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2011年4月 3日 (日)

古津駅(信越本線)

本日の駅紹介は信越本線・古津駅。

2017年3月20日記、画像貼り替えと加筆修正を実施しました。

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新潟県新潟市秋葉区に所在する無人駅で、その前身である古津信号場は戦時下の昭和18年9月28日の開設。
切迫した戦況下での信越本線の決戦輸送体制強化の為に、田上保内東光寺長鳥の各信号場と同時期に作られました。
駅としての開業は昭和24年(1949年)5月28日で、当時は中蒲原郡金津村の所在。
長鳥駅のエントリーでも触れましたが、戦後国鉄が発足するに当たって、戦時中に開設されその後臨時乗降場として旅客扱いをしていた信号場が合理化の為に整理されてしまうのを怖れた各地の地元自治体が当局に駅への格上げを陳情しており、古津信号場の駅格上げもその一例のようです。
長鳥駅や東光寺駅のように採算性等の問題からすんなり格上げとはいかなかった例も少なからずありますけれど、古津駅の場合は金津村の玄関駅足りうる事からスムーズに事が運んだようで、国鉄発足直前に駅昇格を果たしています。
なお金津村はその後昭和30年4月に新津市に編入され、その新津市も平成19年4月1日付けで新潟市に合併編入されて同市秋葉区となって現在に至ります。 駅名はこの地の地名に基づくもので、その由来は新津市史によると「古い津」、つまり中世に河川交通の舟の発着場が置かれていたからとの事。
それに対して「新しい津」が新津の地名の由来です。
しかし地図を見ると当地は西側の信濃川とも東側の能代川とも距離があって、どちらの川に発着場が置かれていたのかも明記されておりませんでした。
この辺は郷土史を更にディープに当たって調べる必要がありそうです。

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古津駅駅舎の様子、2012年8月撮影。
建築財産票によると昭和54年3月24日の竣工。
駅前にタクシー乗り場がありますけれど、常駐待機しているわけではないようです。
駅舎の左側にカーテンで閉じられた一室がある事と、駅舎内の現在掲示板になっている辺りの感じが窓口跡のように見える事から、現駅舎竣工当時は有人駅だったのではないかとも思われます。
古い資料で恐縮ですが、平成21年度新潟市統計書によると、古津駅の平成20年度年間乗車人員は約33万3千人で、一日平均912人。
うち定期客は約720人で乗車人員全体の約8割です。
無人駅は発券データが正確に計上されない為に、実態と相違する場合が有るとの但し書き付きではありますが、一日平均900人台という数字は当駅西隣の矢代田駅や羽越線・水原駅や上越線・小出駅と同レベルであり、新潟県内のJR無人駅では越後線・内野西が丘駅(平成20年度の一日平均乗車人員約980人)と並んでトップクラスなのです。
もう少し増えれば、有人化はもとより自動改札化も考えてよさそうなレベルです。

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駅舎から見た古津駅東口駅前通り、2012年8月撮影。

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信越本線と並行する県道側から見た古津駅東口駅前通り、2012年8月撮影。

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信越本線と並行する県道の様子、2012年8月撮影。
旧来の金津村中心地はこちら側で、この時点ではスーパーとレストランが各一軒営業中。
この県道にはバス路線が運行されていて、鉄道補完として新潟市秋葉区バスの新津小須戸線と新潟交通観光バス運行の新津白根線が使えます。
前者は途中で県道から外れて、かつて石油採掘で賑わった金津地区を経由し、かつての隆盛ぶりを今日に伝える「石油の里」へのアクセスに便利ですが、矢代田駅へ行くには遠回りです。
後者は県道を真っ直ぐ進むので矢代田駅へは最短距離で行けます。

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古津駅駅舎内部の様子、2012年8月撮影。
前回訪問の2006年11月と比べると、ベンチが新しくなった事とタバコの自販機が撤去されているのが変わった点です。
鉄道施設、車両での禁煙が常識になった今日、タバコの自販機を置くのは駅ひいては会社の印象が悪くなるだけですから、撤去されるのはごく自然の成り行きでしょう。

