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2015年9月 6日 (日)

大白川駅(只見線)

本日の駅紹介は只見線・大白川駅。

入広瀬村時代の大白川駅名票

新潟県魚沼市に所在する無人駅で、開業は戦時下の昭和17年(1942年)11月1日。
只見線の終着駅としての開業で、当時の所在は北魚沼郡入広瀬村です。
入広瀬村はその後2004年11月に周辺町村と広域合併して新自治体「魚沼市」となり今日に至ります。

只見線が当駅まで開業したのは、既に前年夏に「金属類回収令」が公布されてローカル線を「不要不急線」として整理する施策が実行に移されようとしている時期でありました。
実際、新潟県内でも魚沼線と弥彦線の一部はこれにより休止に追い込まれています。
それにも関わらず、この行き止まりのローカル線が開業できた背景には、鉄道ピクトリアル2010年10月号によると、製鉄炉の耐火煉瓦用の原料である珪石の採掘場が大白川地域に存在する為、軍需上の要請として大白川までの開業が必要であったとの事です。
大白川駅の貨物取り扱いは戦後もパルプ原料のチップや道床用砕石の輸送で賑わい、当駅での貨物輸送が最終的に終了したのは昭和55年9月であったとの事です。
現在の当駅の深閑なる佇まいを見るに、まさに「兵どもが夢のあと」なのであります。
なお、大白川駅は列車交換にタブレットを使用する古典的な業務形態で、それゆえの有人配置が永らく続いていましたが、2009年3月にCTC化によるタブレット交換廃止で無人化されました。
旅客駅としてはJR東日本新潟県内区間の有人駅中、一日平均乗車人員は常にダントツの最下位で、二桁がやっとという驚愕の数字なのでありました。
まぁ、周辺のロケーションを考えるに、無理もない話ではあるのですけれど...。

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国道252号線の小出方から見た大白川駅舎。
2009年7月撮影。
魚沼市入広瀬自然活用センターとの合築で、手打ちそば屋が入っているのはご承知の通り。
私が訪問したこの日は土曜日でそば屋は休業日でした。

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大白川駅駅舎内の様子、2009年7月撮影。
無人化後約四ヶ月後の訪問でした。
まさしく「通路」だけで圧迫感があり、ベンチもありません。
窓口脇には券売機が一台置いてありましたけれど、只見線小出-只見間において、起点の小出を別にすれば券売機が設置されていたのはこの時点では大白川駅だけでした。
この後当駅には行っておりませんので、現在も置いてあるかどうかはわかりませんけれど、ここに置くのなら元有人駅の越後須原か入広瀬にすればいいのにと素人は疑問に感じるところであります。

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駅舎構内方から見た大白川駅構内の様子、2009年7月撮影。
駅舎とホームは構内通路で連絡。

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同じアングルから見た停車中の小出行キハ40系気動車、2004年7月撮影。
ホームは気動車三両がはみ出してしまいそうな短さです。

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柿ノ木駅方から見た大白川駅構内全景、2009年7月撮影。
線路右側に流れているのが破間川です。

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田子倉駅方から見た大白川駅構内、2009年7月撮影。

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ホーム端から柿ノ木駅方を見通す、2009年7月撮影。
右側奥にちょこっと映っているバスは、小出駅前-大白川本村間の路線バス。
この日の帰路は本村から折り返してくるこのバスで小出駅まで。

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ホーム只見方の構内通路から先を見通す、2009年7月撮影。
ここから先が昭和46年開通の新線区間になります。
線路の左側には、かつての貨物駅としての当駅繁栄の生き証人である蒸機の茶色い給水塔が現存。
しかし正直蒸機にあまり興味の無い私にとって、只見線全通直前の冬季以外はDD13型ディーゼル機関車牽引の客車列車がここまで運行されていたという話の方に激しく惹かれるわけです。

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大白川駅に停車中の小出行キハ40系気動車、2009年7月撮影。

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大白川駅で交換するキハ40系気動車の小出行と会津若松行、2009年7月撮影。
水害で只見線が不通になる約二年前の風景です。
当駅に会津若松行列車が停車することは、多分もう二度と無いのでしょう...

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国道上から見た大白川駅全景、2009年7月撮影。
鉄骨を組んだそのままの下回りが、「貨物が本業で旅客は片手間」的な駅のかつての姿を今にとどめているようです。

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国道をもう少し進んで一枚、2009年7月撮影。
こうして見ると、迫る山並みと破間川に挟まれた当駅の立地条件はかなり厳しいものがあったように感じます。

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国道上から見た給水塔とその周辺、2009年7月撮影。

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この日はせっかくだからと、物見遊山で小出駅から大白川本村行の南越後観光バス運行の路線バスに乗って終点まで行き、折り返して越後須原-只見-大白川というコースでした、2009年7月撮影。

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大白川駅方面から見たバスとその先の様子、2009年7月撮影。
二十年ほど前の地図には、この先約6kmの「大自然館」まで路線バスの表記がありましたけれど、私が駅周りを始めた2003年時点では穴沢(入広瀬)-大白川本村間の入広瀬村営通学福祉バスになっていて、その後2005年か6年頃に路線バスが復活して今日に至ります。
おかげでこの日のように帰路はパスという行程を組むことが可能になりました。
何しろ通学福祉バスのままでは、学休日は最悪全便運休もあり得るので、駅歩きをする身としては甚だ不便なのです。

この先辺りが大昔の「大白川村」の中心地区だと思いますが、実に鄙びていましたな...
民家はそこここにあるのですが、人もクルマも全く見当たらず静まりかえっていました。
このバスに終点まで乗り通したのは私一人。
運転手氏に「折り返して乗ります」と一言かけておかないと、こんな何もないところに置き去りにされるのではと少々怖くありましたw



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バスで来た道を振り返って一枚、2009年7月撮影。

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大白川駅取材の帰路、やって来た小出行バス、2009年7月撮影。
バスは無人で私が最初のお客さま。
バスダイヤはこちらを。

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