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2007年6月 7日 (木)

FXはF-15かタイフーンか

次世代戦闘機導入を推進中の日本政府が、先端戦闘機であるユーロファイターを
製造する ヨーロッパ最大防衛産業体BAEシステムズと購入協議を始めたと
ファイナンシャルタイ ムズ(FT)が1日、報道しました。

以前のエントリーで書いたように、反米親北にもかかわらず米国最新鋭ステルス
戦闘攻撃機F-35を売ってもらえるつもりでいるウリナラさんたちにとっては

「ウリナラ一流(F-35)♪ チョッパリ三流(タイフーン)♪ ウリナラマシンは
えふさんごー♪(ホルホルホルッ)」(カステラ一番電話は二番♪三時のおやつは文◯
堂~♪のメロディでどーぞ!)

ウリナラ空軍史上初、次期戦闘機競争においてこざかしいチョパーリに初めて完全
勝利を収めた! 美国に見捨てられたチョパーリはステルス性が無く生まれながら
にして旧式なタイフーン、ウリナラは最新鋭世界最先進戦闘機F-35!! 
これは美国がウリナラをいかに重要な頼りになる同盟国と見ている何よりの証!!! 
ウリナラサイコー!!!!ウリナラナンバーワン!!!!!

・・・などとモニターの前で狂喜乱舞する、ウリナラの軍ヲタネチズンの姿が私の
の心眼に見えましてごさりまする・・・。
韓国マスコミでも「日本に勝った!」という意識があるので、日本のマスコミに先駆
けて報じているんでしょうね。
我が国だって、ファントムの退役時期をもう少し遅らせる事が出来ればF-35が
現実的に見て最有力候補になると思いますが、そうもいかないのでタイフーンだ
F-15FXだと言っているわけでして・・・。
ファントムとF-5E/Fが老朽化で墜落事故続発になっても、後継機導入まで
だましだまし使うつもりのウリナラ空軍とはその辺の意識が違います
ので・・・良し悪しは別にして民族性の違いでしょうかね?

さて、この報道が事実ならば、我が国政府もF-22導入は無理と考えていると
見てよいのでしょうか。
そして次善の策としてはF-15FXかタイフーンか。
空自の現場的には教育訓練、保守整備の観点から見て当然F-15FXなので
しょう。
しかしギョーカイとしてはいまさらの感のある、新技術習得にも大して役立たない
イーグルよりは明らかに一世代進んだ設計と技術のタイフーンのほうが旨みが
大きいでしょう。
また技術移転云々の話が出ているからには、タイフーンの導入形態は輸入では
なくライセンス生産。
ファントム後継としてだけ考えるのであれば導入機数は50~60機。
ライセンス生産は100機以上でないと費用対効果が悪いと言われておりますの
で、近代化改修に不適で機体寿命にはまだ余裕があるものの、第一線の戦闘機
としては既に旧式化しつつあるF-15preMSIP型の退役時期を繰り上げて、
タイフーンで代替を図るのでしょうね。
F-15preMSIP型の実戦部隊3個飛行隊所要は予備機込みで70~80機程度
ですので、ファントム後継分と合わせて120~140機。
これを今次防最終年の7機を皮切りに次々々期防最終年度あたり(2025年)
まで予算を付けてライセンス生産が良いのかなぁ、ギョーカイのお仕事的にも
preMSIP型の減価償却その他の面倒なお話的にも。
年平均の予算付けは7.5機~8.75機になりますが、生産時期の恐らく
2/3はF-15MSIP型の近代化改修と重なりますから、ギョーカイのマンパワー
の点から見てこのぐらいの年平均生産機数が妥当でしょうか。

残る問題はアメリカ様の意向と日本国内の政治情勢。
アメリカ様は商売的に見ても日本の軍事航空技術が米国の掌から離れる事を決し
て許さない点から見ても、タイフーン採用には相当の圧力をかけてくるかもしれま
せん。
お宅がF-22を売ってくれないからこうなるんだぞと言ったところでアメリカ様が
ハイそうですかとおとなしく手を引くはずもなく、F-15FXを猛プッシュしてくるで
しょう。
「タイフーン採用は日米同盟に深刻な影響を及ぼす懸念有り」とか何とか「米政府
高官」や「米政府筋」の発言として報道させれば、松岡農水相の疑惑だらけの自殺
や年金問題などの内政要因でアップアップの安倍政権にとっては看過できない話
になります。
外交の基軸である日米同盟関係において米国の不興を買えば政権は四面楚歌、
とても持たないでしょうからね・・・。

政権の維持運営上、どうしてもF-15FXを採用せざるを得ないのであれば、バー
ターとしてF-15preMSIP型の後継機にF-35の空自仕様(要撃戦闘強化型)
ライセンス生産導入、それも大幅な技術移転込みでとアメリカ様に確約させる
ぐらいの事を吹っかけて欲しいのですが、そこまでの度胸が果たして我が国
政府に・・・?

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コメント

タイフーンの採用が現実味をおびてきましたね。やったぁ!!
僕はアメリカの機嫌をとるためにP-Xなんて無理な開発はやめてP-8をアメリカから買ったらいいと思います。

F-35って共同開発国ですらいつ配備できるか解らないのに韓国に売ってくれたとしても相当、先の話でしょう?

投稿: アラメイン伯 | 2007年6月 9日 (土) 23時14分

P-8の場合、UAVとの密接な連携によるミッションが前提に
なっているので、そのまま海自で使うのは無理でしょう。
仮に海自で使うとなっても、まずUAVの基地をどこに置くかで大問題になりそうです。
広域偵察用に導入する予定のグローバルホーク若しくはプレデター発展型にしても、無人機に
対する基地周辺住民の懸念に配慮して云々
(「軍事研究」誌では硫黄島に配備する他ないと触れられてありましたが)の状況では反対運動に見舞われ、政治問題にも発展しかねません。
従ってP-8をもし導入する場合、日本独自にUAVをオミットしたミッション単機自己完結式に変更しなければなりませんが、ただでさえ高額なP-8の価格を更に押し上げる事は確実です。
そういう点を考えると、最初から日本独自の要求に沿って設計された
P-Xの方が、ギョーカイのお仕事の都合を抜きにしても賢い選択か
なぁと不肖みさっちは思いますが・・・。
みさっち的には空自のC-Xが無駄のように思われますけどね。
C-17では能力が過剰、C-130Jでは航続力が不足なんでしょう
けれど・・・。

投稿: みさっち | 2007年6月10日 (日) 22時14分

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