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2009年7月19日 (日)

羽越本線・中浦駅

本日の駅紹介は羽越本線・中浦駅。

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2018年6月24日記、画像の入れ替えと加筆修正を実施しました。

中浦駅の駅名標

中浦駅は新潟県新発田市に所在する無人駅で、2003年(平成15年)7月7日以前は北蒲原郡豊浦町の所在でした。
当駅から新発田方向へ500m程進むとに豊浦町役場があり、また駅裏手には新発田南高校分校と豊浦中学があり、豊浦町の行政文教の中心が当駅周辺です。
ただ一般には隣の月岡駅の方が著名な月岡温泉の存在ゆえに有名で、羽越本線の要衝である新発田駅と月岡駅の間に挟まれた当駅は非常に地味な存在と言えます。

さて当駅は神山駅同様、まず太平洋戦争下の決戦輸送に備えた信号場として昭和19年4月1日に開業し、戦後の昭和28年(1953年)7月1日に正式に駅として再出発しました。

中浦駅駅舎その1
中浦駅駅舎その2
中浦駅駅舎の様子、上は2007年3月、下は2017年5月撮影。
建築財産票によると平成10年(1998年)10月25日の竣工。
内部は純粋に待合室のみの機能で狭く、うまく撮影できないほどです。
待合室には窓側に作り付けの木製ベンチが設置されています。
JR東日本定番の一人掛けタイプではないのでゆったり過ごせます。

中浦駅駅舎その3
駅舎のホーム出入り口にはsuicaの簡易改札機を設置。
はたしてどれ程の利用があるのやら。

中浦駅駅舎その4
待合室内部に設置された乗車証明書発行機、2017年5月撮影。
2007年3月訪問時点では狭い待合室内に押し込むようにして自動券売機が設置されていましたが、それから約10年後では券売機が撤去されて代わりにオレンジ色のコレが置かれていました。
券売機できっぷを買うお客がいないんでしょうなぁ。

中浦駅前通りの様子
中浦駅前通りの様子、2017年5月撮影。
当駅を取材目的で初めて訪れた2003年7月と何ら変わるところのない、地方都市近郊の長閑な半住半農の風情です。

羽越本線と並走する国道460号線の中浦界隈
羽越本線と並走する国道460号線の中浦界隈、2017年5月撮影。
2006年に歩いた時は、至近のコンビニと言えば画像中央右手に見えるセブンイレブンのみでしたが、この撮影時点ではその先にファミリーマートが進出していて、心なしか賑やかになった印象。
余談ですがファミリーマートは近年やたら出店が目立ちますなぁ。
私の住まいの地域でも、10年前は家の半径2km圏内にファミリマートなんて一軒も無かったのに、今では4軒もありますわ。
道路の左側の小屋横のバス停は「乙次」で、新潟交通観光バス運行の新発田月岡線のバス停です。
新発田から中浦、月岡両駅至近を経由して月岡温泉に至る路線ですが、運行は平日のみの一日四往復です。
過疎ダイヤの羽越本線を補完できるルートで、土休日も運行されていれば駅廻りにもついでに月岡温泉に行ってみるのにも便利なのに残念です。


中浦駅駅舎その5
駅舎のホーム側の様子、2017年5月撮影。
トイレは建物の左端のドアが出入り口で、前述の初訪問時から変わらず和式です。

中浦駅構内の様子その1
駅舎と跨線橋が隣接する構内の中央部、2017年5月撮影。
比較的新しい駅舎と国鉄仕様の古びた跨線橋のミスマッチは、当世の幹線ローカル駅にありがちな風景であります。

中浦駅構内の様子その2
中浦駅構内の様子その3
新津方から見た中浦駅構内の様子、上は2006年10月、下は2017年5月撮影。
10年強の間の変化はホーム上に黄色い太線が引かれた事と白いフェンスが設置された事、そして私的に最も重要なのは右隣の旧2番ホームの遺構化が進んだ事です。

中浦駅構内の様子その4
ホーム端部から新津方を見る、2017年5月撮影。
この時は夕方で、こちら側は逆光になります。
従って当駅の列車停車画を撮る場合は午後が正解なのです。

中浦駅構内の様子その5
新発田方から見た構内の様子、2017年5月撮影。
当駅ホームに上屋はありません。
また定期旅客列車が停まらないこの辺りは人がこないと見越してか、白いフェンスも設置されていません。

