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2006年2月の記事

2006年2月21日 (火)

初鷹T-1を称えよ!

私の贔屓の一書である「世界の傑作機」(隔月刊)、その最新号は、゛富士 T-1゛。
愛称は゛初鷹゛。
航空自衛隊初の国産ジェット練習機、否、日本史上初の国産実用ジェット機なの
であります。

我が国戦後の実用航空機といいますと、一般には旅客機のYS-11が知られて
おり、某国営放送のエックスな番組でも前後編で取り扱われておりましたので、
御記憶の方も多数おられるかと存じます。
YS-11は昭和31年に計画発表、37年8月に一号機初飛行。
戦後、否日本史上初の、最初から旅客機として設計開発され実用化した機であり、
日本の航空史上、航空機の平和利用の象徴として燦然と輝く存在であります。

一方、T-1はというと・・・昭和30年に計画(機体設計命令)がスタート、33年1月
に1号機初飛行(機体の設計開発は国産、エンジンのみ外国製。後のT-1A)、
35年5月にはエンジンも国産開発のタイプ(後のT-1B)が初飛行。
YS-11の初飛行を遡る事4年半前、完全国産開発型のそれは2年強前の話に
なります。
その後T-1は試作機と量産機合わせて66機が製作され、38年7月に完納式を
迎えています。
性能もジェット機操縦の初歩を学ぶにはうってつけのものだったそうで(性能を欲
張らなかったからなのでしょうが)、40年にはオーストラリア空軍が注目して調査団
が来日、各種テストを実施しています。相当の好感触だったとの事ですが、残念
ながら採用には至らず・・・。
武器輸出三原則が生まれる2年前の話ですが、性能上の問題(着陸速度の要求値
が空自より低いので改修が必要)以外にもまぁ、色々あったんでしょうね。
軍用機を輸出となれば、反戦平和民主人権なマスゴミさんや所謂<進歩的文化人>
な方々が大騒ぎするでしょうしね・・・。
例え武器輸出三原則が生まれた後の話であっても、民主主義国家で大きな紛争に
関わっていない(厳密に言えば、インドネシアとの小競り合いやベトナム派兵が
あったりしますが)オーストラリアへの輸出には支障ないはずなんですけどね。
後にそれが三木政権下で拡大解釈され、冷戦後の今に至るまであーだこーだと
おエライさんたちの言葉遊びが・・・。
私的には、スウェーデン並みの規制(共産国・全体主義国、紛争当事国及び前科
があって今後もその恐れのある国への武器輸出を禁ずる)で、後は国益と充分
照らし合わせた上での輸出ならOKですが・・・。
そうなれば先進国間の兵器共同開発計画にも大手を振って参加できますし。
武器を実際に輸出するよりも、こちらの効用の方が高いでしょう。
我が国も限られたリソースで国の防衛を全うする為には、高度技術兵器及び諸
システムについて早晩多国間兵器開発計画に首を突っ込まざるを得ないかと・・・。
こういう事書くと、゛純情正義真っ直ぐ゛な方からのご批判を受けるかと思いますが
ね・・・。

閑話休題

パイロットとしてのイロハを学ぶ初等練習過程と、戦闘機パイロットへの入り口で
ある基本操縦過程の間で、パイロットの卵たちにジェット機の何たるかを教える
第2初等練習過程に用いられて、長年に渡り航空自衛隊、ひいては日本の防衛に
地味ながら大きく貢献してきたこのT-1も、既に平成13年3月を持って第2初等
練習機としての役目を終え、この3月を持って、終の棲家となった小牧基地の
第五術科学校からも退役。
初飛行以来半世紀近いその歴史に幕を閉じます。
恐らく退役の日を迎えても、例によって反戦平和な民主人権マスゴミさんたちが
報じる事はないのでしょうけれど(産経あたりはベタ記事で載りそうな気がしま
すが)、戦後の技術大国日本の礎の一つを確実に成した存在として、軍需民需
の垣根を越えて、YS-11と並び立つ、注目され賞賛されてしかるべき名機で
あると私は想うわけであります。

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2006年2月19日 (日)

日本一の仮面ヒロイン女形蜂須賀さんは神っ!

