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2009年7月 9日 (木)

巻駅(越後線)

本日の駅紹介は越後線・巻駅。

2017年4月15日記、画像の貼り替えと加筆修正を実施しました。

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新潟県新潟市西蒲区に所在する有人駅で、開業は1912年(大正元年)8月25日。
西蒲区役所最寄の地域拠点駅です。
開業当時の所在は西蒲原郡巻町でしたが、当時の「町」は今日の「市」に相当するレベルであったので、当時からこの地域は西蒲原の郡役所が置かれるなど、中核として重きを成していたのです。
巻町は平成の大合併以前は新潟県下において、亀田町、中条町、六日町と並んで人口の多い「町」でしたけれど、大合併の号令下で新潟市に編入され、同市西蒲区の中枢地区に転じて今日に至ります。

JR東日本によると、2015年度の巻駅1日平均乗車人員は2,471人で、同社新潟県内有人67駅中14位。
越後線の頻発運転区間内に所在する小針駅と同規模の数字で、データイム毎時一本の運行頻度を考えると、一列車当たりの乗車人数は相当なものです。
しかし観光需要は特に無いところですので、その数字の大きさに反して地味な印象の駅であります。
上越新幹線大宮暫定開業時まで新潟-青海間に運行されていた気動車急行「ひめかわ」の停車駅だったのが、当駅唯一の華やかな履歴でしょうか。

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巻駅駅舎の様子、2012年6月撮影。
国鉄時代のこのクラスの駅の標準的デザインである平屋の駅舎は、建築財産票によると昭和43年10月の竣工。
駅前にはタクシーが概ね待機しています。
新潟市の「JR越後線の利便性と運行頻度工場に向けた取組み」によると、当駅は白山駅や内野駅と共に「多核連携型の都市構造を支える地域拠点駅」に指定されていて、バリアフリー化や自由通路の整備が唄われています。
白山駅と内野駅はこの方針に沿った改築が終わっているので、次はいよいよ巻駅の改築になるのでしょう。
現在、駅へのアクセスが悪くて利便性の低い国道116号線側との連絡を円滑にするためにも、近い将来の橋上駅舎化はほぼ確実と思われます。

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巻駅前通りの様子、2012年6月撮影。
駅前にはファミリーマートが出店しています。
この通りを進むと旧巻町の中心街に出ます。
西蒲区役所(旧巻町役場)に銀行、農協、後は昔ながらの食堂や寿司屋、美容店という風情。
路地も多く、昔からの町並みが続きます。

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巻駅駅舎内部の様子、上は2008年4月、下は2014年7月撮影。
自動券売機は2台設置されていて、当駅の利用の多さを反映しているよう。

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巻駅駅舎内待合室の様子、2012年6月撮影。
待合室内にはかつてキオスクがあって、私が巻駅を最初に訪問した2005年3月時点ではまだ営業していました。
しかし翌年11月の再訪時には撤退していて、その代わりのように駅前にコンビニのファミリーマートが出店していました。
現在、キオスクの面影は床の色が店舗の部分だけ他と違う事でしか見る事はできません。

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巻駅駅舎の構内側の様子、2014年7月撮影。
画像奥が跨線橋出入り口です。

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1番線の越後曽根駅方から見た巻駅構内の様子、2012年6月撮影。
当駅は列車交換駅で、交換が無い場合の列車発着は1番線になります。

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ホーム端から越後曽根駅方を見通す、2012年6月撮影。

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1番線の岩室駅方から見た巻駅構内、2012年6月撮影。
ホームの上屋はこの時、改修工事中でした。

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巻駅跨線橋内部の様子、2012年6月撮影。
昔からの利用の多さを物語る幅広の通路です。

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跨線橋上から見た巻駅構内の新潟方の様子、2005年3月撮影。
周辺の建物の多さが人口密度の高さを物語ります。

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同じく吉田方の様子、2005年3月撮影。
この時点で旧3番線が本線と接続していないのがわかります。

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2番線の越後曽根駅方から見た巻駅構内、2012年6月撮影。
2017年3月改正ダイヤでは、当駅での列車交換は1日十二回あります。
2012~14年度に実施された内野-吉田間の増発社会実験時には、列車交換が隣の越後曽根駅に多く割り当てられたことで1日七回に減少していました。
社会実験が失敗に終わり、データイム毎時一本の運行体制に戻ってからは、列車交換の重心は再び当駅に移っています。

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ホーム端から旧3番線と副本線の分岐を見る、2012年6月撮影。

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越後曽根駅方から見た旧3番線の様子、2012年6月撮影。

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旧島式ホーム上屋下の様子、2014年7月撮影。
こちらには待合室もありません。

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旧島式ホームの岩室駅方を見る、2012年6月撮影。
旧3番線のこちら側は副本線との接続が既に切られています。
私のようなシロウトは、この3番線を復旧させて、新潟-巻間の区間列車発着用に・・・なぞと妄想に耽ってしまうところなのですけれど、近年の増発社会実験失敗を考えると、その可能性はゼロと断言せざるを得ません。
前述の橋上駅舎化が実施されれば、撤去されてしまう可能性が高いと思います。

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巻駅1番線から出発するE127系電車新潟行、2014年7月撮影。

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巻駅1番線に到着して列車交換待機中の115系電車新潟行、2014年7月撮影。

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巻駅2番線に到着した115系電車吉田行、2014年7月撮影。

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駅至近の吉田方踏切から見た巻駅構内の様子、2012年6月撮影。

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構外跨線橋から見た巻駅構内と周辺の様子、2012年6月撮影。

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構外跨線橋上から吉田方を俯瞰で見通す、2012年6月撮影。
巻駅構内の有効長が大きいのがわかります。
巻駅のそもそもの出自はローカル私鉄の越後鉄道の停車場なのですが、何事も切り詰めて設計するローカル私鉄の駅としてはかなり広く見えるのです。
国有化以降に有効長の延長があったのかどうか。

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構外跨線橋もしくは踏切を渡って少し進むと行き当たるのが国道116号線、2012年6月撮影。
旧巻町の商圏の重心はこちら側に移っています。

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