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2007年2月13日 (火)

北越急行ほくほく線・虫川大杉駅

本日の駅紹介は北越急行ほくほく線・虫川大杉駅。

2016年6月19日、記事を完全リニューアルしました。

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新潟県上越市に所在する無人駅で、開業は北越急行ほくほく線開通と同日の平成9年(1997年)3月22日。
開業当時の所在は東頸城郡浦川原村で、同村は平成の大合併によって平成17年に新潟県第三の都市・上越市に編入されて現在に至ります。

列車交換駅で長いホームを持つ立派な構内の虫川大杉駅ですが、浦川原村の中心地区は隣のうらがわら駅です。
当駅は周辺人口も少なく、公共交通の結節点という位置付けです。
当駅から南に3km行くと浦川原村の隣町である安塚町の中心地区があり、虫川大杉駅は安塚町の玄関駅としての機能も多分に併せ持っています。
浦川原村と安塚町が上越市に編入される以前の2006年時点では、うらがわら駅前-安塚間の路線バスがほくほく線列車に接続する形で一日12往復運行されていました。
広域合併後の現在でもその機能は健在ですが、路線バスは平日9往復。
休日は全便運休になっていて、地方の公共交通需要の衰退がここにも現れているのです。

上越市統計年鑑によると、平成19年度の虫川大杉駅年間乗車人員は50,640人で単純計算すると一日平均約139人。
浦川原村中心地区に所在するうらがわら駅よりも僅かに多いレベルで、駅周辺の様子を見るに相当に多く感じられる数字なのです。
この健闘の要因として考えられるのは、当駅が前述したように安塚地区の玄関駅としての機能を持っているのと共に、当駅から安塚地区中心地区に向かって約2km地点に所在する県立安塚高校の存在だと思われます。
しかしこの安塚高校、県立高田高校の分校が安塚地区に開校したのと引き換えに2015年に募集を停止したそうです。
在校生が卒業したら学校は廃校になるわけで、高田高校の分校が代わりに出来たとはいえ、これが虫川大杉駅の乗車人員にどう影響するかですね。

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虫川大杉駅駅舎の様子、2012年6月撮影。
日本有数の豪雪地帯に所在する駅としての何よりの証が、三角の切り立った屋根。
下の画像の出入り口正面に自動券売機が一台設置されています。

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対面式ホームへの出入り口付近の様子、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅待合室の様子、2012年6月撮影。
隣のうらがわら駅の待合室と同じ造りで、浦川原村の駅としての統一感と予算の効率化を図っての産物なのでしょう。
天井は高く開放的な室内ですけれど、虫はかなり入ってきそうではありますな。
なおトイレは画像の反対側(私の立ち位置)側にあります。

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ホーム横の待合室、2012年6月撮影。
こちらはほくほく線の定番スタイル。
この時点では運行案内板は設置されていませんでした。

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1番ホームのうらがわら駅方から見た虫川大杉駅構内の様子、2012年6月撮影。
当駅の最大の特徴がこの長大な本線ホーム。
9両対応は国鉄以来の幹線系駅であれば珍しくない有効長ですけれど、当駅の場合は比較対象がほくほく線定番の二連対応ホームなので、錯覚効果全開でとてつもなく長大に映るのですよ。
虫川大杉駅から南に12kmほどの距離にある、キューピットバレイスキー場へのアクセス用に、シュプール号停車を見込んで9両の有効長をとったのです。
しかし当駅が開業した頃、既にシュプール号は斜陽の一途というタイミングの悪さ。
特急「はくたか」が定期停車することも無く、現在では完全に遊休化していますなぁ。

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1番ホーム端からうらがわら駅方を見る、2012年6月撮影。
虫川大杉駅からうらがわら駅は2kmと近く、国道を歩いても40分あれば行けます。

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1番ホーム上から見た2番ホームの全景、2012年6月撮影。
これがほくほく線の駅としての本来の姿なのですが、一番ホームと比べるとかなり貧相に見えてしまいますね。

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1番ホーム出入り口付近から、虫川大杉駅構内のうらがわら駅方を見る、2012年6月撮影。
1番ホームは長大ですが、上屋は三両分ほどです。

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1番ホーム端から、ほくほく大島駅方を見る、2012年6月撮影。
虫川大杉駅は、ほくほく線の前身である国鉄北越北線の建設計画時点で列車交換駅とされていて、特急「はくたか」同士の交換も可能な余裕ある広い構内です。

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現在はその役目を終えている160kmの表示、2012年6月撮影。
私はとうとう「はくたか」のほくほく線内には乗らず終いでした。
当駅やまつだい、くびき両駅で見たあのスピード感を車内で体験出来なかったのは極めて残念。

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両ホーム間を結ぶ地下道、2012年6月撮影。
ほくほく線の地下道ってみんなこんな感じですけれど、もうちょっと商売っ気を出してもいいような。
地元や周辺の観光やイベントのポスターを貼るとか。
ゴチャゴチャ貼りまくるのは少々ウザいのですが、こうも無味乾燥としてひえびえとしていると、人気が少々欲しいなぁと。
でも貼ってもあまり効果は無いんだろうなぁ。
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短い2番ホームのうらがわら駅方から見た虫川大杉駅構内、2012年6月撮影。

