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2010年11月14日 (日)

笠島駅(信越本線)

本日の駅紹介は信越本線・笠島駅。

2017年2月24日記、画像入れ替え及び加筆修正しました。

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新潟県柏崎市に所在する無人駅で、昭和27年7月1日の開業です。
開業当時の所在は中頚城郡米山村で、同村は昭和31年に柏崎市に編入されています。
ウィキペディアによると開業前年の3月から仮乗降場として設置されていたとの事です。

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笠島駅駅舎の様子、2013年6月撮影。
建築財産票によると、竣工は平成16年2月19日。
ホームの高さに合わせた二階建ての駅舎(待合室)で、一階部分はトイレと下りホーム(長岡方面乗り場)との連絡地下道になっています。
降雪時を考えているのかはたまた単に美観だけの目的なのか、屋根が緩やかに傾斜していて角は曲線を描く女性的なデザイン。

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待合室内の様子、2013年6月撮影。
室内には木製のベンチ。
前回訪問の2006年11月もこの時も、木の香り漂う居心地の良いところです。
窓から下りホームの向こうの海岸もよく見えます。
また当駅にはこの時点で自動券売機も乗車証明書発行機も未設置です。
信越線・新潟-直江津間でこのような何もない駅は他に長鳥駅のみでした。
朝夕に利用する学生諸君は当然定期利用でしょうし、これからは日中の普通列車はE129系電車のワンマン運転になります。
従って当駅に券売機を今更置くメリットはなさそうな気がしますな。

待合室内の掲示板は「笠島っ子コーナー」になっていて、2006年10月に訪れた時は集落の児童による、駅周辺のゴミ拾いの報告書が児童の手書きで張ってありました。
それによると最も多かったゴミは鉄クズ。
どういった類のものなのかは書かれておりませんでしたが、漁業関係のものでしょうか?
「あるとこまるごみ」に挙げられていたのが飲みかけのペットボトルで、中身が臭くて分別の為洗うのが大変だったとか・・・、
児童諸君ご苦労様です、そして皆さんくれぐれもゴミのポイ捨てはやめましょうね!
・・・しかしあれから10年半、当時小学一年生だった子は今年高校3年生、六年生だった子はもう社会人ですよ。
月日が経つのは早い。

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駅舎から上りホームへの通路、2005年10月撮影。
画像右側が待合室です。

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上りホーム(直江津方面乗り場)の青海川駅方から見た笠島駅構内、2014年6月撮影。

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上りホーム端から青海川駅方を見る、2013年6月撮影。
トンネルを出たらすぐ海辺の小駅というシチュエーションです。
ホームのこの辺りは今日では遊休化しています。

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上りホーム中央部の様子、2013年6月撮影。

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上りホームの米山駅方から見た笠島駅構内、2013年6月撮影。
トンネルを抜け減速しながら、ゆるやかに曲線を描きつつ進入する列車の姿は眼福。
ご覧のように上りホームに上屋はありません。
ただし後述のように通過列車に対しては少々危険を感じるレベルなのです。

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上りホーム端から米山駅方を見通す、2013年6月撮影。
ここ笠島駅は、日本海の手前までせり出す山地と海岸の間に僅かに開けた土地に立地していて、両方向共にトンネルを至近に望んでいます。

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笠島駅駅舎の一階にある下りホームへの連絡地下道出入り口、2013年6月撮影。

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地下道内部の様子、2013年6月撮影。
海辺の駅らしく、壁には魚のイラストが。
画像中央に掲げてあるのは注意書で、ホームがカーブしている上に非常に狭いので、特に子供連れは通過列車には注意との事。
信越本線・新潟-直江津間の諸駅でこの注意喚起があるのはここ笠島駅と長鳥駅ぐらいです。
当駅の構内は場所によっては見通しが悪く、ホームも実際狭いので、通過列車の駅撮りは対面で行うのを強くお勧めします。

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下りホーム(長岡方面乗り場)の青海川駅方から見た笠島駅構内、2013年6月撮影。
こちらからの画はあまり見映えがしないかも。

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下りホーム端から青海川駅方を見る、2013年6月撮影。

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下りホーム上の、駅舎との連絡地下道出入り口、2013年10月撮影。

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下りホームから見た笠島駅構内中央部、2013年6月撮影。

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下りホームの連絡地下道出入り口の柏崎方には、小さいながら待合室があります、2013年6月撮影。

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下りホームの米山駅方から見た笠島駅構内、2013年6月撮影。
当駅のホーム配置は顕著な千鳥型です。

