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2011年5月29日 (日)

土合駅(上越線)

本日の駅紹介は上越線・土合駅。

2017年4月15日記、旧記事を新記事に統合し画像追加と加筆修正を実施しました。

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群馬県利根郡みなかみ町に所在する無人駅で、1936年(昭和11年)12月19日の開業です。
土合駅は私が説明するまでもない、JRの無人駅中屈指の知名度を誇っています。
上越国境を越える清水トンネルの開通による上越線全通と同時の開業で、昭和42年(1967年)9月28日に新清水トンネル開通に伴う上越線全線複線化までは、深い山間の列車交換駅として運転上の要衝の一つでした。

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長い冬を脱してようやく春を迎えつつある土合駅駅舎とその周辺、2004年3月撮影。
私が取材目的で最初に当駅を訪れた時の画です。
広い駅前広場には一台のクルマの姿も無く、ひっそりと静まり返っていましたっけ。

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赤い三角屋根が天空に高々と屹立するが如き土合駅舎の威容、2005年6月撮影。
ドライブインか大きな山荘か山小屋か。
いずれにせよ、人里離れた山中だからこそ映えるこのデザインです。

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土合駅に三度目の訪問をした時は、駅舎はこんな有様に・・・、2011年5月撮影。
駅舎は工事中で、この時はトイレも使用中止。
駅前広場の傍らに仮トイレが設置されていました。
隣の湯檜曽駅のように、ひょっとして駅舎解体かコレは!?
工事は6月下旬までのようで、工期を見ても駅舎自体が無くなるわけではないのでしょう・・・と信じたい!と、訪問当時は強く願ったものでした。

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そして2016年9月、駅舎は健在で何より。
しかし駅前広場はとにかくクルマが多い!
駅を見物する人多数ですが、青春18きっぷの期限外になった九月の土曜日、列車で土合駅に降り立ったのは私一人きり。
ギャラリーは私以外全員クルマ利用。
この日は警察のパトカーも巡回に来ていました。

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土合駅駅舎内の様子、2004年3月撮影。
この頃は今のようなディープさに全く欠けていたので、画像奥の待合室内の画を撮っておかなかったのは痛恨の極みなのであります。
なお当駅は自動券売機も乗車証明発行機も未設置です。
待合室は広く、谷川岳一帯に挑む山男たちの仮眠の場として重宝されたのでしょう。

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2011年5月に三回目の訪問を果たした際の土合駅駅舎内部。
ベンチが新しくなった他、待合室内部でもなにやら工事中。
なお、この時点では乗車証明所発行機が設置されていました。

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四度目の訪問を果たした時の土合駅駅舎内部の様子、2016年9月撮影。
みなかみ町も当駅の知名度にあやかろうと思ったのか、商売っ気が出てきたような。

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駅舎内の待合室は閉鎖されて立ち入ることが出来ません、2016年9月撮影。
なんでもここで火を使う人がかなりいるようで、当局も看過できなくなったようです。
こんなところで火など使うなよと、常識で考えればわかりそうなものですけれど。
駅のような公共財と私有財の狭間にあるようなところだと、その辺の感覚が麻痺しちゃうんですかね。

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土合駅前を通る国道291号線、2004年3月撮影。
画像右側が土合駅入口、道路の上を往く陸橋のようなものは、新清水トンネル内の土合駅地下ホームへの通路です。
画像左手前の小さな建物は路線バスの「土合駅前」停留所の待合室です。

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土合駅前のバス停を通過する、谷川ローブウェイ発上毛高原駅行の路線バス、2011年5月撮影。
鉄道に比べて運賃はかなり割高ですが、運行本数が多いので鉄道補完として実に便利な存在です。
このバスには3回乗車していますけれど、いずれも混んでいました。
2004年3月に乗車した際には、乗車を躊躇するほどの立錐の余地無しな大混雑。
土合駅の先にある谷川岳の通年人気を物語っているようです。
谷川岳は一度ぜひ見聞したいところなんですが、ロープウェイ乗車に二時間待ちとかいう話を聞くと、ちょっとキツいなぁ・・・。

