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2006年11月の記事

2006年11月22日 (水)

来年は福浦クンが欲しいと言い出しそうなジャイアンツ愛

日本ハムからフリーエージェント(FA)宣言した小笠原道大内野手(33)が
22日、巨人入団の意向を表明しました。
→http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20061122-00000013-kyodo_sp-spo.html

前々から既定路線として語られてきた小笠原選手のジャイアンツ移籍が
とうとう現実の事となりましたが、私的には「なんだかな~・・・」。
小笠原選手は2000年のシーズン(イチロー選手のNPBラストシーズン)
に打率リーグ3位で30本塁打・100打点をマークした頃から、あの古武士
のような風貌もあいまって「イチローがいなくなっても、スターはまた出てくる
もんだなぁ~」と贔屓な選手の一人でしたけど、ジャイアンツには来てほしく
なかった、ファイターズで現役をまっとう若しくはMLBに挑戦してほしかった
・・・という想いです。
腰の具合があまりよくなくて、それ故ポジションを本来の三塁から一塁に
変えたそうですが、ジャイアンツは一塁にチーム一の大砲スンヨプ選手が
おりますので、九分九厘三塁を守る事になるのでしょう。
選手キラーな固いグラウンドを持つ東京ドームで、腰の悪い選手が三塁を
シーズン通して守り通せるのか?
この辺がジャイアンツの補強のチグハグなところ。
ヤンキースのようなやり方なら小笠原獲得→スンヨプトレード→一線級の
リリーフ投手獲得となるのでしょうが、いい選手は例え飼い殺しにしてでも
(かつての広沢、江藤両選手のように)囲っておくのがジャイアンツ流w。
やがて用済みになった外様選手は何のリスペクトもなくポイ捨てです。

先日の仁志選手の「追放」同然のトレード、ここ数年成績が右肩下がりで
故障持ち、全盛期の俊足巧打は期待できないとの巷の噂な谷選手の
トレード移籍、チームリーダー小久保選手のホークス移籍、そして本日の
小笠原移籍決定のニュース・・・。
桑田投手も退団しちゃいますし、私がかつて愛してやまなかったチームの
匂いはもう絶無ですね、ポジションの大半を生え抜き選手で占めた90年代
半ばまでの、多摩川の汗と涙と泥の匂いは・・・。
中畑、篠塚、西本、松本、鹿取、吉村、駒田、槙原、斉藤雅、川相、岡崎・・・
一昔、二昔前は二軍から泥まみれで這い上がってきた選手がこんなにいた
っていうのに。

FAやトレード移籍自体が悪い訳ではありません。
生え抜きの若者たちを二軍で鍛えに鍛え抜いて一軍に送り込み、それでも
なお足りない部分はFAやトレード、外国人で補強する分には一向に構いません。
しかし昨今のジャイアンツは毎年FAや???なトレードが常態化してしまって、
生え抜きの若い選手が台頭するチャンスがほとんどないですからね・・・。
原監督第一期の鈴木、斉藤両選手や、昨年の矢野、亀井両選手のような
重点起用や若手同士の競争という事もありますが二年続いた試しはなく、
監督が変われば、また成績が伸び悩めば即ベンチウォーマーとかそんなのばっかり。
チーム構成の手順が本末転倒でとりあえず来季の結果がよければそれで
よしという、将来のチーム構想など眼中になさげな何とも刹那的なやり方です。

来年のレギュラーポジションを考えても、一塁=スンヨプ、三塁=小笠原、
中堅=谷は決定、生え抜きで確実なのは捕手=阿部、遊撃=二岡、
左翼=高橋由の3人だけ。
残りの二塁は小坂と生え抜きで今年売り出しの脇坂の併用(来年は何が
何でも勝たなければならないので、若手育成よりはある程度の計算が立つ
ベテランを優先起用でしょう)、右翼は恐らく新外国人でしょうし。
矢野を始めとする若手はレギュラーが故障した時のみ出番を与えられます
が、控えとしてベンチに座りっぱなしで、二軍の試合に出てゲーム勘を養うの
も間々ならず実績も乏しい彼らに、故障者発生したから急にスタメンで結果を
出せと言われても無理な相談、
結果が出なければ即物的補強で他チームの中途半端な実績のベテランを
連れてきて、若い芽を潰しつつ大抵はその選手もポイ捨て。
ジャイアンツはこれまでも三十台に入った生え抜き選手が「若手」と呼ばれる
ぐらいのねじれたチーム構成でしたが、とにかく「目先の一勝」を要求される
今後は前述のやり方が一層推し進められて、二軍から這い上がってきた
期待の若手がポジション奪取なんていうサクセスストーリーは期待できないのでしょう。