本日よりスタートした戦隊新シリーズ「轟轟戦隊ボウケンジャー」、第一話をさっそく
視聴。
私はいい歳ぶっこいて子供番組(それも対象年齢3歳の)に対して、ドラマ性が
どーのこーのとか、大人気ないヲタ批評などする気はさらさらございません。
戦隊モノの場合、ヒロイン(特に変身後)がいかに魅力的か、頭からっぽでお気楽
に見れる内容か(辛気臭いのはライダーだけでいいでしょう)、その2点が視聴を
続けるか否かの判断材料です。
前々シリーズの「デカレンジャー」はデカイエロー変身前後(変身後の橋本恵子さん
は、「ビーロボカブタック」のテントリーナ役で私のおふぇちハートを萌え狂いそうに
ヒートさせた方ですし)を目当てに見始めたら、ストーリー自体にもそこそこハマって
全話録画したものですけど、前シリーズの「マジレンジャー」は第2話でマジマザー
が降板した時点で視聴中止。
元々「魔法」のようなファンタジックな話はイライラするタチなので(だからハリー
ポッターとか大嫌い)、話にも馴染めませんでしたし。
マジマザー復活と聞いて、最終話は録画しましたけど(まだ見てないが)。

前置きが長くなりましたが、「ボウケンジャー」第1話Aパートはほとんど仮面劇。
それもブラックとイエロー、特にボウケンイエロー=蜂須賀祐一さんの一人舞台で、
蜂須賀さんの女形ファンの私は感涙にむせんだ次第! 
「蜂須賀節健在ナリ!」
本宅の「仮面ヒロイン女形の系譜その二」には、゛さらば仮面ヒロイン女形゛などと
悲観的に書いた私ですが、自分の不明を恥じるばかり・・・。
ガオホワイトを見ると、お若い頃に比べると体の線がやっぱりなぁ・・・(スーツの
白色が余計にそう見せるんですけど)、演技も変身前のキャラとなんとなく合って
ない気がしていて、流石の蜂須賀さんも女形はそろそろ・・・と残念に思っていたの
ですけれど(マジマザーは出番が少ないのと静的なキャラなので、゛らしさ゛の点
ではどーかなぁ)、ボウケンイエローは天然不思議系のキャラで身振り手振りで
とにかく動く喋る! 
第1話の時点でしっかりキャラ立ってます。
番組スタート冒頭から変身後の演技でキャラ立ちって、戦隊の歴史上類例を見ない
ように感じられますが・・・。
変身前の中村知世嬢、蜂須賀さんのテンションに合わせてのアフレコ大変だった
んじゃね?
一方、もうひとりの女形、「カーレンジャー」のピンクレーサー役で私のおふぇち
ハートを萌え狂いそうにヒートさせた中川素州さん演ずるボウケンピンクは、
今回は見せ場なし・・・。
キャラもクールでサブリーダー格。
タイムピンク型の静かな演技になるのでしょうね。

蜂須賀さん&中川さんのレギュラー女形揃い踏みと、仮面ヒロイン女形ファンに
とっては盆と正月がいっぺんに来たかのような狂騒の一年になりそうな予感です。
お二人の演技に大いなる期待を抱きつつ、今後も逐一「ばけのかわ」でレビュー
していきたい所存です。

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2006年2月10日 (金)

マズゴミさま今こそ立てっ!

国際オリンピック委員会(IOC)は9日、当地で開いた総会で、2012年ロンドン
夏季五輪の実施競技から外れた野球とソフトボールの復活を協議したが、とも
に投票で除外となりました。
→http://www.sankei.co.jp/news/060123/spo043.htm。

一度外された競技の復活には相当なエネルギーを要するでしょうね・・・。
野球に関していえば、来る3月に開催されるワールドカップの成功、そして
その継続・拡大も復活の鍵になろうかと思います。
開催時期が日米プロ野球シーズンイン直前ということで、選手・球団のペナント
レースへの様々な思惑から真の世界一決定戦かと問われれば???なのが
現実ですが、野球人気の低下を座して見続けるよりは、例え不備不満な点が
多かろうと前進するに越した事はないわけで、前評判を覆す盛り上がりを期待
したいところ。
今年の春は我が県新潟文理高校とWBC日本代表の活躍で新潟の田舎のおぢさん
を狂喜乱舞なベースボール・ジャンキーにしてっ!

