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2016年1月23日 (土)

桑川駅(羽越本線)

本日の駅紹介は羽越本線・桑川駅。

桑川駅の駅名票


新潟県村上市に所在する無人駅で、開業は大正13年(1924年)7月31日。
開業当時の所在は岩船郡下海府村で、同村は昭和30年に周辺諸村と合併して山北村となり、桑川地区はその東部地域になります。
同村はその十年後に町制を施行して新潟県最北の町・山北町になりましたが、平成の大合併により平成20年に周辺町村と共に村上市と合併して今日に至ります。

日本海と海岸近くまで迫る山地の狭間にある桑川地区は、かつては交通不便の地ゆえに海産物の出荷もままならず、当地で作られる良質な木炭が生活の糧だったと聞きます。
そうした生活に陽が差したのが羽越本線の延伸により当地に駅が設置されたことで、鉄道を使う事で海産物の出荷がようやく可能になり、駅近くの桑川漁港が作られたのも鉄道開業なんだとか。
鉄道の威力とその波及効果を表す小典型と言えましょう。

桑川駅舎と道の駅遠景
桑川駅舎と道の駅近景
桑川駅舎の様子、上が2010年6月、下は2003年11月撮影。
駅舎と言っても実際の駅スペースはごく僅かで、大半は「道の駅笹川流れ」です。
地域活性化の為に県の補助を受けて平成5年2月に道の駅に登録されたそうで、レストランと物産販売コーナー、観光案内コーナーを併設しており、国道345号線の重要な休憩施設になっています。

桑川駅待合室内の様子
桑川駅待合室内の様子、2010年6月撮影。
これはホーム側を見た画で、反対側の国道側出入り口前に自動券売機が一台設置されています。
これだけ大きな道の駅の建物でありながら、桑川駅としての空間はこの待合室のみなのです。
この地に多大な恩恵をもたらした鉄道の時代は去り、人もモノもクルマクルマで鉄道はほんの付録という地方過疎地域の現実を体現しているかのようですな。

下りホーム今川方から見た桑川駅構内
1番ホーム(酒田方面乗り場)の今川駅方から見た桑川駅構内、2013年5月撮影。
大正生まれの長大なホームに停車する旅客列車の最長編成は、快速「きらきらうえつ」四連で、他は気動車2~3両に過ぎません。
ホーム右側は道の駅の駐車場で、休憩しながら興味深そうに短編成の気動車列車や通過する特急「いなほ」を見物する人たちをよく見ます。
あくまでも見てるだけーで、鉄道と言えば遠出や出張で新幹線を使うだけ、トロくて不便な気動車なんて乗りませんことよといった感じのギャラリーさんたちです。

下りホーム今川方先端部から先を見通す
1番ホームの今川駅方から先を見通す、2013年5月撮影。
この先は単線区間になっています。

桑川駅一番ホーム中央部の様子
1番ホーム中央部の様子、2004年9月撮影。

桑川駅跨線橋内の様子
桑川駅の開放感ある跨線橋の様子、2010年6月撮影。
今川方面へは遮るものもなく俯瞰で存分に撮影できます。
眺望を良くしているのは、ここから先が笹川流れであることが多少は関係しているのかも。

跨線橋上から見た今川方面
跨線橋上から今川方面を望む、2013年5月撮影。
線路の手前まで迫る山地、大正生まれの構内、駅の利用実態に対してあまりに巨大な建物、本線と比べて使用頻度が少ないのがよくわかる中線の様子。
俯瞰マニアとしては中々に興味深いのがこのポイント。
海がチラ見してくれれば最高なんですけど。

跨線橋上から見た越後早川方面
同じく越後早川方面を望む、2013年5月撮影。
こちら側はは固定窓になっていて、汚れた窓越しにしか撮影出来ないのが俯瞰好きとしては不満なところ。
こっちは海が見えるんですけどね。

二番ホームの越後早川方から見た桑川駅構内
中線の2番ホーム越後早川駅方から見た桑川駅構内、2013年5月撮影。
表側に比べてなんとも色気の無い跨線橋裏手。

島式ホーム越後早川方先端部から先を見通す
島式ホームの村上方から越後早川駅方を見通す、2013年5月撮影。
こちら側は複線区間になっています。

島式ホーム中央から見た道の駅と跨線橋の位置関係
島式ホーム中央から見た道の駅の建物と跨線橋の位置関係、2010年6月撮影。
道の駅の建物の巨大さを実感できる一枚。