ジャイアンツや日テレのおエラいサン方は「ジャイアンツが勝てば視聴率も
上がる」と思っていらっしゃるようですが、中学の頃から一昨年あたりまで
狂信的ジャイアンツファンだった私から言わせてもらえば、今のチーム構成、
選手のキャラクターに昔ながらのチームカラー、伝統の重みを感じる事が
出来ないのが不満の最たるもので・・・。
その最たるものが前述した「多摩川の汗と涙と泥の匂い」の無さなんですが。

大砲不在の打線を考えればスンヨプは居て貰わなければ困りますし、外野に
強肩俊足の外国人を連れてくるべきとは思いますが、盛りの過ぎたベテラン
外野手やポジションの重なる内野手を獲ってくるのは若手の育成・競争や
本人の選手寿命を考えれると果たして?

二軍から引き上げた若い選手を使ってなかなか結果を出せなくても、一年
二年は辛抱して応援し続けます。
その間チームが勝てなくても構いません。
明日を、将来を見据えた選手起用(それには対高校生のスカウト戦略と獲得
方針を練り直すのが前提となりますが)を貫徹するのであれば、最下位に
ならない限りBクラスでも我慢します。
それでも力不足で通用しないのならヨソから獲ってきた選手で一時しのぎも
納得出来ますが、まず補強ありきで自前の選手を一人前に育て上げる気の
ない(将来の可能性を秘めた選手を獲らない・・・他球団はドラフト下位でも
好選手が少なからず台頭してくるっていうのにorz)、汗や泥や涙といった
日本人の心の琴線に触れるドラマ性のないビジネスライクな没個性チーム
を応援する気にはとても・・・。
エンターテイメントな野球チームに望む事は、ただ勝てばいいっていうんじゃ
なくて、チームや選手個々の背景に人間味溢れたドラマ性を感じさせてくれ
る事、己の人生における夢を仮託出来る事だと私は思う次第です。
一昔前(清原選手や松井選手の入団)までは存在したそうした要素も、
今のジャイアンツには残念ながらそのいずれも欠如しています。
昨年のマリーンズ、今年のファイターズの成功、人気のないBクラス常連
チームがほぼ自力で成し遂げた夢のようなサクセスストーリー、人間ドラマ、
そのチーム戦略、構成、ドラフト戦略を見習ってなどとは思わないんでしょう
ね、あんな田舎球団如きと我が栄光ある大巨人軍を一緒にするなと。

そして来季、谷は故障がちでシーズン通して働けず、期待の新外国人もジャ
イアンツの伝統?に違わないアレな結果に。
小笠原も危ぶまれていた三塁守備による故障発生で、仁志がいれば三塁を
守れるのにと後悔するもあとの祭り(来季、仁志選手にはぜひ頑張ってもら
ってジャイアンツ戦で鬼神の如く打ちまくり、お立ち台で古巣に思いっきり
毒を吐いてもらいたいw)。
「ジャイアンツ愛」な監督氏は「外野が二枚足りない」とか言い出して、
FAの権利を取得済みでかつ来季で三年契約満了になるマリーンズの
福浦選手を「彼は外野を守った経験あるんでしょ? だったらぜひウチに
来て欲しいね」とか何とか言って直々に口説いて入団させ、更なる新外国
人外野手も獲得、谷は高額なベンチウォーマーに。
また結果の出なかった他球団出身のベテランはポイ捨てし、その穴埋めに
中途半端な実績
のベテラン選手数人を獲るという予測が容易に立ちますね(wと言っていい
ものやら・・・
嘆息)。

