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2008年4月20日 (日)

新潟交通電車線廃線跡探訪その十六・月潟駅跡

新潟交通電車線廃線跡探訪・第十六回は月潟駅跡。

西蒲原郡月潟村(現・新潟市南区・・・なお、新潟市の南端はこの旧月潟村地域で、私の住まいからの距離は直線で20kmあります。新潟市東端からの直線距離は実に約40km! 
無駄に広いというかなんというか・・・)に所在していて、東関屋駅から21.6km、曲駅から2.5kmの地点にあります。
月潟駅の開業は白根-燕間が開通した昭和8年(1933年)8月15日で、開業当時は白根-月潟間に中間駅は存在せず、その距離4.2kmをノンストップで走っていました。
平成5年(1993年)8月1日に月潟-間が廃止された後は、電鉄線南の起終点として機能していました。
月潟駅跡は電鉄線内で唯一、現役当時の姿を保ったまま保存されており、かつて電鉄線で使用されていた電車2両と除雪車1両がホームに横付けされて、静態保存展示されています。


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月潟駅駅舎の様子、2008年3月撮影。
2004年5月の電鉄線廃線歩き時に見た廃駅舎と異なり、綺麗に保存されています。
古い建物でも人の手が入るかどうかで劣化度は全然違います。
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曲駅方から見た月潟駅の様子、2008年3月撮影。
こちら側の駅構内は駐車場になっています。

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燕駅方面はご覧のように遊歩道になっています、2008年3月撮影。

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曲駅方の駐車場の様子、2008年3月撮影。
こちら側にはトイレがありますから、安心して見学できるのです。

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月潟駅のホームに据え付けられて展示されている「かぼちゃ電車」、2004年5月撮影。

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燕駅方にはキ116形除雪車が連結展示されています、2004年5月撮影。

私は2004年五月と2008年三月に月潟駅跡を訪問しましたが、いずれもホーム内・駅舎周り(駅舎内は立ち入り禁止です)共に綺麗に保たれており、食べカスやペットボトル、タバコの吸殻などの無粋極まるものは一切落ちておりません。
駅跡の鉄道施設の管理は「かぼちゃ電車保存会」の方々が行っているとの事ですが、きっと清掃もまめに実施されておられるのでしょう。
この駅の保存に携わる方々の、廃線から9年後の今直変わる事のない意識の高さと情熱に深く頭を垂れ、敬服並びに感謝するものであります。

さて月潟駅で特筆すべきなのは、電鉄線の東関屋-月潟間において唯一、「駅前商店街」が存在している事です。
人口が集積している旧黒埼町中心部(越後大野黒埼中学前新大野)以外の駅は住宅地のど真ん中が農業地域の小集落に存在し、味方村は村の中心部を通るものの、「駅前
商店街」は形成されていません。
相応の周辺人口を抱えていた旧黒埼町中心部三駅にしても、商圏は国道を軸にして広がっていて、各駅はその末端という形になっていました。
月潟駅前商店街といっても、個人商店と一般住宅が混在していて明確に商圏を形成しているわけではないのですが(ただし、銀行の支店はあります。電車線の駅近くに銀行があるのは、新潟市中心地区に含まれる東関屋~平島と黒埼中学前、そして当駅のみです)、駅を中心にストリートが形成されているその情景は、これまで正直うらぶれたイメージの駅跡を見て時にはヘコたれた身にとっては、眩く賑やかに映るのであります。
なお、この先燕駅に至る区間は電鉄線の遺構はほとんど残っておらず、中間の六分、新飯田、灰方の各駅跡はかつて駅が存在していた事を示す駅名票がおかれているだけだそうで、燕駅には電鉄線駅の面影は全くありません。
唯一、小中川駅跡のみはホーム状の休憩所に整備されており、そこから月潟方面へ向かって廃線跡とおぼしき小道が通っていて、私も燕から月潟へ行く路線バスの車中からそれを確認しました。
新生町バス停至近ですが、路線パスの日中の便は2008年3月現在で一往復しかなく、非常に不便でした。
燕駅からの距離は5km弱、月潟駅跡からは7kmというところで、クルマ無しには訪問困難な場所です。
周辺人口は結構あってクルマの通行量も多く、僻地のイメージにはほど遠いところなんですけど・・・。

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白根方から見た月潟駅駅前通りの様子、2008年3月撮影。

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月潟駅駅舎の手前には「月潟商店街」の案内板があります、2008年3月撮影。

おまけ*駅前にいたぬこさん

Tsukigatanuko
私はぬこさんに会うとしゃがんで両目ウインクをしてコミュニケーションを試みるのですが、この冬毛もふもふの彼氏?はこちらに敵意がないと見るや、ひたすらガン無視(泣)。
話しかけても耳すら動かさんYO・・・
見ず知らずのオサーンよりも、すぐ近くの木の上で盛んに囀っている鳥サンに興味深々のご様子ですた。

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