オリンピックと言えば、間もなくトリノ冬季五輪が開幕ですが、日頃「日の丸が~、
君が代が~、オチョロチィ・・・グンクチュの音が聞こえてくるぅ・・・」なノリでお話
を進めるテ◯朝やT◯Sもニコニコ顔でメダルの皮算用をなさってますなぁ~。
朝X新聞もX日新聞も日本選手がメダルを獲ったら一面トップで大喜びするんで
しょうな~。
でもちょっと待った!いつも思うんだけどさぁ、日本選手がメダル獲ったら、
日の丸が掲揚され君が代が流れるんだよ?
危険なナショナリズムだよ、いつか来た道だよ?
日の丸を見、君が代を聞くと世界中の人たちが怒り悲しむんじゃなかったっけか・・・?
世界中の人たちが怒り悲しむ事を嬉々として報道するなんて、何て恥知らずなこと・・・
とってもいけないことだとおもいま~すぅw

「日の丸・君が代ハンターイ」がデフォな平和進歩民主人権なマズゴミの皆様方っ!
「日の丸・君が代を廃止して新国旗・新国歌を制定しない限り、日本はあらゆる国際
競技への参加を慎むべき。もし参加してしまったならば、故意敗退で勝利を他国に
譲らなくてはならない。譲らない者は過去の歴史を反省し、謝罪し賠償しようとしな
い軍国主義者の一派であり、世界進歩的人民の敵である!いかなる機会におい
ても、日の丸・君が代は断じて世界の人たちの耳目に晒してはならない!」とか、
「ニッポンニッポン!と騒ぐ輩は危険なナショナリズムに毒された人面凶獣・日帝
軍国主義者予備軍であり、その根を速やかに絶たねば我々は進歩的世界正義
の鉄槌を受ける事になる!」という世界、否地球市民の純白真実の警告の神声
を無知蒙昧な我ら小市民に知らしめてくださいませっ!
ええっ? 視聴率? 契約部数? そんなぶるじょわ的虚業の為に思想の純潔
を侵されてはなりませんっ!
人類進歩の真実の潮流から目を背けてはなりませんっ!

今からでも遅くはありません! さぁっ!世界平和の為に、ぜひとも
「日本選手のメダル獲得ハンターイ! いや日本の五輪参加自体ハンターイ!!」
と堂々たる論陣を張ってくださいませっ! 世界良心の中核(中国・韓国・北朝鮮)
からはきっと「我々の隊列に加わり、世界平和の勝利の行進を共に歩める者」
として、半万年先までその名誉を褒め称えられる事でしょう! 
そうしてこそ、長兄中国サマ、次兄朝鮮サマによって領導される、21世紀の世界
進歩の鋼鉄の団結にして無謬の前衛たる「東アジア共同体」の末席に連なり、
大中華の温かい懐に包まれて暮らすという人類史上類例のない幸福と、二人
の兄を守護し奉る為には青春も生命も塵芥のごとく捨て去るという不磨にして
至上の本懐を果たす機会を得られるというものですょっ!