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2006年11月21日 (火)

飯山線・内ヶ巻駅

本日の駅紹介は、飯山線・内ヶ巻駅。

2016年6月26日、リニューアルを実施しました。

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新潟県小千谷市に所在する無人駅で、開業は昭和2年(1927年)6月15日。
現在は長岡市に編入された旧川口町との境界にある駅です。
開業当時の所在は北魚沼郡川井村で、内ヶ巻駅は同村唯一の鉄道駅でした。
同村は昭和29年(1954年)に小千谷市に編入されて今日に至ります。
当駅の開業当時、「川井」駅は他に存在していなかったので(青梅線・川井駅が開業するのは昭和19年)、当駅も村名をそのまま駅名にしても特に問題は無かったと思うのですけれど、実際は現在の駅名が開業時から一貫して使われています。
旧川口町との境界に所在するという立地がもしかしたら関係しているのかもしれませんが、何分資料が無く推測の域を出ません。
しかし駅名の座り具合としては「内ヶ巻」の方が「川井」よりは断然良いと個人的には強く思うところ。
「内ヶ巻」は駅付近の地名ですが、どういう謂れでそのような地名が付いたのか?
大昔の土着の色々なエピソードがありそうで、大いに好奇心をそそられるのですよ。
子供の頃、上越線の急行「佐渡」の車中から見た越後川口駅の駅名票の「内ヶ巻」の三文字が非常に印象に残っていて、夜の闇が迫る中、一番線で客待ち中のキハ55を見るたびに、この駅に対する興味と旅情を掻き立てられたものです。

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内ヶ巻駅駅舎の様子、2011年5月撮影。
建築財産票によると平成9年1月の完成。
同時期に改築された飯山線の新潟県内区間の諸駅同様の定番スタイルです。
トイレはありません、また周辺にトイレを借りられるコンビニやスーパーもありませんので、訪問の際はその点をよくご留意ください。

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内ヶ巻駅待合室内の様子、2011年5月撮影。
室内はベンチが三脚あるきり、自動券売機は未設置です。

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駅舎ホーム側の様子、2011年5月撮影。

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越後川口駅方から見た内ヶ巻駅の様子、2011年5月撮影。


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同じく越後川口方を見る、2011年5月撮影。

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越後岩沢駅方から見た内ヶ巻駅の様子、2011年5月撮影。
ホームの有効長は4両程度です。

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同じく越後岩沢駅方を見る、2011年5月撮影。

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晩秋朝の雨に濡れる内ヶ巻駅、2003年11月撮影。
ローカルムードたっぷりの情景ですが、これは最大震度7を記録した国内観測史上有数の直下型地震であった中越地震の約一年前の姿です。
当駅は震源に近く、ホームも損害を蒙ったようで、2005年8月に二度目の訪問を果たした際には現在の姿に改修されていました。

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中越地震発災以前の内ヶ巻駅前、2003年11月撮影。
当時の駅舎周りは雑草が蔓延るにまかせた状態で荒れた印象でした。
震災後の復旧工事で綺麗に整地され、小さな駅前広場になっているのが現在。
美観的にも防犯上にも、その方が良いのは言うまでもないことです。

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内ヶ巻駅に停車中のキハ110系気動車十日町行、2011年5月撮影。

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中越地震発災前の内ヶ巻駅を出発するキハ110系気動車十日町行、2003年11月撮影。

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越後岩沢駅方の踏切から見た内ヶ巻駅の様子、画像中央の建物が駅舎です、2011年5月撮影。

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踏切の近くにあった農業用の溜池、2011年5月撮影。
こういう風景は実に良いのです。

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飯山線と並行する駅前通り、2011年5月撮影。

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内ヶ巻駅から駅前通りを数分歩くと県道に出ます。
上は越後岩沢方面、下は越後川口方面。
上の画像中央左側(酒屋の看板の横)の道が内ヶ巻駅前通りになります。
周辺で買い物が出来るのはこの酒屋さんだけです。

