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2010年12月26日 (日)

安田駅(信越本線)

本日の駅紹介は信越本線・安田駅。

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新潟県柏崎市に所在する有人駅で、開業は明治32年(1899年)12月10日。
開業当時は刈羽郡安田村の所在で、同村はその約二年後に周辺諸村と合併して田尻村となり、戦後の昭和30年に柏崎市に編入され今日に至ります。 前回エントリーで触れたように、北条駅との熾烈な停車場誘致に敗れた安田村でしたが、停車場誘致の売り口上であった県道の結節点という地理的条件を当局が無視出来なかったのか、北条駅開業の2年後にこちらも目出度く停車場開業の運びとなりました。 JR東日本によれば2015年度の安田駅一日平均乗車人員は296人で、同社新潟県内有人67駅中57位です。
「柏崎市統計年鑑」によれば当駅の平成14年度一日平均乗車人員は約339人で、13年間で約13%減ですが、近年は微増レベルです。
当駅は駅至近に私立高校が一校、西南約2km強に私立大・短大があり、特に前者の学生の多くは当駅を利用していると思われ、通学生の集中がある為に大きな減少は無いのでしょうし、それゆえの有人維持なのでしょう。
何度か訪問しまた普通列車で通過した際の観察においては(全て土日)、一般客の乗降は北条駅と比べてもそう多いとは思えず、地元の方の日常的な交通手段としての利用頻度は大同小異とも感じられるところなのですけれと。 複線電化路線の有人駅ではありますが、さして利用客が多いわけでも無く付近に観光地があるわけでも無く、周辺人口が少なくてローカル色満点というわけでも無く、上越線の石打駅のように現在は地味でも過去に華やかな時期があったわけでも無い。
同じ信越本線の潟町駅や塚山駅と並んで、新潟県内有人駅屈指の地味さを誇る?のがこの安田駅なのであります。

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安田駅駅舎の様子、2008年4月撮影。
建築財産票によると昭和33年12月完成。
これといって特筆すべき点の無い平屋のごくシンプルな造りです。
駅前広場は有人駅前としては比較的手狭です。
駅前すぐに国道252号線が通っているので、縦深を取れず仕方が無いのですけれど。
また駅舎は国道から見て周辺の民家に埋没している感もあり、当駅の地味さを象徴しているよう。

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安田駅駅舎内部の比較、上が2008年4月、その下の三枚が2010年5月の画像。
以前は待合スペースが仕切られておらず吹き抜けでしたが、現在はご覧の通り。
既に相応の経年の駅舎ですが、このような改修を行なうという事は当分の間この駅舎の改築は無しという事なのでしょう。
待合室の天井に空調設備らしきものが付いておりますので、利用客にとっては大いなる福音なのは間違いありません。
しかし待合室を仕切った為に通路はひどく手狭になりました・・・。
なお2010年5月現在の窓口営業時間は07:00~17:20です。
トイレは改札内にあるのでご利用の際は要注意です。

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下りホーム(長岡方面)の茨目駅方から見た安田駅構内、2013年8月撮影。
当駅も古い時代の駅の常として、ホーム配置は千鳥型です。

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同じく北条駅方から見た安田駅構内、2005年8月撮影。
古びた跨線橋は駅舎の素っ気無さとは対象的に、実に味わい深し。
TOMIXのNゲージの跨線橋のような緑の色合いがまた親近感を持たせるところです。

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安田駅駅舎下りホーム側の様子、2005年8月撮影。

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下りホームの北条駅方にある旧貨物引込線跡、2005年8月撮影。
この時点で本線とは完全に切り離されておりました。
なお安田駅の貨物取扱いは昭和46年12月に廃止。

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跨線橋内部の様子、2010年5月撮影。
優等列車の定期停車実績はおそらく無いと思われる安田駅ですが、跨線橋の造りは急行停車駅のそれにひけを取らない立派なものです。

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跨線橋上から柏崎方を見る、2006年10月撮影。

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日曜夜の跨線橋周り、深閑としています・・・、2010年5月撮影。

