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2009年7月 5日 (日)

刈羽駅(越後線)

本日の駅紹介は越後線・刈羽駅。

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新潟県刈羽郡刈羽村に所在する無人駅で、開業は越後鉄道時代の大正元年(1912年)11月11日です。
刈羽村は柏崎市と西山町に挟まれた位置にありますが、西山町は2005年(平成17年)5月1日をもって柏崎市に編入、また同じく刈羽郡の高柳町も同時に柏崎市に編入された為、刈羽村は刈羽郡唯一の自治体にして周囲を柏崎市に囲まれた飛び地のような形になりました。

交通流動・商圏共柏崎志向であり、柏崎市に合併編入されるのが自然の流れではあるのですけれど、それが成されずにいる最大の理由は、当村に所在する柏崎刈羽原発の存在と思われます(原発は当駅から西方へ約1.5km)。
原発の存在によってもたらされる税収その他による財政的安定は、柏崎市と合併する以上のメリットを当地にもたらしているのでしょう。
原発は2007年に起きた新潟県中越沖地震で運転を停止、原発付近の海底に新たな活断層が発見され、また原発自体も運転停止後、それが原子炉とは直接関係していないものの火災発生等の不手際が目立ちました。
2011年3月の福島第一原発事故後は新潟県の原発再稼動反対の世論の前に再稼動の目処が立たない状況です。
もし原発の再稼動が認められず廃炉となれば(原発の発電力の大きさを考えると、東京電力がそうする可能性は低いと思いますけれど)、刈羽村の財政にも大きな影響を及ぼし、柏崎市への合併編入が俎上に上るのかもしれません。

さて難しい話はこれぐらいにして、本題へ移ります。

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刈羽駅駅舎の様子、2006年10月撮影。
建築財産票によると昭和59年(1984)3月31日の竣工。
駅舎竣工は越後線全線電化開業の8日前に当たります。
トイレは駅舎内に設置されていますが、出入り口は駅前広場側です。
男女兼用で非水洗式、内部はお察しください・・・。
特筆すべきは当駅の許容積雪量で、170cmという数字は近隣の駅のそれの2倍弱!
中越沖地震でも大きなダメージは受けなかったようですし、強度の高さは相当なもので
しょう。
地盤の良し悪しも関係しているのでしょうが、隣の荒浜駅は大ダメージを受けて駅舎改築のやむなきに至ったというのに。
駅舎建設の出資者がどこなのかはわかりませんが、刈羽村だとすればこれも原発マネーの威力でしょうか。
しかしハコモノ作りには気合を入れてもその後の維持管理はねぇ・・・。
その象徴的な当駅トイレの有様だと感じた次第。

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刈羽駅前広場はこのような広さ、2006年10月撮影。
ホーム脇はベンチのある小さな公園になっています。
駅前広場にはコミニュティバスのバス停とその待合所が置かれています。

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刈羽駅駅舎内部の様子、2006年10月撮影。
駅舎内はかつて有人だった事を思わせる、カーテンで閉ざされた窓口があります。
待合室内は元有人駅?とは思えない手狭さで、JR東日本新潟支社管内無人駅の
定番である朱塗りのベンチが一つと自動券売機が一台。
自動券売機の稼働時間は5:30~21:20で、稼動終了時刻の速さに一瞬早っ!
と思います。
しかしよくよく時刻表を眺めてみれば、当駅の最終柏崎行は20:46。
列車運行の実態に合わせた何の不思議もない当然の措置なのでした。
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刈羽駅前通りの様子、2006年10月撮影。
駅前すぐに酒屋が一軒、その他は長閑な小集落の家並み。
宅地は駅裏のほうがやや多めでしょうか。
国道116号線から300m程入ったところにある為、車の往来もわずかで静かなもの
です。
なおこの駅前通りを直進して出る県道には「刈羽駅入口」バス停があって、北越後観光バス運行の路線バス柏崎出雲崎車庫線が停車します。
駅から近いので便利な存在なのですけれど、土休日は本数が非常に少なく使い辛いのが難点。

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荒浜駅方から見た刈羽駅構内の様子、2004年5月撮影。
かつては2面2線だったそうで、跨線橋の建ち方や線路と並行する道の距離から、線路右側の草生した空間がレールとホームの撤去跡であろうかと推察されるところです。
架線柱の位置から見て、電化工事に着手した時点で既に撤去されていたのでしょう。

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刈羽駅構内中央部の様子、2006年10月撮影。
上屋は車両一両分です。

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西山駅方から見た刈羽駅構内、2004年5月撮影。

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構外跨線橋上から見た刈羽駅の西山駅方、2004年5月撮影。
ホーム上ではあまり見るべきところのない当駅において、見所はなんといってもここからの風景です。

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同じく荒浜駅方を見る、2004年5月撮影。
この歩道橋も恐らく原発マネーの賜物なのでしょうね。
駅前後には踏切があり、このクラスの無人駅では線路横断はそれだけなのが普通なのですから。

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刈羽駅に到着した115系電車柏崎行、2006年10月撮影。

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越後線と並走する国道116号線の刈羽駅付近の様子。
鉄道補完のバス路線として、越後交通運行の柏崎長岡線がこの道を走っていて、刈羽駅最寄は「メーソンネーラン前」です。
ただし最寄といっても駅からバス停までは500m以上ありますので、利用の際は時間に余裕を持っておいた方が吉でしょう
各駅前に直接乗り入れてはいませんが、礼拝、西山、西中通東柏崎各駅へのアクセスに使えます。
荒浜駅の場合はバス停まで距離があるので、補完とはいい難いかも。

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