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県道のバス停二態、2011年5月撮影。
数m離れて設置されております。
左側は越後柏崎観光バスの小千谷-南中学校前線の「内ヶ巻駅前」バス停で、2016年現在は北越後観光バスの運行になっています。
現在も一日四往復体制は変わらず、また土休日も運行されています。
小千谷市中心街から越後川口駅至近を経由してここまで来るので、駅巡りに使えるかもしれないルートであります。
右側は町営バスのもので、行き先がマジックで書かれていてしかも擦れている為に、よく読めません・・・。
純粋に地域住民の足としての機能のようで、土休日全便運休です。

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2006年11月13日 (月)

只見線・田子倉駅

本日の駅紹介は只見線・田子倉駅。

2016年2月28日記、画像貼り変えと一部加筆修正しました。

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田子倉駅は新潟県に属してはおりませんが、只見線は小出-只見間を一区切りとして取材しましたので、行きがかり上当駅も取り上げる事にします・・・
と言うより、秘境駅マニアや無人駅ヲタにとってはヨダレが出そうな程美味しいご馳走が、県境のすぐ向こう側にあるとあっては見逃す事など出来ません(笑)。
さて田子倉駅は昭和46年8月29日に、只見線只見-大白川間開通(只見線全通)と同時に開業しました。
駅至近にダム湖の田子倉湖があります。
福島県南会津郡只見町に所在する無人駅・・・文字通りの「無人駅」でございまして、周囲は半径数キロ以上に渡り、人家が一切ありません。
1972~88年まで運行されていた会津若松-小出・浦佐間の急行「奥只見」の停車駅でしたが、なんだってこんな駅に・・・。
冬季は駅は営業休止、国道252号線は通行止めと、人界とは完全に隔離された地になります。

なお田子倉駅は2011年7月の新潟・福島集中豪雨で運転休止になった大白川-只見間が2012年10月に復旧したのちも列車停車が再開されることがないまま、翌13年3月ダイヤ改正で廃止されました。
この改正では只見線内の柿ノ木駅も定期列車が通過する臨時駅に格下げされており、只見線小出口の大きなターニングポイントとして後世に語り継がれるかもしれません。

私がこの名にし負う全国有数の秘境駅である田子倉駅に降り立ったのは、2003年夏が最初にして最後です。
お盆時期の臨時列車が小出-只見間に運転され、それを使うと当駅での滞在時間が約一時間で済む事から勇躍出動した次第ですが・・・
この判断は結果的に大正解でした、降り立って遭遇したこの駅の構内外のエグさを思うに・・・。

田子倉駅のうす暗いホームに降り立つと、独特のカビ臭さが鼻を突きます。
田舎の無人駅の待合室内に大抵立ち込めていて、すっかり鼻に馴染んだかほりですが、スノーシェッドに覆われて半ば地下駅と化している当駅のソレはぐっと濃縮された感じで、長居をすると肺にカビの胞子が侵入してきそうなちょいヤバめ・・・。
まず嗅覚が、この駅が尋常でない事を私の足りない脳ミソにも理解できるように警告しております・・・。

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田子倉駅ホームの名所案内板。
急行「奥只見」が列車交換設備の無い当駅に停車していたのは、登山客を当て込んだものだったのかもしれませんな。

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田子倉駅ホーム上の時刻表。
利用客に乗り遅れのないよう、注意喚起も兼ねてこんな大きさにしていたのかも。
何しろこの本数で路線バスも走っていないのですから。

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地上へ至る階段の様子。
2ちゃんねるで田子倉駅に関する色々と怖い話を仕入れた後だったので、コンクリの壁面のシミが人の顔に見えたりしましたっけ。
踊り場は真夜中に白い服のコワいおねいさんがボワ~ンと突っ立っていても不思議じゃない不気味さ。
おりしも時はお盆もたけなわです。

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田子倉駅ホームの様子。
後述の通り、ここではロクな目に遭いませんでした。
駅巡りで最悪の出来事でしたorz

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田子倉駅に到着した臨時列車のキハ40系気動車小出行。

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国道に面した田子倉駅の出入り口。

地上に出ると、そこは駅構内とは別世界。
真夏の日差しが照りつける、見事なまでにどぴーかんな青空。
周りは一面の山・山・山!

