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2006年11月10日 (金)

近未来の護衛艦隊勢力予測

「ミリタリー」カテゴリの前回エントリーで「明日以降に改めて」と書きつつ、
すでに二ヶ月・・・(汗)。
防衛庁の来年度予算概算要求で、来年度から三年間で4隻建造予定の
新型護衛艦(DD)と、来年度及びその後で計2隻建造予定?の海洋観測
艦(AGS)のおよその建造予算が判明したところで、現中期防(平成17~
21年度)のおよその艦艇建造予算が類推可能になり、その延長線上で
次期中期防(平成22~26年度)及び次々期中期防(平成27~31
年度)の艦艇建造予算を乱暴かつ強引に類推し、そこから我が国の海の
守り・海上自衛隊の護衛艦隊の近未来の勢力を導き出すのが、今回
エントリーのテーマであります。

現中期防内における艦艇建造は以下の20隻(多分)。
ヘリ護衛艦(DDH)x1隻
汎用護衛艦(DD) x4隻
潜水艦  (SS) x4隻
掃海艇  (MSC)x6隻
海洋観測艦(AGS)x2隻
敷設艦  (ARC)x1隻
支援艦  (AMS)x2隻

これにイージス艦のMD対応改修を含めると、艦艇建造及び大規模改修費
合計は9,500億円弱と思われます。
前中期防、前々中期防ベースと比較して500億円程度の減少になっています。

次期中期防以降は、防衛予算の削減傾向を考えるとこの程度を確保できれば上々
と考えて類推します。

そうすると次期中期防の艦艇建造は以下の19隻(護衛艦隊の戦力構成が、
現在の構想と変化ないとの前提に立ちます)。

DDHx2隻(現用「しらね」「くらま」の代艦)。
DD x2隻(現用「はたかぜ」「しまかぜ」の代艦・・・本来はイージス艦で
代替すべきですが、日本も開発に参加している次世代イージスシステムが、
この時期に実用化=戦力化が間に合わないかもしれない事を考慮し、
次世代イージス艦は次々期中期防に導入するとして、それまでのストップ
ギャップとして現中期防で調達される19DD型を2隻追加調達と仮定します)。
SS x4隻、MSCx6隻、AGSx1隻(現用「わかさ」の代艦)、
AS(潜水艦救難艦)x1隻(現用「ちよだ」の代艦)、LSU(輸送艇)x2隻
(現用「ゆら」・「のと」の代艦)、AOEx1隻(現用「とわだ」の代艦)。

これに加えて、今年度末に一番艦が就役する新型イージス艦「あたご」
「あしがら」にMD能力を追加装備させるとすると、およその予算は9,000億円
台前半と大雑把且つ乱暴に推算します。

この次期防での建造計画が完成する平成30年度の護衛艦隊勢力は・・・
機動運用任務:DDHx4隻、イージスDDGx6隻、DDx22隻
(19DD型x6隻、たかなみ型x5隻、むらさめ型x8隻、あさぎり型x3隻)。
近海防衛任務:DDx3隻(あさぎり型)、DEx4隻(あぶくま型)。
護衛艦数は合計39隻(他に員数外の練習艦として、DDx3隻=
むらさめ型x1隻、あさぎり型x2隻)。
現在の防衛計画大綱別表では、護衛艦数は約47隻とされております
ので、8隻(17%)の減少になります。
80年代に12隻就役したDD「はつゆき」型の退役ペースに、予算が
全く追いつかない為です。
MDや島嶼防衛・海外派遣には何とか対応できますが、近海防衛について
は、津軽・対馬の両海峡監視プラスアルファ程度しか出来ません。

さらに次々期中期防を類推しますと、艦艇建造予想は下記の19隻。

DDGx2隻(次世代イージス艦で、性能は凄いがお値段の方も・・・orz)
SSx4隻、MSCx6隻、AOS(音響測定艦)x2隻(現用「ひびき」
「はりま」の代艦)、ATS(訓練支援艦)x1隻(現用「くろべ」の代艦)、
LSUx2隻(現用「1号」「2号」の代艦)、AOEx2隻(現用「ときわ」
「はまな」の代艦)。

護衛艦建造はたったの2隻ですが、それでも総額は9,000億円を恐らく超えます。
次世代イージス艦がトンでもないお値段なのに加えて、新型AOEも相当の
高額になるのが予想されますので・・・。
次期中期防完成時では現役であったDD「あさぎり」型x6隻と
DE「あぶくま」型x4隻、計10隻が退役しますが、現状レベルでの予算では
「彼女たち」の退役に全く追いつけません。

この次々期中期防が完成する平成35年の護衛艦隊勢力は下記の通り。
機動運用任務:DDHx4隻、DDGx8隻、DDx19隻(19DD型x6隻、たか
なみ型x5隻、むらさめ型x8隻)。
近海防衛任務:ゼロ。
護衛艦数合計は31隻。
他に員数外の練習任務として、DDx3隻(むらさめ型x1隻、あさぎり型x2隻)。

現防衛計画大綱別表の約47隻マイナス16隻(38%減)。
近海防衛任務は海保に完全に丸投げ(現用「はやぶさ」型ミサイル艇の代艇
建造すら難しい状態)、機動運用任務を全うするので精一杯です。

2ちゃんねる等を見るに、軍ヲタ諸氏は空母導入とか日本版LCSの建造とか、
勇ましいご意見を拝聴する事ができますが、予算の現実をシビアに考える限り、
それらは夢のまた夢・・・、特に空母導入など、正気の沙汰ではありません。
日本版LCSは私も非常に魅了されておりまして、もし予算の問題が相当緩和
されるのであればぜひ導入してもらいたいのですが・・・。
護衛艦47隻体制を維持するとして、次々期中期防完成時において不足するの
は16隻。
この16隻を日本版LCSで充たすとなると、満載排水量3,000トン台半ば、建造
予算400~500億円として、総額は6,400~8,000億円というところ。
次期及び次々期中期防の十年間で建造するとして、一中期防当たりの艦艇
建造予算は3,000億円以上のアップが必要・・・。
やはり無理な相談のようです・・・。

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