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2011年1月16日 (日)

羽生田駅(信越本線)

本日の駅紹介は信越本線・羽生田駅。

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羽生田駅の駅名標

新潟県南蒲原郡田上町に所在する有人駅で、明治36年(1903年)4月19日の開業です。
田上駅の記事で触れたように、田上町の玄関駅は町名を駅名に冠する田上駅ではなく当駅です。
停車場開業の約2年前に、羽生田村と旧・田上村が合併して誕生した新・田上村の玄関駅として、当初予定されていた本田上地区(当駅-田上駅の中間地点)が地元の反対で流れた後、当時は原野であったという当地が選ばれた最大の理由は、この地と東方の村松町(2006年元日をもって五泉市と合併)との間を結ぶ県道の存在でした(羽生田-村松間12km弱)。
村松町はかつて村松藩三万石の城下町で、羽生田停車場開業以前に帝国陸軍の歩兵連隊が駐屯しており、その輸送路として県道から羽生田停車場へのルートが考えられたのです。
本来の輸送路であるべき磐越西線の五泉駅(村松から約3km)開業は明治43年で、折から日露関係が緊迫の一途を辿っていた当時(日露戦争勃発は明治37年2月)、有事の際の迅速な出動を求められる連隊、また陸軍当局としても磐越西線に先んじて開通する鉄道に対して、道路一本で到着出来る当地への停車場開設を希望したのでしょう。

JR東日本によると2009年度の羽生田駅一日平均乗車人員は668人で、JR東日本新潟県内有人75駅中50位で、特急停車駅の信越本線・柿崎駅や飯山線・十日町駅と同レベル。
これまで観察した限りでは、旅客流動としては対新潟よりは対加茂、東三条の方が大きいように感じられます。

羽生田駅の旧駅舎その1
羽生田駅の旧駅舎その2
昔日の羽生田駅旧駅舎。
上は2005年8月、下が2006年11月撮影。
旧駅舎は昭和10年7月改築の、正面の上屋の造りがいかにも戦前の風情を感じさせる建物でした。

羽生田駅の新駅舎その1
2007年12月に供用を開始した羽生田駅の新駅舎、2008年3月撮影。
いかにも現代建築と言えましょうか・・・ただ周囲と比較すると少々前衛的で浮いて見えるようです。
駅舎が小さく纏まった分、ただでさえ広かった駅前広場は空虚と思えるまでに広々と・・・。
なお、この駅前広場の広大さも前述の連隊輸送の名残だそうです。
なお駅前にはタクシー乗り場有り。
また月極駐車場もありますが、2007年3月現在で月5,408円也。
高いんだか安いんだかビミョーな金額ではあります。

羽生田駅の駅舎内部その1 羽生田駅の駅舎内部その2
駅舎内部の様子、2009年5月撮影。
この時点での窓口営業及び待合室開放時間は0700~1755。
上の画像の左側が待合室です。
待合室内は常に人がいた為に内部の撮影は残念ながら行なえませんでしたが、室内の内装は木を基調としたもので大変落ち着いた良い感じ。
天井は高く、照明は白熱灯のような柔らかさでこれまた良い感じ。
居住性としては相当の高レベルで、成程列車到着まで腰を上げたがらないのも解る気がします。

羽生田駅の1番ホームその1
駅舎のホーム側の様子、2008年3月撮影。
トイレは改札内のみにあって男女別です。
画像奥の跨線橋の出入り口の広さにも注目。

羽生田駅の1番ホームその2
1番ホーム(長岡方面乗り場)の長岡方から見た羽生田駅構内、2004年9月撮影。

羽生田駅の1番ホームその3
1番ホームの新津方から見た構内、2004年9月撮影。

羽生田駅の1番ホームその4
旧駅舎時代の1番ホーム上屋廻りの様子、2004年9月撮影。

羽生田駅の跨線橋
跨線橋内部の様子、2012年6月撮影。
広々とした通路、壁に貼られたポスター。
優等列車の停車駅並みのグレードと言えます。
この跨線橋が建てられた国鉄後期は、この造りに相応しい乗客が存在したのでしょうな。