作業小屋のような、「田子倉駅」の表示があるだけの味も素っ気もない駅入り口をカメラに収め、いざビューポイントの田子倉湖へ!
と足を踏み出した時、長閑で平和なしじまを破って悪魔が・・・。
悪夢の始まりでございます・・・。

猛スピードでこちらに接近してくる二つの小さな物体、耳を打つ重低音の羽音・・・。
オオスズメバチさんたちの手荒いお出迎えであります。
私の1メートルほど前で、テレビでよく紹介される威嚇行動・・・、どうやら駅入り口のごく至近に巣があるようです。
冷や汗を流しつつ、それでもビューポイントでの撮影の誘惑に抗しがたい私は、彼らを刺激しないように細心の注意を払いつつ、ゆっくりと歩いて数枚をパチリ。
しかしスズメバチさんたちもしっかりついて来て、周りをぶんぶん飛び回っております・・・次第に間合いを詰めてきました。
殺気をびんびんに感じます。
とうとう私の顔のすぐ前に飛んできて威嚇を始めました。
・・・カチカチカチと顎を鳴らすあの音・・・。
生まれて初めて直面したオオスズメバチの脅威に、足が恐怖ですくみます・・・。

これ以上の前進は自殺行為、へっぴり腰で駅入り口に退却しますが、スズメバチさんはよほど虫の居所が悪かったのか、威嚇を止めようとしません・・・。
今にも顔面を刺しに来そうな非常に危険な雰囲気です。
スズメバチに威嚇されてその場を離れる際に、走ったりして相手を刺激するのは絶対の禁じ手なのですが、駅入り口を目の前にした私は、理性より恐怖が立ち勝ってしまい思わず走って駆け込んでしまいました・・・。

駅入り口までもう少し距離があったなら、逃げ切れずに刺されていたかもしれませんが、幸い駅構内まで彼らが追ってくる事はなく、まずは急死に一生を得た形になりました・・・、
しかしこれで外の風景を撮影する事は不可能です。

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スズメバチさんの襲撃のせいで、撮れた外のマトモな写真はこの二枚きりでした・・・
本当は滞在一時間をフルに使って撮りまくるつもりだったのに。

帰りの列車が来るまであと40分以上・・・、外の画を撮れない以上やる事もなし。
ちょうど時間はお昼どき、事前に購入しておいた寿司を取り出してカビくさく薄暗いホーム上のプラスチックのベンチで昼食・・・。
しかしこの時から悪魔はふたたび・・・!

寿司の匂いを嗅ぎつけたのか、外で頑張っていらっしゃるオオスズメバチさんとは別の真っ黒い中型のハチさんたちがお出ましに。
私の周りを大きく旋回しております・・・。
田子倉駅構内はクロスズメバチさんか何かのテリトリーのようです。
オオスズメバチさんたちほど露骨な敵対行動はとりませんが、やや距離を置いての旋回を止めようとしません、時折匂いの元を確認するかのように接近してきます・・・。
この状態で寿司をつまむ事などとても出来ず、止む無く寿司をしまって飲み物だけを口にしますが、一度火が点いた狩猟本能を抑えられないのか、クロいハチさんたちはその後も私を徹底マーク・・・。
ベンチに座っていると数匹でたかってきそうな気配に、常にホーム上を移動して連中と常に距離をとりますが、クロいハチさんたちも一緒に動いてぴったりマーク・・・。

結局、列車が来るまでの間中、ホーム上を絶え間なく歩き続けてクロいハチさんたちの追求から逃れ続けるというトホホな状態。
帰りの列車がホームに滑り込んできた時にはキリスト教で言うところの天使降臨、空中携挙のこころもちにございました・・・、
もしくは乗機を撃墜されて脱出し、敵兵の追撃を逃れて味方の救難ヘリに命からがら転がり込んだパイロットの心境とでも申せましょうか。

