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2010年2月20日 (土)

北小谷駅(大糸線)

本日の駅紹介は大糸線・北小谷駅。

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長野県北安曇郡小谷村に所在する無人駅で、昭和32年(1957年)8月15日の開業です。
新潟住まいの身では、長野県自治体について詳細に調べる術が無く推測になりますが、ウィキペディアを見ると北小谷駅開業当時には「北安曇郡北小谷村」が存在していたようですので、当駅も同村の所在ではなかったかと思われます。
なお北小谷村は翌昭和33年4月1日に中土村、南小谷村と合併して小谷村となり今日に至っているようです。

当駅は西側の姫川と東側の山に挟まれた狭隘な地形上にあり、野趣に富むダイナミックな風景が広がります。
私が当駅を訪問したのは2004年3月と2009年6月の二回ですが、早春と初夏とでは周囲の印象がまるで異なるのには驚かされます。
早春はまさに「荒涼」、初夏は「盛緑」。

北小谷駅は平岩駅と同時期の開業ですが、その駅舎は戦後の新世代を象徴するかのような平岩駅舎とはガラリと趣を変えて、戦前と戦後の折衷型とも言えそうなデザイン。
その造りもコンパクトで、頸城大野根知小滝各駅のような今日の目から見ると過剰設備に思われるところはありません。
部外の駅舎ウオッチャーから見ると今ひとつ物足りない印象ではありますが、この小造りさ加減が大糸北線に対する当局の戦後の「評価」の指標にも見えて、その点では興味深いものを感じます。

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北小谷駅駅舎の様子、2009年6月撮影。
建築財産票が見当たらなかったので正確な竣工時期は残念ながら不明。

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北小谷駅駅舎内部の様子、2009年6月撮影。
旧窓口跡は板で塞がれる事も無く、有人時代の名残を充分に残しています。
内部は比較的綺麗で、茶色の一人掛けベンチ八脚と壁に沿った木製の長ベンチ。
分別ゴミ箱が設置されているのはこういう駅でのんびりと軽食を摂るのが好きな私のような輩には嬉しいところ。
トイレは駅舎内に古い造りのものがあります。
古めかしいのは仕方無いのですが、内部はそれはもう・・・(お察しください)。
個室と朝顔が一つずつで非水洗、勿論ペーパー無しです・・・。

駅舎とホームの位置関係は根知駅同様に地平に対して同一レベルではなく、階段を上がってホームに出る形になっています。

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北小谷駅ホームと駅舎の位置関係、2004年3月撮影。

駅舎のホーム側の上屋を支える柱に付けてある「指差確認」が、窓口跡と並ぶかつての有人時代の雰囲気を漂わせていて個人的に丸。
またホーム側出入り口の上には「風吹大池 風吹岳登山下車駅」の標札。
風吹大池は北アルプス最大の湖で海抜1780mにあるとの事で、風吹岳は湖から少し登った辺りの、乗鞍岳の北東に位置する山々の総称のようなものなんだとか。
駅から姫川の対岸の様子を見るに、相当に険しいところではないかと素人は感じたところですけれど、アクセスは比較的容易なようです。
かつては当駅で下車して風吹岳に赴く登山客も多かったのかもしれません。(駅前の観光案内板によると、駅から風吹大池まで徒歩四時間)

駅舎はホーム平岩方端部にあり、一本棒のホームは南小谷側へ2/3ほど進んだ辺りからゆるやかに曲線を描いています。

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平岩駅方から見た北小谷駅構内、2009年6月撮影。

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中土駅方から見た北小谷駅構内、2009年6月撮影。

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ホームの平岩方を望む、2004年3月撮影

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同じく南小谷方から望む、2004年3月撮影。

国道橋下の曲線に入った部分は、2009年6月時点では立ち入り禁止なのは残念なところ。
2004年3月に訪問した際は何の規制も無かったのですが・・・。
ホーム下部を見ると、使用部分と立ち入り禁止部分の南小谷方先端とではホームを支える構造が異なるので、その辺の安全上の問題があるのか、それとも当駅停車列車は最大二両であるので列車がかからない余剰部の保守が単に面倒臭いからなのか、はたまた頭上の国道橋が関係しているのか・・・?
その国道橋の圧迫感が少々邪魔ではありますが、左手の山陰から車体を振りつつ出入りする気動車を見るのはなかなかの画なのであります。
また平岩方もホームを出るとすぐ左カーブでトンネルへ。
こちらはヘッドライトの光も爛々とトンネルを抜け目前のカーブに身をきしませながら北小谷駅に出入りする気動車を間近に見る事が出来ます。

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北小谷駅北側のトンネル前後の様子、2004年3月撮影。

また2004年3月訪問時点では、臨時列車用と思われる待避線と信号機が残存していました。
2009年6月時点では最早影も形もありません。
冬季のシュプール号運行が終わった事で、この待避線も役割を終えたのでしょう。

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旧国道から見た北小谷駅入口、2009年6月撮影。

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同じく駅前広場南端から見た様子、2009年6月撮影。
駅前広場は大きいものの、それは駅舎南隣の「小谷村営授産所北小谷事業所」の入口も兼ねているからのようで、停まっている車も事業所で働く方々の通勤用なのでしょう。
駅を出てすぐに行き当たる道は国道148号線の旧道で、姫川の川幅が狭い北側に橋を架けたかったからなのか、北小谷駅の手前から二等辺三角形の二辺を行くような迂回路になっています。

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旧国道駅前付近の様子、青色のバス停は小谷村営バスのもの。
2009年6月撮影。


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古びた旧国道橋と、その上を往く現国道橋。2009年6月撮影。

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現国道橋から見た旧国道橋。2009年6月撮影。

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旧国道橋から糸魚川方の姫川を望む。2009年6月撮影。

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姫川対岸から見た北小谷駅、2004年3月撮影。

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現国道橋から見た北小谷駅周辺、上が2004年3月、下が2009年6月撮影。

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現国道橋から見た北小谷駅南小谷方、2004年3月撮影。

南小谷-平岩間の小谷村営バス北小谷線はこの旧道に入ってきますが、平岩駅のエントリーで述べたように土日祝日は全便運休なのが、外来の訪問者には痛いところ。

現在は姫川の対岸へ、二等辺三角形の一辺を行くが如しの立派な橋が架けられていて、それがホーム上の国道橋です。
北小谷地区の中心はこの橋を進んだ先にあって、沿線には道の駅や郵便局があります。
道の駅へは北小谷駅から1km弱というところです。

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北小谷駅に進入するキハ52形気動車糸魚川行、2004年3月撮影。

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北小谷駅に停車中の首都圏色キハ52形気動車、2009年6月撮影。

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