跨線橋上から見た羽生田駅構内その1
跨線橋上から構内の長岡方を望む、2004年9月撮影。

跨線橋上から見た羽生田駅構内その2
同じく構内の新津方を望む、2004年9月撮影。

羽生田駅の島式ホームその1
島式ホーム(2、3番線)の新津方から見た構内、2005年8月撮影。
当駅の待避線(2番線)は2010年ダイヤ改正時点で有効活用されており、普通列車は上り2本と下り3本が当駅で特急「北越」を待避している他、当駅発着の普通列車も設定されています。
信越本線・新潟-長岡間の中間駅にはかつては待避線を持つ駅が多数存在し、1980年10月ダイヤ改正(上越新幹線大宮暫定開業以前)では当駅の他に新津、矢代田、東三条、三条帯織見附押切の各駅で、1985年3月ダイヤ改正でも当駅の他に亀田、新津、矢代田、東三条、三条の各駅で有効使用されていました。
しかし現在では当駅の他に新津と東三条のみ。
1980年10月改正ダイヤでは新津-長岡間に昼行特急23往復と同急行8往復、現在は同区間に昼行特急5往復と快速3往復。
優等列車の運行本数が約1/4に激減しておりますから待避可能駅の合理化集約化は必然です。
しかし線路を剥がし続けた結果、ダイヤの柔軟性は失われておりますなぁ・・・。

羽生田駅の島式ホームその2
島式ホーム3番の長岡方から見た構内、2004年9月撮影。
右側の琺瑯の駅名板が郷愁を誘います。

羽生田駅の島式ホームその3
島式ホーム端から長岡方を見る、2004年9月撮影。
新津や東三条のようなターミナル駅や特急停車駅以外の複線区間の、「生きている」待避線は新潟県内では貴重な存在です。

羽生田駅の島式ホームその4
島式ホーム2番端から新津方を見る、2004年9月撮影。

羽生田駅の島式ホームその5
旧駅舎時代の構内中央部の様子、2004年9月撮影。

羽生田駅を出発する115系電車
1番線から出発する長岡行115系電車、2012年6月撮影。



羽生田駅を通過する485系電車特急「北越」その1
羽生田駅を通過する485系電車特急「北越」その2
1番線を通過する485系電車T編成の金沢行特急「北越」、2005年8月撮影。

羽生田駅を通過する485系電車特急「北越」その3
2番線に上り普通列車を退避させ先を急ぐ485系電車T編成の金沢行特急「北越」、2013年10月撮影。
2015年3月ダイヤ改正では羽生田駅での特急退避は無くなり、2番線が使用されるのは新潟-羽生田間の区間列車が一日一往復のみになりました。

羽生田駅を通過するEF510形電気機関車牽引の貨物列車
1番線を轟然と通過するEF510形電気機関車牽引の貨物列車、2012年6月撮影。

羽生田駅に進入するEF81形電気機関車牽引の貨物列車
1番線に進入するEF81形電気機関車牽引の貨物列車、2004年9月撮影。

羽生田駅前通り
駅前通りの様子、2008年3月撮影。
駅前広場の広大さと比較して何とも狭い通りです。

国道403号線の駅付近
信越本線と並走する国道403号線の駅付近、2008年3月撮影。
民家が切れ目無く続く国道には、加茂-羽生田駅-田上駅-湯っ多里館の路線バスが運行されています。
駅入口周辺にはミニスーパーと手作りパン屋が一軒ずつというところ。
周辺案内図には田上方向にセブンイレブンがあるとされていましたけれど、見通した限りでは確認できませんでした。
なお駅裏にも集落がありますがこちらは小規模で奥行きも無く、すぐに南蒲原の田圃の海辺に行き着きます。

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