中浦駅構内の様子その6
ホーム端部から新発田方を見る、2017年5月撮影。
ホームの有効長は最大9両ですが、現在の新潟地区にそのような長編成の普通列車は存在しません。

中浦駅の跨線橋内部その1
中浦駅の跨線橋内部その2
跨線橋内部の様子、上は2006年10月、下は2017年5月撮影。
上の時点では荒廃が進んでいて、これは近いうちに撤去解体もあり得るかと危惧しておったところですが、その後内部のお色直しをして当面は安泰の様子。
当駅の2番ホームは廃止されて久しく、本来の役目は終えているこの跨線橋ですが、自由通路として使用されているのです。

跨線橋上から見た中浦駅構内その1
跨線橋上から構内の新津方を見る、2017年5月撮影。
撤去された副本線跡の草生した路盤を見ると、やはり侘しさがつのるです。

跨線橋上から見た中浦駅構内その2
跨線橋上から構内の新発田方を見る、2017年5月撮影。
画像左の茶色の建物は旧豊浦町役場で、あの辺が旧町の中心地区になります。
最初に述べたように旧豊浦町の行政文教の中心はそこなのですが、一般的に有名なのは温泉や市島邸を有する東隣の月岡地区で、羽越本線の停車場が旧町内で最初に置かれたのも月岡でした。

旧2番ホームから見た中浦駅構内
旧2番ホームから見た中浦駅構内、2017年5月撮影。
架線柱の建て方から見て、羽越本線の電化開業当時は当駅も列車交換駅として機能していたのは確実。
しかし現在はこの状態です・・・
旧2番ホームは現在も人の往来がある跨線橋出入り口付近以外は雑草が生い茂り、端部へ進むのは躊躇しました。
蛇も数匹見かけましたし、爬虫類が苦手な方はお勧めでできないところになっています。
人が立ち入らないところに除草なんて手間はかけないでしょうし、このホームはこのまま緑に覆われながら朽ちていくのでしょう。

旧2番ホーム側の駅前通り
旧2番ホーム側の駅前通り、2017年5月撮影。
こちら側にも駐輪場が置かれています。
跨線橋を自由通路として生かし続けている証と言えましょう。

新発田方の踏切から見た中浦駅構内
新発田方の踏切から見た中浦駅構内、2017年5月撮影。
信号機が置かれているということは、新発田-中浦間で一つの閉塞区間を成しているということでしょうか。

新津方の陸橋上から俯瞰で見た中浦駅の全景その1
新津方の陸橋上から俯瞰で見た中浦駅の全景その2
新津方の陸橋上から俯瞰で見た中浦駅の全景、2017年5月撮影。
俯瞰で見るとなかなかどうして、立派な構えの駅なのであります。

陸橋上から新津方を見る
陸橋上から俯瞰で見た新津方の様子、2007年3月撮影。
冬枯れのモノトーンな風景の中を往くキハ110系気動車であります。
こちら側は家並みの続く新発田方と対照的な、北海道的にも見える茫洋とした景色なのです。

中浦駅を出発するキハ52
夕刻の中浦駅を出発するキハ52形を先頭とした米坂線直通の米沢行、2005年5月撮影。

115系電車が中浦駅を出発
夕陽を浴びながら到着した115系電車新津行、2005年5月撮影。

中浦駅を出発するキハ110系気動車
皐月の爽やかな午後、中浦駅を出発するキハ110系気動車新津行、2017年5月撮影。
新津-新発田間の現在の主力車両がこの気動車ですが、数年のうちに新型気動車に置き換えられてしまうのか否か。

中浦駅に停車中のキハ110系気動車
停車中のキハ110系気動車新発田行を旧2番ホームから見てみる、2017年5月撮影。

中浦駅に到着したE129系電車
夕刻の中浦駅に到着したE129系電車新津行、2017年5月撮影。
羽越本線の新津-新発田間は電化区間というのに電車列車は朝夕のみの設定。
以前は前掲の115系電車で運用されていたこの列車も、2016年秋からE129系電車に置き換えられています。

中浦駅を通過するD51形蒸気機関車牽引のイベント列車その1
中浦駅を通過するD51形蒸気機関車牽引のイベント列車その2
春まだ遠い構内を通過するD51形蒸気機関車牽引のイベント列車新津行、2007年3月撮影。
客車はオリジナル塗装の12系です。
私が青い12系客車を見たのは今のところこれが最後です。
最後に乗ったのは1982年の夏、急行「きたぐに」だったよーな。

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