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2011年1月 5日 (水)

DD2隻はあきづき型!?

昨年12月17日のエントリー「外堀が、埋まりつつある中期防」の追加
補完と備忘録的に・・・

昨月23日付けの朝雲新聞ニュースで、次期中期防の海自護衛艦3隻
調達の内容がDDH1隻、「あきづき」型DD2隻と報じられておりました。
防衛省や自衛隊と繋がりの深い朝雲新聞社の報道ゆえ、他メディアより
はその内容も裏付けがあっての事でしょうからこの”「あきづき」型2隻”
はかなりの信憑性があるように思われます。

次期中期防において建造されるDD2隻が「あきづき」型そのままである
ならば、護衛艦3隻のトン数は計29,500トン。
潜水艦が「そうりゅう」型5隻で計14,500トン。
ここまでで小計44,000トン。
次期中期防での建造艦艇総トン数は51,000トンなので、「その他」
艦艇5隻のトン数枠は7,000トン。
「えのしま」型掃海艇4隻で2,280トンで残りは4,720トン。
トン数的に考えて残り1隻は海洋観測艦「すま」もしくは「わかさ」
代艦の「しょうなん」型二番艦(2,900トン)ではなく、潜水艦救難母艦
「ちよだ」(3,650トン)代艦になるのでしょうか?
2000年に就役した最新の潜水艦救難艦「ちはや」の基準排水量が
5,450トンなので、随分と小ぶりになってしまいますが・・・?
また海洋観測艦も「わかさ」は1986年就役ですから、代艦を次々期
中期防(2016~20年?)の初年度で建造するとして3年線表で
2019年の就役になり、「わかさ」は艦齢33年で退役でなんとかなり
そうですが、「すま」についてはどうするつもりなのか非常に疑問に
感じるところです。
「すま」は1982年就役で本来なら代艦建造はまったなしなのです
けれど。
海洋観測艦の運用実態についてはメディアで報じられる事も無く、外部の
野次馬には解り難い話なので、「すま」退役純減でも差し支えないのか
判断の材料が無く推測が出来ません・・・。

ともあれ次期中期防で調達されるDD2隻が「あきづき」型と見当のついた
ところで、護衛艦3隻の建造予算は残り1隻が24DDHとして2,700
億円前後、DDG「あたご」「あしがら」へのBMD改修予算を「こんごう」型
のそれにならって2隻合計600億円としてそれを合わせると、中期防一期
当たりの護衛艦調達予算は3,300億円前後になって次々期中期防では
この金額を上限ラインとして予算折衝が行なわれる事と思います。
次々期中期防で調達される護衛艦は「FCS-3型の性能向上の研究」
を踏まえて
計画されるのでしょう。ここでの焦点はDDG「はたかぜ」「しまかぜ」の代艦
を、従来通りイージス艦にするのかそれともFCS-3型の性能向上型とする
のか否かでしょうね。

私見では・・・
「あきづき」型が合計6隻整備となりBMDイージス艦に1隻づつ直衛に
つけられる事などを考えると、近い将来海自護衛艦部隊はBMD任務群
6個(各群BMDイージス艦1隻、あきづき型DD1隻、汎用DD2隻)と多用途
水上戦闘群4個(各群DDH1隻、DDG1隻、汎用DD2隻)で構成し、
後者のDDGは以前に書いたようにBMD能力を持たない通常経空脅威
対処用とするのではないかと考える次第です。

予算面を考えると、最新型ベースラインで1,500億円以上のイージス艦
、更に新しいSPY-3&VSR装備の途方も無く高額であろう新型艦をそう
おいそれと調達するわけにはいきません。
かと言って安価なSPY-1Fでは能力的にエリアディフェンスには役不足
です。
前述のFCS-3型能力向上研究によれば、捜索探知能力の向上と共に
システムの軽量化も図られているので、それが実を結べば「あきづき」型
から排水量が大幅に増大する事無しに、それなりのエリアディフェンス能力
を持つ国産DDGが1隻1,000億円程で入手可能なのではないかと
考えます。

そして次々期及びその後の中期防の十年間で国産DDGを4隻と、ダウン
サイジング化され個艦防御に特化したFCS-3型を搭載する小型DDを
最低6隻建造して、2030年の護衛艦総数は約40隻に「軟着陸」させら
れれば上々かと。
予算的にもこれなら一期あたり3,500億円程度で済みます。

40隻体制を確立できれば後の艦艇調達ペースはまだ緩やかにもなります
ので、高額高性能BMD艦は「こんごう」型代艦までのお楽しみにしておき
ましょう。
40隻体制確立途上で「むらさめ」型と「たかなみ」型に寿命延長及び能力
向上改装を実施できれば(出来れば艦の戦闘システム及びセンサーは
小型DDと同じものに)、「こんごう」代艦に割ける予算枠は更に広がる
でしょう。

・・・しかし実際の話、昨今の様子を見るに2030年に「日本国」が存在
しているのか、疑問を覚えているところでありまして、そうなればこういう
話も「獲らぬタヌキの何とやら」になってしまいそうです・・・。

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