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2011年2月 6日 (日)

東下条駅(磐越西線)

本日の駅紹介は磐越西線・東下条駅。

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新潟県東蒲原郡阿賀町の北端に所在する無人駅で、開業は昭和28年(1953年)1月10日。
開業当時は東蒲原郡下条村の所在で、同村はその後昭和35年10月に南隣の三川村に合併編入されてその一部となり、その三川村も平成17年4月1日をもって東蒲原郡内諸町村と合併して誕生した阿賀町の一部となって今日に至ります。
当駅南隣の五十島駅も下条村の所在でしたが、そちらの開業は大正2年(1913年)6月1日と当駅開業に先んじる事40年。
銅の一大産出地であった持倉鉱山絡みの貨物需要の為に設置された五十島駅とそうした需要が一切無い当駅との差なのですが、下条村中心集落至近の当地に戦後まで駅が設置されなかったのは今日的な視点に立てば奇異に感じるところです。
ましてこの地域は五泉側へも津川側へも阿賀野川を越えて行かねばならず、道路橋完成までは渡し舟無しに外界と連絡出来ない交通不便な条件下だったのですから。
そんな東下条駅は元々は保線基地だったのを地元の請願で旅客駅化したとの事で、ウィキペディアに記述されている「熊渡仮乗降場」(昭和26年4月開設)は旅客駅化に向けての最初の一歩だったのかもしれません。

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東下条駅舎の様子、2007年8月撮影。
建築財産票によると竣工は平成7年3月10日。
新潟県内駅では他に例を見ない独特のデザイン。
冬期降雪時を考えてか屋根の傾斜は急です。
なお、画像向かって右側が待合室、左側が倉庫とトイレです。
トイレはホーム側にあって非水洗。

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東下条駅待合室内の様子、2007年8月撮影。
当時の無人駅定番ベンチと自動券売機が一台。
自動券売機は2004年12月の初訪問の際にはまだ無く、乗車証明発行機を設置。

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ホーム側から待合室を見る、2004年12月撮影。
くだんの乗車証明発行機が見えます。

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ホームの五十島駅方から見た東下条駅構内、2007年8月撮影。
ホーム長は気動車5~6両分といったところ。
往時の客車列車はホーム一杯に停車し、機関車はきっとはみ出していたでしょうな。

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ホームの咲花駅方から見た東下条駅構内、2007年8月撮影。
手前の茶色い柵が鄙びたロケーションにマッチして渋く良い味出してます。
また少々解り難いのですが、画像右側の築堤のようなものが磐越道です。

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ホーム端から五十島駅方を見通す、2004年12月撮影。

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同じく咲花駅方の端から先を見通す、2004年12月撮影。
東下条駅は阿賀野川の谷筋にわずかに開けた平地の南端にあり、前後区間は川にせり出す山々の為に小さなトンネルが続きます。

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東下条駅を行き交うキハ40系気動車、上は2004年12月、下は2007年8月撮影。

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国道49号線から見た東下条駅舎、2007年8月撮影。

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東下条駅前の様子、2007年8月撮影。
駅前には派出所と食料品が一軒(飲料自販機4台設置)。
車の往来は多いのですが、日曜夕暮れとあっては歩行者の姿は極僅か。
まぁ、静かな集落の一家団欒の夕食どきにそこいらを夢中で撮り回っている酔狂な人間は根無し草の私ぐらいでしょうw。
かつての下条村中心地区は画像右手にあり、線路&国道と阿賀野川に挟まれて500mに満たない縦深の小ささで、昔は水害の脅威が深刻だったのだろうと思わせる地勢です。
画像にバス停が映っていますが、これは三川駅-石間(当駅前から国道を咲花方に1.5km進んだ辺りで道の駅があるところ)間バス路線のものです。
2002年9月に廃止された後、2005年4月に復活しましたが、この当時バス停には時刻表が無く再度廃止された後だったのかもしれません。
ちなみに2010年5月に三川駅を訪れて駅前バス停を見たところ、三川駅前0710発石間行き無料送迎(福祉)バスが運行されていました。

豆知識として・・・東下条駅から鉄道営業キロで五十島駅へは3.9km、
咲花駅へは3.1kmと両駅どちらにも比較的短距離の為、私と同じような趣味の方は歩いて行こうと単純に考えがちでしょう。
日中の列車は概ね2~3時間おきですし、並行する路線バスは事実上ありませんから。
しかし実際に国道を歩いていく場合、五十島駅へは5km強、咲花駅へは6km程あるので要注意です。
国道49号線と磐越西線が並走するのは当駅前後と三川駅-津川駅間のみで、他は阿賀野川の両岸に分かれて通っており、必然的に道路と線路(駅)は橋を渡らねばならない為です。

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