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2010年5月 2日 (日)

岩室駅(越後線)

本日の駅紹介は越後線・岩室駅。

2017年4月15日記、画像の一部を貼り替え及び加筆修正を実施しました。

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新潟県新潟市西蒲区に所在する無人駅で、2017年現在新潟市最西端の駅であります。
また昭和57年11月まで越後線唯一の優等列車として運行されていた急行「ひめかわ」の停車駅でもあります。

駅開業は1912年(大正元年)8月25日で、当時は西蒲原郡和納村の所在。
その後和納村は昭和35年1月に岩室村の一部となり、さらに2005年3月に新潟市に編入合併し今日に至ります。
駅名も開業時は当時の村名「和納」でしたが、岩室村に合併後の昭和40年暮れに現駅名に改称されております。

新潟駅から当駅までのJR営業キロは30kmで、最東端の白新線・黒山駅からの距離は48km!
政令指定都市・新潟市の誕生がいかに広域合併によって成されたかがよくわかります。

岩室駅は2007年3月に無人化されていますが、2006年度の一日平均乗車人員は576人。
上越市の行政中心地に所在する信越本線・春日山駅より僅かに少ない程度。
長岡市近郊の旧越路町の玄関駅・来迎寺駅や旧堀之内町(現・魚沼市の一部)の玄関駅・越後堀之内駅よりも多いのです。
これらの駅はみどりの窓口込みの有人駅です。
それを考えると、当駅の無人化は少々首を捻るものがあるのですけれど、うーむ・・・
やはり広域合併の結果なのでしょうかねぇ・・・?
岩室村時代は村の玄関駅として、村が請け負っての「簡易委託」としての有人の意義も大いにあったと推察されますが、現在では新潟市西蒲区の外れの一駅に過ぎません。
また西蒲区の中心は旧巻町でありますから、その辺のいろんな大人の事情もあるのではないかと外部の野次馬は勘ぐるところ大なのでありまして・・・。

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岩室駅駅舎の様子、上はまだ有人駅だった頃の2004年5月、下は2013年9月撮影。
建築財産票によると昭和40年1月の竣工。
当時の国鉄ローカル線駅員配置駅としては標準的な大きさと言えましょうか。
トイレは建物の左側にあって水洗。
この辺りは流石元有人駅です。
駅前にはタクシーが一台常駐。
後述する岩室温泉の客向けでしょうか。

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岩室駅前通りの様子、上は2006年10月、下は2013年9月撮影。
この間、2008年4月に訪れた時には上の画左側の農業倉庫が解体されて更地になっており、その跡地を活用して下の画の真ん中に公園を挟んだロータリー状になりました。
2013年9月時点で付近にコンビニ等はありませんでしたけれど、向かって右側の食料品店は盛業中で、こちらでは購入した弁当を食べられるスペースがあるのが有り難いところでした。

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連絡地下道を渡って、岩室駅東口に出ます、2006年9月撮影。
こちら側は新興の宅地で、まだまだ発展途上。
当駅は新潟市の「にいがた交通戦略プラン重点プロジェクト」において、「地域生活を支援する生活拠点駅」として位置付けられて、パーク&ライドが謳われています。
この東口はまさにそれに沿った開発の余地を十二分に残していると言えましょう。

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ホーム上から見た岩室駅東口の様子、2013年9月撮影。

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岩室駅駅舎内部の様子、2008年4月撮影。
日中の訪問時は列車到着の20分前から利用客で賑わう状態で、撮影がはばかられる程です。
通学時間帯以外の無人駅でそのような状況に遭遇するのは稀で、その点からも当駅の無人化には少々異を唱えたくもなるのです。
ただ撮影を試みるに当たっては、かなり困った話なのであります。
従って誰も居なさそうな日曜の夜に出向く必要があったのです。
内部は吹き抜けで広々としていますが、今日ではやはり過剰な空間。
構内出入り口付近に自動券売機とsuika簡易改札機がポツンと置かれています。
これは日曜夜八時頃の様子ですが、蛍光灯の光が煌々と輝く岩室駅の広い駅舎内はガランとして人影無し。
上の画像右側のクリーム色の掲示板が窓口跡です。
この当時、室内に空調設備は無く、ストーブも無し。
この時期の夜はまだまだ冷え込んで、寒さに震えながら列車を待ったものです。

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北吉田駅方から見た岩室駅構内、2013年9月撮影。
当駅は昭和59年春の越後線電化以前は二面二線の列車交換可能な構内であったそうですけれど、現在かつての二番線跡は駅東口の用地に一部転用されたりしていて、昔日の面影を見出すのは困難です。

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ホーム端から北吉田駅方を見通す、2013年9月撮影。
この辺りは見通しの良い直線区間です。

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駅舎、駅名標、地下連絡道出入り口と主要インフラ三点セット揃い踏みの岩室駅構内中央部、2013年9月撮影。

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駅舎の構内側と上屋の様子、2013年9月撮影。
上屋は駅舎に架かるだけの短いものです。

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巻駅方から見た岩室駅構内、2013年9月撮影。
越後線の内野-吉田間は現在データイム毎時1本の運行頻度ですが、増発を考えるに当たってネックになりそうなのが、巻-吉田間に列車交換駅が無い事です。
そうなると当駅の交換設備が撤去されたのは痛い話なのでありますけれど、近年新潟市によって試みられた内野-吉田間の増発社会実験の結果は、甚だ宜しくない結果に終わっています。
よってこの区間に列車が増発される可能性はほぼ消えたと言ってよいでしょう。
私はかつて、駅前広場を潰して島式ホーム化して列車交換可能な構造に改造・・・などと妄想を廻らせておったものです。
しかしそれは全く実現性の無い完璧なる重妄想に成り果てたようです。

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ホーム端から巻駅方を見通す、2013年9月撮影。
「9」の停止位置表示が設置されていますけれど、そんな長編成の列車が越後線に入ることはもう無いんでしょうなぁ。

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岩室駅ホーム上の名所案内板、2006年10月撮影。
当駅は新潟界隈の奥座敷である「岩室温泉」の最寄り駅という事になっていて(駅名票の観光案内では当駅から温泉まで3.5kmになっていますが、実際には5km程あります)、駅前には温泉方面へのバス停があります。
マメ知識としては、実は岩室温泉との距離は弥彦線・弥彦駅からも約5km。
弥彦と言えば新潟県下越地方で最も著名な観光スポットの一つであります。
観光ルートを設定するならば、日中弥彦周辺を巡り、夕方岩室温泉へというルートが一般的で、鉄道利用であっても当駅下車でまっすぐ温泉へ・・・という人はあまりおられないのではないかと。

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かつての貨物引き込み線らしき跡、2004年5月撮影。
昭和48年に岩室駅の貨物取り扱いが廃止された後は、当地域の農産物はトラックによる出荷に切り替わったのでしょう。
しかし駅前の道路は狭く、大型車の出入りには難渋したことでしょうね。

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岩室駅を出発する新潟行115系電車、2013年9月撮影。

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岩室駅に到着した吉田行E127系電車、2013年9月撮影。

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