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2009年7月 2日 (木)

神山駅(羽越本線)

本日の駅紹介は羽越本線・神山駅。

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2017年3月12日記、画像貼り替えと加筆修正を実施しました。

神山駅の駅名標

新潟県阿賀野市に所在する無人駅で、2004年3月末日までは北蒲原郡笹神村の玄関駅でした。
・・・とは言え、村役場のある旧笹神村の中心集落は当駅から3.5km南にあり、旧村内唯一の鉄道駅という位置付けながら、玄関駅としての役割は希薄です。

神山駅は昭和19年9月に戦時下輸送増強施策としてまず信号場として開業。
戦後の1955年(昭和30年)1月20日に正式な駅として装いを新たにしました。

戦時下、白新線は未だ開通しておらず、日本海沿岸の陸運は単線の羽越本線がその重要な一翼を一手に担っており、当駅の属する新津-新発田間においても決戦輸送体制の中激増する輸送量に対応する為に既存の水原、月岡の両駅に加えて、列車交換の為の信号場が必要とされたのです。
近隣の京ヶ瀬中浦両駅もやはり信号場としてこの時期に開業し、戦後正式な駅として再出発して今日に至っております。

さて現在の神山駅は一日上下合わせて23本の普通列車が発着する、北蒲原の穀倉地帯の緑の大海にポツンと浮かぶ、駅裏手に小集落がある長閑な小島という風情です。
ちなみにこの上下23本という数字は、昭和55年10月改正ダイヤと同じなのです。
まぁ当時の普通列車はや中編成の客車列車8本と気動車列車15本、現在は朝夕の中編成の電車列車、残りは2両編成の気動車列車で、乗車定員は大きな差があるのですけれど。

神山駅駅舎
神山駅駅舎の様子、2013年10月撮影。
建築財産票によると平成8年2月25日の竣工。
着ぐるみ改造前の双頭怪獣パンドンを思わせる正面上部の造りが印象的な建物です。

神山駅駅舎内部
駅舎内部の様子、2013年10月撮影。
待合室のみの機能で内部は平成に入って改築された無人駅に散見される、採光重視?の天井のやたら高いタイプです。
この手の建物に付き物なのが、高すぎる天井故に清掃が行き届かないという事。
当駅もご多聞に漏れず、蜘蛛の巣と虫の死骸が目立ってうーむ・・・。
またデカいハエが数匹ブンブンと飛び回っていて鬱陶しい事この上無し。
出入り口が開放されっぱなしなので、虫は入り放題。
利用者は閉口し、喜ぶのは獲物に事欠かない天井の蜘蛛という寸法です。、
トイレは駅舎のホーム側にあり、2006年10月に確認した時は一応水洗でしたが、いわゆる「簡易水洗」というモノ。
内部はまぁ、ご想像にお任せします・・・。
しかし近年のバリアフリー化に伴うトイレ改装の波に乗って、当駅のトイレ事情もその後変化しているかもしれません。
また現在はこのようなローカルな駅にも、suicaの簡易改札機がこのように当たり前のようにニョキリと屹立しているのです

神山駅駅前通りその一
駅前広場から国道460号線に向かう駅前通りを見る、2013年10月撮影。

神山駅駅前通りその二
神山駅駅前通りその三
駅前通りの様子、2013年10月撮影。
周辺は北蒲原の田圃の海。
秋の土曜日の早朝、朝陽を浴びながらこの道すじをフラフラと徘徊するのは大変に爽やかなのであります。
なお当駅界隈と阿賀野市役所間には阿賀野市営バスの神山線が運行されていますが、平日のみの運行で一日上下8本。
土休日の駅廻りには残念ながら使えません。

国道460号線の様子
駅から徒歩五分で国道460号線に到達、2013年10月撮影。
この七年前に見た時と変わりなく、GSが目立つだけの長閑な道です。

神山駅構内その一
新発田方から見た神山駅構内、2013年10月撮影。
複線規格の架線柱が示すように、当駅はかつて列車交換可能な構造でした。
古い時刻表を見ると、昭和60年3月ダイヤ改正では当駅で普通列車の交換が1日2回実施されていました。
当駅は新津-新発田間の丁度中間に位置するので、本来列車交換に適した立地なのですが、交換設備は両隣の水原駅と月岡駅が維持されて、当駅はその割を食った感じ。
なお御他聞に漏れず、当駅のホームも2/3は完全に遊休化してしまっています。

神山駅構内その二
ホーム端から新発田方を見る、2013年10月撮影。
かつての本線と副本線の合流部を示す少し曲がった線路の位置を見ると、画像に写っている踏切もかつては駅構内だったことになりますな。
ホームも10両編成がギリギリ収まりそうな長さなので、かつての構内の広さは相当なもの。
流石は戦時決戦輸送用に、長編成の貨物列車の交換が可能なように作られた元信号場の事だけはあります。

神山駅構内その三
ホームの新発田方の現在有効長はこの辺までです、2013年10月撮影。
この当時は朝晩の115系電車6両編成が定期列車の最長編成でした。

神山駅構内その四
黄色い太線の終端が6両編成の終端になります、2013年10月撮影。

神山駅構内その五
ホームの中央部を見る、2013年10月撮影。

神山駅構内その六
ホームの新津方の現在有効長はこの辺まで、2013年10月撮影。

神山駅構内その七
黄色い太線の終端が6両編成の新津方終端になります、2013年10月撮影。

神山駅構内その八
棒ホームの新津方から見た構内、2013年10月撮影。

神山駅構内その九
ホーム端から新津方を見通す、2013年10月撮影。

神山駅を出発するキハ110系気動車
出発するキハ110系気動車2連の新津行、2005年5月撮影。

到着したキハ40系気動車の新津行
到着したキハ40系気動車の新津行、2013年10月撮影。

停車中の115系電車新津行
停車中の115系電車新津行、2013年10月撮影。
羽越本線の新津-新発田間で、寝台特急「トワイライトエクスプレス」「あけぼの」を除けば、当時最大編成長の定期旅客列車がこれでした。

神山駅に到着するキハ52
キハ52形が先頭の気動車3両編成坂町行が到着、2005年5月撮影。

神山駅を通過するEF510形電気機関車牽引の貨物列車
秋の朝、轟音と共に通過するEF510形電気機関車牽引の下り貨物列車、2013年5月撮影。

EF81形電気機関車牽引の上り貨物列車が神山駅に進入
EF81形電気機関車牽引の上り貨物列車が進入、2005年5月撮影。
かつては普通客車列車を牽引して当駅に出入りしていたこの機関車も、間もなく過去帳入りです。

神山駅を通過するジョイフルトレイン「NO.DO.KA」
通過するジョイフルトレイン「NO.DO.KA」、2005年5月撮影。
この時の当駅滞在時間は一時間20分程でしたが、行き帰りの列車は別にしてもこの間、普通列車と団体列車と貨物列車が各一本ずつ出入りしていて、なかなかに列車密度は高かったのです。

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