・・・こういう空虚なスローガンめいた文章って、テキトーな言葉をつなぎ合わせ
ればこんな風にできちゃうもんね~。
大脳使わなくていいからすごく楽w。
こういう事始終書いてると次第に思考停止して、行き着く先はプロ市民サマなん
だろーね、くわばらくわばらw。

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2006年2月 9日 (木)

我的怪奇大作戦事情

今年に入ってから東京MXテレビでかの名作「怪奇大作戦」を放送開始!
その前は「ウルトラマン」やってたもんなぁ~、羨まし過ぎて目が眩みそう・・・。
昨日は第6話「吸血地獄」だったそうです。
随分前にビデオで見ましたが、パツキンのおねーちゃんニーナ嬢が変身すると
バケモノメイクの年増のオバサンになるのがなんか変w。
当然ながらニーナと同じナウい(死後)ファッションなのが、なんだか昔の川口
あたりの場末のピンサロみたい(セーラー服を着たオバちゃん的な)で異様な
倒錯感を醸し出しますです・・・。
突っ込みどころはこの辺で、二人(ニーナとその恋人)が迎えたあのラスト、絶望
に向って突っ走る二人の道行きを見れば、アレ以外の終劇はなかったのでしょうが、
寒々しく物悲しく・・・ニーナが一体何者だったのか明かされないのも不気味な余韻。
「怪奇大作戦」よりは「恐怖劇場アンバランス」向きのネタでしょうね。
「アンバランス」には「吸血鬼の絶叫」という吸血鬼ネタがありますけど、あちらは
「狂った変態オヤジ」みたい。

かく言う私は、「怪奇大作戦」はTVで見た事がありません。
我が県では、少なくとも私が「怪奇大作戦」という番組の在在と内容を把握した
(朝日ソノラマのファンコレ読んで)後においては再放送していないものと思われます。
現在とはいうと、夕方の子供番組の再放送枠自体消滅して久しく(民放4局中2局は
地元密着ワイド番組、1局はニュース、1局はフジのドラマ再放送枠)、深夜は
テレショップマンセーな状態。
ウルトラQダークファンタジーもやりません。
「水曜どうでしょう」やってたり(しばらく見てないな、そういえば・・・)、
スタートレックTNG完走したのが奇跡的で、昔の特撮番組の再放送など全く
望めません。
昔NHK-BSで放送していた時は、生憎BSを視聴できる環境にいなかったもので
・・・残念無念!

ビデオにしても、見たのは「吸血地獄」と「甦る死神」「散歩する首」ぐらい。
「吸血地獄」以外は話が地味で断片的にしか覚えていない有様。
少なくとも「青い血の女」「光る通り魔」「死神の子守唄」「氷の死刑台」は押さえて
おきたいところですが、最寄の蔦屋とかこういうの置いてないんだわ・・・。
萌えアニメみたいなのはどっさり置いてあるってのにさぁ、よのなかってふこーへい
だよね~。

我が県では60年代後半~70年代の特撮番組全盛時代に民放2局だった事もあり、
有名な番組(バロム1とかメガロマンとか、多分マイティジャックも)が放送されて
いなかったり、再放送が一度もなかったり(ミラーマンとかファイヤーマンとか)
するんですよね~。
前述の「アンバランス」も多分放映してないし(「木乃伊の恋」「死骸を呼ぶ女」
「死体置場の殺人者」はビデオで見たけど)、「日曜恐怖シリーズ」もやらなかった
し(小松左京原作の「危険な誘拐」が見たくてもぉ~っ!)。
丹波哲郎御大主演の「ジキルとハイド」は消防の頃深夜0時台(多分)にひっそり
放送してました。
ビデオデッキが普及する以前の話で、消防がそんな遅い時間の番組を見るのを
親が許すはずもなく・・・。
教育実習のおにーさんと雑談していて、小説の話になったら、「お前、ドラマの
ジキルとハイドって知ってるか? 俺は見てるぞー」と自慢されて、
すげー悔しかった消防の昼下がりw。

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2006年2月 7日 (火)

オーストラリア海軍のミサイルフリゲート近代化計画

豪 ADI 社が近代化改修を施していたオーストラリア海軍のミサイルフリゲート
・HMAS Sydney が、改修作業を終えて洋上公試を開始しました。新たに導入
したシステムを 2 ヶ月がかりでテストした後、艦を海軍に引き渡すとの事。
ttp://www.kojii.net/news/news060203.html

