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2016年1月 2日 (土)

内野駅(越後線)

本日の駅紹介は越後線・内野駅。

2017年3月12日記、旧駅舎時代の記事と統合し、加筆修正を実施しました。

内野駅の駅名票

新潟県新潟市西区に所在する有人駅で、大正元年(1912年)8月25日の開業です。
開業当時は西蒲原郡内野村の所在で、同村は昭和に入って間もなく町制を施行し、昭和35年11月に新潟市に編入合併して今日に至ります。
平成の大合併以前の旧新潟市時代、市西部の市街地西端がこの地域で、内野駅もまた新潟駅との越後線頻発運転区間(データイム毎時3本)の終端であります。
JR東日本によれば当駅の2015年度一日平均乗車人員は2,714人で、同社新潟県内有人67駅中12位です。
越後線内の有人駅(新潟駅と柏崎駅を除く)では13駅中第3位と、頻発運転区間の終端という列車運行上のみならず、営業的にも重要な駅なのですが、新潟大学前駅、そして内野西が丘駅が相次いで開業して、当駅駅勢の地盤沈下が続いています。
特に2008年度で新潟大学前駅に乗車人員で抜かれて、その差が拡大し続けている状況なのです。

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内野駅旧駅舎の様子、上は2006年10月、下は2010年5月撮影。
建築財産票によると昭和46年11月の竣工。
国鉄の地方中堅クラスの駅舎特有の横長平屋建てです。
駅前広場は比較的狭く(奥行きが無い)、この狭隘さは開業当時の旧内野村の中心近くという立地に由来しているのかなと思う次第。
既に市街化されているところに駅を設置したわけですから、今日の視点に立てば色々としわ寄せがきているのは確か。

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内野駅旧駅舎内部の様子、2010年5月撮影。
国鉄の地方主要駅の標準形でした。
当駅には2006年1月に自動改札が導入されております。
改札正面上の白い掲示板は、昔は時刻表が掲示されていたと思うのですけれど。
近年はどこも外されてしまっていますなぁ。

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内野駅旧駅舎内部の待合室周りの様子、2008年5月撮影。
駅出入り口から向かって右側が待合室で、新潟県内ではその数を減じているキオスクが健在でした。
当時、内野駅至近にコンビニは存在していなかったので、このキオスクはちょっとした買い物に便利だったのです。
(当時のキオスク営業時間は06:55~12:05、14:00~18:30で日曜定休)
2010年5月に再訪した際もまだ健在でしたが、ウィキペディアによると2011年3月に撤退してしまったとの事です。
橋上駅舎への改築計画が定まった時点で撤退は決まっていたのでしょうね。
待合室内は空調付きで、開放時間は05:15~23:55とほぼ初電/終電に対応したものでした。
この辺は当時、内野駅がJRの直営駅であればこそのサービスぶりで、業務委託が大半になっている他の中堅有人駅では夕方6時ともなれば、窓口営業終了と同様に待合室は閉鎖されてしまうのです。
この撮影からしばらくして当駅も業務委託駅になり、それに伴って待合室の開放時間にも影響があったのではと思われます。

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内野駅1番ホーム側の駅舎の様子、2005年9月撮影。
この辺の見付けはまさに国鉄地方中堅駅のスタンダードと言えましょうか。
なお構内のトイレは画像の飲料自販機の先に男女別でありました。

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駅舎改築前の内野駅北口の様子、2010年5月撮影。
画像の右側は小学校の校庭で、桜の木の列が道と校庭の狭間に。
春を迎えると桜の花が咲き誇り彩り鮮やかに。

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駅舎改築直前の内野駅北口は、自動券売機1台と自動改札機2台という簡素なものでした、2010年5月撮影。

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改築前の駅前広場から内野駅前通りを見通す、2010年5月撮影。
当駅至近は頻発運転区間終端で賑やかという想像とは異なり、前述のようにコンビニはありませんし、スーパーも大手は出店していません。
いずれも駅から500m以上進まないと行き当たらないのです。
駅前通りやそれと十字路で交差する県道周りを含め、寿司屋等の料理店や個人商店が軒を連ねます。

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県道の十字路側から駅前通りを見通す、2010年5月撮影。
画像中央の青い屋根の建物が旧内野駅駅舎です。