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土合駅前から国道を湯檜曽方に少し進むと行き着くドライブイン、2011年5月撮影。
このドライブインの存在と路線バスの頻発運転(上越線に比べて)が、私的に土合駅の「秘境駅」的印象を相当に薄めています。
秘境駅というからには、矢張り鉄道の運行本数僅少で路線バスも無しで周辺人口も希薄で周りには何も無いようなところでないとねぇ。
新潟県内で言えば米坂線の越後片貝駅や越後金丸駅はまさにそんな感じなのですよ。

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土合駅構内通路の様子、2005年6月撮影。
頑強な天井の梁や窓の覆いは流石豪雪地帯の建築物の面目躍如か。

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土合駅上りホームへの出入り口の様子、2005年6月撮影。

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2005年6月当時の土合駅上りホームの様子。
画像右側にはまだ白線がくっきり残っていて、新清水トンネル開通以前の雰囲気が残っているよう。

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ホーム端から清水トンネル方を見通す、2005年6月撮影。
本線の右側の線路は画像中央に見えるモーターカーの車庫に繋がっています。


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2016年9月時点の土合駅上りホームの様子。
現在のホーム有効長を示す黄色い太線が引かれ、ホームの右側には策が設けられています。
当駅の列車交換駅時代の記憶も薄れていってしまっていますなぁ。

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駅名標がまだ昔の国鉄型だった頃の土合駅上りホームの清水トンネル方を見通す、2005年6月撮影。
駅名標は2011年5月に再訪した時にはJR東日本の定番風に書き換えられていて、2016年9月の再訪時でも変化無し。
きょうびはローカル線の小さな駅の駅名標もJR東日本の定番型に置き換えられているのに、この扱いは実に珍しい。
まぁあのオサレな駅名標だと、当駅の風情には激しく合わないこと確実なのです。

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ホーム端から湯檜曽駅方を見通す、2005年6月撮影。

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上りホームの中程にある待合室、2005年6月撮影。
建築財産票によると昭和44年3月の完成。
鉄道ピクトリアル・アーカイブセレクションNo35に載っていた、昭和36年当時の土合駅の俯瞰写真を見ると、当時ホーム上に待合室は無かったようです。

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土合駅上りホーム待合室内部の様子、2011年5月撮影。
ここには幽霊が出るとかナントカ、そんなヨタ話を聞いたことがありますけれど、鈍感な私はそんな噂にはお構いなしで、ここでもそもそと昼ご飯を食しました。

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ホームのお色直しに合わせて、待合室もこのようにお化粧直し、2016年9月撮影。

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早春の土合駅上りホームに停車中の115系電車水上行、2004年3月撮影。

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土合駅上りホームに停車中のE129系電車水上行、2016年9月撮影。
上越線の長岡-水上間の定期普通列車は、2016年3月ダイヤ改正でE129系電車に全面更新されました。
115系電車のような激しい動揺も無く、乗って座る分には非常に良い電車です。
しかし編成は総じて短くなってしまった為、土日に乗った限りではどの列車も常に混んでいました。
東京から来たという御婦人が、この電車を「(地下鉄の)銀座線みたい!」と評しておられましたが、デザインや内装的には都会の方の目で見ても垢抜けている電車なのでしょうな。

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土樽駅方の踏切から清水トンネル出入り口を望む、2005年6月撮影。
一時は清水トンネル廃止と上越線県境区間の単線化が話題に上りましたが、そう遠くない将来にはトンネルの大規模改修か、トンネル廃止による単線化の二者択一を迫られるのは必至かと。

では駅舎に戻って地下トンネルの見学へ向かいます。

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地上から地下ホームへの連絡階段へ至る連絡通路、2011年5月撮影。

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いよいよ地下ホームへ向かいます、2011年5月撮影。
私のような高所恐怖症の人間にとっては多少の畏怖を感じるところです。

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少々きつい行程の階段を下りて、下まで到達、2011年5月撮影。
地上の旧改札からここまでコースタイムちょうどの10分。
途中、撮影で立ち止まりながらですので、無停止なら8分というところですかね。

