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2006年12月 9日 (土)

只見線・柿ノ木駅

本日の駅紹介は只見線・柿ノ木駅。

2016年2月28日記、リニューアルを実施しました。

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新潟県魚沼市(旧・北魚沼郡入広瀬村)に所在した無人駅です。
手元の資料には駅開業は1987年3月31日となっておりますが、それ以前から時刻表には(臨)柿ノ木として表示されており、Wikipediaによれば1951年3月1日に仮乗降場として開設されたとの事です。
仮乗降場としての開業時点の所在もやはり入広瀬村でした。

柿ノ木駅は気動車2両が収まる程度の短いホームと、簡素な待合室があるきりのシンプルなもの。
当駅と同様にその出自が仮乗降場であった薮神魚沼田中上条の各駅よりもその姿は一段と素朴。
只見線の他の無人駅同様に券売機も乗車証明発行機もありませんし、トイレもありません。
駅前には国道252号線が通りますが、小出から入広瀬本村まではクルマの通りが絶えないこの道路も、この辺りまでくると閑散としております。
駅前の道路沿いの狭い範囲にに小集落があるきりで、その周辺は山間地域に田圃が点在する鄙びた情景が右にも左にも・・・。

周囲を山に囲まれて、只見線に沿って流れる信濃川系の支流・破間川沿いにわずかに開けた地に静かに佇むこの情景・・・。
私的には「山間の駅」の美的観点としてベターな一典型と断言できる贔屓な駅です。
遠からず近からずで程良い距離を保つ周囲の山々、地域の農家の御年寄が大切に守っておられる田圃、駅前の僅かながらも確かな地付きの方々の生活の息遣い・・・
これらの要素が渾然一体となって独特の味わいを醸し出しますです・・・。
駅から大白川方面を見た、山懐に抱かれたこの姿、夕方、二条の光を放ちつつ近づく気動車の轍の響き・・・。
どれも皆味わい深い。

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柿ノ木駅待合室の様子、2004年7月撮影。
出入り口右上の建築財産票を確認し忘れたのが一生の不覚orz。
建物を補強する支柱が、この地が名にし負う豪雪地帯である証であります。

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柿ノ木駅待合室内部の様子、2008年4月撮影。
壁に沿って造られた旧家の縁側のようなベンチ(と表現していいものやら)は古き良き昭和の生活の地続きの郷愁を誘う風情。
除雪用具とストーブはこの地らしいアイテム。

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入広瀬駅方から見た柿ノ木駅の様子、2004年7月撮影。

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ホーム端から入広瀬駅方を望む、2004年7月撮影。

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大白川駅方から見た柿ノ木駅全景、2004年7月撮影。

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柿ノ木駅に進入する夕刻のキハ40系気動車小出行、2004年7月撮影。

柿ノ木駅は2013年3月ダイヤ改正で、定期列車が全て通過する臨時駅に格下げ、二年後の2015年3月ダイヤ改正で廃止されました。
新潟県内の鉄道駅で、ここ二十年内で廃止されたのは米坂線・花立駅に続く二例目になりました。
下記の画像は臨時駅格下げ直後の2013年5月に再訪した時のものです。
訪問は南越後観光バス運行の小出-大白川間路線バスを利用しました。

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チェーンで閉鎖された柿ノ木駅出入り口の様子。
看板には、
「只見線「柿ノ木駅」は平成25年3月16日のダイヤ改正以降、定期列車は停車いたしませんのでご注意ください。最寄の大白川駅または入広瀬駅をご利用くださいますように
お願いいたします」
との表記。

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柿ノ木臨時駅とその周辺の風景。
画像左の道路が国道252号線です。
駅前には小集落があるので只見線・田子倉駅や上越線・土樽駅のような無人地帯ではないのですけれど、それでも臨時駅化そして廃止の憂き目。
鉄道で通学する高校生がいなくなったから廃止という噂も聞きますけれど。
小中学生の通学については、スクールバスや路線バスで問題無いという判断なのかもしれません。
ちなみにこの時点で駅近くの「柿ノ木」バス停ダイヤは下記の通り。
バスダイヤはその後変化がないので、基本的にこのままだと思われます。

小出行
07:34 12:42 17:27

大白川行
07:09 12:17 17:02

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入広瀬駅方の踏切から見た柿ノ木臨時駅の様子。
当駅の待合室はけして大きくないのに、ホームが小さく短いので、立派な建物に映ります。

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線路と並行する道路から見た柿ノ木臨時駅。
画像右手近くを破間川が流れているのですけれど、それをあまり感じさせないのが当駅の特徴。
周囲の緑と素朴な停留所の佇まいに目が奪われてしまっているからかもしれません。

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臨時駅化してもなお健在だった、JR東日本定番型の駅名票。

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線路に並行する道路の大白川方から見た柿ノ木臨時駅。
このアングルから列車を見たかったですなぁ。

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