果たせなかった田子倉湖の撮影を含め、出来ればもう一度訪問したいこの駅でございますが、この恐怖の一時間を過ごした身としましては、少しでもハチの危険が生じそうな季節は・・・(涙)。
少なくとも7月~10月末までのスズメバチの活発な活動時期は絶対に無理。
11月はハチの恐怖は無くても冬眠前の食い溜めにウロウロしているクマさんと鉢合わせする可能性があります。
11月下旬となれば雪が積もり始め、列車も3月末まで全便通過。
名うての豪雪地帯ゆえ、完全に雪が消えるのは5月に入ってからでしょうから、再訪のチャンスは実質6月だけでしょうね・・・。
その中で好天の土日となると・・・
なかなか難しい話なのでございます。

・・・とか何とか思案している間に、田子倉駅は休止そして廃止へ。
田子倉ダムはぜひ行きたいのですけれど、何で行くにせよ交通事情が悪すぎますな・・・。
景色はとびきりなんですけどね。

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2006年11月10日 (金)

近未来の護衛艦隊勢力予測

「ミリタリー」カテゴリの前回エントリーで「明日以降に改めて」と書きつつ、
すでに二ヶ月・・・(汗)。
防衛庁の来年度予算概算要求で、来年度から三年間で4隻建造予定の
新型護衛艦(DD)と、来年度及びその後で計2隻建造予定?の海洋観測
艦(AGS)のおよその建造予算が判明したところで、現中期防(平成17~
21年度)のおよその艦艇建造予算が類推可能になり、その延長線上で
次期中期防(平成22~26年度)及び次々期中期防(平成27~31
年度)の艦艇建造予算を乱暴かつ強引に類推し、そこから我が国の海の
守り・海上自衛隊の護衛艦隊の近未来の勢力を導き出すのが、今回
エントリーのテーマであります。

現中期防内における艦艇建造は以下の20隻(多分)。
ヘリ護衛艦(DDH)x1隻
汎用護衛艦(DD) x4隻
潜水艦  (SS) x4隻
掃海艇  (MSC)x6隻
海洋観測艦(AGS)x2隻
敷設艦  (ARC)x1隻
支援艦  (AMS)x2隻

これにイージス艦のMD対応改修を含めると、艦艇建造及び大規模改修費
合計は9,500億円弱と思われます。
前中期防、前々中期防ベースと比較して500億円程度の減少になっています。

次期中期防以降は、防衛予算の削減傾向を考えるとこの程度を確保できれば上々
と考えて類推します。

そうすると次期中期防の艦艇建造は以下の19隻(護衛艦隊の戦力構成が、
現在の構想と変化ないとの前提に立ちます)。

DDHx2隻(現用「しらね」「くらま」の代艦)。
DD x2隻(現用「はたかぜ」「しまかぜ」の代艦・・・本来はイージス艦で
代替すべきですが、日本も開発に参加している次世代イージスシステムが、
この時期に実用化=戦力化が間に合わないかもしれない事を考慮し、
次世代イージス艦は次々期中期防に導入するとして、それまでのストップ
ギャップとして現中期防で調達される19DD型を2隻追加調達と仮定します)。
SS x4隻、MSCx6隻、AGSx1隻(現用「わかさ」の代艦)、
AS(潜水艦救難艦)x1隻(現用「ちよだ」の代艦)、LSU(輸送艇)x2隻
(現用「ゆら」・「のと」の代艦)、AOEx1隻(現用「とわだ」の代艦)。

これに加えて、今年度末に一番艦が就役する新型イージス艦「あたご」
「あしがら」にMD能力を追加装備させるとすると、およその予算は9,000億円
台前半と大雑把且つ乱暴に推算します。

この次期防での建造計画が完成する平成30年度の護衛艦隊勢力は・・・
機動運用任務:DDHx4隻、イージスDDGx6隻、DDx22隻
(19DD型x6隻、たかなみ型x5隻、むらさめ型x8隻、あさぎり型x3隻)。
近海防衛任務:DDx3隻(あさぎり型)、DEx4隻(あぶくま型)。
護衛艦数は合計39隻(他に員数外の練習艦として、DDx3隻=
むらさめ型x1隻、あさぎり型x2隻)。
現在の防衛計画大綱別表では、護衛艦数は約47隻とされております
ので、8隻(17%)の減少になります。
80年代に12隻就役したDD「はつゆき」型の退役ペースに、予算が
全く追いつかない為です。
MDや島嶼防衛・海外派遣には何とか対応できますが、近海防衛について
は、津軽・対馬の両海峡監視プラスアルファ程度しか出来ません。