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下りホーム端から米山駅方を見る、2013年6月撮影。

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笠島駅を出発する上り直江津行115系電車、2013年6月撮影。

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米山駅に向け加速する湘南色115系電車直江津行、2014年6月撮影。
画像右側に見えるトンネルは、信越線の旧線廃トンネルです。

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笠島駅に到着した115系電車長岡行、2013年6月撮影。

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笠島駅を通過する485系電車T編成の上り金沢行485系特急「北越」、2013年6月撮影。

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笠島駅を颯爽通過する朝の485系電車国鉄特急色の下り新潟行485系快速「くびき野」、2014年6月撮影。

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笠島の海辺の朝に轟音を奏でて疾走するEF510形電気機関車牽引の下り貨物列車、2014年6月撮影。

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曇天の冴えない空の下、笠島駅を通過するEF81形電気機関車牽引の上り貨物列車、2013年6月撮影。

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笠島駅前通りの様子、2013年6月撮影。
画像右側に見える階段が駅への出入り口です。
駅前通りと言っても自動車一台通るのがやっとの生活道路。
路地沿いには酒屋が一軒あるきりの静かな小漁村の素朴な風情です。
柏崎、柿崎両方向とも、坂を上っていくと普通の幅員の生活道路に出ます。
2006年11月時点では、柿崎方の生活道路には漁港集落にふさわしく魚料理店が一軒ありましたが、当駅周辺で食事が出来るのはこの店だけのようでした。

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駅前の生活道路を柿崎方に進み坂を上ると、笠島駅とその周辺を俯瞰で一望できます。
上は2006年11月、下は2013年6月撮影の海辺の小駅の風情。
隣の青海川駅が中越沖地震のもたらした被害によってその景観を大きく損なってしまった現在、新潟県内の海沿い駅の中では個人的に最高と思える風景です!

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笠島地区の鄙びた風情を楽しんだ後、さらに進むと国道8号線に出ます、2006年11月撮影。
クルマの往来は多い一方、人影は無し。
なお、笠島地区には路線バスの運行は無く、公共交通アクセスは信越線のみです。

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今度は駅前の生活道路を柏崎方に坂を上って、俯瞰で笠島駅構内を観察、2013年6月撮影。
狭隘な土地の上下に家々が密集しているのがよくわかります。

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信越線のガード下をくぐり、海岸に出るとそこは笠島漁港と笠島海水浴場です、2006年11月撮影。
笠島漁港は15~6世紀には既に存在していたようですし、駅周辺の集落もそれに付随して形成されてものであるならば、当地への鉄道敷設時にもこの地区に相応の人口もあったはずで、それにも関わらず駅設置が戦後まで見送られたというのも少々疑問に感じるところ。
隣の青海川駅との距離の近さ(2.2km)は、加減速性能の劣る蒸気機関車時代には問題だったのでしょうけれど。
なおこの界隈は、春と秋は釣り人で、盛夏には海水浴客で賑わっていて、近隣の青海川米山の各駅付近よりも人気が多く明らかに雰囲気が異なります。

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漁港前の通りの柏崎方にはご覧のように信越線の廃トンネルが残っていました、2006年11月撮影。

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晩秋冬間近の笠島海岸、2006年11月撮影。
ここで海をホゲーと眺めつつ、信越線を行き交う列車を日がな一日見物するのも良いですなぁ。

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笠島海岸の弁財天、2006年11月撮影。

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海岸から柿崎方面に少し進むと、行く手にはこれまた信越線の廃トンネル、2011年6月撮影。

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柿崎方の信越線廃トンネルの様子、2005年10月撮影。
この当時は遊歩道で自由に出入り出来ました。
この時は入って歩いてみようかどうしようかかなり迷ったものです。
結局、他の撮影を優先して翌年11月訪問時も入らず仕舞い。
その後の2007年7月の中越沖地震の影響で、トンネルは通行出来ないという話を聞きましたが、2013年、14年に笠島駅を訪ねた際は海岸まで足を伸ばす時間的余裕が無かったのでトンネル再訪確認は叶わず。
海岸にももう10年半後無沙汰ですし、そろそろ行ってみなければなるまいと、行動日程検討中の今日この頃なのです。

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コメント

こんにちはgawk

古津駅に今度いこうと思うのですが

降りる時は車掌さんに切符を渡す方式ですか?

なにぶん知識が無いもので・・・

投稿: lis | 2011年7月 8日 (金) 17時40分

私がこれまで降りた、また車中から見た限りでは、
車掌氏はきっぷ回収にはやってきません。
普通に降りて結構だと思います。

投稿: みさっち | 2011年7月 9日 (土) 08時56分

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