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古津駅駅舎のホーム側と上屋の様子、2012年8月撮影。
トイレはこの時点では画像右端のドアが出入り口で、男女兼用でした。
上屋は駅舎と跨線橋出入り口の間の短いものです。

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新潟方面乗り場から見た古津駅駅舎ホーム側の様子、2012年8月撮影。

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長岡方面乗り場の矢代田駅方から見た古津駅構内、2012年8月撮影。
現在のホーム有効長を示す黄色の太線ははるか彼方。
足元の白い白線が郷愁を誘うところです。

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長岡方面乗り場の端から矢代田駅方を見通す、2012年8月撮影。
電化複線は当駅の手前でゆるやかなカーブを描いています。

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構内中程の古津駅中枢部、2012年8月撮影。

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長岡方面乗り場の新津駅方から見た古津駅構内、2012年8月撮影。
こちら側は懐かしの白線が消え去っていました。
右隣の新潟方面乗り場のホームの基礎の形状が異なっているのは、ホーム完成時の原型部とその後の延長部の違いなのかどうか。

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長岡方面乗り場の端から新津駅方を見通す、2012年8月撮影。
戦後第一世代の古津駅の構内はほぼ並行の対面型ホームで、戦前開業の駅と比べると明らかモダンですが面白味はありませんなぁ。

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古津駅跨線橋内部の様子、2012年8月撮影。
国鉄時代の小駅跨線橋の標準形です。
当駅は無人駅で且つ東西両方に出入り口がある為、この跨線橋は自由通路としても機能しています。

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跨線橋上から駅構内矢代田方を見る、2012年8月撮影。

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同じく新津方を望む、2012年8月撮影。

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新潟方面乗り場から見た古津駅構内中心部、2012年8月撮影。
こちら側には待合室が置かれていて、建築財産標によると昭和42年3月の完成。

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新潟方面待合室内部の様子、2012年8月撮影。
利用客の多さを反映してか、ベンチは新しいものに交換済みです。
また凡百の小駅構内待合室と違って、室内に自動券売機が設置されています。
旅客流動は圧倒的に対新潟指向なのでしょうし、その乗り口となるこちら側に券売機が置かれるのは当然の措置と言えましょう。

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新潟方面乗り場から張り出して設置された古津駅西口、2012年8月撮影。
suicaの簡易改札機の上に上屋が架かっていますが、新潟に暮らす者としては、冬の季節風をこの程度で凌げるのか?とかなり疑問なところです。

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長岡方面乗り場から見た古津駅西口出入り口の様子、2012年8月撮影。
旅客流動の指向性を考えれば新潟方面乗り場の方が利用者の待ち時間が長いのは確実で、それならば古い待合室を改築して上屋もそこまで延ばすのが、目に見えるサービス改善でお客にも喜ばれるところかと思います。
しかしその場合、費用は自治体持ちになるのかどうかですな問題は。

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古津駅西口の様子、2012年8月撮影。
こちら側は新たに宅地開発が進んでいて、もしかすると駅舎のある東側よりも利用者が多いかもしれません。

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新潟方面乗り場の矢代田駅方から見た古津駅構内、2012年8月撮影。

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新潟方面乗り場の新津駅方から見た古津駅構内、2012年8月撮影。
ホーム有効長を示す黄色の太線はホーム端手前まで伸びています。

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矢代田方の踏切から見た古津駅構内、2005年3月撮影。

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古津駅に停車中の115系電車新潟行、2012年8月撮影。

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115系電車の新潟行と長岡駅が古津駅で揃い踏み、2012年8月撮影。
日中に数回見られた光景です。

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485系電車R編成の特急「北越」が古津駅を通過、2012年8月撮影。

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485系電車T編成の快速「くびき野」が古津駅を通過、2012年8月撮影。

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晩秋朝のホームを徘徊していたら偶然遭遇した北越急行HK100型電車の臨時列車「ほくほく美人林号」、2006年11月撮影。

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