さらに次々期中期防を類推しますと、艦艇建造予想は下記の19隻。

DDGx2隻(次世代イージス艦で、性能は凄いがお値段の方も・・・orz)
SSx4隻、MSCx6隻、AOS(音響測定艦)x2隻(現用「ひびき」
「はりま」の代艦)、ATS(訓練支援艦)x1隻(現用「くろべ」の代艦)、
LSUx2隻(現用「1号」「2号」の代艦)、AOEx2隻(現用「ときわ」
「はまな」の代艦)。

護衛艦建造はたったの2隻ですが、それでも総額は9,000億円を恐らく超えます。
次世代イージス艦がトンでもないお値段なのに加えて、新型AOEも相当の
高額になるのが予想されますので・・・。
次期中期防完成時では現役であったDD「あさぎり」型x6隻と
DE「あぶくま」型x4隻、計10隻が退役しますが、現状レベルでの予算では
「彼女たち」の退役に全く追いつけません。

この次々期中期防が完成する平成35年の護衛艦隊勢力は下記の通り。
機動運用任務:DDHx4隻、DDGx8隻、DDx19隻(19DD型x6隻、たか
なみ型x5隻、むらさめ型x8隻)。
近海防衛任務:ゼロ。
護衛艦数合計は31隻。
他に員数外の練習任務として、DDx3隻(むらさめ型x1隻、あさぎり型x2隻)。

現防衛計画大綱別表の約47隻マイナス16隻(38%減)。
近海防衛任務は海保に完全に丸投げ(現用「はやぶさ」型ミサイル艇の代艇
建造すら難しい状態)、機動運用任務を全うするので精一杯です。

2ちゃんねる等を見るに、軍ヲタ諸氏は空母導入とか日本版LCSの建造とか、
勇ましいご意見を拝聴する事ができますが、予算の現実をシビアに考える限り、
それらは夢のまた夢・・・、特に空母導入など、正気の沙汰ではありません。
日本版LCSは私も非常に魅了されておりまして、もし予算の問題が相当緩和
されるのであればぜひ導入してもらいたいのですが・・・。
護衛艦47隻体制を維持するとして、次々期中期防完成時において不足するの
は16隻。
この16隻を日本版LCSで充たすとなると、満載排水量3,000トン台半ば、建造
予算400~500億円として、総額は6,400~8,000億円というところ。
次期及び次々期中期防の十年間で建造するとして、一中期防当たりの艦艇
建造予算は3,000億円以上のアップが必要・・・。
やはり無理な相談のようです・・・。

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2006年11月 6日 (月)

鉄ヲタクンたちの脳内オxニー射精どぴゅどぴゅっ

昨日までの三連休中、我が県では全国の鉄ヲタ諸氏が大集合する一大イベント
がありました。
それは「DD53ばんえつ物語号」。
磐越西線で普段運行されている「SLばんえつ物語号」の牽引機関車が、
10月下旬から本年運行終了の11月末までの期間中に、従来の蒸機C57形
からディーゼル機関車のDD51形とDD53形、そして蒸機のD51形が交代で
変更になるのですが、この三連休中の牽引機はDD53形・・・。
この機種、本来は重除雪用の機関車で、性能的には幹線用機関車のDD51形
と同一なので旅客、貨物共牽引に差し支えないのですが、貨物列車の激減と
普通客車列車の急速な衰退(現在は全廃)により、JR以降後の約20年間、
除雪以外の営業運転に使われた事のない「幻の機関車」的存在であります。
それが三連休限定、しかも今回がJR化後最初で最後の営業運転?という事で、
いわゆる「撮り鉄」なヲタクンたちが磐越西線沿線に大集合、まさにヲタの饗宴
とも言うべき壮観(グロテスク)でございました。