Sydney(シドニー)はアデレード級ミサイルフリゲートの3番艦で1983年に就役。
70年代末~80年代末、米海軍に51隻が就役したO.H.ペリー級ミサイルフリゲ
イトの同型艦です。
このクラス、外見はよく言えば機能重視、悪く言えば軍艦としての様式美や威容
に欠けるなど、軍艦ヲタの中でも好悪が分かれる艦型でありますが、私はこの
クラスの艦型も性能も非常に素晴らしく感じるところで・・・。
艦隊防空用SM1ミサイルを装備し、上級艦の指揮下においてなら強烈度紛争へ
の投入も可、中周波ソナーと曳航ソナーにより沿岸・大洋両方での対潜戦に従事
でき、運用コストが安価なのとヘリコプター2機の運用能力により、排他的経済
水域(EEZ)哨戒も沿岸での対テロ戦もOK。
欲張らなければ一粒で二度も三度も美味しい類の艦であります。
米海軍を早期退役した艦が少なからず同盟・友好国海軍に引き渡されて主力艦
の地位を占めるのも当然でしょう。

さて、オーストラリア海軍の保有する水上戦闘艦艇は大別して3つのカテゴリーに
分けられます。
A:低~強烈度紛争に対処可能な艦(艦隊防空能力を有する)
→ミサイル駆逐艦(現在保有せず)。
B:低烈度紛争対処及びEEZ哨戒を主たる任務(我が国海上保安庁のヘリコプター
搭載型巡視船と同様)とする艦(対空防御は個艦レベル)
→アデレード級ミサイル・フリゲイト6隻、アンザック級フリゲイト8隻。
C:沿岸哨戒を主たる任務とする艦→フリーマントル級哨戒艇15隻。

上記の記事のシドニーの改修は、カテゴリーAの艦不在の穴を埋める為のもので
あります。
その内容は、艦隊防空用ミサイルをSM1MR(射程40km、既に生産も終了し、
賞味期限もギリギリ)を本来イージス艦用のSM2MR(射程70km)に換装、
さらに新規に短射程(30km)の最新型対空ミサイルESSM用VLSを8セル
(ESSMを最大32発収容可能)搭載。
対空ミサイルの更新に伴い、既設の二次元対空レーダーをアップグレードと
いった具合。
これらの改修は6隻全てに実施される訳ではなく、1・2番艦は改修を行わず
退役となります。
ただ、いくらミサイルの射程を延長し、二次元対空レーダーの能力を図ったところ
で、三次元レーダーを搭載せず(艦隊防空用ミサイルの全能力発揮には三次元
レーダーが必要不可欠)、個艦防御に毛の生えた程度の従来型戦闘システム
しか持たないのでは、せっかくのSM2ミサイルも宝の持ち腐れと成りかねません。
艦隊防空を考えないのなら、SM1とそれに関連する装備を全て撤去して、代わり
にVLSの数を倍の16セルにするのも一考と思いますが・・・。

艦の余命(艦齢35年としてあと10年強)とコスト、課せられる任務の様態を考え
合わせた場合、今回の改修以外に良策が思い浮かばないのも事実で、オースト
ラリア海軍としても窮余の一策なのでしょう。
SM2MRに加えてESSMを新たに搭載するのは、前者の全能力発揮が期待
できないのを見越しての保険の意味?。

ちなみに本家本元の米海軍には30隻が在籍しておりますが、イージス艦が水上
戦闘艦のデフォルト(水上戦闘艦91隻中イージス艦は61隻)とあっては、システム
としても旧式で整備に手間のかかるSM1とその関連装備は全て撤去。
おかげでミサイルランチャーを撤去された前甲板はスカスカで、元々薄いと酷評
する向きの多かった軍艦としての威容もさらに薄く、見かけの武装はコーストガード
の大型カッター(巡視船)並み・・・。
米海軍の場合、所期の艦齢を全うする事なく、近い将来全艦退役の運命にありま
すので、現任務の沿岸での対テロ戦や麻薬密輸対処に今の装備で間に合ってい
る以上、先の見えているフネにカネをかける必要はないからですが、写真を見る
たび激しく違和感を覚えてしまいます。
主砲のない戦艦を見ているようで。

