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2009年6月の記事

2009年6月28日 (日)

梶屋敷駅(北陸本線)

本日の駅紹介は北陸本線・梶屋敷駅。

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梶屋敷駅の駅名標

新潟県糸魚川市に所在する無人駅で、1912年(大正元年)12月16日の開業です。
2015年3月の北陸新幹線開業に伴い、第三セクターのえちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインに移管されています。

当駅は開業後長きに渡って有人でしたが、1970年(昭和45年)春に隣の浦本駅同様に、北陸本線糸魚川-直江津間の複線電化の代償的合理化施策で無人化されて今日に至ります。
なお開業当時は西頚城郡大和川村の所在で、大和川村は戦後の昭和29年6月に糸魚川市に編入されて今日に至っています。

隣の浦本駅は浦本村の玄関駅として機能出来るのにもかかわらず、戦後までその設置が認められずに苦労したのに比べ、梶屋敷駅は北陸本線・名立-糸魚川間延伸開通時に設置されていて、その待遇の差は歴然でありなんとも妙です。
当駅は平野部、浦本駅は山と海に挟まれた地形という駅設置の立地条件の差も少なからず関わっているとは思いますけれど・・・。
開業から暫くの間、当駅は近隣の浜で採れる海産物の輸送で賑わったそうですが、梶屋敷地区には漁港は無し、一方浦本地区には浦本漁港があるのです。
やはりこの手の話によくある自治体(村)の当局に対する政治力の差だったのでしょうか?

さて当駅の駅舎は古き良き日本家屋の雰囲気を今に残す、真に味のあるいぶし銀。
まさに「古豪」と呼ぶにふさわしい佇まいです。

梶屋敷駅駅舎
梶屋敷駅駅舎全景、2006年10月撮影。
建築財産票が見当たらなかったので竣工年月は確認出来なかったのですが、受ける印象から察して開業当時からのものと推察されます。
駅舎内部は広々として、鉄道隆盛時代の幹線有人駅の賑わいぶりを今に伝えておりますけれど、土日は人っ子ひとりいないガランとした寂しさ。

梶屋敷駅駅舎内部
駅舎内部の様子、2009年6月撮影。
一台置かれている自動券売機も所在なさ気です。
ホームに出て、発着する上下の普通列車を見ても乗車は双方合わせてたったの3人。
後述する国道の賑わいぶりを見るとその差は歴然です。

駅前広場も広く、月極駐車場を置くだけの余裕があります。
でもこの辺りじゃあ、自動車通勤当たり前でしょうけれどね・・・。

駅と国道8号線の間には、一応駅前商店街を形成する通りがあります。

梶屋敷駅前通り
土曜の昼下がりの駅前通り、営業しているのは理容店と酒屋が一軒きり。
2006年10月撮影。

梶屋敷駅至近の国道8号線
鉄道と並走する国道8号線の駅付近はご覧のような通行量。これがなかなか途切れません、2006年10月撮影。
沿線の信号機の絶対数が少ない上に、歩行者横断は概ねボタン式なのがその原因かと。
それだけ歩行者が少ない事の表れでもあります。
なお国道には糸魚川バス運行のバス路線が設定されています。

梶屋敷の浜
かつては漁で賑わったという梶屋敷の浜、2006年10月撮影。
この画は浦本(上越)方面を望んだものです。
糸魚川方面はテトラの群れとゴミで画になりません。

さて駅に戻って構内を見分。
梶屋敷駅構内は二面三線で二面のホームは糸魚川側に向けて緩やかなカーブを描きつつ伸びています。

梶屋敷駅の1番線その1
1番線の糸魚川方から見た構内、2004年3月撮影。
ゆるやかに右旋回する長いホームが中々良い感じ。
この長大さは蒸機牽引の長大編成列車が発着していた鉄道隆盛時代の面影をよく残しています。

陸橋上から見た梶屋敷駅構内

北陸本線を横断する陸橋から俯瞰で見た構内の直江津方、2006年10月撮影。


梶屋敷駅の1番線その2
1番線の直江津方から見た梶屋敷駅構内、2006年10月撮影。
現在使用されているホームは駅舎側1番(直江津方面乗り場)と旧島式の3番(糸魚川方面乗り場)で、北陸本線の駅定番の列車接近警告アナウンス付き。
旧中線の2番は線路がホーム中ほどから糸魚川方面は撤去済み、直江津方面には車止め付きで残存していて、上下本線とも繋がっており生きていました。

梶屋敷駅の旧島式ホームその1
旧島式ホーム端から直江津方を見通す、2004年3月撮影。
この旧中線、保線作業の際に工事車両が出入りする事があるのかもしれません。

旧島式ホームの待合室
旧中線の車止めが置かれた終端と島式ホーム上の待合室、2012年6月撮影。

跨線橋上から見た構内
跨線橋上から構内の直江津方を見る、2012年6月撮影。

梶屋敷駅の跨線橋
跨線橋内部の様子、2012年6月撮影。
この時はきれいでしたが・・・
二面のホームは跨線橋で連絡・・・しかしこの跨線橋がなかなかパンチ効いてます。
私が当駅を二度目に訪れたのは2006年の秋。
その時、跨線橋の内部は小型のスズメバチさんたちの巣窟・・・。
息を止めタイミングを計って一気に抜けるより手は無し。
行かなきゃ糸魚川方面への電車には乗れない・・・。
無事成功は致しましたが、もう生きた心地がしませんでしたよ・・・(半泣)。
ホーム上にもやたら虫が多くて、カメラを構えたところを見計らったように顔面に飛び付いてきやがるし!(怒)
ローカル無人駅廻りに秋口は鬼門です、ホントに。

梶屋敷駅に進入した特急「はくたか」
下り線に進入した下り特急「はくたか」越後湯沢行、2004年3月撮影。

梶屋敷駅を通過する特急「はくたか」
秋雨降りしきる中、下り線を通過する越後湯沢行特急「はくたか」、2013年10月撮影。

梶屋敷駅を通過する485系電車特急「北越」その1
秋雨のそぼ降る梶屋敷駅を通過する485系電車R編成の特急「北越」新潟行、2013年10月撮影。


梶屋敷駅を通過する485系電車特急「北越」その2
上り線を通過する485系電車R編成の特急「北越」金沢行、2013年10月撮影。



梶屋敷駅に停車中の475系電車その1
下りホームに停車中の475系電車直江津行、2009年6月撮影。

梶屋敷駅に停車中の475系電車その2
夕刻の下りホームに停車中の国鉄交直型急行色の475系電車直江津行、2012年6月撮影。

梶屋敷駅に停車中の475系電車その3
秋雨に煙る梶屋敷駅に停車中の青一色475系電車富山行、2013年10月撮影。

梶屋敷駅を出発する413系電車
夕陽を浴びながら上り線を出発する413系電車富山行、2012年6月撮影。


梶屋敷駅を出発する419系電車

初夏の夕刻、上り線を出発する419系電車富山行、2009年6月撮影。

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