本来イベント列車に全く興味のない私ではございますが、ディーゼル機関車
ヲタの気が濃厚な身としては、今回だけは見過ごす事ができず、こだわりの
駅通過撮りヲタと化して沿線に出没しました。
・・・しかし行った先々で色々スゴいモノ見ちゃったよ。
私は普段、ローカルな無人駅に行ってしばらくホゲーとしていたり、知らない
街をぶらぶらしたり、適当な距離の駅間をてくてく歩きながら、沿線の小さな
「よかった探し」をする奇特な趣味ゆえに、これまで一般の鉄ヲタと遭遇する
機会はほぼ皆無だったのですが、今回ばかりは嫌でも目につきました・・・。
信越線に一日限定で蒸機が走った去年と今年の秋でもお目にかかれなかった
ような濃いのがまぁそれはぞろぞろと・・・。

110606a 始発・終点の新津駅ではホームを歩く人に
「入線をビデオ撮りするのに邪魔」
と言ってカメラの視界に少しでも入ろうものならヲタ、
一般客問わず文句を言いに来る肉ダルマな奴
(入線までにはまだ少し時間があるのに)、
撮影を終わって引き返す車中では、車内中に響き渡るドラ声でヲタ話を
しぃの、ケータイで手下に撮影の指図を得意気にしぃので周囲の一般客
を思いっきり引かせている数人連れ。
(どこかの大学の鉄研らしいが・・・鉄に限らず、ヲタ趣味で群れる連中って
視野の狭さと群集心理の併せ技が強烈、徹底して排他的になるしね。
銀箱などの装備を混んだ車内の通路やドア前にドッカと置いて、人が通って
もどかす気配もなく大汗かいてボーッとしている肉ダルマなどなど・・・。
(何でこういう趣味の人たちって、肉ダルマやドカンが多いんだろう・・・)
車窓の著名な撮影ポイントでは、線路に向って三脚カメラの夥しい放列
(皆横並び意識が強いんだね、私的には手垢のついた場所で撮っても
面白くも何ともないが・・・、そういう場所の画はプロ・セミプロの人が撮った
作品を見ればいいだけの話)
、線路ぎわギリギリまで近づいてカメラを構える怖いモノ知らずの御仁方・・・、
凄いのでは歩行者用踏切の通路ど真ん中に脚立を置いて歩行者を通せんぼ
している奴とか。
私が撮影に行った某駅近くの国道に通じる道では、クルマを飛ばして列車に
先回り追っかけ撮り鉄をする連中が大渋滞を引き起こす醜態。
公共の場でのマナーや立ち居振る舞いが何よりも大事と考えている私にとっ
ては、あまりのマナーやデリカシーのなさに唖然ボーゼン・・・。

所詮ヲタ趣味なんてモノは対象に対する「脳内オxニー射精」。
オxニーならオxニーらしくこっそりと、少なくとも公共の場、公衆の面前では慎むの
が常識でしょう。
それが先述のような行状の数々・・・、私的な解釈では、ああいう手合いは
不特定多数の見ず知らずの人達の前で、
「露出オxニー」や「オxニーの見せ合いっこ」をやっているのと同様。
やってる本人たちはそれで気持ちいいのかもしれませんが、見ているこちら側
にとっては痴態・狂態以外の何者でもありませんがな。
欲望のおもむくままに行動し、他者の迷惑など爪の先ほども省みない心根は、
常軌を逸したヲタも性犯罪者も同一のレベルで考えるべきであろうと思った、
この三連休でございました。

・・・こういう事を書くと「同族嫌悪」とか「ヲタ叩きヲタ乙」とかのたまう御仁がい
らっしゃいますが、嫌いなモンは嫌い、不快なモンは不快なんだから仕方ない。
特にうすみっともない肉ダルマやドカンの連中、一人じゃ何も出来んくせに
群れると途端に気が大きくなるような連中は反吐が出る程嫌いなタチなので
あしからず・・・。

110606b そんなこんなでムカつく頭を冷やすべく、足は自然と大好きな
海沿いへ。
笹川流れを歩き、海を眺め、ようやく人心地ついた秋の夕暮れ
でございました。

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