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駅前通りと十字路で交差する県道の様子、2010年5月撮影。
新潟市西区の人口集積及び行政文教は当駅から新潟方へ2駅進んだ寺尾駅周辺が中心で、この県道もそちらに向かうにつれてコンビニやスーパー、レストランなどが増えていきます。
なおこの県道には新潟市中心部と内野地区を結ぶ路線バスが設定されています。
2010年時点だと新潟駅-内野駅間は越後線で所要20分強で運賃は¥230、バスは40分程度で運賃は¥550。
これだけ見ると勝負にならんと思われるでしょうが、バスは越後線が通らない市中心街や市役所直通のうえに、特に真冬は越後線よりも「動いてくれる」可能性が高いので信頼性が高かったりします・・・。
越後線は特に羽越線での特急「いなほ」脱線事故以来、昔なら運行していたレベルの風でも運休や大幅遅延が当たり前。
新潟-白山間の信濃川鉄橋と関屋青山間の関屋分水鉄橋、内野以南の遮蔽物が一切無い田圃の強風吹きさらし区間で運転規制がかかる事夥しで、ホントにアテにならんのですわ・・・(困ったモンだまったく)。

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1番ホームの新潟大学前駅方から駅舎改築前の内野駅構内を望む、2005年9月撮影。
1番線には当駅折り返し待機中のE127系電車が客待ち中です。

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1番ホームの内野西が丘駅方から、駅舎改築前の内野駅構内を望む、2005年9月撮影。
ホーム上の上屋は小さくて、車両2両分といったところです。
利用状況は悪くないのに、この小駅然の扱い。
越後線が電化のはるか以前、C56形蒸気機関車牽引り客車列車が主力な簡易規格のローカル線だった頃を平成の世になってもまだ引きずっているかのようでした。
話によると構内有効長は昔より小さくなっていて、現在は最大7両ほど。
そういえば昔は急行列車の間合い運用で、朝ラッシュ時に長大編成が走っていましたからねぇ・・・。
構内有効長を小さくしたという事は、越後線頻発運転区間でも需要はその程度と支社が見切っているという事ですな。

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内野駅跨線橋上から新潟大学前駅方を望む、2005年9月撮影、。
内野駅構内は対面式ホームの2面2線で、当駅が前述のように頻発運転区間の終端である事から折り返しの電車が常にどちらかのホームに停車している印象が強く、途中駅でありながら大都市私鉄の支線の終端駅のような趣があります。

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同じく内野西が丘駅方を望む、2005年9月撮影。

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2番ホームの内野西が丘駅方から、改築前の内野駅構内を望む、2005年9月撮影。

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内野西が丘駅方踏切から、改築前の内野駅構内を望む、2010年5月撮影。

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新潟方の陸橋上から改築前の内野駅構内とその周辺を見る、2010年5月撮影。
線路の左右とも市街地化されている様子がよくわかります。

内野駅の新駅舎の様子その一
内野駅の新駅舎の様子その二
内野駅の新駅舎、2015年12月撮影。
2014年9月に供用を開始した橋上駅舎です。
階段がアーチ状になっていて、二本の虹が頂点で結合しているような趣。
単に傾斜直線状でデザインするよりも、建物の有機的存在感が増すと言うかまろやかさに富むというか。
ボキャブラリーが貧困なので中々美味く表現出来ないのが遺憾なところですが。

内野駅前ロータリーの様子
駅舎改築後の内野駅前ロータリーの様子、2015年12月撮影。
改築前と比べると少し広くなって、白線がきちんと引かれて秩序立っています。
以前はその点、ちょっとルーズな感じでした。
タクシーが常駐しているのは以前と変わらずです。
路線バスは内野駅と海岸沿いの角田地区を結ぶ社会実験の住民バス「シーサイドエクスプレス」のみ乗り入れています。→詳細はこちら
2016年度も社会実験として引き続き運行されていましたが、2017年度の運行については3月5日の時点でまだアナウンスされていません。
定期路線バスについては、2017年3月25日の新潟交通ダイヤ改正で、「内野駅南口」バス停が新設されて、駅前にバスが乗り入れることになりました。
発表されたダイヤでは、青山から内野駅南口間へは平日2本・土休日8本、内野駅南口から青山へは平日9本・土休日6本になっています。