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上りホームの北条駅方から見た安田駅構内、2005年8月撮影。
安田駅は現在1、3番線のみ機能していて、かつての待避線であった2番線は物理的に本線と繋がってはいるものの、構内信号は既にありませんでした。
古い時刻表を調べてみたところ、上越新幹線大宮暫定開業以前の昭和55年10月改正ダイヤでは当駅での普通列車の優等退避は無し。
(昼行特急7往復、昼行急行5往復の時代で、柏崎-宮内間中間駅における普通列車の優等退避は来迎寺駅に集約)
昭和60年3月改正ダイヤでは普通列車の優等退避集約は来迎寺駅から当駅に移って、下り普通列車二本が当駅で特急を退避しています。
(昼行特急9往復、昼行急行3往復の時代)
ウィキペディアによると、ほくほく線開業前までは退避機能は健在だったとの事です。
現在の信越本線・柏崎-宮内間の昼行優等列車は特急5往復で、普通列車は優等列車の後に続行的なダイヤを組んでいる場合が多い為、中間駅の待避線が不要になっているのです。
現在では柏崎-宮内間の中間駅に退避線を持つ駅は皆無です。(国鉄末期は当駅の他に越後広田、塚山、来迎寺の各駅に待避線有り)
平時はそれでも良いのですが、一度風雪でダイヤが乱れると待避線が無い為に調整が出来ずに長時間の抑止や運休という残念な結果に・・・。

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同じく茨目駅方から見た安田駅構内、2005年8月撮影。
駅舎ホーム側の上屋の様子がよくわかります。
特に積雪時には一点に荷重が集中しそうな構造に思えますが・・・?

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旧島式ホーム端から北条駅方を見る、2005年8月撮影。

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同じく茨目駅方を見る、2005年8月撮影。

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安田駅旧島式ホーム上の待合室内部、2010年5月撮影。

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安田駅に到着した下り長岡行115系電車、2013年6月撮影。

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安田駅を出発する上り直江津行115系電車、2014年5月撮影。

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日曜の夜、人影の無い安田駅に停車中の115系電車直江津行、2010年5月撮影。
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黄昏時の安田駅を通過する下り新潟行485系電車T編成の快速「くびき野」、2014年5月撮影。

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安田駅3番線に進入する上り新井行国鉄特急色485系電車快速「くびき野」、2014年5月撮影。

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初夏の夕闇迫る中、安田駅一番線を通過する下り札幌行寝台特急「トワイライトエクスプレス」、2014年5月撮影。

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三番線を通過する上りEF510形電気機関車牽引の貨物列車、2014年5月撮影。


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柏崎方の踏切から見た安田駅構内、2008年4月撮影。

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安田駅前の様子、2008年4月撮影。
前述したようにこの道路は国道252号線で、長岡方面に少し進むと旧高柳町方面へ通じる本道から旧小国町方面へ通じる国道291号線が分岐します。
安田駅前のこの辺りは高柳、小国-柏崎市街地を行き来する車が集中して通る為に、横断歩道の無いところでは横断困難な事しばしばです。
なおこの時点では柏崎寄りにスーパーが一軒、駅の真正面にラーメン店が一軒が目に付く商店/飲食店です。

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安田駅裏の様子、2008年4月撮影。
駅裏はご覧の通り、一面の田圃の海!
何かとガヤガヤガチャガチャした雰囲気の国道沿いとは全く異なる長閑な風景が広がります。

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観光に縁の無い安田駅にとって、唯一の見所らしきものが「安田城跡」、2008年4月撮影。
新潟産業大学方面へ向かう県道の道すがらに城跡公園への入口があり、安田駅からその距離1kmといったところ。
車で来た場合はうっかり見過ごしてしまいそうな立地です・・・

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入口から進む事数分であっという間に公園に到着、2008年4月撮影。
ただ距離は短くても道中は急坂でしかも道はコンクリで着地の衝撃が地面に吸収されずにモロに足にきます・・・。。
運動不足な人にとっては決して侮れませんな。

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安田城本丸跡の様子、2008年4月撮影。
人の手はあまり入っていなさそうな印象です。
撤去された遊具の残骸があったりしてうーむ・・・。
地元で聞いたところによると、行政はこの公園に関わっていないんじゃないか?というお話も。
柏崎市も平成の大合併で市域が広がって、こういうところまでなかなか目が向かないんですかねぇ・・・。

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