« 青海川駅その二(信越本線) | トップページ | 西中通駅(越後線) »

2010年11月23日 (火)

荒浜駅(越後線)

本日の駅紹介は越後線・荒浜駅。

2017年3月12日記、中越沖地震被災前の旧記事と統合して加筆修正しました。

Arahama2010504

新潟県刈羽郡刈羽村に所在する無人駅で、開業は大正4年(1915年)6月15日。
開業当時の駅名は「新荒浜」で、「荒浜」駅は現在の西中通駅でした。
西中通駅の記事でも触れましたが、あちらの当時の所在は西中通村です。
それなのに駅名は「荒浜」。
色々と面倒な大人の事情がありそうな感じですけれど、駅開業翌月の7月1日に「新荒浜」駅は「荒浜」駅に改称され、当初の「荒浜」駅は「西中通」駅に改称されて今日に至ります。
しかし「荒浜」を名乗っていた西中通駅のことをとやかく言える立場にないのが当駅で、当駅は刈羽村の所在です。
「荒浜」村は当駅から北に1km半の日本海に面する村なのです。
それなのに何故当駅が「荒浜」を名乗るようになったのかについては、資料が全く無いので残念ながら不明なのですけれど、私見を述べさせていただくと当駅から海岸沿いの荒浜村までは道一本で繋がっていて、村の産物特に荒浜漁港に水揚げされた魚を出荷するには、当駅を使うのが便利であったであろうことが関係しているのではと考えるところです。
当駅が開業した当時、越後線は私鉄の越後鉄道であり、私鉄の場合は駅設置に当たって費用負担と引き換えに自治体の意向が強く反映されるのはよくある事で、当駅の場合も荒浜村が駅設置に当たって寄附金等を出す代わりに駅名を村名にさせて・・・などと妄想を廻らせておるところですが果たして?

Arahama2020504
中越沖地震発災前の荒浜駅旧駅舎、2004年5月撮影。
当時は建築財産票の確認をしていなかったので、建物の竣工年は実に遺憾ながら不明です。
ただ建物の造りから見て比較的新しい駅舎であろうと思われ、昭和59年4月の越後線電化開業と同時期の竣工かもしれません。
その時期には近隣の桐原駅、刈羽駅、西中通駅が改築されています。

Arahamanew02
地震で大きな被害を受けた駅舎は改築され、新駅舎は2008年3月から供用を開始しています、2010年5月撮影。

Arahamanew03
荒浜駅の新駅舎は待合室のみの機能で、壁に作り付けのベンチがあります。
2010年5月撮影。
トイレは男女別で水洗、ただしトイレットペーパーは無し。
また被災前同様に自動券売機・乗車証明発行機いずれも未設置でした。
室内は完成後二年強を経た2010年5月時でも、完成仕立てのようにまだまだ綺麗で居住性すこぶる高しなのですが、これは集落の方々の意識が高く清掃を欠かさないからなのか、はたまたそもそも利用者が少ないから汚れないだけなのでしょうか・・・?


Arahamanew04
荒浜駅構内の被災前後の比較その一。
ホームの刈羽駅方から見た駅構内。
上は2004年5月、下が2010年5月(比較画は全て同じ組み合わせです)。
地震で崩落・流出など大被害を受けたホームは全長に渡ってリニューアルされておりました。
以前の国鉄時代の面影を濃厚に留めたホームは近年の新駅の簡素なそれに様変わり・・・。

Arahamanew05
荒浜駅構内の被災前後の比較その二。
ホーム西中通駅方から見た構内。
ホームの柵も以前の国鉄ローカル仕様から安全性過剰に思える仰々しいものに。

Arahamanew06
荒浜駅被災前後の比較その三。
駅舎横から吉田方面に伸びる側線跡。
被災前はかつての島式ホーム時代の雰囲気を濃厚に留めていましたが、現在は完全に対向式ホームへと改築されてしまい、野ざらしの短い廃レールのみが僅かな痕跡に。

Arahamanew07
荒浜駅のホーム側駅舎周りの様子。
頑丈そうな駅舎屋根と上屋の許容積雪量は130cm。
流石は原発マネーで潤う金持ち刈羽村の面目躍如といったところ。
ちなみに隣の刈羽駅の許容積雪量は170cmで豪雪地帯に準じる水準です。

Arahamanew08
荒浜駅被災前後の比較その四。
ホームの刈羽駅方終端からの画。
被災以前の錆付いたレールと雑草の絶妙な寂れのイメージも今はありません・・・。

Arahama2030504
被災前の荒浜駅を出発する115系電車柏崎行、2004年5月撮影。

Arahamanew01
被災復旧後の荒浜駅を出発する115系電車吉田行、2010年5月撮影。

Arahamanew09
荒浜駅前の様子、2010年5月撮影。
集落の佇まいに大きな変化はないようで何よりでした。
しかしこの集落も駅同様に液状化現象で被害を生じたお宅が多かったとの事。
私の住まいも大地震が来れば液状化確実の土地ですから、とても他人事とは思えません・・・。

Arahamanew11
駅前通りから駅方向を見る、2010年5月撮影。
画像中央左側が荒浜駅です。
駅周辺には商店はありません。


Arahamanew12
荒浜駅被災前後の比較その五。
刈羽駅方踏切から見た駅全景。
新ホームの柵がいかに仰々しいかがよく解ります。

|

« 青海川駅その二(信越本線) | トップページ | 西中通駅(越後線) »

R004 越後線の駅」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 青海川駅その二(信越本線) | トップページ | 西中通駅(越後線) »