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2009年11月23日 (月)

妙法寺駅(越後線)

本日の駅紹介は越後線・妙法寺駅。

2017年3月20日記、画像貼り替えと加筆修正を実施しました。

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新潟県長岡市に所在する無人駅で、臨時停留所時代に遡ればウイキペディアによると大正2年(1913年)5月27日の開業です。
開業当時は三島郡島田村の所在で、その後島田村は昭和30年3月に隣の桐島村と合併して和島村となり、平成18年元日をもって長岡市に編入されて今日に至ります。
和島村の中核になっていたのは旧桐島村で、村の玄関駅も旧桐島村域の小島谷駅。
2003年度までは有人駅で、現在も列車交換設備を有し越後線南部区間の運転上の要衝である小島谷駅とは対照的に、列車交換設備もかなり以前に撤去されて静かに佇む無人駅、それがここ妙法寺駅です。
当駅は海岸から2km弱内陸に入った地域にあって、越後線の諸駅の中では最も海に近いのです。
しかし遠くに小高い丘(山)や森を見るここに、海の気配は毛ほども漂っていません。


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妙法寺駅駅舎の様子、上は2004年6月、下は2013年6月撮影。
建築財産票によれば昭和55年12月28日の竣工で、許容積雪量は130cm。
厚みのある屋根が許容積雪量の多さを雄弁に物語っています。
建物は丸みのある窓が特徴的で、個人的には大きな公衆トイレを想起させられます。
同時期に改築された信越本線の上下浜駅なども似た印象で、1980年前後はこういうデザインがトレンドだったのでしょうな。
近年のローカル駅舎の傾向に漏れず、当駅の駅名表示も建物に立体文字を貼り付ける方式からJR東日本標準仕様の駅名板に変わっています。

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妙法寺駅駅前広場の様子、2013年6月撮影。
駅前広場?は周辺の生活道路の一部のような感じ。
画像左側の車が2台程停められそうな空間は未舗装です。
鉄道隆盛時代に生まれたかつての村の玄関駅としてはこじんまりしていますけれど、これは当駅の元々の出自が官営鉄道ではなく地方ローカル私鉄であったのが要因でしょうね。

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駅舎から見た妙法寺駅の駅前通り、2013年6月撮影。
駅周辺はごく普通の小集落で、特に目を惹くようなものはありません

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駅前通りを直進すること約300mで国道116号線に到達、2013年6月撮影。
歩行者信号機がボタン式なのが、いかに歩行者が少ないかの証であります。
この時点では駅周辺にもこの国道の見渡す限りにおいてもコンビニはありません。
食堂なども無いので、駅廻りでしばらく滞在する際は軽食持参が無難でしょう。
また鉄道以外の公共交通機関は、妙法寺駅から越後線と並走する県道を出雲崎方に1km程行くと「大寺」バス停に行き着きます。
大寺バス停は北越後観光バス運行の路線バス出雲崎駅経由出雲崎車庫線の起終点ですが、路線は平日1日3往復で土休日は全便運休です。

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妙法寺駅駅舎内部の様子、2013年6月撮影。
待合室で前回訪問の2006年10月時と変わっていたのは、ベンチが以前の退色した朱色の長物からJR東日本定番型に更新されていたことぐらい。
上の画には窓口跡がはっきり残っていて、当駅は昭和55年末の駅舎改築からしばらくの間は有人駅であった事を暗示しています。
推測するに、少なくとも越後線電化完成の昭和59年4月まではそうだったのではないか? 果たして実際はどうなのでしょうか。
なお当駅の利用状況は、長岡市統計年鑑によると平成20年度の年間乗車人員は15,500人で、単純計算すると1日平均約40人。
隣の元有人駅の小島谷駅は1日平均約110人で、その隣の桐原駅は1日平均約50人。
残念ながら当駅は、出雲崎周辺ではおそらく最も乗車人員が少ないのではないかと思われます。
小木ノ城駅石地駅も、当駅前よりは集落も幾分大きいですしね。

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元々は島式だったホーム側から見た妙法寺駅駅舎、2013年6月撮影。
建物の右端のドアが開いているところがトイレですが、この時には以前と同じく男女共用であったものの洋式に改装されて見違えるように綺麗になっていました。
洋式化とはすなわちバリアフリー化であり、当駅のような過疎路線の小駅にもささやかながらその波が押し寄せたのです。

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ホームの出雲崎駅方から見た妙法寺駅構内、2013年10月撮影。
駅舎の左右に木々が茂っていて、ここからでは駅舎が見えず見通し悪し。

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ホーム端から出雲崎駅方を見通す、2013年10月撮影。


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ホームの小島谷駅方から見た妙法寺駅構内、2013年6月撮影。
ホームの有効長がそもそも短いからなのか、現在の有効長を示すべき黄色の太線はこの時点では描かれていません。
ホーム上の白線も両端部以外は消えているので、会社的には安全上の言い訳が立たず少々マズいのでは?と思うところです。

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ホーム端から小島谷駅方を見通す、2013年6月撮影。

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駅裏から見た妙法寺駅の様子、2004年6月撮影。
ホーム端の基礎部分が他と違うのは後付の延長部だからなのかどうか。
2006年10月現在、駅裏での耕作は止められ一面に雑草が生え、測量が始まりショベルも入っていました。
何かの造成工事を始める様子でしたが、2013年6月再訪時には何も変わりなく拍子抜けだったのです。

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出雲崎方踏切から見た妙法寺駅構内の様子、2004年6月撮影。

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妙法寺駅を出発する115系電車吉田行、2013年6月撮影。
当駅に発着する定期列車は上下合計20本。
けして多いとは言えない本数の上、運行時間帯が偏っているので鉄道での訪問は少々難儀なのです。

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妙法寺駅周辺で唯一の見所なのが、国道116号線を越えた先にある日蓮宗総本山・村田妙法寺です、2006年10月撮影。
妙法寺駅は恐らく地区名の「村田」よりも周辺で著名なこの妙法寺にあやかって命名されたのでしょう。

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パッと見だけでしたが、案内立て札によると天和二年(1682年)に建てられた朱色の門が風格を感じさせて良いのです、2006年10月撮影。
無宗教の私でも、宗教宗派関係なく歴史ある建築物には圧倒させられます。

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村田妙法寺の横にひっそりあった看板がコレ、「村岡城跡ハイキングコース」。
2006年10月撮影。

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ハイキングコースの登り口の様子、2006年10月撮影。
この「村岡城」、南北朝時代に築城されたのだとか。
近年このような城跡に興味を持ち始めた身としてはぜひ一見を・・・、しかし案内では村岡城跡まで所要19分、次の電車まで残り20分、8時7分発吉田行に乗らねばならぬのです。
城跡を見聞したいのは山々なれど、次の吉田行は10時55分!
前述したように路線バスもありませんから、見聞すると丸二時間はこの地で立ち往生です。
両隣の小島谷、出雲崎両駅まではそれぞれ3km、5km。
時間がもったいないし、どちらかまで歩いてみてもいいだろうか・・・
うーむ、しかしこんな機会もそうは無いだろうし、この際だからもういっちゃえ!と覚悟を決めてハイキングコースを登り始めたものの、獣道に毛が生えたような下は足場が悪く傾斜も予想以上に急。
前途を見れば鬱蒼としていて、季節がスズメバチの活動最盛期なのを考えるとこのまま先に進むのは危険かもと弱気が頭をもたげてきて、結局心残りのまま駅へ引き返して今日まで未踏という仕儀でございます。

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