オーストラリア海軍はかつてパース級というミサイル駆逐艦を3隻保有(1965~
67に就役、前述のSM1MRを装備)して海軍の主力としていましたが、寄る年波
には勝てず今世紀初頭に退役。
これによりオーストラリア海軍から三次元レーダーを搭載する艦が不在になり、
艦隊防空能力を喪失。
一時は米海軍を早期退役したミサイル駆逐艦キッド級4隻(イージス巡洋艦と同
船体ながら、防空システムがイージス以前のもので能力が劣り、加えてトマホーク
の搭載が艦のキャパ不足で不可能な為リタイア)を購入する案も検討されました
が、今中古艦を導入すると、次世代新型艦の導入時期が先送りになると造船業界
を中心に反対意見が起こり結局見送り(その後台湾への引渡しが決まり、最初の
2隻が昨秋に就役)になり、今日に至っております。
その結果、相応の経空脅威が存在する海域への艦艇派遣は極めて限定的
(米軍の絶対的航空優勢下が絶対条件)となりました。
一方、独立主権国家たるもの、同盟国の米国が介入しないEEZ等の問題(オース
トラリアの場合、対東南アジア、特に昔から色々摩擦対立のある対インドネシア)
でも軍事力の行使に踏み切らざるを得ない事態を想定しなければなりませんので
(我が国の場合なら竹島で対韓国、尖閣で対中国)、渡洋作戦が大前提のオース
トラリア海軍にとって、艦隊防空体制が甚だ不安な現在の状態はそうそう放置
できる問題ではありません。
海軍はイージス艦3隻の取得を決定し、その1番艦は2013年に就役予定。
これら3隻が完全に戦力化し、カテゴリーAの艦隊防空任務を遂行可能になるまで
のストップギャップを勤めるのが今回のシドニー、そしてこれに続く残り3隻の改修
なのであります。

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2006年2月 4日 (土)

He came to us from a star

先日、本屋で「君はウルトラマン80を愛しているか」という本を手に取りました。
手に取った動機は不純で・・・(汗)。
第49話と50話(最終回)に登場した、ウルトラ史上2人目の実写女性ウルトラ
マン・ユリアンを演じた清田真妃さんのインタビューを期待してしまったからで。

清田さんは「仮面ライダーストロンガー」の電波人間タックルや「ザ・カゲスター」
のベルスターのアクション吹き替えと「ゴレンジャー」のモモレンジャーを一時期
担当した、いわゆる「スーツアクトレス」の草分け的存在。
ウルトラの母(ウルトラマンタロウ当時)は男性が演じていたので、清田さんは史上
初の「映像作品内でウルトラマンを演じた初の女性」。
その意味からも取材の対象としてふさわしい方と常々思い、期待していたのです
が残念です・・・。

この「ウルトラマン80」という作品、私が初めて「ストーリー性」を意識して見た最初
の新作実写ウルトラマン。
前番組のアニメ「ザ・ウルトラマン」もそういう部分を意識して見てましたが、
”ウルトリア”のあたりから見なくなりました。
ヤマトの二番煎じみたいで・・・。
主役の2人が古代進(ヒカリ超一郎)とデスラー総統(ウルトラマンジョーニ
アス)だったからなおの事。

初期の「ウルトラマン先生」路線はそれなりに面白く見ておりましたが、2クール
目からの所謂「SF編」からは、見逃してもあまり後悔しないようになり、SF編の
最終回(第30話)「砂漠に消えた友人」の次回「怪獣の種飛んだ」の、前回との
ストーリーとのギャップに愕然として呆れ果て(この回から「ゲストの子供中心話」
に再度の路線変更)、以降ユリアン変身編まで全く見ませんでした。
ちなみにリアルタイム放送中のウルトラマンを「見放した」のは、この80とコスモス
(第一話の時点で視聴終了、以後全く見ず)、そして現在放送中のマックス
(前番組のネクサスにハマっていたので、第一話のあまりに無理めな内容に即
視聴中止、ゼットンの回は見たけどやっぱりトホホな(ry)。