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同じくホーム端からうらがわら駅方を見る、2012年6月撮影。
当駅のホーム配置がいかに非対称か一目瞭然です。

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2番ホーム上から見た、国道253号線側の駅周辺の様子、2012年6月撮影。
手前の整備途上の道は、現在国道になっています。

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2012年6月時点の虫川大杉駅発車時刻表。
2011年3月改正ダイヤ時点では六日町・越後湯沢-当駅間の区間列車が一日一往復運行されていましたが、この時点では全区間運行に改めているようです。
列車交換が無い場合の列車発着は一番ホームです。
当駅の列車交換機能は2016年3月改正時点でも健在で、一日八回の列車交換が見られます。

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虫川大杉駅で顔を揃えたHK100形電車の一般仕様車と「ゆめぞら」号、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅2番線を出発したHK100形「ゆめぞら」号の直江津行、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅1番線を出発したHK100形電車の越後湯沢行、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅を高速通過する特急「はくたか」の雄姿、2012年6月撮影。
「はくたか」に代わるほくほく線の看板列車、超快速「スノーラビット」は2016年3月改正時点で上り一本が停車しています。

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虫川大杉駅前の様子、2012年6月撮影。
当駅は前述したように公共交通の結節点としての役割が色濃く、周辺は民家も少なく長閑・・・というよりはがらーんとしていています。
周囲のロケーションに比べて駅が立派な造りだと、そういう感覚に陥るのですよ。

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虫川大杉駅周辺の見所と言えばまずこちら、駅名の由来にもなった「虫川の大スギ」です。
2012年6月撮影。
駅からフラフラ歩いて約8分、画像中央右の白山神社の境内にそれはあります。
画像左側にチラリと映っているのは、ほくほく線の高架です。

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画像右側が「虫川の大スギ」、2012年6月撮影。

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白山神社の社殿、2012年6月撮影。

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「虫川の大スギ」は樹齢千年以上、樹高約30m。
白山神社の御神木です。
しかしこれだけの樹齢だと流石に天然の状態というわけにもいかないようで、ご覧のように太い幹には補強が?

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白山神社から数分の墓地前が、「虫川城跡」の入り口です。
2012年6月撮影。
戦国時代の山城跡で、このような山深い地であっても川が合流し道の通じるところには、このように城が築かれて周囲を牽制していたのです。

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ここから城跡に登っていきます、2012年6月撮影。

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こう見るとかなり高度を稼ぎそうな勾配なのですが・・・、2012年6月撮影。

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しかし標高は94m、登り始めて約五分で本丸跡に到着、2012年6月撮影。

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本丸跡から俯瞰で景色を存分に・・・とはいかないのが残念、2012年6月撮影。


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山間の緑の田圃を突っ切るほくほく線の高架、2012年6月撮影。
画像中央右が虫川大杉駅です。
高架から築堤になるあたりから構内になります。

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駅がいかに立派に見えても、後背の山の圧倒的なボリュームに比べればこんな感じ、2012年6月撮影。

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虫川大杉駅から国道253号線に出る県道の様子、2012年6月撮影。
この道を奥に向かって直進すると、旧安塚町中心部に出ます。

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虫川大杉駅近くの国道253号線旧道の様子、2006年9月撮影。
撮影時点ではこの道が国道でしたが、現在は駅前至近に道が作られて国道になっています。
「虫川商店街」と掲げられていますけれど、商店はT字路正面の菓子店が目立つ程度でしたっけ。
かつては「商店街」と言えるほどの店があったのか、それともほくほく線開業に乗じた地区のイメージアップの為に命名したのかは定かではありませんが・・・。
現在もコンビニ等は無いようですな。

当駅を初訪問した2006年9月、国道から虫川大杉駅へ向う県道に入ると、歩道前方に黄色い物体を発見・・・。
接近するにつれ、それは犬ほどの大きさの動物が歩道に座っているように見えてきます。・・・まさか野犬さんとのご対面かっ!?
山深い地ゆえ、野犬さんがいらっしゃっても不思議ではなし。
今まで野犬さんとは幸いにしてコンニチワした経験のなかった私でしたが、今度こそは年貢の納め時かっ!
これは腹を括ってかからねばなるまいと脳内物質を猛烈に分泌開始して合戦準備、アドレナリンがびっちゅびちゅで喉が渇くぅ!、唇がかさつくぅ!!
「この腕を砕けぃ! この目をえぐれぃ! されど貴様には死あるのみぃっ!!」
・・・なんて拳王様の芝居染みた決意を胸にぐいぐい進むと・・・幽霊の正体見たりなんとやらで、私のウエスト63の柔腰も思わずへなへなぁ~・・・。

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・・・こんなモン、歩道に置いとくなよなぁ、お客様歓迎の気が利いたオブジェのつもりでつか?
他にもこのようなあにまる置物が何種類も歩道に点在していました。
ロケーションが野犬やサル・クマがいらっしゃっても不思議じゃないトコロだけに、マジで本物と見間違えてビビリましたがな・・・、なんちゃって都会人のガラスの心臓にはすこぶるよろしくないんですけど・・・w。

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