中線側の今川方から見た桑川駅構内
中線側の今川駅方から見た桑川駅構内、2004年9月撮影。
こちら側から午前中の下り列車を狙うのが構内撮影のベストかと思います。

島式ホーム上の待合室の様子
桑川駅島式ホーム上の待合室内部の様子、2010年6月撮影。
建築財産票によると昭和26年6月撮影。
利用者が少ないからなのか清掃が行き届いているからなのか、室内は綺麗。
近年は駅の待合室のベンチも、無人駅といえども茶色い一人がけのモノに換わってきていますが、この当時は数世代前のモノでした。
今はどうなっているのやら。

三番線の越後早川方を見る
島式ホーム3番線側から越後早川駅方を見る、2013年5月撮影。
待合室から手前の遊休化部分は雑草が生えていい具合に枯れた雰囲気。

島式ホームの今川方先端部から先を見通す
島式ホーム今川駅方から先を見通す、2013年5月撮影。
中線はまず3番線と合流ののち1番線と合流して一本になっています。

桑川駅で行き違う上下のキハ40系
桑川駅で行き違う上下のキハ40系気動車列車、2013年6月撮影。
日が長い時期とはいえ夕方四時過ぎなので逆光気味なのが辛いところ。
新津行普通列車が中線で待機して上り貨物列車を先行させ、貨物列車通過直後に下り酒田行が桑川駅に到着というシチュエーションです。

桑川駅三番線に進入するEF510型電気機関車牽引の貨物列車
新津行普通列車が2番線に待機中の桑川駅の3番線に進入する、EF510型電気機関車牽引の貨物列車、2013年6月撮影。

桑川駅に到着したキハ110系
桑川駅に到着したキハ110系気動車新津行普通列車、2010年6月撮影。
キハ110系はこの界隈では少数派で、当駅で日のあるうちに撮影出来るのは、日の長い季節でも朝の酒田行とこの列車だけです。

桑川駅に停車中の快速「きらきらうえつ」
桑川駅3番線に停車中の快速「きらきらうえつ」、2013年6月撮影。
桑川駅には優等列車の定期停車実績は無く、金土休日運転の全車指定快速「きらきらうえつ」が優等に準ずる列車停車の唯一の例かと思います。
この日はこれを撮影したのち車上の人になって帰宅。
梅雨時の観光閑散時期でもあり、当駅で乗車したのは私一人。
指定が取れれば特急「いなほ」よりも安上がりで良いですなこの列車は。
まぁ繁忙期は子供が煩いので敬遠しますけど。

桑川駅を通過する485系国鉄特急色の特急「いなほ」
桑川駅1番線を通過する485系電車国鉄特急色の特急「いなほ」秋田行、2013年6月撮影。

桑川駅を通過する485系R編成の特急「いなほ」
3番線を通過する485系電車R編成の新潟行特急「いなほ」、2013年6月撮影。

道の駅のサンセットブリッジ上から見た国道345号線の今川方面
「道の駅笹川流れ夕日会館」から海岸に伸びる「サンセットブリッジ」上から国道345号の今川方面を望む、2013年5月撮影。

道の駅のサンセットブリッジ上から見た国道345号線の越後早川方面
同じく越後早川方面を望む、2013年5月撮影。
かつては公共交通機関で桑川まで来るには羽越線のみでしたが、現在は新潟交通観光バスの路線バス村上-寒川線が運行されています。
ただし一日二便で土休日運休なので駅巡りには使い難いのが残念。

夕日階段から見た海岸の今川方面
「サンセットブリッジ」を渡って「夕日階段」から海岸沿いの今川方面を見る、2013年5月撮影。
ここから先が笹川流れです。
画像中央に見えるのが桑川漁港。

桑川港の様子
桑川駅から今川方面に1km弱の桑川漁港の様子、2006年11月撮影。

桑川漁港に係留中の笹川流れ遊覧船「ゆうなぎ」
桑川漁港に係留中の笹川流れ遊覧船「ゆうなぎ」、2013年6月撮影。
フネの揺れに弱いというか海に畏怖の念を持つ私は未だ乗船経験無し。
佐渡汽船のフェリーでさえ怖いのです。
この遊覧船と粟島汽船のフェリーは乗ってみたいものの海に乗り出す怖さが上回っていて毎年決心が付かず先送りの有様です。
遊覧船はこのフネと「おばこ丸」の二隻体制で、運行期間は3月末から11月中旬まで。

桑川漁港手前の砂浜から桑川駅方面を望む
桑川漁港手前の砂浜から桑川駅方面を望む、2013年6月撮影。
漂着かはたまたポイ捨てか、ゴミが多いのに閉口しましたなぁ。

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