編成の特急「いなほ」
完全に過去帳入りとなった485系電車T編成の新潟行特急「いなほ」、2013年9月撮影。

平林駅を通過するEF81形電気機関車'牽引の下り貨物列車
平林駅を通過するEF81形電気機関車'牽引の下り貨物列車、2011年4月撮影。

平林駅を通過するEF510形電気機関車牽引の上り貨物列車
2013年度にJR東日本からJR貨物に売却されたという経歴の、EF510形電気機関車504号機牽引の上り貨物列車、2014年4月撮影。

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