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画像奥が土合駅の地下ホームです、2011年5月撮影。

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湯檜曽駅方から土合駅下り地下ホームを見る、2005年6月撮影。
時は6月の晴天、地上との気温差からくるものなのか、構内は霧でけむっています。

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土合駅地下ホーム出入り口付近から湯檜曽駅方を望む、2004年3月撮影。
霧はなく綺麗な構内です。

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構内改修前の土合駅地下ホームに到着した115系電車長岡行、2005年6月撮影。
ハイカーのおじさんおばさんが十人ほど乗り込み賑やかです。

ここからは構内改修後の土合駅地下ホームの様子です。
画像は特記以外は2011年5月撮影です。

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湯檜曽駅方から見た土合駅下り構内。
構内改修で副本線を廃して、通過線にホームを張り出したのは皆様ご存知の通り。

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湯檜曽方を振り返って見る。
こちら側は旧ホームの照明のアシストもあって光量が比較的多く、ISO400なら三脚無しでもさほどブレずに撮影できました。

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同じく湯檜曽方に延びる旧ホーム跡。
この時は東北大震災後の節電が叫ばれていた時期でしたけれど、旧ホーム跡の照明は消しても構わないよーな・・・?
配電の問題で個別の消灯は出来ない仕様なんでしょうか。

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土樽駅方から見た土合駅下り構内。
ホーム長は”4”の表示以上に余裕かありましたから、6両程度は収まるのでは?
近日ご紹介予定の新装土樽駅ホームに比べると、ホーム長は明らかに余裕があります。
臨時列車の停車も考慮しての事でしょうか。
・・・それでも以前に比べれば、矢張り随分短くなりました・・・。

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ホーム上の旧詰所(待合室及びトイレ)から土樽方に延びる旧ホームを観察。

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その旧詰所。トイレは一番奥になります。
建築財産票によると昭和42年7月の竣工。

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土合駅地下ホーム待合室内部の様子。
ベンチは相変わらず昔のまま。
テーブルが置いてありますけど、登山客の荷物置き場用?

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土合駅の下り新ホームと出口の位置関係。

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構内改修後の土合駅地下ホームに到着した115系電車長岡行。
前述のように当駅に停車する普通列車は2016年3月改正でE129系電車に置き換えられていますから、この光景も既に過去帳入りです。

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駅前の国道を谷川岳方面に歩き登って、俯瞰で見た土合駅の地上ホームとその周辺の様子。
土合駅からここまで10分強です。
2016年9月に再訪して同じ位置から見てみたのですが、茂る木々と葉に邪魔されてこういう画は撮れませんでした。
撮るのは春先が良いようです。
前述の鉄道ピクトリアルの俯瞰画を見ると、現在の駅舎のあたりは国鉄職員や関係者の官舎らしき建物が建っています。

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コメント

土合駅の駅舎は改装なのでしょうか。
隣の湯檜曽駅は、随分と小さな駅舎になってしまったようですね。ちょっと残念ではありますが、現在の利用の実態からすれば仕方がないのかもしれません。
土合駅には、これからも、堂々とした山小屋風の形の駅舎で頑張って欲しいと願うばかりです。
今後とも、宜しくお願い致します。

投稿: 風旅記 | 2011年5月29日 (日) 19時14分

風旅記さん、はじめまして。
駅舎を解体するのなら、プレハブの仮待合室を
作って一気にやってしまうのでしょうから、多分
改装なんでしょうね、いやそう信じたいところです。
駅舎内は待合室を潰してしまわなければよいがと
危惧するところです。
湯檜曽駅については次回若しくは次々回で駅舎解体後
の状態をご紹介の予定です、土樽駅その二とどちらを
先にやろうかなぁ・・・。

投稿: みさっち | 2011年5月29日 (日) 21時40分

はじめまして。楽しく拝見させてもらっています。土合駅の場合は駅舎を残しておくということを聞いたことがあるので当分の間は安泰だと思います。私は水上在住ですので、よく見に行くようにはしてるのですが・・・。

投稿: 115 | 2015年1月 1日 (木) 21時28分

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