内野駅前通りの様子
駅舎改築後の内野駅前通りの様子、2015年12月撮影。
画像中央の建物が内野駅の新駅舎。
通りの様子は以前と変化無し。
駅至近にコンビニは無いので、駅改築に先立ってキオスクが撤退してしまった現在、ちょっとした買い物に困るのです。

内野西が丘方の踏切から見た内野駅構内
内野西が丘駅方の踏切から見た改築後の内野駅構内、2015年12月撮影。
画像右手のアーチ状階段部分は、側面から見ると巨大な事がよくわかります。

駅舎改築後の内野駅北口
駅舎改築後の内野駅北口の様子、2015年12月撮影。
前述のように、駅舎改築以前はこちら側に自動改札機と券売機のみ設置の簡易な出入り口がありましたが、橋上駅舎化に伴い撤去されました。

内野駅舎内自由通路の様子その一
内野駅舎内自由通路の様子その二
内野駅橋上駅舎内自由通路の様子、2015年12月撮影。
外から見ると実態以上に巨大な駅に見えるのは橋上駅舎の常で、内部はいたってシンプルです。
改札周りも簡素で、かつての「国鉄の駅」らしさムンムンだった旧駅舎に比べるとマニア的にはやはり寂しい...

自由通路側から見た内野駅の改札内の様子
内野駅橋上駅舎の自由通路側から改札内を見る、2015年12月撮影。
画像奥が待合室です。
内部の造りは近年の新潟県内の橋上駅舎(亀田豊栄、関屋の各駅)と比べると、やや簡素な印象。
今後の駅の需要予測と市の財政事情が絡み合ってのモノなのでしょうか。

一番ホーム新潟大学前方から見た内野駅構内
1番ホームの新潟大学前駅方から見た駅舎改築後の内野駅構内、2015年12月撮影。
旧駅舎時代同様、駅構内の撮影はホームと駅舎の間合いが大きく開放感のある吉田方からの方がベターでしょう。

内野駅二番線で折り返し待機中のE129系四連
1番ホームの内野西が丘駅方から見た改築後の内野駅構内、2015年12月撮影。
2番線には当駅折り返しのE129系電車4連が待機中です。

二番ホーム内野西が丘方から見た内野駅構内
2番ホームの内野西が丘駅方から見た駅舎改築後の内野駅構内、2015年12月撮影。

二番ホーム出入り口付近の様子
駅舎改築後の内野駅2番ホームの出入り口付近の様子。
ホーム上のベンチは一、二番共に階段手前と橋上駅舎直下に集中して設置されています。
飲料の自販機も両ホーム共に同じ位置に設置。

内野駅で交換する115系電車とE129系電車
越後線の新旧交代を象徴する、新鋭E129系電車と去り行く115系電車の内野駅での交換風景、2015年12月撮影。
あと二年もすれば、この光景も完全に過去帳入りでしょうか。

折り返し待機中のE129系二連
同じく待機中のE129系電車2連。
走り始めた当初は、「乗る分にはとても良いけれど、撮る対象にはならない」というのが私の主観的評価だったのですけれど、見慣れるとこのデザインもこれはこれで良いのかなぁと思い始めたここ最近です。
慣れって不思議なものですな。

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旧駅舎時代の内野駅で交換するE129系電車と115系電車、2005年9月撮影。

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改築前の内野駅1番線で折り返し待機中のE127系電車、2005年9月撮影。
2015年3月改正以降は、この電車が越後線内に姿を見せるのもごく僅少になりました。

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内野駅至近の吉田方踏切から新川橋りょうを望む、2010年5月撮影。
この鉄橋を越えると、沿線はこれまでの昔から完成された市街地から田園と新興住宅街の入り混じった風景に変わり、内野西が丘駅へと至ります。

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新川に架かる橋から見た上流方面、2010年5月撮影。
手前から二つめのトラス橋が越後線の新川橋りょうです。

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同じく橋から見た下流方面、2010年5月撮影。
画像奥に見える橋は日本海沿岸を走る国道402号線。
日本海沿岸に沿って走る印象の強い越後線ですが、海岸までの距離は相当にあって、この橋から日本海までは約1.5kmもの距離があります。

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