パラパラ見るに、スタッフの方々からはあまり肯定的でない発言がチラホラ。
「ウルトラマン先生」→「SF」→「ゲスト子供中心」と、ウルトラマンでは他に類例の
ない路線変更(エースやレオもかなりキツかったけれど、作品の空気や雰囲気
自体は連続性があった。しかし80は特に「SF」→「ゲスト子供中心」でそれらも
ガラリと変わっちゃった感が強かったもんなぁ)。
かつてのウルトラシリーズの栄光再現を要求され、それがままならずに、しかし途中
で逃げ出すわけにはいかずに最後まで悪戦苦闘したスタッフの慙愧の声なのでしょう。

そんな冴えない印象の80ですが、最終回の決着のつけ方(人間側が、ウルトラマン
の助力を断り、自らの知恵と勇気で最強とも思われる大怪獣を倒す)は、初代ウル
トラマン以来の「地球人の自決権とウルトラマンの存在」の問題に明確な答えを提示
した点で素晴らしいと思いますし、ラストシーンに流れる歌「心を燃やすあいつ」を
背に地球を去る80とユリアンの姿は清々しく穏やか。
悲愴感や寂しさを湛えつつクロージングを迎えた他のウルトラマン達とは違った
「親しい友との、いつの日にかの再会を約した別れ」の印象を鮮明に覚えています。
ラストカットの長谷川初範氏の最期の「エイティ!」の余韻も忘れられませんね。

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2006年2月 1日 (水)

ボーナスステージと呼ばれて・・・

昨日、第78回春のセンバツに、我が県の新潟文理高校の出場が決まりました。
新潟文理は夏の大会では近年県大会優勝候補常連の強豪(ここ10年で優勝
3回、準優勝2回、しかしながら甲子園では未勝利)ですが、センバツ出場は
今回初出場になります。

我が県勢といえば、高校野球最弱としてつとに有名。特にセンバツは出場が
たったの6回(平成に入って3回)で唯一の未勝利県・・・。
ちなみに春夏共に、今世紀に入ってから未勝利であります・・・。

多分夏も同じ事を書くと思うのですが、私が生まれるずっと前からこんな調子で
、県高野連は何か思うところがないのかと・・・。アマチュアだから勝敗の話はいい
なんて考えているんでしょうかね。
人目に触れないマイナーなスポーツならいざ知らず、(昔ほどではないにしても)
全国注視の的になる春夏の甲子園で敗北に次ぐ敗北の歴史。
西の某県と並んで「ボーナスステージ」とか言われて、我が県勢と対戦が決まっ
たチームは(普通に戦えれば勝利は堅いと)歓声を上げる始末。
ただでさえ県民性が地味だの「田中角栄」の地だの、近年では拉致問題や
中越地震でネガティブなイメージ持たれていて、さらにコレだもん、まったく・・・。

一方、地元マスコミはマスコミで毎度毎度
「よく頑張ったさわやかナイン!」
「甲子園にさわやか旋風!」
だのとお涙頂戴の提灯記事(どこぞの国の何でもかんでも「ウリナラマンセー!」と
変わらねーつうの)、これだけ負け続けて(ここ10年、春夏合わせて1勝13敗
まだそんな事を書いて、空々しいというか自虐的というか、なんだかなぁ・・・。

学校やチームの方針やカネのかけ方に直接口を挟む事は出来なくとも、
「甲子園は行く事に意味があるのではなく、勝つ事にこそ意味がある」ぐらい
の意識付けを、特に強豪と言われる学校にはそろそろ求めてもいいんじゃないの? 
やや過激過剰と思われるような事でもどーんとぶち上げていかないと、県民性から
してこの先な~んも変わらないと思う・・・。

最後になりましたが、新潟文理高校の甲子園初、そして県勢センバツ初となる
勝利をお祈り致します。
頑張って!

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