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2015年11月29日 (日)

越後片貝駅(米坂線)

本日の駅紹介は、米坂線・越後片貝駅。

越後片貝駅の駅名標


新潟県岩船郡関川村に所在する無人駅で、開業は昭和8年(1933年)11月30日。
開業当時の所在は岩船郡関谷村で、同村は昭和29年に隣接する女川村と合併して関川村となり、現在に至ります。

坂町駅を出発した米坂線の列車は、前方に控える山地に向かってまずは広大な越後平野の端の田園風景を駆け、越後大島、越後下関を経て、にわかに険しくなった鉄の細道で二つのトンネルを抜けて到着するのがこの越後片貝駅。
米坂線と並走し、駅前を通る国道113号線こそ交通量は多いのですけれど、歩く人影は見えず行き交うクルマの音だけが響く、そんなローカル線駅の典型のようなところです。
かつては駅の北側に小学校がありましたが、平成13年に統廃合によって廃校になってしまっています。
遡って見れば明治22年(1889年)に町村制が発足した時点で、既に独立した村ではなかった地域でしたからそれも当然と言われてしまえばそれまでなのですけれど。
...こう書くと悪口ばかりじゃないかとお叱りを受けそうなので、当駅の名誉の為に書いておきますと、ここ越後片貝駅は凡百の単なる棒駅では無く、越後大島駅同様に色々と曰くがありそうな雰囲気遺構があって中々に興味深く、周辺の山峡と河に挟まれた地形の鄙びたロケーションともマッチして、実にいい感じの駅なのであります。

越後片貝駅駅舎の様子
越後片貝駅駅舎の様子、2005年8月撮影。
国道をクルマで通り過ぎる一見さんは、「こんな田舎になんて大きな駅なんだろう」と感慨を持たれる向きもあろうかと思いますが、建物の空間の大半は地元の「九ヶ谷地区ふるさと会館」になっています。
建設費の一部は簡易保険積立金還元融資を受けててものだそうで、その趣旨性格からすると最初にふるさと会館ありきで、次いでに老朽駅舎も取り込んだという形なのかもしれません。
建築財産票によると、完成は平成3年2月16日。
建設が決まったのは前年で、バブル末期の産物になりますな。

越後片貝駅駅舎内部の様子
越後片貝駅駅舎内部の様子、2013年6月撮影。
比較的広い空間ですけれど、ベンチの数はご覧の通り。
地域の通学生専用のような駅で、ベンチに座って待つなんて事も無いのでしょうしコレで十分なのでしょう。
越後片貝駅を最初に訪れたのは2003年11月でしたが、その当時から自動券売機、乗車証明書発行機共にありませんでした。
現在では米坂線の列車はワンマン運行なので、両方共設置の必要はこれからも無いでしょう。
なおこの時点ではトイレはくだんの会館の水洗トイレを使えました。
綺麗なトイレですけれどトイレットペーパーは無し。
今でもそうなのかはわかりませんが、大きな用足しの場合は水に流せるポケットティッシュ持参が無難でしょう。

ホーム越後下関側から見た越後片貝駅構内
ホーム越後下関駅側から見た越後片貝駅構内、2013年6月撮影。
当駅に停車する列車は二連が常態なのが、ホーム上の後方確認ミラーの位置からわかります。
ホームの有効長は四両といったところで、かつて9600形蒸機が旅客列車を牽引して活躍していた時代だと、これっぽっちの長さでは足りんのでは?と疑問に感じるところ。

ホームの駅舎側から越後下関方を見通す
ホームの駅舎側から越後下関駅方を見通す、2008年4月撮影。
ホームの先に小さく見えるのは歩行者専用の跨線橋です。
ちなみに当駅前後に踏切はありません。

ホームから越後金丸方を見る
駅舎出入り口付近から越後金丸駅方を見る、2003年11月撮影。
前述した遺構というのは、今(2015年)から12年前の時点でも、使われているのかどうか定かではない横取り線の存在。
駅前後の線形から見て、この横取り線はかつての副本線か貨物用側線の名残りだと思うのですが果たして?
またこれを見ると、越後片貝駅構内の有効長はホーム長よりもかなり長いのがわかります。

越後片貝駅に到着したキハ52とキハ47気動車
越後片貝駅に到着した今は亡きキハ52とキハ47気動車の二連坂町行、2005年8月撮影。

キハ47とキハ52気動車の米沢行
越後片貝駅に到着したキハ47とキハ52気動車の二連米沢行、2005年8月撮影。

キハ58系とキハ52の快速「べにばな」
越後片貝駅に進入する今は亡きキハ58系気動者と二両と多分キハ52の三連からなる快速「べにばな」坂町行、2003年11月撮影。

越後片貝駅を出発したキハ110気動車
越後片貝駅を出発したキハ110気動車単行の米沢行、2013年6月撮影。

越後片貝駅に到着するキハE120気動車とキハ110
越後片貝駅に到着するキハE120気動車とキハ110二連の坂町行、2013年6月撮影。

ホームから見た越後片貝駅前
ホームから見た越後片貝駅前の様子、2008年4月撮影。
この時点で、当駅周辺で飲料やお菓子を買えるのは駅前の雑貨屋さんのみ。
手前の広大な空き地が目を惹きます。
かつては鉄道関係の敷地だったのかどうか。
後背の小山がまたなんともいい形。

駅前を通る国道113号線
駅前を通る国道113号線の様子、2003年11月撮影。
画像中央が越後片貝駅舎。
当駅周辺で唯一集客力を持つのが、画像に案内板が見える「わかふな高原スキー場」です。
サイトはシーズン中のみなので、基本情報はこちらへ
越後片貝駅から歩いて行ける距離なのに、アクセスは越後下関駅からバスとはうーむ。
ちなみに当駅関連の路線バスについてですが、当駅最寄バス停は「鷹ノ巣」で、国道を越後下関方面に歩くこと約2.5km。
しかし一日一便で平日のみの運行なので、駅巡りには実質使えない路線です。
ダイヤはこちらへ

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